平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

お別れ、だけどお別れじゃないよね

2010-03-21 16:10:32 | えりかの平安な日々 10~18
 昨日、エリカを市の斎場に預けてきました。

 斎場の指示で、エリカをタオルで包んでビニールに入れ、ダンボール箱に入れることになっていました。
 そこで、エリカを私たちが使っていたバスタオルで包んであげました。
 中には、エリカの好きな食べ物、私とだんなさんの写真、エリカが元気だった頃の写真、それにお義母さんの書いた写経や数珠も入れてあげました。お義母さんも、私たちの部屋に来たとき、エリカを見つけると、「エリカちゃん、おばあちゃんが来たよ」と言ってかわいがってくれたので…。その上、お義母さんはエリカに戒名までつけてくれました。ありがたいことです。

 また、エリカが家にいる間、何回かお線香をあげ、お経を唱えてあげました。エリカもきっと喜んでくれると思います。

 こうして昨日、エリカを斎場に連れて行きました。山の中の景色の良いところでした。受付に入ろうとすると、「ダンボールは外に置いておいて下さい」と言われてしまいました。
 私はだんなさんと一緒に事務所の中に入ったのですが、「もし何かあったら…」と気が気ではありませんでした。私はめがねを持っていなかったので字が書けないので、、だんなさんに手続きを全部やってもらわなければならず、やることがありません。そこで私だけ外に出て、ずっとエリカが入ったダンボールを抱いていました。

 そして、エリカに最後のお別れをしました。「エリカちゃん、私たちのおじいさんもおばあさんもいるからね。お友達の猫ちゃんやワンちゃんもたくさんいるからね。あちらに行っても一人じゃないよ。だから大丈夫だよ。ずっと、私たちを見守っていてね。私はこれからも楽しいことをたくさんやるからね。」と言いながら、涙がぽたぽたとダンボールに落ちました。でも、しっかりお別れが言えて良かった。

 ちょうど昨日はペットの火葬の日に当たっていたようで、エリカも午後には火葬をしてもらえることになりました。長いことそのままにしていたら、形が崩れたり臭いが出たりするので、寂しいけれどこれで良かったのかもしれません。

 それに、私が住んでいる市の斎場には、ペットの供養塔の横に ペットの写真と札を飾っておくスペースがあり、エリカもそこに入れてもらえることになりました。
 これから写真を選んで、来週の木曜日あたりに写真とお札を飾りに行こうと思っています。まるでエリカのお墓みたいです。いつでもお墓参りが出来ます。こういう制度は、近隣の町にはまだないようなので、7年前にこちらに引っ越してきて本当に良かったと思いました。

 こうして私たちはエリカとお別れをしてきましたが、エリカはずっと私たちの心の中に生きていると、私は信じています。
 それに、こちらの「猫のお部屋」にも住んでいますものね。エリカの写真はたくさんあるので、これからも少しずつ、UPしてあげようと思っています。

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エリカちゃん、ありがとう

2010-03-19 10:45:48 | えりかの平安な日々 10~18
 我が家の愛猫、エリカは、3月18日午後3時35分に旅立ちました。14歳と10ヶ月でした。

 亡くなる前はほとんど苦しまず、安らかな最期でした。それだけは救いでした。でもまるで、「これ以上ママに心配をかけたくないわ。」「これ以上パパに病院代を払わせたくないわ。」というように、さっさと逝ってしまいました。

 エリカちゃん、今まで楽しい思い出をありがとう。ずっとずっと、忘れないよ。

*詳しいことは後日、「猫のお部屋」にて報告します。それまでしばらく時間を下さい。


超マイペース

2010-03-17 12:14:52 | えりかの平安な日々 10~18
 我が家の猫、エリカなのですが、退院してから少しずつ元気になり、「何とかなるかもしれない」と思っていました。でも実は、血液検査の結果は少しずつ悪くなっていたのです。そして5日ほど前から元気と食欲がなくなってしまいました。

 そこで先週末に血液検査をしたのですが、1月に入院したときと同じくらい、悪くなっていました。
 病院の先生の話では、この前のように1週間、入院して点滴をすれば、少しは良くなるかもしれないが、この前のように数値が下がることは期待できないし、たとえ下がっても、また悪くなってしまうのだそうです。
 何より、エリカをひとりぼっちで入院させるより、飼い主の許で生活させた方が、エリカも気が楽に過ごせるとのこと。辛い決断でしたが、このまま自宅療養を続けることにしました。ただ、こうなった以上、2日に1回、病院で点滴や注射をして、エリカの苦痛を和らげることしかできないのだそうです。確かにエリカは、点滴と注射をやってもらった日は元気が出るようです。辛いですが、このまま自宅療養でエリカを見守っていきます。

