平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

あれから1年

2011-03-18 10:38:47 | 猫のお部屋
 我が家の愛猫、エリカが旅立ってから、今日でちょうど1年になりました。
 今でも、エリカのかわいらしい姿は、はっきりと思い出すことができます。たくさんの思い出と愛情をいっぱいくれたエリカのことは、ずっと忘れないと思います。

 あれから1年、寂しくないと言ったら嘘になります。「エリカがいてくれたらいいなあ」と思うこと、「もう少し早く、病院に連れて行ってあげていたら…」と思うことも多々あります。それでも、エリカという、頭が良くてかわいらしい猫ちゃんと、15年近く、一緒に暮らせたのは幸せだったと思いますし、エリカのことを考えていやされることもよくあります。

 それと今、私をいやしてくれるのは、エリカの遺灰がおいてある仏壇の横にあるキティちゃんのぬいぐるみです。エリカとキティちゃん、白くて目がくりくりしているところ、本当によく似ているのです。なので、キティちゃんのぬいぐるみがエリカに見えることがよくあり、そのたびになでなでしています。
きっとエリカは時々降りてきて、私たちを見守っていると同時に、こんなに自分と似たぬいぐるみの中に入るなど、お茶目なことをやってくれているのかな?なんて、思ったりします。

 さて、昨年のエリカの誕生日の日、私は、「エリカ、15歳の誕生日に寄せて」という記事をUPしました。
 そして、その記事の最後に、エリカが旅立った前後、私の周りでは不思議なことが起きた」と書きました。そのことについてはまた改めて記事を書きますと書いておきながら、ずっと書けないでいました。エリカが旅立ってちょうど1年になる今日、そのことを記したいと思います。

 昨年の3月18日、エリカは病院に行った頃からほとんど危篤状態でした。それでも、家に帰ったあと、必死に私たちにすり寄ろうとしていたのです。3回ほど痙攣も起こしました。見ていて辛かったです。

 エリカには、私とだんなさん、それにだんなさんのお母さんが付き添っていました。それで、亡くなる1時間半くらい前だったでしょうか。お母さんが突然、「あれ、エリカちゃん、涙を流しているよ」と言ったのです。だんなさんも、「本当だ」と驚いていました。私は視力が弱いので、そこまでは見えませんでしたが。

 だんなさんもお母さんも、「猫が涙を流すなんて見たことがない」と言っていました。私は、mixiの猫のコミュで、「うちの猫は、亡くなる前に涙を流しました。」という書き込みを見たことがあったのですが、まさかエリカが、涙を流すとは考えもしなかったので、やはり驚きました。
 だんなさんの話では、エリカの目は、涙でうるんでいたそうです。
 エリカのあの涙はいったい、何を訴えたかったのか、今でもよくわかりません。お母さんは、「きっとお別れとお礼が言いたかったんだね」と言っていましたが…。
 もしかしたら、「もっと生き体よ」と泣いていたのかもしれません。もしそうだったとしたら、もっと早く病院に連れて行かなくて、エリカに申し訳なかったと思いますが…。

 でも、よく考えると、あの涙は、エリカの色々な思いが込められていたかもしれません。「ありがとう、」「さようなら」「もっと一緒にいたい」という…。あの涙を思い出すたび、少し辛くなりますが、エリカは頭が良かったから、人間みたいに涙を流したのかな…と、今では思ったりしています。

 エリカが亡くなる前、不思議なことはまだありました。
 ただ、これは単なる偶然だったかもしれませんが…。エリカが旅立とうとしているそのとき、テレビでは巨人ー中日のオープン戦が放映されていたのです。地元、静岡球場でのオープン戦だったので、地元の放送局が中継をしていたのです。

 実は、エリカは巨人ファンでした。
 私はこちらにも何回も書いていますように中日ファン、だんなさんはヤクルトファンで、私たちは二人とも、巨人が負けると嬉しいというアンチ巨人。なので私たちはよくエリカに、「巨人ファンなんてやめな」と言っていたのですが、どうもエリカは、巨人の選手のバッターボックスを真剣に見ているような所がありました。しかも、エリカに見つめられた選手はよく、ヒットやホームランを打ったのです。信じられない話かもしれませんが…。

 エリカが6歳の2001年、だんなさんが応援しているヤクルトにマジックが出ました。マジック1まではすんなり行ったのですが、そのあと、ヤクルトはなかなか勝てませんでした。その勝てない時期の試合相手が巨人でした。

 そんな時、私たちは、2階のテレビでヤクルトー巨人を観戦していましたが、そこにエリカが「ニャー」と言って入ってきました。バッターボックスには巨人の選手が立っています。エリカはその選手をじっと見つめています。何かいやな予感…と思ったら、その選手はホームランを打ち、たちまちヤクルトを逆転してしまいました。

 そして次の日、私たちはやはり2階のテレビでヤクルトー巨人を観戦していました。そんなとき、昨日と同じようにエリカの鳴き声がしたので、「だめ、あんたが入ってくると巨人が逆転するから」と言って閉め出してしまいました。
 するとエリカは、入り口の戸をかじって鳴き始めました。あまり鳴くので、「まあ、二日連続はないよね」と思って入れてあげることにしました。
 そして、戸を開けてエリカを部屋に入れてあげたとたん、何と、バッターボックスに立っていた巨人の選手がホームランを打ったのです。記憶が定かではないのですが、このときは同点ホームランだったと思います。エリカは、まるで勝ち誇ったように大きな声で「ギャー!」と泣きました。だんなさんは「だめだこりゃ」とあきれていました。もちろん、この日もヤクルトの優勝はお預けでした。

*2試合とも、私の記憶だけで書いていますので、実際はホームランではなく、ヒットだったかもしれません。でも、エリカが2試合とも巨人を応援し、ヤクルトの優勝を引き延ばしたことは確かなことです。

 結局ヤクルトは、エリカが階下の押入に入ったまま、出てこなかった日に優勝しました。

 このようなことは1度や二度ではありません。

 その上、私にとってはちょっと都合が悪いことに…、エリカは優勝を引き延ばしたくせに、ヤクルトをそんなに嫌っている様子がなかったのですが、中日は本当に嫌いなようでした。なので、中日ーヤクルトの時は明らかにヤクルトを応援していました。

