平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

今年もありがとうございました ~2013年まとめ

2013-12-31 08:55:58 | えりかの平安な日々 10~18
 今年も残すところあと少し。そんなわけで、今年のえりかの1年をさあっと振り返ってみます。

☆1月

 5日の女子会で、「選挙と同窓会には絶対に行く。出来たら京都にも行きたい」と宣言。
 27日、一人で寂しい誕生日を過ごさなければいけないと覚悟していたが、思いがけなく家族全員で迎えることが出来た。楽しい誕生日になって感謝。

☆2月

 小説風人物伝に「兼明親王」をUPし、思いがけずtwitterでフォロアーさんが増える。

☆3月

 小説風人物伝に「宮道列子」を執筆。15000文字という、当ブログ記事の最長記録を達成。
 京都の時雨殿より、「百人一緒」の紫式部、清少納言、藤原公任をお迎えし、そのかわいらしさにいやされる。
 facebookを始める。

☆4月

 鉄欠乏性貧血と診断される。
 澤田瞳子さんの「満つる月の如し」に感動する。
 時雨殿より、「百人一緒」の光孝天皇、僧正遍昭、大弐三位藤原賢子をお迎えする。

☆5月

 長谷川美智子さんの「愛と野望 源氏物語絵巻を描いた女たち」にはまり、2日で読了。
 諸事情でしばらく外出できなくなり、落ち込む。
 鉄欠乏性貧血、改善される。
 「新島田市長への要望募集」というツイートを見つけ、「島田市に設備のしっかりした新しい透析病院設置か市民病院の透析室拡張を」と要望。このことがだんなさんへの供養なのだと気づき、定期的にtwitterでつぶやき始める。

☆6月

 twitterで、1ヶ月のツイート数新記録313を達成。

☆7月

 20・21日、同窓会に出席する。同窓会に行く前に市役所に寄り、参議院議員選挙の期日前投票をする。女子会で宣言した目標達成。

☆8月

 携帯電話の機種変更をする。一括払いをしたので、割引特典を受けられるようになる。

☆9月

 古いテープをSDカードにコピーしたことがきっかけで、30年前に友人から薦められた濱田金吾さんの音楽にいやされ、幸せ気分に。→CD購入。→検索で公式ホームページへ。→ライブの動画を見て幸せ気分になり、twitterでそのことをつぶやく。→ツイートを見つけていただき、公式ホームページの掲示板へ。→ご本人とやりとりという思いがけない展開。
 27・28日、生まれて初めて一人で京都に行く。京都では友人たちと久しぶりに再会。史跡巡りをしたり、承香殿跡に建つ町屋ゲストハウスで一夜を過ごすなど、楽しいひとときを過ごす。

☆10月

 6日、だんなさんの一周忌法要に参列。
 濱田金吾さんのオリジナルアルバムをCDでコンプリート。12月のライブへの参戦が決定する。

☆11月

 赤毛のアンシリーズの最終巻「アンの思い出の日々」読了。

☆12月

 山本淳子先生の「私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り」に感動する。紫式部と通じ合う部分が多いことを再認識する。
 21・22日、濱田金吾さんのライブに参戦するため東京へ21日夜のライブでは、ステージから話しかけていただいたり、最後の最後に私のリクエスト曲を演奏していただけたりなど、サプライズの連続。そのあと、ご本人とも直接お話しすることが出来、幸せで夢のような夜を過ごす。

☆まとめ

 昨年は悲しいことや辛いことの連続でしたが、今年は「幸せ」と思える瞬間が多かったように思えます。

 あちらで暮らしていたときのように頻繁な外出は出来なくなりましたが、少ない外出の一瞬一瞬が、私にとって大切な時間です。
 また、単調な日常生活の中で小さな喜びを見つけたときも、大切な瞬間です。その小さな喜びが、大きな幸せになったのですから…。運命というものは決められていると私はずっと思っていましたが、今年起こった出来事によって、「運命は自分の手で変えることが出来ると教えられたような気がします。

