平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
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近況・生きていればいいことがあるのね

2013-09-23 14:06:05 | えりかの平安な日々 10~18
 掲示板にも書きましたが、この1年半、皆様には大変ご心配をかけ、たくさん励まして下さいましてありがとうございました。自分でも少しずつ元気になっている気にはなっていたのですが、ここ3週間に起こった思いがけない出来事によって更にとっても元気になりました。今日は皆様にご報告を兼ねてそのお話を…。

 私が元気になったのはこのお方のおかげです。感謝しても感謝しきれません。その気持ちをご本人に直接伝えることも出来て、今私はとっても幸せなのです。

濱田金吾さんの公式ホームページ

☆私の好きな曲を2曲、貼り付けておきます。ユーチューブの動画です。

 夜風のインフォメーション
 American night

*他にも好きな曲はたくさんあるのですが、涙をのんでこの2曲に絞りました。

 私と濱田金吾さんの音楽との出会いは30年前、友人から、「えりかちゃん、絶対にこの人の曲、好きだから」と、薦められたのがきっかけでした。聞いた印象は「曲が良い、声が素敵」でした。つまり、友人の言ったとおりだったわけですよね。

 それからしばらくリアルタイムで聞くようになり、結婚してからも折に触れて聞いていました。今考えると、何かしながら聞くというより、一人でじっくり聞いていたといった感じだったと思います。

 そう言えば2009年頃、こんな事がありました。

 その日はだんなさんの透析の日で、そのあとランチをして私の病院に行くことになっており、2時に静岡駅で待ち合わせをしていました。
 静岡駅に2時というと私は、家を1時に出ることにしていたので、12時15分頃パソコンを消し、出かける支度にかかりました。さて、お出かけの支度のBGMを何にしようと思ったとき、急に金吾さんの曲が聞きたくなり、テープを取り出して書けてみたのです。そうです、30年前はまだCDは普及してなかったので、テープかレコードで音楽を聞いていた時代でした。

 それで、しばらく聞きながら着替えをしたり、荷物をチェックしたりしていたのですが、いつの間にか聞き入ってしまい、手が止まってしまったのです。気がつくと12時50分でした。「まずい!」と思い、急いで洗顔をしたりしたのですが。間に合ったから良かったものの、かなりあわてました。

 昨年、あわただしくこちらに引っ越してくるとき、私は古いテープは15本ほどを除いてほとんど処分してしまいました。あの頃は辛くて、何が何だかわからなくて、何も考えられなかったので、無意識的に「これは」と思うものを15本残したのだと思うのですが、2009年のあの出来事が頭の隅に残っていたのでしょうね、金吾さんのテープを2本、こちらに持ってくることが出来たのです。

 それらのテープをいつか、MP3形式でSDカードに移さなくては…とずっと思っていたのですが、気持ちが乗らなくてなかなか実行できませんでした。そして今月に入ってやっと、腰を上げました。

 そしてカードに移したものを、ちゃんと入っているか、確認を兼ねて聞いてみたのです。で、金吾さんの曲を聞いたとき、何か不思議な気持ちになったのです。どうしてそうなったのか今でもよくわからないのですが、気持ちがすーっと落ち着いて、すごく幸せな気分になったのでした。
 そうなると「出来たらCDが欲しい」と思うのは当然のことだと思います。でも、「ないよね。」と思いながらamazonで検索したところ、昔のオリジナルアルバムがCD化されていました。(^^)もう、嬉しくて早速3枚注文。でも、機種変更したためなのか、登録電話番号を自宅の電話から携帯に変えたためなのか、なかなかうまく行かず、しまいにはパスワードを変えて挑戦し、やっと注文確定できました。今考えると、これは試練だったのかもしれません。「これを乗り越えるといいことあるよ」という…。

 こうしてCDもUSBケーブルを使ってSDカードに移し、夜、両親が寝てしまってから寝室で聞くのが私の日課になりました。そうしたら私に変化が起こったのでした。

 実は私は先月まで、夜、寝ようとすると色々なことを考え込んでしまい、涙が出てしまうことがしょっちゅうだったのです。夜中や明け方にそうなることもしばしばでした。両親に気がつかれないよう、そっと泣いていたこともあります。
 ところが、金吾さんの曲を聞いて寝るようになって、涙が出なくなったのです。気持ち的にも明るくなり、母からきついことを言われてもそれほど気にならなくなった。実は、ちちがにゅういんして3日後くらいにCDが届いたので、これも金吾さんの曲を聞いて乗り切りました。「この家では私は厄介者」といったひがみっぽい気持ちも薄らいでいきました。笑顔が多くなり、お皿洗いをしているときなど、口から自然に歌が出てくるようにもなりました。