 エリカが中日を嫌っていたということがわかる例をいくつか挙げてみますと…。

 1999年に中日がリーグ優勝したとき、私は嬉しくてたまらず、そばにいたエリカを膝の上に載せて、一緒に喜ぼうと思ったのですが、エリカはものすごく嫌がったので、びっくりしました。

 2000年だったと思いますが、巨人が中日戦でサヨナラ勝ちをし、リーグ優勝を決めたことがありましたが、確かエリカはその時、部屋で私たちと一緒にテレビを見ていました。私は悔しくてたまらなかったのに、エリカは嬉しそうにしっぽを振りながらニャーニャー鳴いていました。
 また、私が、「えりか、中日ファンになって」と言うと、怒ったような声を出すことが多かったです。

 なのでこの日に、エリカが最も巨人を応援したくなる巨人ー中日のオープン戦が放映されていたことが、私には偶然とは思えないのです。エリカにとっては大好きな巨人の試合を見ながら、旅立っていけるなんて…。これは功徳としか思えませんでした。

 不思議なことは次の日にも起こりました。
 朝、エリカを寝かせてある布団の前を通ったとき、私にはエリカの声が聞こえたのです。「ニャー」という、かわいらしい声でした。

 エリカは、亡くなる1時間くらい前に痙攣を起こしたのですが、それ以後は痙攣を起こしませんでした。私も座っているのが辛くなったので、「エリカちゃん、ちょっと休ませてね」と言い、エリカを撫で撫でし、そばで横になったのです。エリカはまだ、かすかに息をしていました。その時、だんなさんもお母さんも用事で部屋にいませんでした。
 間もなく、だんなさんが部屋に戻ってきました。そして、10分くらい経ったでしょうか。エリカがあまりにも静かなので、だんなさんがエリカのそばに寄ってみたところ、息をしていないことに気がついたのです。本当に、静かな最期でした。

 なので私の耳に聞こえたエリカの声も、静かで優しい声だったのかもしれません。「心配しないで」と言ってくれているようでした。苦しんでいるような声でなくて本当に良かった…。

 不思議なことは、その次の日、つまり20日にもありました。その話をするには、時間をエリカが旅立った日の午前中の動物病院に戻さなくてはなりません。

 この記事の最初の方でも触れた「エリカ、15歳の誕生日に寄せて」でも書きましたが、その日、病院での治療の時、「この子は、週を越せるかわかりません」と先生から言われました。覚悟はしていましたが、辛かったです。

 私たちはキャリーバックに入ったエリカを連れて待合室に戻ったのですが、いつ、何があってもいいように、食料を買っておこうということになりました。それでだんなさんに、病院から歩いて2~3分くらいの所にあるスーパーでの買い物をお願いしたのです。その間、私はエリカと一緒に、待合室で待つことにしました。

 だんなさんがスーパーに行ったあと、それと入れ違いに、年配の女性の方が猫用キャリーバックを持って入ってきました。そして、私の横に座ったのです。
 こんな時、いつもなら猫好き同士、会話がはずみます。その方も普通に、私に話しかけてきました。そしてキャリーバックの中のエリカを見て、「かわいい猫ちゃんだね」と言って下さったのです。

 実はエリカは、みんなから「かわいい」と言われるのが大好きでした。

 エリカがまだほんの子猫の頃から、動物病院に連れて行くと、誰かが必ず、「かわいい猫」と言って下さいました。そうするとエリカは、「ニャー」と言って愛嬌を振りまきました。するとみんな、「本当にかわいいね」と言って下さいます。飼い主にとっては、こんなに嬉しいことはありませんでした。

 そういえばつい1ヶ月前も、そんなことがあったのを思いだしました。暖かい日だったので、病院から家まで、エリカをキャリーバッグに入れて歩いて帰ったのです。そうしたら、道ですれ違った人に、「かわいい猫ちゃんがいる~」と言われました。
 するとエリカは、キャリーバッグの中で嬉しそうに「ニャー」と泣いて動き回っていました。キャリーバッグの中からでも愛嬌を振りまくなんて、本当に不思議な猫です。

 しかし、この日のエリカはもちろん、愛嬌を振りまく元気はありませんでした。そうしたら、急に悲しくなって、涙があふれてきました。
 隣に座られた女性は、これには驚いたらしく、「どうしたの」と尋ねてきました。
「病気で…、もう…、週を越せるかどうかも…わからないそうなのです。」
 私はしゃくり上げながら、それだけやっと言いました。そして、あとから、あとから涙があふれてきました。
「わかるよ。私も猫と別れたからね。でも、誰もが通る道だから、そんなに哀しまないで」
 その方はそう言って、私の背中を撫でて下さいました。そのうちにやっと私も落ち着いて、色々話せるようになりました。

 その方の連れていた猫ちゃんは、前の猫ちゃんが21歳で旅立ってから1年後に、家に迷い込んできたのだそうです。でも、猫エイズにかかっていて、この先、どうなるかわからないとか。ペットを飼っている以上、病気や死は、避けられないのだと思いました。

 エリカは、その日の午後に旅立ちました。そして、2日後に、私たちはエリカを市の斎場に連れて行きました。その時のことは、こちらの日記に書いてあります。

 それで、斎場に行ったあと、その足で動物病院に向かいました。お世話になった獣医の先生に一言、お礼を言いたかったのです。その後、近くのスーパーに買い物に行きました。
 スーパーの入り口で、誰かから声をかけられました。なんと、エリカが旅だった日の動物病院で、私を慰めて下さった女性だったのです。これも、エリカが引き合わせてくれたとしか思えませんでした。それで私は、あの日にエリカが旅立ってしまったこと、エリカはいなくなってしまったけれど、元気に頑張るからと話して、お別れしました。

 エリカがいなくなってしまって1年、私は元気で頑張れたのかな?と考えると、やはりちょっと首を傾げてしまいます。ペットロスにもなりましたし、エリカのことを考えて寂しくなり、涙を流したこともたびたびです。
 でも最近、エリカのことをだんなさんと笑って話せるようになってきました。そして会話の最後に言う言葉は、「本当にかわいくて、頭が良くて、面白くて、不思議な猫だったね」です。

 向こうに行って1年、エリカもきっと友達ができて、楽しくやっているだろうなあと思います。エリカはかわいいから、きっとみんなにかわいがられているだろうなとも…。

 いつか私も、エリカの所に行ったとき、「ママは精一杯生きたんだよ」と、エリカに話せるように、頑張っていこうと思います。
 そして最後に一言。ありがとう、エリカちゃん!