 そして、ネット上で出会えた皆様とのご縁に感謝、支えて下さる皆様に感謝です。

 今年も皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
 どうぞ良いお年を。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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夢のような夜 ~濱田金吾さんライブ 2013年12月21日

2013-12-29 19:23:07 | えりかの徒然なるままに
☆よろしければこちらこちらの記事もお読み下さいませ。

*かなり興奮して熱くなっていますので、びっくりされている方も多いと思いますが、わたしの趣味の一つとして、備忘録として書かせていただきます。

 2013年12月21日、30年前から好きでよく聴いていた濱田金吾さんのライブに友人2人と初参加してきました。

 場所は東京の新宿曙橋のBACK IN TOWNというレストラン。入り口で偶然、お店の関係者の方と会うことができて、中まで案内していただけてありがたかったです。
 階段を下り、受付で私の名前を言い、お席に案内していただきました。前から3番目の3人掛けのテーブルで、とても居心地が良さそうです。

 「ライブの時は飲食は出来ないよね。」というわけで、まだ開演まで1時間もあるということで、まず食事を注文することにしました。私たちは3人ともマグロ丼を注文。おいしく頂きました。ドリンクも注文しなければいけなかったので、私はウーロン茶にしました。
 こうしてわくわくしながら開演を待ちました。同時にドキドキもしています。少しおなかが痛くなってしまいました。でも、これは緊張のためなのよね。うん、大丈夫大丈夫。
 と思っていても、開演予定の午後7時になっても始まらないので、何か心配になって、おなかがますます痛くなってきました。それでも友人たちとおしゃべりしたりして気を紛らわしていました。そんなとき、突然室内が暗くなり、拍手が起こったので「あ、始まるのだ」とぱっと背筋を伸ばした私。私は視力が弱いので舞台の様子がわからなくて、一歩出送れてしまったような感がありますが…。

 1曲目は、私の大好きなアルバム「heart cocktail」の1曲目に収録されている、「cool heart」。とてものりの良い曲で、1曲目にふさわしい感じがしました。私を元気にして下さったご本人様が今、私の近くにいて、こうして歌って下さっていると思っただけで、幸せでわくわくしました。これから、この曲を聴くたびに幸せ気分になれるかも。

 で、序盤からサプライズが…。

 2曲目と3曲目の間だったと思うのですが、金吾さんが「初めて来た人は?」と尋ねてきたのです。もちろん私も手を挙げました。
 そのあと感想を聞かれ、何人かが答えていました。私も、「夢のようです。」と返事しました。本当にそうだったのですもの。
 そうしたら、「これは夢なんだよ。」というお返事が。そのあとちょっと間をおいてから、「たどり着きましたね」と言って下さったのです。
 実はライブの2,3日前、私は金吾さんの掲示板に「3人とも視力障害者なので不安はありますが、絶対に会場にたどり着きますので」と書き込みをしていました。えっもしかして、私がえりかということがわかったのかしら?
 私はじっとしていても、目を見るだけで視力障害者だということが一目でわかってしまうようなのです。そのため、ずいぶん辛い思いをしたこともありました。でも、困っているときに知らない方に助けていただけたりなど、得をすることも結構あるのですよね。
 今回もそうだったかもしれません。そこで私、「たどり着きました。」と返事しました。最高に幸せな瞬間でした。

実は 金吾さんはあの時、私があの席にいることをわかっていて話しかけて下さったのだそうです。拙掲示板No2208の金吾さんの書き込みを一部、引用させていただきます。

ー引用開始ー
 みなさんの席がわかったのはあの席になることを前もって知っていたからです。
お店にお願いして居心地の良い場所を確保してもらってました。
       ー引用終了ー

