平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

2012年 年賀状

2012-01-06 17:14:03 | 美術館
☆★☆皆様、あけましておめでとうございます。☆★☆

 昨年中はお世話になり、ありがとうございました。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。2012年が、皆様にとって幸い多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 さて、今年の目標は、毎年書いているような気がしますが、ブログの更新を頑張りたいですね。昨年よりも更新回数を1回でも多くするのが目標です。昨年は体調がすぐれないことが多く、あまり更新できませんでしたので、このくらいの目標なら頑張りすぎずに達成できるかなと思います。とにかく、マイペースで楽しむことが一番ですよね。

 それと、健康に気をつけること。現在くらいの体調なら、普通に生活できるので、これを維持したいですよね。

 それから、忘れてはならないのが、今年の大河ドラマが「平清盛」であること。なので、平家物語関連の本をたくさん読みたいです。平安末期関連の未読の本も手元にありますし、サピエ図書館(ネット上の視覚障害者用図書館)からも何冊かダウンロードしてあります。
 ドラマの方も、つっこみ所、言いたいことがたくさんあるかもしれませんけれど、ストーリー展開が面白く、人物が生き生きと描かれることを期待したいです。8日の第1回が楽しみです。

 他に、監督の替わった中日ドラゴンズの応援、オリンピックでの日本人選手の応援も頑張りたいです。今年も良い年になりますように。

 写真は、今年の我が家の正月飾りです。

(追記(2011年1月6日)

 忘れていました。本年5月21日の朝に金環食が見られるのですよね。

 金環食は日食の一種、月の影が少し小さいので、月が太陽を覆ったとき、太陽がリング状に見える現象です。
 4ヶ月後に起きる金環食は、私の住む静岡県内でもしっかり見ることが出来ます。しかも、月が太陽を覆っている時間は何と5分とか!いったいどのくらいの暗さになるのか、とても楽しみです。
 リング状になった太陽を直接写真に撮ることは出来ないので、3年前の部分日食の時と同じく、空の写真を撮ってみたいです。もっともあの時は曇り空でしたが…。金環食の日はどうか良い天気になりますように。

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2011年 年賀状

2011-01-07 11:44:35 | 美術館
☆★☆皆様、明けましておめでとうございます☆★☆

 昨年はお世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2011年が皆様にとって幸い多き1年でありますように。

 さて、今年の目標は、ブログの更新を頑張ること、そして、昨年出来なかったダイエットに挑戦すること、ちょっと難しいけれど頑張ります。

 それから、今年もたくさん本を読みたいです。年末は忙しくて、なかなか本が読めませんでした。でも、忙しいときに限って読みたくなります。忙しい年末が終わった今、本を読みたくてたまらないです。今年は正月から本を読むぞ~。そして、色々なことを吸収したいですね。今年もいい年になるといいなあ。

 写真は、我が家の新春の鏡餅です。かわいいです。


2010年 年賀状

2010-01-06 12:15:28 | 美術館
☆★☆皆様、明けましておめでとうございます☆★☆

 旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 2009年が皆様にとって幸い多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 さて、私の今年の目標ですが、やはりブログ作成を頑張りたいと思います。まず、「斎王に逢う旅」完成させなくては。そのあとは「系譜から見た平安時代の天皇」と「図書室」を更新したいですね。もちろん人物伝もやってみたいです。やりたいことはたくさんあります。でも、更新は今年もゆっくりかも?そのようなわけで、今年も「平安夢柔話」をどうぞよろしくお願いいたします。

 そしてもう一つの目標はダイエットですね。

 昨年末の病院診察で、肝臓の値が悪くなっていること、体重が増えていることがわかったので、10日程前から室内でも出来る運動、腹筋運動と駆け足を始めました。
 本当は外でジョギングするのが一番良いのでしょうけれど、私は視力の関係で一人で走ることが出来ません。それで、昔、鍼灸治療院をやっていた部屋で駆け足を1日10分ほどやっています。今のところ、3分くらいでふくらはぎが痛くなってくるので、途中でスピードを落としたりもしているのですが、最終的には30分くらい続けて駆け足できるようになるといいなあ。そうしたら少しはやせるかな?と思っています。頑張ります。

 それから、忘れてはいけない…、今年2010年は、平城遷都1300年なのですよね。なので久しぶりに奈良に行ってみたいですね。そして、奈良時代や万葉集に関する本も読んでみたいです。今年も良い本にたくさん巡り会えますように。