☆コメントを下さる方は、掲示板へお願いいたします。
トップページに戻る

エリカ、15歳の誕生日に寄せて

2010-05-15 09:00:10 | 猫のお部屋
 本日5月15日で、我が家の愛猫、エリカは15歳になるはずでした。しかし、エリカは約2ヶ月前の3月18日に天国に行ってしまいました。

 エリカがいなくなってからの2ヶ月間、ペットロスになってしまったり、色々なことがあり、感情のコントロールが大変でした。でも最近は、突然寂しくなったり哀しくなったりすることはたまにあるものの、エリカの姿を思い出すと心がほのぼのすることも増えてきました。ようやく気持ちも落ち着いて、「猫のお部屋」を更新できる状態になりましたし、何よりも、今日はエリカの誕生日なので、エリカの思い出を色々と書いてみようと思います。少し長くなると思いますが、しばらくの間、おつき合いいただけますと幸いです。

 エリカは15年前の7月、生後2ヶ月の時に、だんなさんの職場の同僚の家から我が家にもらわれてきました。なぜ、私たちが猫をもらうことになったのかについては、こちらの記事にも書いたのですが、だんなさんが通勤の途中にティナという、弱々しい子猫を拾ってきたことがきっかけでした。

 私たちはティナに水を飲ませたり、体を温めたりして介抱したのですが、拾ってきた次の日の夕方にぐったりしてしまったので、タクシーで動物病院に連れて行きました。病院では全力を尽くしてくれたのですが、1週間後に天国に行ってしまいました。

 私たち、特にだんなさんは、ティナの世話がほとんど出来なかったことを後悔していました。そしてだんなさんは、「ティナの替わりに生後2ヶ月くらいの女の子の猫が欲しい」と言いだし、猫探しを始めてしまいました。ティナが生後2ヶ月くらいの女の子だったからです。私は猫を飼うことには気が進まなかったのですが、だんなさんは職場の同僚とどんどん話を進めてしまい、ついに猫を家に連れてくることになってしまいました。

 しかし、ちょこんと座っているその子猫を見たとたん、私は魔法にかけられてしまいました。小さくて白くて、目がくりくりしていて、まるでぬいぐるみみたい。そして、かわいらしい仕草と声。「この猫はエリカだ」と思いました。

 こうしてエリカは私たちの家族の一員になったわけですが、かわいらしいと同時にかなりのいたずら者で、私の手足をかじったり電話中に電話機の上に乗って電話を切ってしまったりなど、まあすごかったです。イヤホンのコードをかむのが好きで、いくつイヤホンを壊されたか…。

 それでもかわいらしい顔でにこっとされると、かわいそうであまり怒ることも出来ませんでした。

 猫は1年で大人になるので、エリカは、連れてきた次の年の初めくらいから、発情するようになってしまいました。最初、子猫を生ませることも考えたのですが、猫は一度に5~6匹生むこともあるとか。そんなにたくさん子猫が生まれたらとても世話が出来ないし、そうかといって生まれた猫を捨てるのはかわいそうなので、避妊手術を受けさせることにしました。エリカが1歳の誕生日を迎えて1ヶ月くらい経った頃だと思います。
 避妊手術をすると性格もおとなしくなり、飼いやすくなると猫の飼い方の本に書いてあったとおり、手術のあと、確かにエリカはおとなしくなり、私の手足をかじることも少なくなりました。でも、かわいらしさは以前と全く同じでした。

 次にエリカに起きた大きな出来事は、その翌年の家の引っ越しだったと思います。家を引っ越すと、いなくなってしまうこともあるとか、トイレのしつけが大変だとか、色々話を聞いていたのですが、エリカに限ってはその心配は全くなく、すぐに新しい家に慣れ、トイレの場所も一発で覚えました。

 考えてみると、エリカはとても頭の良い猫でした。

 エリカが5歳くらいの時、図書館から毎月もらっていた目録に、『あなたの猫の偏差値は?(加藤由子 須藤真澄・ワニグックス)』という本があったので、面白そうだと思って借りたことがありました。

 この本は、「猫の頭の良さ」「猫の社会性(甘える力など)」「猫の野生度」、それぞれ20個くらいの質問と、解凍の選択肢があり、選択肢には5段階の点数がつけられていました。そして、自分の猫ちゃんに一番近い解答の選択肢の点数を加算していき、総合点によって3つの項目の偏差値を出す…という本でした。

 結論からいうと、エリカは頭の良さの偏差値55、社会性の偏差値68、低いのではないかと思っていた野生度も43と、かなり優秀でした。

 例えば頭の良さには、「猫の言語力は?」という質問があり、エリカに該当するのは「時と場合によって鳴き方や鳴き声を変える」で、これは文句なしに5点満点でした。
 エリカはおなかの空いたときはかすれた声で鳴き、甘えるときはかわいい声で鳴き、怒ったときや怖がっているときは大声で泣きました。時々「ワン」とも鳴きましたし。
 また、私たちが外出するときはしばしば「イヤーン」と鳴きました。
 ある時、遊びに来た友人を駅まで送っていこうと思って、食器戸棚の上にいたエリカに、「行ってくるね」と声をかけたところ、「イヤーン」と鳴いたので、その友人は「人間の言葉までしゃべるのね」と感心していました。

 しかし、一番びっくりしたのは「工夫する力」です。

 「コップに水が入っています。でも、水が少なすぎて猫ちゃんの舌べらが水に届きません。さて、猫ちゃんはどうするでしょう?」という質問があったので早速実験してみることに。