 そのようなお気づかいをさせてしまい、申し訳なく、同時にとてもありがたく思いました。そのせつは本当にありがとうございました。

*↑の金吾さんとのやりとりは元々、こちらの記事に書いてあったものです。ライブ中の出来事なので本記事に移しました。ちょっとわかりにくくてすみません。

 演奏された曲はどれも大好きな曲ばかりでしたが、特に「American night」と「シャレード」を聴けたのが嬉しかったです。
 何か感動してしまったのが「listen baby」。この曲、アレンジがとてもおしゃれなのですが、生演奏ではもっとおしゃれになっていて「いいな、いいな~」と思いました。
 それとこの曲の演奏前のMCで金吾さんが、「知っている箇所があったら歌って下さい」とおっしゃっていたので、歌ってしまいました。この曲、歌詞がとても覚えやすいので、全部歌えます。だんなさんと一緒に暮らしているとき、同じような経験をしたことがあるからかもしれませんが…。
実は「listen baby」は、私がよく行くカラオケボックスにあります。来月の私の誕生会をカラオケボックスでやってくれるようなので、その時に歌ってみようと思っています。楽しみ~。

 曲も良かったのですが、トークもとても面白かったです。
 特に、ギター担当の松下誠さんとのトークは最高。
 松下さんは30年以上前から金吾さんのバックでギターを担当し、アレンジも手がけていらっしゃる方です。キンキキッズやSMAPの作品にも参加されているそうなので、お名前をご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
 それにこの方は私と同県人でもあります。(掛川市出身)しかも、一緒に行った友人の一人が掛川市在住なので、勝手に親しみを持っていました。松下さん、話し方がおっとりしているのですが、鋭いつっこみを入れたりして、そんなところが「静岡県人」という感じがしました。

 こうして第一部終了。おなかの痛みは完全に治っていました。考えてみるとあっという間の時間でした。ああ、もう半分終わってしまったのねとちょっと寂しくなりましたが、うん、まだ半分残っている。思いっきり楽しまなきゃ」と気を取り直しました。

 第2部の1曲目はピアノでの弾き語りによる「dear song」でした。
 この曲は2002年に発売された「ベストコレクション ~Moon Years」に収録されている曲です。
 私は金吾さんの7枚のオリジナルアルバムをコンプリートし、2006年に発売されたゴールデンベストも購入したのですが、この「ベストコレクション ~Moon Years」だけはどうしても手に入りません。amazonで中古はあるのですが、私はクレジットカードを持っていないので買えないし、すごく高いし…。なので、「dear song」を聴くことが出来て嬉しかったです。

 ところで、ライブにはライブならではのハプニングもありますよね。
 2曲目はやはり弾き語りの「piano man」、実は、上で書いた掛川市在住の友人とは別の友人のリクエスト曲でした。私が、自分のリクエスト曲と一緒に金吾さんにお願いしたのです。
 演奏が始まったとき、私は思わず、彼女に、「良かったね~」と言ってしまいました。彼女もすっごくよろこんでいました。

 ところが、途中で止まってしまったのでした。会場中が爆笑。それだけ、アットホームな雰囲気だったのですよね。
 それで彼女も、思わず、「さいこう!」と言ってしまったようです。そうしたらそれが金吾さんに聞こえてしまったらしく、「最高?それだけでも来た甲斐があったね」と話しかけられ、びっくりしていました。そして私に、「聞こえると思わなかったんだもの」と言っていましたが。

 実はこちらの友人が、30年前に金吾さんを私に薦めてくれた人です。ともあれ、やり直し「piano man」は無事に演奏され、彼女、二重に喜んでいました。

さて、そのあとはクリスマスが近いこともあり、クリスマスらしく賑やかにゲストの皆様が登場。特に、諸岡ケンジさんの登場が嬉しかったです。

 諸岡さんは、エフエム世田谷で金曜日の夜に番組を持っていて、12月6日と13日の放送で、金吾さんと松下さんがゲスト出演していたのです。エフエム世田谷はコミュニティFM曲なので、私の住んでいる地域ではもちろん、ラジオでは聞けません。
 でも、インターネットラジオなら聴くことが出来るという情報を得て、ソフトをダウンロードし、パソコンを確実にネットにつながる寝室に持ち込んで、両日とも聴くことが出来ました。
 で、とても楽しい放送だったので、パーソナリティの諸岡さんが近くにいらっしゃることにも大感激~。金吾さんと諸岡さんのデュエットも素敵でした。