 そんなわけでここ数日、エリカのことで頭がいっぱいでした。実はここ2ヶ月間も気持ちが落ち込むことも多く、その気分転換に簡単に頭に入っていくような本の読書やmixiアプリなどに走ってしまっていました。

 ブログの更新、特に歴史記事や本の紹介記事は「しっかりしたものを書きたい」という思いが強く、神経を使ってしまうので、今の私の状態ではなかなか文章を書けないのが現状です。
 そこで歴史記事や本の紹介記事に関しては、しばらくの間、「1ヶ月に1本、更新できればいい」という気楽な気持ちで更新することにしました。今までもマイペースでしたが、今後しばらくは超マイペースということになります。

 日記の方は、私やエリカの近況報告などを、1~2週間に一度くらいの割合で書けるといいなと思っています。

 とにかく、エリカがこうなったからといって、泣いてばかりはいられません。特にエリカは、私の気分に左右されることが多いです。私が元気がないとエリカも元気がないので、楽しむときは楽しもうと思います。私が楽しそうに本を読んだり、ネットをやったりしていれば、エリカも喜んでくれるのでは…と思っています。

 それでも、弱っていくエリカを見るのはとても辛いです。時々涙が出てきます。でも、乗り越えていかないといけないのですよね。残された時間、エリカが出来るだけ苦しまず、楽しく過ごせるよう、私もだんなさんと力を合わせて頑張っていきます。
 ブログは超マイペースになってしまいますが、閉鎖などは考えていませんので、どうかお見捨てなきよう、これからもよろしくお願いいたします。

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久しぶりの日記

2010-03-11 22:51:29 | えりかの平安な日々 10~18
 「猫のお部屋」を更新して、エリカの入院のことや近況を詳しく書こうと思っているのですが、なかなか落ち着いて長い文章を書く余裕がなくて、現在に至っています。

 ちなみにエリカはわりと元気で食欲があり、以前と同じく、私たちをいやしてくれています。ただ、血液検査の結果はあまり良くありません。でも、血液検査の結果は良くても元気のない猫、エリカのように血液検査の結果が悪くても元気な猫もいるとか。要は、猫ちゃんがどれだけ快適に過ごせるかで決まってくるようで、その点、エリカは恵まれているのかもしれませんね。残された時間、エリカが出来るだけ楽しく過ごせるよう、気を配ってあげたいです。

 そんなわけでエリカを週3回、病院に連れて行かなくてはならず、だんなさんの通院もあるし、その他色々買い物や用事もあって、最近は忙しく過ごしています。
 そんな中、「系譜から見た平安時代の天皇」の「朱雀天皇」、少しずつ書いています。朱雀天皇の系譜についての下書きはだいたい終わりました。あとは、「平安時代史事典」と、中公新書の「歴代天皇総覧」の朱雀天皇の項を参考にして略歴を書き、彼の皇女昌子内親王についてまとめれば下書き終了なのですが、これがなかなか進んでいません。時間を見つけて少しずつ書いていきますので、どうか気長に待っていて下さいませ。

*以下、私のつぶやきを二言です。

☆ああ、2日続けて寝坊をしてしまった。明日の朝は目覚まし時計をしっかりかけて6時半に起床します。

☆そして明日は、4週間に1度の病院診察の日。最近、運動をさぼっているので体重が増えているだろうなあ。覚悟して体重計に乗らなくちゃ。

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斎王に逢う旅 もくじ

2010-03-01 20:51:02 | 旅の記録
 このページは、「斎王に逢う旅(2009年11月14日)」のもくじのページです。
 旅行記の第1回を読む→ブラウザの「もどる」でもくじのページに戻る→第2回を読むというように、旅行記を順番に読むことが出来ますのでご活用下さい。
 なお、他の旅行記へのもくじのページへのリンクも貼ってありますので、そちらもぜひご覧下さいませ。


1.出発
2.斎宮参上!
3.斎王群行
4.斎宮歴史博物館の展示品
5.伊勢物語 ー狩の使と斎宮
6.斎王の森
7.斎宮の10分の1模型
8.竹神社・いつきのみや歴史体験館
9.また逢う日まで