 この質問の5点満点は、「前足で水をすくって飲む」でしたが、このような行動を取る猫はまずいないのだそうです。もちろん、エリカもここまではやりませんでした。
 4点は、「コップを倒してこぼれた水を飲む」でした。エリカはこれに該当しました。
 そして、実は、こういう行動を取る猫もめったにいないのだそうです。たいていのねこは、コップを倒すことはするのですが、水がこぼれると逃げていくのだそうです。エリカのように飲んでしまう猫は、「あ、飲めるじゃん」という知恵が働いているのだそうで、これはかなりすごいことなのだそうです。つまり、「工夫する力」があるということなのですよね。ただ、床が水びだしになってしまうのは困りましたが…。

 あ、「頭の良さ」より「社会性」の偏差値が高かった理由は簡単、甘えん坊だからです。あと、「心に余裕がある」という結果も出ました。

 そんなわけで、トイレも一発で覚えたのでしょうね。このことは、更に数年後、今の家に引っ越してきたときも同様でした。本当に利口な猫でした。

 その他、エリカがどんなにかわいくて面白い猫だったかは、猫のお部屋のカテゴリにUPした記事を読んでいただければと思います。かなり親ばかなことも書いています。

 さて、エリカの病気のことについて、亡くなる前後のことについて、私はどうしても書けないでいました。でも、最初の方にも書きましたが、心に余裕が出来たせいか、今なら書けるような気がします。

 エリカは12歳の時、腎臓が弱っていると宣告されていました。病院の先生の話によると、12歳の猫の9割が腎臓病とのこと、つまり、腎臓病は猫の老化現象の一つなので仕方がないようです。

 なので私とだんなさんも、「老猫だから仕方がないよね」と、エリカの病気を一応受け止めることが出来ました。ちなみに、猫の12歳は人間の60代半ばくらいに当たります。

 そこで、病院から買った腎臓病用の療法食を与えてみたのですが、エリカは嫌がって食べてくれませんでした。なので、前に住んでいたところで通っていた動物病院から7歳以上用キャットフード(市販の物よりは良いかと思いましたので)を買い、その中に腎臓病の猫の介護経験のある友人から紹介していただいたネフガードという薬を混ぜて与えたところ、エリカは残さず食べてくれました。病気を宣告されてから2年以上、元気でいられたのは、薬が効いていたからだと思います。

 エリカは昨年の夏、食欲がなくなり、少しやせてしまったのですが、秋になる頃にはまた食欲が戻ってきました。エリカが夏が苦手なのはいつものことなので、それほど気にしませんでした。

 ところが、年が明けたくらいから明らかに食欲が落ち始めました。でも、あまり食べなかった次の日は食欲が戻り、残さず食べてしまう…という状態でしたので、「老猫だからこうなるのは仕方がないよね」とだんなさんと話していました。もし、この時に病院に連れて行っていたら…と、私は何度も何度も後悔しました。

 エリカの食欲がすっかりなくなったのは1月24日のことでした。それでも時々、部屋中を歩き回ってはいましたが…。ちょうど日曜日でしたし、次の日はだんなさんの通院日でしたので、「明後日に病院に連れて行こう」とやっとその日になって腰を上げました。本当に、エリカにはかわいそうなことをしました…。

 そして次の日、エリカがとても辛そうなので、だんなさんの病院の予約時間を遅らせ、朝一番に動物病院に駆け込んだ…というわけです。もし、予定通り、病院に連れて行くのをもう1日延ばしていたら、エリカとのお別れがもっと早くなったかもしれません。それだけは救いです。

 エリカは、すぐに入院になりました。そしてその日の午後、だんなさんの携帯電話に病院から連絡がありました。その時に、腎臓病がかなり進んでいたことを知らされました。
 腎臓がどのくらい悪いかという事を知るには、血中クレアチニンを調べるのが一つの方法なのですが、エリカの場合、クレアチニンが11もあったそうです。正常値は1以下なので、かなりの重傷です。ちなみに、人間の場合、クレアチニンが5になると緊急透析だそうです。
 更に、先生の話では、腎臓の細胞が少しでも生き残っていれば、血液点滴によってクレアチニンが下がってくるとのことでしたが、エリカのように重傷な場合はほとんど期待できない…とのことでした。
 そして、明日の夕方になれば血液点滴の効果がどうだったかわかるので、その頃に病院に来て欲しいと言われました。この時点で、私は一応、覚悟を決めていました。

 次の日の夕方、だんなさんと一緒に病院に向かったのですが、病院への道があれだけ長く、辛く思えたことはありません。
 しかし、先生から聞かされたことは、「エリカちゃんのクレアチニンは8、8まで下がりました。このまましばらく、点滴を続けます。」とのことだったのです。何か信じられなくて、体から力が抜けていくのを感じました。
 更に、エリカに面会したところ、わりに元気な声で鳴いていました。これだけ元気になったエリカを見るのは久しぶりのような気がしました。ただ、私たちが帰ろうとすると「ギャー」と鳴いて怒りましたが。

 それからエリカが退院するまでの4日間、私は毎日、夕方にエリカに会いに行きました。27日に会いに行ったときは、ケージの中から飛び出しそうな勢いで立ち上がったので、先生が驚いていました。
 次の28日は、私たちが病室に入っていくと、隣のケージにいた猫がうらやましがって鳴きだしたので、エリカは、「うらやましいでしょう!?」とでもいうように、ニャーニャー泣き始めました。隣の猫も負けずに鳴くので、エリカもさらに大きな声で鳴きました。まるで猫の口げんかです。「他の猫と喧嘩できるくらいの元気があるならもう大丈夫ね」と、私はだんなさんと話していました。そして、「あの猫ちゃん、絶対に女の子よ。だからライバル意識を燃やしてしまったのよ」とも言いました。

 入院してから6日目の30日、エリカのクレアチニンが6まで下がったので、エリカは退院することになりました。まだまだ健康な猫ちゃんのようには行きませんが、「家族と一緒の方がエリカちゃんのためにもいい」という病院の判断で退院することになったのです。そして、その次の週から、週3回の通院しての皮下点滴(猫の場合、透析はできないので、皮下点滴が透析の替わりのようなものです)が始まりました。