そのあとは金吾さん、サポートメンバー、ゲストの皆様の用意されたクリスマスプレゼントの抽選になりました。こういう時のくじ運が全くない私、しっかり外れました。でも、これだけ楽しい思いをして、皆様に親切にしていただけて、その上プレゼントが当たっていたら出来過ぎだったかも。

 ゲストの皆様が退場されてからは、再び金吾さんとサポートメンバーの皆様との演奏に戻りました。「そろそろお店に怒られてしまう時間なので急がなければね」というお言葉を聞いたとき、「この曲が最後です」と言って「東京Come & Gone」が演奏されたとき、何かとても寂しくなってしまいました。「東京 Come & Gone」は大好きな曲なのに…。でも、いつもアンコールがあるようだから今回もあるよねと思い直しました。

 そして期待通り、アンコールに応えて下さいました。
 演奏された曲は「Midnight Boxer」。35年くらい前、レイジーという人気グループが歌っていた曲なので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。この曲、金吾さん作曲で、ご自身のアルバムにも入れられています。ノリノリの曲で、私、すっかり元気になってしまいました。

 でも、やはりもう1曲聴きたい。会場全体がそんな雰囲気でしたので、もう1曲、やって下さるとわかった時は嬉しかったです。しかもギターの弾き語りのようです。

 そうなのです。お読みになっていてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私のリクエスト曲がまだ演奏されていませんでした。でも、「それでもいい、これだけたくさん聴けて満足だから。でも、やっぱり聴きたいかなあ」と私、ちょっと複雑な気持ちだったのですよね。

 でも、ここで私のリクエスト曲に応えてもらえたらちょっと出来過ぎかも。とも思いました。

 そんな時、金吾さん、こうおっしゃったのです。
「リクエスト曲に応えなければなりませんから。」

 ギターの演奏が始まりました。そうしたら友人が、「これ、えりかちゃんのリクエスト曲じゃないの?」と言ったのでした。そうかもしれない。でも違うかも。ドキドキして歌い出しを待ちました。この曲、CDのイントロはピアノなので、ギターではいまいちよくわからなかったのですよね。

 でも、それは間違いなく、私のリクエスト曲、「Bedside Moon」でした。

 30年前、今、目の前にいる友人から金吾さんを薦められ、「試しに聴いてみて」と渡されたテープの1曲目に入っていたのが、「Bedside Moon」でした。それで、曲と詩と歌声にすっかり引き込まれてしまったのです。
 ちょうどその頃、だんなさんとつき合っていたのですが、年齢の差やだんなさんが×1だったことから家族や周囲に反対され、とても落ち込んでいた時期でした。だからこの曲の歌詞にすごく励まされたのです。私にとっては大切な思い出の曲です。

 その大切な思い出の曲が、今、ご本人によって目の前で演奏されている…。
 あまりにも幸せすぎて私、体の震えが止まりませんでした。涙は出なかったけれど目はうるうる状態。少し、一緒に口ずさんでみました。でも、考え直しました。ここは、金吾さんの歌と演奏をじっくり聴こうと。この一瞬一瞬を大切にしようと…。

「ありがとうございました。夜遅いですから気をつけてお帰り下さいね」
 という、金吾さんの暖かいお言葉とともに、この夢のようなライブが終わりました。

 でも、「金吾さんはライブのあと、客席に降りてきて下さる」という情報を得ていたので、少し待ってみることにしました。
 そうしたら期待通り、金吾さん、サインを持って私たちのテーブルにいらして下さいました。それで握手までして下さり、少しですがお話しできました。
 私が、
「最後に私のリクエスト曲に応えて下さって嬉しかったです。どうもありがとうございました」と言うと、
「あの曲は絶対にやらなくてはいけないと思ったから」
と言って下さって、とても幸せでした。

 終わってしまっても、何か会場を去りがたい雰囲気でした。でも、そろそろ帰らなくてはなりません。時計はもう、11時を指していましたし。

 それで会場をあとにするときちょうど、金吾さんとサポートメンバーの皆様が記念写真を撮っているところでした。出来たらもう一度お礼を言いたいと思い、タクシーを呼んでもらうのをちょっと待ってみることに。
 そうしたら快く、再び握手をして下さいました。幸せな気持ちでBACK IN TOWNをあとにすることが出来ました。