 写真は、我が家の今年の正月飾りです。

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父の日 BY咲希さん

2009-06-24 10:58:02 | 美術館
 咲希さんより、5月14日にUPさせていただいた「華麗なる藤原一族 母の日」に続き、「父の日」の小説を頂きました。咲希さん、ありがとうございます。(^^)
 今回も藤原氏の人物が総登場する華やかで楽しい小説です。どうぞお楽しみ下さいませ。

 なお、この小説の著作権は咲希さんにありますので、無断転載、転用は絶対にしないで下さい。



父の日の小説です。

父の日  道長の娘・頼通の娘と養女・師実の養女・忠実の娘・忠通の娘がお祝いをしてくれました。師通の娘はいません。

母の日が終わり父の日がやってきました。

レポーター(女性)「母の日が終わり、父の日がやってきました。藤原家の姫様~父をお祝いを如何でしょうか?」
まず初めは道長さんのお嬢さんの話

彰子(道長の長女)「父上の?お祝いって何をするのかしら?」
妍子(道長の次女)「う~ん。どうしょうかな~」
威子(道長の四女)「父上に喜ぶもの・・・」
嬉子(道長の六女)「父上に好きっていいのかな?」 四人のお嬢さんは倫子さんの娘。
寛子(道長の三女)「私達の姉妹でお祝いでもいいでしょうか?」
尊子(道長の五女)「六人でお祝いをすると父上が喜ぶのでしょうか?  二人のお嬢さんは明子さんの娘。

レポーター(女性)「んなの喜ぶ決まってるでしょ。6人のお嬢さんに囲まれて幸せよ。道長さんは。」

六人のお嬢さん「父上~~~~父の日おめでとーございます。」
道長「えっ?おっお前達・・・(涙)こんな娘を持った私は幸せだぞ。ああ~おいで~」
幸せ満々な道長さん。

頼通さんのお嬢さんの話  寛子って道長の娘と同じ名だ。

女源子(げんの漢字が出てねー女+源)
「私は頼通父上の娘ではないですけど可愛がって下さいましたのでお祝いをしてもいいのかしら?」
寛子(頼通の長女)「当たり前ですよ。血はつながっていないけど私達は家族ですよ。ねっ義姉上。」

女源子「義父上、私を育てて下さってありがとうございます。私は義父上と義母上(隆姫)の事が好きです。」
寛子「父上。私は父上の為に頑張ってやったのに皇子を儲けなくて御免なさい。」
頼通「いいや!女源子は隆姫の姪だか私とっては実の娘ようなものだ。娘がいない私とっては嬉しかった。寛子が生まれたときは嬉しかったよ。皇子を儲けなかったのは残念だかお前は良く頑張っていたんだろう。二人共は感謝してるよ。」
二人のお嬢さんを感謝をしてる頼通。

師実さんのお嬢さんの話  師実の娘はいません。息子がたくさんいるのにね・・・。
養女がおります。

賢子「義父上、血を繋がっていませんか・・・御礼を言わせてもよろしいでしょうか?」
師実「君は私の養女になってくれたことは感謝してるよ。麗子の姪だし。若く死んでしまったことは悲しかった。」
賢子「ありがとうございます。私が亡くなると院が悲しんでくださったことは驚きましたか?。」
師実「そりゃもう。凄く悲しんでおられたよ。君が死ぬと院は君とそっくりな女性を手を出すし・・・何とか言うのは・・ハハハ‥」
賢子「そっそうですね(汗)う~~ん。」
白河院の素行の悪さを呆れたような二人でありましたとさ。

師通さんのお嬢さんの話…いや師通の娘さんはいませんー。
師通「私ーー娘が欲しかったーーーーー!」
レポーター(女性)「養女もいないな…。」
師通「娘が「父上~」と呼ばれたい…(シクシク)」
麗子「しょうがない子ね。なら私に甘えてもいいわよ。」
師通「何言ってるんですか!貴女は私の母でしょうか!」
全子「貴方が謝ってくれたら甘えてもいいわよ。」
師通「いらん事にすんな!君は忠実の母でしょうか!」
母と妻が余計なことに言うから…。