 退院した次の週、エリカはあまり元気がなく、「退院させるのが早すぎたかな?」とも思いましたが、その次の週から元気が出たので安心しました。お皿に入れた食事もほぼ全部食べられるようになりました。

 また、以前のように椅子の上にぴょんと飛び乗ったり、朝には私たちを起こしに来るようにもなりました。ニャーニャー鳴きながら歩き回ったり、面白い仕草をして私たちをいやしてくれました。特に、点滴を受けた日は元気が良いようでした。

 でも、血液検査の結果は少しずつ悪くなっていたのです。また元気がなくなってしまうのでは…という心配はありましたが、まだまだ大丈夫、5月の誕生日までは大丈夫よねと思っていました。

 しかし、その日は意外と早く来てしまいました。ちょうどその頃、真冬のように寒い日が続いたかと思ったら、夏日になったような日もあり、寒暖の差が激しかったことが、エリカに影響してしまったのかもしれません。

 3月13日の検査で、エリカのクレアチニンが入院した当時と同じくらいになっていることがわかりました。
 先生の話によると、この前のようにエリカを1週間入院させれば、クレアチニンの値が少し下がるかもしれないが、この前のように6まで下がることはまずない。それよりも、家族と一緒にいて、週3回くらい病院に通い、エリカの苦しみを少しでも和らげるという治療方法を採った方がエリカのためにもいい。私たちも精一杯力を尽くします」とのことでした。
 辛い決断でしたが、弱っているエリカをひとりぼっちで入院させるのはかわいそうだし、何よりもエリカはとても臆病な猫なので、たくさんの人や動物が出入りする病院に置いておくのは精神的にきついだろうからということで、そのようにすることにしました。

 実際その頃から、エリカは食欲も元気もなくなっていました。でも、トイレには一人で行っていましたし、椅子の上に飛び乗ることもありましたし、夜は私たちの布団で眠りました。
 しかし、17日の水曜日の夕方くらいから、手足が痙攣する症状が出始め、歩くこともおぼつかなくなったので、トイレには抱き上げて連れて行ってあげました。それでも、私とだんなさんのそばに行って甘えようとして、必死に歩こうとしていました。何か、かわいそうで見ていられませんでした。

 次の日は通院日でしたので、「点滴をすれば少しは元気になるかもしれない」という期待を込めて、エリカを病院に連れて行きました。
 しかし、そこで先生から言われたことは、「この子はもう、ほとんど意識がありません。週を越せるかどうかわからない状態です。覚悟だけはしておいて下さい」でした。

 エリカはその日の午後3時35分に亡くなったのですが、まるで、「明日はパパの仕事の日だから、ママ一人では大変だから、パパが家にいる今日、行ってしまおう」というように、さっさと天国に行ってしまいました。結局、完全介護が必要だったのもたった1日だけでしたし…。
 そして、エリカが天国に行った前後、私の周りでは不思議なことが色々と起こりました。この記事がとても長くなってしまったので、そのことについては日を改めて、書かせていただきたいと思っています。

 記事の上の方に載せた写真は、3月9日に撮影したもの、エリカが私の椅子の上で丸くなっているところです。このころはまだ元気で、椅子の上に飛び乗ったりしていました。
 この写真が、私の携帯電話のカメラでエリカを撮影した最後の写真になってしまいました。


☆コメントを下さる方は掲示板へお願いいたします。
トップページに戻る

エリカのお気に入りの場所

2009-10-08 21:44:42 | 猫のお部屋
 猫のエリカです。お久しぶりだニャン。

 この夏、エリカは食欲がなくて、やせてしまったのニャン。でも、最近は涼しくなってきたせいか、またたくさん食べられるようになったのニャン。食べ物もおいしいニャ。嬉しいニャン!

 …というわけで、久しぶりに我が家の小さなエリカの登場です。

 食欲は落ちてしまったものの、エリカはこの夏も無事に乗り切ることが出来ました。高齢の猫なので、夏を乗り切るとひと安心です。幸い、最近は食欲も戻ってきて本当に良かったです。

 さてさて、本日は、エリカがお気に入りの場所でくつろいでいる写真を2枚、載せてみたいと思います。

 では、この写真から。


  


 最近、エリカが最も気に入っている場所は、だんなさんの椅子の上です。だんなさんが席を外すと、待っていましたとばかり、60センチくらいある椅子の上にピョンと飛び上がります。年のせいか、最近はあまり飛び回ることもしなくなり、足腰も弱っているのかな…と心配だったのですが、どうしてどうして、エリカはまだまだ大丈夫そうです。ただ、椅子を取られてしまうだんなさんがちょっとかわいそうですが…。

 写真は、エリカがお気に入りの椅子の上で横になっているところです。椅子の上はふわふわしているので気持ちがいいのでしょうか。


 では、2枚目です。


  


 エリカの最近のお気に入りのもう一つの場所、それは、私が先日、amazonから買った本が入っていた箱の上です。本を出したあと、あとで捨てようと思って机の横に置いておいたのですが、いつの間にかエリカの居場所になってしまいました。

 エリカは箱の上で、横になったり、箱をかじって遊んだりしています。あと、箱のそばにあった布団ばさみで遊んでいたこともありました。相変わらずエリカは変なものが好きです。子猫の頃から、猫用おもちゃには目もくれず、ポケットティッシュとか、電線を縛るエナメル線とかという、変なものばかりで遊んでいたエリカです。子猫の時からの趣味は、今でも変わらないようですね。

 写真は、エリカが箱の上でくつろいでいるところです。

 そんなわけで、相変わらず、エリカは私たちをいやしてくれています。

☆コメントを下さる方は掲示板へお願いいたします。
トップページに戻る

エリカ、14歳の誕生日♪

2009-05-15 10:16:21 | 猫のお部屋
 今日は、私の14歳の誕生日なのニャン。誕生日はいつもお祝いしてもらえるから嬉しいニャン!でも、年は取りたくないニャン…。