 一言で言うならば、夢のような夜でした。曲もトークも最高。ライブの間、何回笑ったことか…。友人たちも、「こんなに楽しいライブは初めて」と言っていました。
 金吾さんの暖かいお人柄と、会場の暖かい雰囲気、私にとってこの日の思いでは宝物です。ありがとうございました。また必ず行きます。

濱田金吾さんの公式ホームページこちらのページで、2013年12月21日のライブのセットリストをご覧頂けます。

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濱田金吾さんライブ参戦旅行ダイジェスト

2013-12-26 09:04:51 | えりかの平安な日々 10~18
 2013年12月21日、心待ちにしていた濱田金吾さんのライブに行って参りました。まだ興奮が冷めません。では、21日・22日のダイジェスト日記を…。

 実はお出かけの1週間くらい前から、私、とても不安定だったのです。家族や友人とも色々あったり、お世話になった議員さんの引退を知って動揺したり…。特に議員さんの引退についてはだんなさんの思い出につながる方でしたのでショックでした。
 それより何より、「もし、何かあって行けなくなったらどうしよう。そうなったら私、立ち直れない」という気持ちがいつも頭にあり、「どうか何もありませんように、無事に行かせて下さい」と何度も手を合わせていました。
 こんな事で不安定になったり、悪い方に考えてしまったり、私ってやっぱり、まだ心の病気が治っていないのかも、と考えて、落ち込んだりもしました。

 でも結局何も起こらず、無事に家を出発することが出来ました。しかも素晴らしい晴天、うん、きっと大丈夫。

 一緒に行く友人たちとの待ち合わせの関係上、まず下り電車に乗って静岡に移動。静岡では、いつもランチやカラオケに行く友人が「私、朝から町に出ているから」と、お茶とランチにつき合ってくれました。感謝。

 まずお茶を飲みながらおしゃべりをし、ランチに行くことに。ところが、行きつけの店は予約でいっぱいで入れず、やむなくお好み焼き屋へ。私は焼きそばランチを注文。何か、胸がいっぱいであまり食欲がなかったのですが、結局全部食べてしまいました。

 一緒に行く友人2人が1時過ぎに静岡にきて、無事に落ちあうことが出来ました。
 何しろ3人とも目の前がかろうじて見えるくらいの視力、そこで9月に私が京都に行ったときのように誘導を頼むことにしました。今回も駅員さんが親切に誘導して下さいました。ありがとうございました。

 2時前の新幹線に乗り、まず品川へ。品川駅で降りるのは初めてです。こちらでも誘導をお願いしました。新幹線を降りてから階段までの距離が長くて驚きました。

 そこから電車に乗って新宿駅に移動。タクシーに乗り、4時頃、今夜の宿泊の宿に無事に到着しました。すべてがうまく行っていました。

 ところがここで大問題発生。
 会場が6時開場なので、5時半にタクシーを予約しようと思ったら、今日は土曜日なのでタクシーも道も混んでいて、5時半に来るという保証は出来ない」と言われてしまいました。

 それなら…、ということで、

 部屋で少しゆっくりし、早いですが、5時にロビーに降り、タクシーを呼んでもらったのでした。

 やはり予想通り、タクシーはなかなか来ませんでした。30分近く経っても来ないので、ホテルの方もすごく気にして下さり、会社に問い合わせて下さいました。やはり都会は静岡のような田舎とは違う…と思いながら、ホテルの方の親切に感謝の気持ちでいっぱいになりました。そうこうしているうちにやっとタクシーが到着。時計は5時35分頃を指していたでしょうか。外はすっかり暗くなっていました。

 さて、本日の会場は新宿曙橋のレストラン、BACK IN TOWNというところです。私は東京の地理は全くわからないので、運転手さんに住所を見せ、行ってもらうことに。
 そして約10分ほどで到着。運転手さんが入り口まで案内して下さいました。
 ところが、どこから入って良いのか全くわからなくて、困ってしまいました。
 そうしたら、「すみません、BACK IN TOWNへ行くお客様ですか?」と声をかけられたのです。どうも会場の関係者の方だったらしく、本当に助かりました。まだ6時まで少し時間があったのですが、案内していただけることに。