 こうなると欲しいのは情報です。そんなときに便利なのがネット検索ですよね。いい時代になりました。

 と言うわけで携帯にて検索をかけ、公式ホームページにたどり着くことが出来ました。
 そこで、今でも定期的にライブ活動をされていることなどを知り、「わあ、まだ元気でご活躍されているんだ~、嬉しい!」と、父が同じ部屋にいるのも忘れて叫んでしまいました。
 サイトには掲示板も設置されていました。拝見してみるととても暖かい雰囲気の掲示板でしたが、書き込んでいるのはライブに行かれたことのある方がほとんどのようでした。私は書き込みはちょっと無理かも…と思いました。その時は…。
 でも、私をこれだけ元気で幸せな気持ちにして下さったことを出来たらお伝えしたいという気持ちはどんどん大きくなっていたのですが…。

 さて、次にやったのはフェイスブックでの検索でした。そこでファンページを見つけ、公式ホームページで8月の名古屋でのライブの一部の動画を見ることが出来ることを知りました。そこで早速拝見しました。とても素敵で、更に幸せな気持ちになってしまったので思わず、twitterでそのことをつぶやいてしまいました。

 そうしたらその日の夕方、「次のライブは10月5日、東京でありますよ。ぜひいらして下さい」と返信が来ているではありませんか。え、もしかして本人、?そんなことないよね」と思い、その方のツイートページに行ってみたらやっぱり本人ではないらしい。でも、所々で金吾さんに関するツイートをしていたので、即返信しました。とても行きたいのですが、その日は翌日、外せない用事(実はだんなさんの1周忌法要の日なのです)があるので行けそうもない。私の分まで楽しんできて欲しいと…。

 すると夜11時頃再び返信がありました。「良かったらBBSに書き込んで下さい。動画の感想など聞かせてもらえたら本人喜ぶと思いますから」というような内容でした。もう、「じぇじぇじぇ」という感じでした。

 本当に書き込んでいいのかちょっと迷いましたが、こうして背中を押されているということは、「書き込みなさい」という、天のお告げのように思えました。

 翌日の朝、私は金吾さんの公式サイトの掲示板にアクセスし、書き込みをしました。
 内容はいままでのべてきたことを簡単に要約したような感じです。30年前に友人に薦められてリアルで聞いていたこと、昨年、とても辛い出来事があって心身のバランスを崩し、実家に戻ってきたこと、荷物の中に古いカセットテープが何本かあり、その中に金吾さんのテープがあったこと、聞いていたらとても幸せな気持ちになったこと、私をこれだけ幸せで元気な気持ちにさせていただいていることに一言、お礼を申し上げたいことも書きました。もちろん、名古屋のライブの動画の感想も…。
 書き込みの間、緊張でずっと胸がどきどきしていました。ネットの掲示板への書き込みでこれだけ緊張したのは、もしかしたら10年前、初めて平安サイトに書き込みをして以来かもしれません。

 そしてその日の夜、ご本人から暖かい返信が頂けました。幸せすぎて、その日の夜は眠れませんでした。この世にネットがあって良かったと、感謝の気持ちでいっぱいにもなりました。
 私のツイートを見つけて下さり、掲示板に誘って下さった方にも感謝申し上げたいです。何より、わたしがこれだけ元気で幸せになれて感謝している気持ちをご本人に伝えられたことが嬉しかったです。本当にありがとうございました。

 更に、金吾さんを通じて新しい友達が出来ました。私に金吾さんを薦めてくれた友人にも久しぶりに電話しました。2人で話が大いに盛り上がり、とても楽しかったです。彼女も「ライブに行ってみたい」と言っていました。来月は無理ですが、私も、「いつか絶対に行ける」と信じています。

 今回の思いがけない出来事で学んだこと、「生きていれば絶対にいいことがある」ということです。

 今だから言えるのですが、だんなさんがいなくなって、私はしばらく、生きているのが辛かったです。手元にある眠剤や安定剤を一度に全部飲んだら楽になれるのかしらと考えたこともありました。でも、死ぬ勇気がなくてそれができませんでした。衝動的に死んでしまいたいと思って薬の袋をあけたことはあったのですが…。
 でも、今はあの時死ななくて良かったと心から思えます。生きていたから、こんな素敵な出来事に巡り会えたのですから。濱田金吾さんの音楽と再会させ、ご本人とネットでつながるというシナリオを下さった運命にも感謝しています。

 私、もう大丈夫だと思います。夜眠れないときがあるとか、手足の力が抜けるなど病気の症状もあるし、将来の目標が見えたとかということではないけれど、これからの長い人生、前向きに歩いていけるような気がします。

 長文、最後まで読んで下さってありがとうございました。

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