 と言うわけで、今年もエリカは無事に誕生日を迎えることが出来ました。今日で14歳になったエリカ、相変わらずわがままで甘えん坊で、やっていることは子猫のようです。

 ところで、2年前に、「腎臓が弱っている」と言われてしまったエリカですが、今のところはまだ元気で食欲もあり、子猫の時と同じように私たちをいやしてくれます。エリカちゃん、これからも元気で、パパとママをいやしてね。

*ここでちょっと説明

 ずっと前にも書いたことがあるのですが、エリカは、生後2ヶ月の時にだんなさんの職場の同僚から譲っていただいた猫です。
 それで、前の飼い主さんに誕生日を尋ねたところ、「5月の中頃に生まれたが、はっきりした日にちはわからない」とのことでした。そこで、5月の中頃=15日ということで、私がこの日をエリカの誕生日に決めました。それと、5月15日というと「覚えやすい」というイメージもあったものですから。

 そのようなわけで、その頃の私は、5月15日が葵祭の日だということを知らなかったのです。なので、この事実に気がついたときは驚きました。エリカは平安時代や京都とも縁があったのですね。

 さて、お誕生日ということで、久しぶりにエリカの写真をお披露目したいと思います。

 まず、1枚目です。


  


 わ~、こうしていると気持ちいいニャン♪

 手足を延ばしてのびのびと横になっているところです。かわいいです。

 では、2枚目です。


  


 お水、おいしいニャン!

 実は1ヶ月ほど前、エリカが水を飲むのに使っていたお鍋に割れ目が出来てしまったようで、水漏れするようになってしまったのです。
 そこで、家にあった小さな食器から水を飲ませようとしたのですが、嫌がってなかなか飲んでくれません。そのため、100円ショップで買ってきた少し大きめの食器に水を入れ、エリカの前に置いたところ、エリカは嬉しそうに飲んでくれました。ほっとしました。

 写真は、その新しい食器で嬉しそうに水を飲んでいるところです。

 ついでにエリカの近況も書きますね。

 エリカの今のお気に入りは、押し入れの上の段にある箱の中です。最近、暑くなってきたので、カーペットの上や布団の中は辛いのでしょうね。それと、箱の中はすっぽりと身を隠すことが出来るので、落ち着くみたいです。

 ところが、昇ったのはいいけれど、降りるときになると、「下ろして、下ろして」と大騒ぎします。そこで、私が助け下ろしてあげるととても喜びます。エリカちゃん、降りられないなら昇らなければいいのに…と思いますが…。

 ところが先日、エリカをお留守番させてだんなさんと二人で朝から外出したことがありました。私たちが出かけるとき、エリカはすでに押し入れの上の段の箱の中に入っていました。しかも、朝食をほとんど食べてありません。ちょっと心配でしたが、そのまま出かけてしまいました。
 そして帰ってきたら、エリカは相変わらず、押し入れの上の段の箱の中にいました。ところが、食器の中の食べ物はちゃんと減っていました。エリカちゃん、しっかり自分で下に降りて食事をしたのね。

 そのようなわけで、結局、私たちと一緒にいるときは甘えているだけなのだということがわかりました。
 確かに…、2、3日前も、「下ろして、下ろして」と騒いだことがあったのですが、無視していたらいつの間にか下に飛び降り、水を飲んでいました。相変わらず甘えん坊なのね…と少しあきれながらも、まだ一人で飛び降りることが出来るくらいの体力があることに安心したりしている私たち夫婦なのでした。

 最後になりましたが、エリカちゃん、お誕生日おめでとう☆これからも出来るだけ長く元気で長生きして欲しいです。


☆コメントを下さる方は掲示板へお願いいたします。
トップページに戻る

最近のエリカ

2008-09-17 10:09:44 | 猫のお部屋
 久しぶりの我が家の愛猫、エリカの近況です。

 今年の夏は暑かったせいか、エリカも夏ばて気味で、くたーっと疲れたように横になっていることもしょっちゅうでした。でも、食欲はわりとあり、無事に暑い夏を乗り越えることができました。
 そして、相変わらずわがままで甘えん坊です。今でもだんなさんの膝の上が好きで、だんなさんに膝の上にのせてもらうまではてこでも動かないことが多いです。でも、なぜか夜寝るときは私にくっついているんですよね~。やっぱりかわいいです。老猫なのであと何年生きられるかわかりませんが、できるだけ元気で長生きできるよう、精一杯かわいがってあげなくては。

 さて今回も、エリカの写真を2枚、載せておきますね。


  


 あ、いいものみーつけた♪やっぱりパパの靴下大好き。

 エリカはだんなさんの靴下が大好きです。だんなさんが隠しておいた靴下を見つけ、大喜びをして遊んでいるところ。目がかわいいです。でも、どうしてこういう物が好きなのかしら?


  


 お布団の上はふわふわしていて気持ちがいいけれど、そろそろ起きて遊びに行こうかな。

 布団の上に横になっていたエリカが起きあがろうとしています。ちょっと面白い格好だと思ったので写真に撮ってみました。


☆コメントを下さる方は掲示板へお願いいたします。
トップページに戻る

エリカ、13歳の誕生日

2008-05-15 08:27:52 | 猫のお部屋
 わ~い!、今日は私の13歳の誕生日なのニャン!

 …と、我が家の愛猫エリカが言っていますように、本日5月15日でエリカは13歳になりました。13歳というと、人間の年に換算すると60代後半、つまりエリカは立派なおばあさん猫です。しかも昨年、病気が見つかってしまいました。でも、幸い元気で、あちらこちらを飛び回っています。このように、1日でも長く元気でいてもらいたいです。

 それから、相変わらずおしゃべりです。ニャーと鳴いたかと思ったらギャーと鳴いてみたり、時々ワンと鳴いたり、時と場合によって鳴き方が変わるのは本当に面白い。エリカちゃん、これからもいっぱい楽しませてね。

 では、最近のエリカの写真を2枚、お披露目しますね。

 1枚目です。エリカが壁ぎわで寝ています。

 

 ここで寝ていると幸せだニャン。


 それでは2枚目です。だんなさんの膝の上で横になっているところです。何か、表情が生き生きしています。

 