 受付でドキドキしながら自分の名前を言い、本日の代金を払っているとき、「えりかさんですか?」と声をかけられました。twitterで私に声をかけて下さり、金吾さんの公式ホームページの掲示板に誘って下さったmimiさんでした。私にとっては大恩人の方です。もし、mimiさんにツイートを見つけていただいていなかったら、わたしは多分今、この会場にいないと思います。無事に直接お会いできて嬉しかったです。

 席に案内されてすぐ、無事についたことをネット上の友人たちに伝えたくて、まずfacebookでチェックインしようと思ったのですが、圏外になっていて出来ませんでした。ちょっと残念でした。
 開演は7時からなので、まず食事をすることにしました。私たちは3人ともまぐろどんを注文。相変わらず胸がいっぱいであまり食欲はなかったですが、とってもおいしかったです。(^^)

 話がちょっと前後しますが、お食事の前に、金吾さんの掲示板から私のブログに来て下さったことがきっかけでお知り合いになったよしこ☆さんが私たちの席に来て下さいました。すでにお電話でもお話ししたことがあったので、初めてという気がしません。友人たちの分までプレゼントを頂いてしまい、本当にありがとうございました。実はよしこ☆さんとは二重、三重の縁でつながっていたことが最近になってわかりました。出会えたことに感謝です。

 さて、7時になっても始まらないのでちょっと心配になったのですが、10分遅れくらいで無事にライブが始まりました。私を元気にして下さったご本人様が今、近くにいらっしゃると思っただけで幸せでした。詳細はライブレポートをご覧下さい。

 第1部と第2部の間には休憩時間。 休憩時間中は、ウーロン茶を飲みながら友人たちとおしゃべり。そうしたら、隣のテーブルの方にも話しかけられました。ファン同士なので、こういうところでは初対面でも会話がはずみます。ありがたいことです。
 で、話しているうちにこの方、金吾さんの掲示板に「いけ&キャサリン」のお名前で書き込みされているキャサリンさんなのでは…と思ったので、尋ねてみたところ、やはりそうでした。キャサリンさん、そのせつは色々お話しして下さり、本当にありがとうございました。

 そうそう、私たちの席の前を通りかかった方から、「えりかさんはどなたですか?」と話しかけられたのもびっくり。私はライブの2,3日前、金吾さんの掲示板に「女3人でいますので見かけたら声をかけて下さい」なんて書いてしまっていたので、それを読んで下さった方だと思いますが。
 でわたし、「私がえりかです」と返事したのですが。こんな風に会場の雰囲気がフレンドリーなのも嬉しかったです。                          

 続いて始まった第2部も、サプライズや幸せの連続だったのですが、上でも書きましたようにライブレポートに譲りたいと思います。

 こうして11時過ぎに宿泊場所に戻ってきました。3人とも興奮状態で、午前2時頃まで、この夢のような夜の話をして盛り上がっていました。
 友人2人が寝てしまっても、私は寝つけなくて、2時半に眠剤を飲み、やっと寝ることが出来ました。でも、6時半には目が覚めてしまいましたが。そして私の頭の中には、ライブで演奏された曲の一つ「シャレード」がしっかり流れていました。

 朝食は和食か洋食かを選択できたのですが、私は洋食を注文。普段は和食なので、こういう所に来たときは洋食を食べたいと思ったのです。ロールパンとハムエッグと生野菜と果物をおいしく頂きました。和食も、焼き魚やきんぴらごぼうなどがついていてなかなか良かったようですが。

 9時半頃チェックアウトし、帰途につきました。行きと同じく駅員さんに誘導をお願いし、新宿から東京、そこでおみやげを買い、下りの新幹線に乗り込みました。
 私は母のお迎え時間の関係上、行きと同じく、一端静岡まで行くことにしました。あまり早く帰りたくないというのも本音だったのですが…。新宿から東京への電車の中でも、新幹線の中でもまだ興奮が冷めなくて、夕べのライブの話をずっとしていました。