☆日帰り京都旅行2005年夏 もくじ

 2005年8月23日、当時京都文化博物館で開かれていた風俗博物館出張展示を観に行って十二単を体験し、その後、法住寺と三十三間堂を巡りました。


☆京都1泊旅行2006年春 もくじ

 2006年4月6日・7日の京都1泊旅行の旅行記です。1日目には風俗博物館に行き、そのあと下鴨神社で平安装束を体験しました。2日目は京都御所、紫式部の墓、雲林院などを巡りました。


☆掛川城散歩 もくじ

 2006年9月14日、当時放映されていたNHK大河ドラマ「功名が辻」の舞台ともなった掛川城を訪れました。

☆日帰り小旅行 三島編 もくじ
 2007年1月16日、当時三島市の佐野美術館で開かれていた「よみがえる源氏物語絵巻 ー平成復元絵巻のすべて」の展示を見に行き、三島大社を参拝しました。

☆晩秋の京都へ もくじ
 2007年11月24日、風俗博物館に行ったあと、枳殻邸(渉成園)で紅葉を堪能し、西陣・斎院御所跡を訪れました。

☆新緑の京都で装束体験 もくじ
 2008年5月16日、京都文化博物館にて「源氏物語千年紀展」を鑑賞、その後、十二単を体験し、博物館の周りにある平安邸宅の跡を巡りました。

☆秋の日帰り京都旅行 もくじ
 2008年10月24日、午前中に風俗博物館を堪能し、その後、平安神宮へ、そして、京料理のお店「六盛」さんで創作平安王朝料理をいただき、京都文化博物館やポルタで「源氏物語」関連の展示を見学しました。

盛夏の浜松へ もくじ
 2009年8月4日、浜松駅前のホテルで昼食を食べたあと、浜松市美術館で石山寺展を観賞、その後、浜松城に行きました。

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また逢う日まで ~斎王に逢う旅9

2010-03-01 20:44:06 | 旅の記録
 斎宮駅に到着したのは、電車の時間よりも15分ほど前でした。

 ここでSさんとお別れ。Sさんにご案内して頂いたおかげで、短時間にたくさんの史跡を回ることが出来ました。私たちだけだったら迷ってしまって、竹神社までは行けなかったと思いますし、斎王の森の片隅にある大伯皇女の歌碑も見つけられなかったかもしれません。貴重なお話もたくさん聞かせて頂きました。Sさん、本当にどうもありがとうございました。

 こうして改札をくぐり、ホームのベンチに腰を下ろしました。秋の夕暮れは早く、5時前だというのに斎宮にはすでに夕闇が迫っています。歴代の斎王方も、斎王をお守りする女官や役人たちも、こうして夕焼けを眺めたのでしょうか。

 そんなことを考えていたとき…、だんなさんがポケットから鍵を取り出したので驚きました。
 そこで思い出しました。この鍵、斎宮歴史博物館の傘入れの鍵です。そうです、すっかり晴れ上がってしまったため、傘を忘れてきてしまったことに今頃気がつきました。しかも、博物館の鍵を持ってきてしまったとは…!

 それで、仕方がない、鍵は帰ってから、斎宮歴史博物館のE先生宛に送ればいいよね…と話していたとき、後から声をかけられてびっくりしました。何と、午後の用事を終えられた当のE先生が私たちを見送りして下さるため、駅までいらして下さったのでした。

 と言うわけで、鍵は無事にお返しすることが出来ました。そして傘は、斎宮歴史博物館の貸し出し用傘として使って頂くことにしました。何しろ我が家には、傘が10本くらいありますから…。

 このように、E先生には最後の最後までお世話になってしまいました。こうしてE先生に見送って頂き、私たちは5時3分の電車で夕暮れの斎宮をあとにしました。そして、来たときと同じく、近鉄電車と新幹線を乗り継いで帰宅しました。
 近鉄特急の中では疲れと寝不足のためうとうと、新幹線の中ではおなかが空いていたため、名古屋駅で買ったみそカツとエビフライのお弁当をおいしく頂きました。

 このようにして、楽しく充実した斎宮への旅の1日が終わりました。お世話になりましたE先生とSさんに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 そしてぜひもう一度斎宮に行ってみたいと強く思いました。

 こんかい、さあっと通り過ぎてしまった歴代斎王方の歌碑もじっくり見てみたい、特に徽子女王の歌碑を探してみたいです。それから、野宮で密通事件を起こして斎王を退下したとされている済子女王の姉で、斎宮で病死した隆子女王の墓所にも行ってみたい。まだまだ見たい所はたくさんあるのです。

 そのようなわけで、いつかまた、斎宮に行ってもう一度、斎王にお逢いしたいです。

                  ー 斎王に逢う旅 終わり ー


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