 パパの膝の上にいると安心。幸せだニャン。

 親ばかだと思われてしまいそう(もう思われているって)ですが、おばあさん猫になってもエリカはとってもかわいいです♪

*トップページ、あるいはブログ右下に表示されているカテゴリの「猫のお部屋」をクリックすると、今までUPしたエリカの写真と記事が御覧頂けますのでぜひどうぞ。

☆トップページに戻る

最近のエリカ

2008-02-13 11:39:02 | 猫のお部屋
 お待たせしました~。約半年ぶりの「猫のお部屋」の更新です。楽しみにして下さっていらっしゃる皆様、長いこと更新できなくてすみませんでした。それで、今回は最近のエリカの写真を一挙3枚公開!させていただきますね。

 では、1枚目をどうぞ。


 


 エリカが靴下をかんで遊んでいます。どうしてエリカはこういう物が好きなのかしら?靴下でエリカの顔が一部隠れていますが、どうかお許しを…。

 では、2枚目です。


 


 エリカが鍋に入った水を飲んでいます。

 この鍋は、元々煮物に使っていた鍋だったのですが、古くなったので、ストーブの上に乗せておくお湯を入れる鍋にしました。ところが、ストーブが消えているとき、エリカが上に乗ってお湯を飲むようになってしまったのです。一度沸騰させたお湯なので、おいしかったのかもしれません。

 ただ、ストーブの上は狭いので、エリカ、結構飲みにくそうにしていたのですよね。そこで、ストーブが消えているときは鍋を下に下ろしておくことにしました。そこでエリカは、これ幸いとばかり、この鍋に入った水をしょっちゅう飲んでいます。

 では、ちょっと違う角度から撮った写真をもう1枚どうぞ。


 


 嬉しそうな顔をしていてニャンともかわいいです。

 さて、エリカの近況ですが……、ますます甘えん坊になっています。今まで、だんなさんの膝の上に乗るのは好きみたいでしたが、私の膝の上に乗ることはめったにありませんでした。ところが最近なぜか、私の膝に飛び乗ってくるようになったのです。膝の上でなでてあげると喜びます。

 その上、しょっちゅう私の足にまとわりついて甘えています。エリカと一緒にいるとやっぱりいやされます。エリカちゃん、これからもパパとママをいやしてね。

☆トップページに戻る
 

最近のエリカ

2007-08-18 10:42:24 | 猫のお部屋
 久しぶりに、我が家の小さなエリカの登場です。

 まるで犬が「お手」をしているように手を伸ばし、くた~としています。かわいい♪

 この格好、エリカはよくやるのですが、今までどうしても正面からの写真を撮ることができませんでした。きのう、エリカがこのポーズをしているのを見て、「今だ!」と思ったので、だんなさんに急いで携帯電話を渡して撮ってもらいました。その写真をパソコンに移して大きくしてもらったのが本日の写真です。大きいので目がくりくりしている様子もよくわかります。

 ところでこのポーズ、どこから見ても犬ですよね~。実は、だんなさんの職場の同僚に盲導犬を持っている方がいらっしゃいます。盲導犬とそのユーザーは常に一緒に行動しますので、その方はいつも盲導犬と一緒に職場に来ます。私も2~3回お会いしたことがあるのですが、ワンちゃんがすごくかわいいのです。思わずなでなでしてしまいたくなります。そしてそのワンちゃん、上の写真のエリカと同じ格好をよくやっているのです。その格好を見たとき、「エリカと一緒だ!」と嬉しくもほほえましくもありました。…というわけで、犬のようなポーズをしているエリカを堪能して下さいませ。この格好で「ワン」と鳴いたら本当に犬だわ~。

 さて、最近のエリカの近況も書いておきますね。

 7月の終わり頃、エリカの食欲がなくなったので心配だったのですが、幸い、1週間程で食欲が元に戻りました。現在もよく食べていますので安心です。ただ、最近ものすごく暑いので、昼間はほとんど寝ていますし、エアコンの吹き出し口の近くでくた~としていることも多いです。人間だってこの暑さにまいっているのですから、毛皮を着ている猫ちゃんが暑いのは当たり前なのですけれどね。

 そして、相変わらず甘えん坊です。特にお気に入りの場所はだんなさんの膝の上、暇さえあればだんなさんに向かって「抱いて、抱いて」と甘えます。そして、夜中は私にくっついて寝ています。くっつかれて暑いけれどやっぱり幸せ。エリカちゃん、これからもパパとママをいやしてね。

☆トップページに戻る

病院でのエリカ

2007-07-02 10:50:49 | 猫のお部屋
 5月15日から1ヶ月ちょっと、トップを飾ったエリカの写真です。せっかくなので「猫のお部屋」にUPしてみました。

 さて、まずエリカの近況をお話ししますね。

 12歳の誕生日を迎えたエリカですが、ついに病気が見つかってしまいました。(詳しくはこちらの日記こちらの日記をご覧下さいませ)
 そしてその後のことについては掲示板にも少し書いたのですが、あのあと、友人がネフガードというお薬を送って下さいました。ネフガードというのは、体内にある有害物質を吸収し、便と一緒に体外に出してくれる薬だそうです。腎臓が弱くなるとどうしても体内に有害物質が残ってしまいますので、このような薬があると助かります。

 そこで、エリカの食事(静岡の動物病院で買った7歳以上用のキャットフードの方です)にネフガードを混ぜ、エリカにあげてみました。エリカは最初、「おや?いつもと違う」と思ったらしくしばらく躊躇していたのですが、意を決したように食べ始め、何と全部食べてしまったのでした。腎臓病用キャットフードを混ぜるといつも食べ残してしまうエリカが、お薬入りの食事を全部食べてしまったのには驚きました。このお薬、私もちょこっとなめてみたのですが、苦くて決しておいしくありません。味のないクッキーのような腎臓病キャットフードの方が私からみるとおいしく感じるのですが、いったいエリカの味覚はどうなっているのかしら。

 ともあれ、お薬入りの食事を無事に食べてくれたのでひとまず安心です。このまま病気があまり進行せず、元気でいてくれると良いのですが…。実際にエリカはすごく元気で、毎日ニャーニャー鳴きながら部屋中を飛び回っていますし、夜中は母屋に遊びに行ってもいるようです。