 静岡では、一緒に行った友人の一人と和風ハンバーグのランチを食べ、そのあと喫茶店でお茶を飲みながらおしゃべり。楽しかったです。
 そして3時半の上り普通電車で自宅の最寄りの駅へ。4時50分頃、無事に帰宅しました。よそ行きの服から普段着に着替えているとき、思わずやはりライブで演奏され、一緒に歌ってしまった曲「listen baby」を口ずさんでしまいました。そして決心しました。半年後か1年後になってしまうかもしれないけれど、また絶対に行こうと…。

 こうして、最高に幸せな濱田金吾さんライブ参戦旅行が終わりました。

 考えてみるとこの2日間、BACK IN TOWNの入り口での時のように、困っていると誰かが助けて下さったような気がします。友人たちも言っていたのですが、もしかするとだんなさんがしっかり見ていて、手をさしのべてくれたのかも。うん、きっとそうだよね。本当にありがとう。

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平安夢柔話 ☆9周年☆

2013-12-20 12:15:10 | お知らせ・ブログ更新情報
 明日は、濱田金吾さんのライブに参戦するため1泊でお出かけするので更新できませんので、1日早い更新です。

 明日12月21日を持ちまして、当ブログ「平安夢柔話」は開設9周年です。

 これもいつもご覧下さる皆様、応援して下さる皆様、また、検索などでたまたま訪れて下さった多くの皆様のおかげです。どうもありがとうございます。

 それにしてももう9年なんて、信じられないです。
 開設当時はリンクの貼り方も写真のUPの仕方もわからず、手探り状態でやっていたなあ。それでも、「早く充実した内容のブログにしたい」とかなり無理をして突っ走っていた日々のことをなつかしく思い出します。
 それで時々、過去に書いた記事を読み返しているのですが、とっても楽しいです。こうして自分の記録や、天国に行ってしまっただんなさんや猫のエリカちゃんの思い出が残っていくって素晴らしいことですね。続けてきて良かったと思う瞬間です。

 また、この9年で、ブログを通して多くの出会いがあり、感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん大変なこともありましたが、楽しいことの方がずっと多かったです。

 昨年の暮れにネット復帰してから今年の夏頃まで、更新できなかった分を取り戻そうと、記事作成を頑張っていましたが、夏に風邪をひいたこと、IEの新しいバージョンが勝手にインストールされたことでパソコンでのネットが使いにくくなってしまい、最近は更新がゆっくりになってしまい、すみません。
 これからもこんな状態でスローテンポの更新になると思いますが、ブログの閉鎖は全く考えていませんので。マイペースに長く続けていきたいと思っています。皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 ☆こちらの更新はゆっくりですが、twitterではかなり頻繁に、日常や読んだ本のこと、歴史関連の事項、その他私の興味のあることなどをつぶやいています。よろしければtwilog(私のtwitterをブログ形式で閲覧できるページ)も時々のぞいてみて下さいませ。

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私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り

2013-12-09 09:47:06 | 図書室1
 今回は、紫式部の生涯について書かれたこの本を紹介します。

☆私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り
 著者=山本淳子 発行=角川学芸出版 価格=1470円

☆内容
 紫式部が宮廷生活を語る。数々の悲しい別れ、創作の秘密…。源氏物語の舞台裏が今、明らかに。源氏物語研究の第一人者が、資料を駆使して、その時代と人間模様を描き出す。

[目次]

 会者定離―雲隠れにし夜半の月
 矜持―男子にて持たらぬこそ、幸ひなかりけれ
 恋―春は解くるもの
 喪失―「世」と「身」と「心」
 創作―はかなき物語
 出仕―いま九重ぞ思ひ乱るる
 本領発揮―楽府といふ書
 皇子誕生―秋のけはひ入り立つままに
 違和感―我も浮きたる世を過ぐしつつ
 女房―ものの飾りにはあらず
 「御堂関白道長妾」―戸を叩く人
 汚点―しるき日かげをあはれとぞ見し
 崩御と客死―なほこのたびは生かむとぞおもふ
 到達―憂しと見つつも永らふるかな

 この本は専門の研究者が、「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」といった紫式部の著書、平安時代の古典や貴族の日記、様々な研究書などを参考に紫式部を研究した成果によって彼女の生涯を再構築したものです。
 そして大きな特徴は、紫式部ご本人が自分の人生を語るというスタイルで書かれていることです。小説ではありませんが、紫式部の行動や考えていることがストレートに伝わってきて、大変わかりやすい1冊でした。

 では、内容と私の感想を書かせていただきますね。

 まずこの本は、紫式部の少女時代から始まります。
 女友達との歌のやりとりや、父から「この子が男の子なら良かった」と残念がられる話はもちろん、彼女の曾祖父である兼輔や定方のエピソードも出てきて嬉しかったです。
 その後、越前下向、藤原宣孝との結婚、夫との死別、宮仕えなどが彼女の鋭い観察力や洞察力によって語られています。

 それで私の感想ですが、正確な史料に基づいて書かれていることもあり、「紫式部って本当にこんな事を考えていたかもしれない!と読みながらうなずけるところが多かったです。

 印象に残ったところを紹介してみますと。

1,結構笑える場面がありました。

 高階成忠について、「変わり者」と言っているところなど。
 当時の娘を持つ貴族は、娘を早く結婚させたがるのが当たり前なのに、成忠は娘を結婚させたがらず、宮仕えに出しているところが変わっていると紫式部は言っています。でも、娘の一人、貴子は摂関家の息子、道隆に見初められ結婚、、「成忠も道隆さまなら良いと思っている、つまりけんりょくよくの固まりなのね」と言っている所など、くすっと笑ってしまいました。確かに、紫式部ならこのようなことを考えるかも。

2,紫式部の本音が聞けました

 紫式部に向かって「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」と話しかけた公任に対しても、「光源氏を気取っているけれど、源氏の君とは似ても似つかない、でも、公任さまがこのように語りかけて下さるのは嬉しい」など、つい本音が出てしまったような感じでほほえましかったです。

 その他、「宮仕えは嫌だ」とか、清少納言や定子サロンへのライバル意識を口にしてしまう場面などもありました。

 更に、彰子に漢文の手ほどきをした理由についても納得。今まで、「枕草子」に描かれた清少納言と定子との親しい主従関係、強い信頼関係ほど注目されていないような気がするのですが、紫式部と彰子も、強い信頼関係で結ばれていたのだと思います。

 そして最も共感したこと、それは大切な人との永遠の別れの場面です。

 紫式部が結婚前、藤原宣孝とやりとりした歌からは、彼のことが大好きだったのだなあということが伝わってきます。宣孝には他に妻があり、結婚後も紫式部は嫉妬をしたり、寂しさを感じたこともあったと思いますが、20歳近く年の離れた宣孝を精神的に頼りにしていたのでしょうね。
 なので、宣孝の急死は紫式部にとって、言葉では言い表せないくらいの悲しい出来事だったと思います。心細さからもショックからもなかなか立ち直れなかったのですが、心の中は何にも縛られないと気づき「源氏物語」を描くこと、つまり、別の精神世界を作り出すことにより、立ち直っていったと、この本では描かれていました。
 考えてみると私も、ブログで本を紹介したり、小説風の人物伝を書くことによって少しずつ立ち直ったように思えます。もちろん、「源氏物語」のような千年も残った名作と、私のつたないブログとでは比べものにはなりませんが、大切な人を失ったあとの私と紫式部の心の中は、似たような状況だったのではないかと思います。この本のラストに書かれている、「この身が消えるまで、それでも私は生き続ける。」という言葉も印象的でした。

 このように、紫式部がとても身近に感じられ、楽しく、しみじみと読むことが出来ました。紫式部の生涯や時代背景に興味のある方はもちろん、これからどのように生きていったらいいのか迷っている方にもぜひお薦めしたい1冊です。

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