 さて、上の方で私は、「エリカは腎臓病キャットフードを混ぜると食べ残してしまう」と書きました。しかも、腎臓病キャットフードだけを残してしまうのです。それだけ、エリカにとっては「まずいから食べるのは嫌!」なのでしょうね。

 ところがエリカは、動物病院ではこのキャットフードをおいしそうに食べていたようなのです。信じられない話ですがこのことは事実かもしれない…と、私は思っています。というのは、どうやら病院でのエリカは、私やだんなさんが普段接しているエリカとは全く別のエリカになっているようなのです。

 エリカは1歳の誕生日を迎えて間もない頃、避妊手術を受けました。そのようなわけで、「動物病院は恐いところ」という印象があるらしく、病院に行くのをとても嫌がります。

 エリカが避妊手術をして2ヶ月後、私とだんなさんは仙台に旅行をしたので、その間エリカを動物病院で預かってもらうことにしました。それで旅行の前日、私がエリカをかごに入れて病院に連れて行きました。
 エリカはタクシーの中ではわりとおとなしくしていたのですが、病院に着いたとたん、「ギャー!」と火のついたように鳴き始めたのです。それはそうでしょうね、2ヶ月前に恐いことをされたところなのですから…。エリカにさわってみると、冷や汗をかいており、毛がたくさん抜けていました。病院の先生も、「この子は怖がっているからかごの中に入れておいた方がいいね。」と言ってかごを閉めてしまいました。それでもエリカは泣きやみません。それで私は、「エリカちゃん、あと3回寝たら迎えに来るから、良い子にしていてね。」と言って病院をあとにしました。何かすごく切なかったです。

 そして仙台から帰ってきた次の日、私はだんなさんと一緒にエリカを迎えに行きました。するとエリカは大喜び、ニャーニャー鳴きながら私たちに体をすり寄せてきます。それを見ていた先生が、
「エリカちゃんは良い子にしていましたよ。よく言うことは聞くし、人なつっこくてみんなに愛嬌を振りまいていました。それで、うちの看護婦も喜んで世話をしていました。本当に良い猫ですね。」
と言ったのです。

 それを聞いて私は思わず、「嘘だ!」と口走りそうになりました。というのは、エリカは12歳になった今もそうですが、ものすごく人見知りをするのです。知らない人が家に来るとさーっと押し入れの中に逃げてしまいますし、無理やり人前に出すとすごく怖がります。頻繁に出入りしていた私やだんなさんの友達にもなかなか慣れてくれませんでした。そのエリカが人なつっこいだなんてそんなことは絶対にない!と思ったのです。

 でも今回病院の先生から、エリカが腎臓病キャットフードをおいしそうに食べていた話を聞き、「病院に預けられたエリカが周りの人たちに人なつっこく愛嬌をふりまく」ということも十分あり得るように思えました。エリカはきっと、病院ではみんなに好かれるようにけなげに頑張っているんだなと思います。何かいじらしくなってきます。

 できることなら、病院に隠しカメラを置いておいて、エリカの様子を見てみたいですね…。でもそうなったらそうなったで、けなげさにいじらしくなって可哀想になり、二度と病院に預けることができなくなってしまうかもしれません。

☆トップページに戻る

エリカ、12歳の誕生日

2007-05-15 00:22:08 | 猫のお部屋
 わ~い!!今年も元気に誕生日が迎えられたのニャン!嬉しいニャン!

 というわけで、我が家の愛猫エリカ、本日で12歳になりました。エリカちゃん、お誕生日おめでとう!!☆

 猫の12歳は人間の年に換算するともう60代です。なのでエリカはおばあさん猫と言ってもいい年なのですが、やっていることは相変わらず子猫のようです。未だに甘えた声で鳴き、私たちに体をすり寄せてきます。

 そして何よりも、元気なところが嬉しいです。エリカちゃん、これからもずっと元気で、パパとママをいやしてね。


 ところで今週末、エリカは4年ぶりのお泊まりに出かけます。

 というのは、私たちも今週末、泊まりがけで京都に行くことにしたので、エリカを近くの動物病院で預かってもらうことにしました。
 まだ5月ですが、私たちの住んでいる部屋は西側と南側に窓があり、しかも2階なのでかなり暑くなるのですよね。エアコンをすれば涼しいのですが、もし何かでエアコンが止まったりしてしまっても困りますし。その中にエリカを二日間も閉じこめておくのは心配なので、思い切って預けることにしました。その間に健康診断もしてもらうことになっています。年も年なので弱っているところもあるかもしれませんし。でもどうか、悪い病気にだけはかかっていませんように。

☆今回の京都旅行は、博物館を巡ったり友人と会ったりすることがおもな目的なので、史跡巡りはあまりできないと思います。その代わり、ものすごく楽しみなことがあるのです。

 現在、京都国立博物館にて、藤原道長が金峰山に埋経をしてから今年でちょうど1000年になるのを記念し、「藤原道長 極めた栄華 願った浄土」という展覧会が行われています。この展覧会を見るのも楽しみですが、もっと楽しみなのはこの展覧会に関連して行われる、私の大好きな作家さん、永井路子さんの講演会「この世は我が世だったのか ー藤原道長ー」なのです。

 この講演会は、往復はがき申し込みで先着300人が当選ということを聞き、遠方に住んでいることもあってだめもとで応募してみました。そうしたら、嬉しいことに当選してしまったのです。永井路子さんというと、私が平安時代に興味を持つきっかけとなった「歴史をさわがせた女たち」シリーズや、「この世をば」の著者なので、感謝しても感謝しきれない御方です。その御方のお話を拝聴できるなんて夢のようです。講演の内容も、大好きな道長さんに関することのようですし。当日(19日)がとっても楽しみです。

 もし、エリカを家に置いたままですと、心配で心配で集中できないところでしたが、病院で預かってもらうので安心して講演会を拝聴できます。良かった、良かった。(^_^)/

☆過去のエリカの誕生日の記事もよろしければご覧下さい。
 10歳の誕生日
 11歳の誕生日

☆トップページに戻る