忠実さんのお嬢さんの話  泰子さんは男嫌いらしい…パパが好きなんだろうね。
泰子「父上~私は父上の事が好きですよ。」
忠実「おお。私もお前の事が好きだよ。お前は苦労かけてしまってすまないな。」鳥羽院の所へ行ったのは39歳だった。
泰子「いいえ。仕方がありませんわ。色々なことがあったんですもの。父上は私の為に何回も入内を考えていたんでしょう。」
忠実「うん…白河院が存在頃はなかなか許してくれなかったよな。」
苦労された泰子さん。忠実もそうですね。

忠通さんのお嬢さんの話
聖子「父上、色々なことをやっていてお疲れ様です。」
忠通「ありがとう。聖子。君も苦労かけたな。」
聖子「だって父上はお祖父様とは不和になってるから…戦が起こるのよ。」
忠通「突っ込まれる言葉だな。確かに戦になったことは仕方がない。」
聖子「叔父上(頼長)は悲しく死んでしまって…気の毒に言えないわ。」
忠通「…やむ得ないだろう。頼長は最期までに仲良くなれなかったな。」
聖子「生まれ変わったら仲良くしてくださいよ。兄弟ですから。」
忠通「フッ…そうだな…。」
二人は落ち着いて会話をしていた。

レポーター(女性)「うんうん。良い会話だわ。でも…師通さんは可哀想ね。忠実さん~忠通さん~」
忠実「何か?」
忠通「何の話ですか?」
レポーター(女性)「あのね…師通さんが可哀想なので泰子さんと聖子さんに慰めて欲しいな~と思ってるの。師通さん見れば孫と曾孫でしょう。「おじいさま~ひいおじいさま~」って慰めて師通さんに喜ぶじゃないかな?」
忠実「確かに父上は娘がいないんだよな。かまわないよ。」
忠通「なるほど。お祖父様に喜ぶならいいじゃないか。」

泰子「お祖父様~」
聖子「曾お祖父様~」
師通「ん?君は…?」
泰子「忠実の娘でーす。」
聖子「忠通の娘でーす。」
師通「と言うことは…私の孫と曾孫?」
泰子・聖子「はーい。そうです。」
師通「(ウルウル)これだよ…娘を持つ気持ち…ああ~いい。」

忠実「なんかに父上が悲しく見えた…。」
忠通「同感です…。お祖父様は若く死んでしまったことは無念と言えましょう。もし寿命が縮めなかったら娘を持つ事が出来たのでしょうか?」
忠実「そうかもしれんな。だって妹が出来たらいいなぁ…と思ったりしてさ…。ヘヘヘ。」
忠通「そっそうですか…。」
麗子「仕方がない子ねー。全子殿とは離縁するわー寺と喧嘩をするわーこういう問題が起こるからよ。若く死んだせいで子供は3人息子だから仕方がないわよね。全子殿と離縁しなかったら忠実の妹が出来るのにねー。」
全子「仕方がないですわ。私はあの頃は若かったですもの。若かった私の心は苛立ちしてしまったもの。ホホホ。」
麗子「アレ(摂関の後継者、教通は頼通→教通→信長したかったらしい。頼通は自分の子孫を摂関の地位を保持する為に頼通→教通→師実→師通→忠実。頼通系と教通系と仲良くするようにした為)がこうなければね…。あちらに結婚を申し込まなかったら師通と全子殿はずーと夫婦いられたのにー。」
忠実「おっお祖母様。本当の事ですし…。母上ーがいないと寂しいーえーん。」
忠通「貴方は子供ですか!まーつうかー。曾お祖母様の言うとおりだと思いますね。今はお祖父様の夢を叶いましょう。娘を持つ気持ちを持つ夢を。」

師通「わーい。」
麗子「もういいでしょう。子供のようなことをしたら藤原家の氏長者の威厳がなくなりますよ。忠実と家政(師通の次男)と家隆(師通の三男)を甘えなさい。忠実、家政と家隆を連れて甘えなさいねー。」
師通「えーーはっ母上ー耳を掴まないでー痛いですーいったー」
忠実「はっはい!分かりました。父上ー待ってくださいー」
忠通「…曾お祖母様は最強だなぁ。姉上、聖子、お疲れ様。」
泰子「フフフ。お祖父様って可愛いの。子供みたいわ。」
聖子「知らなかったわ。曾お祖父様がああそういう性格なんで…。」
忠通「本当は娘を持ちたがっただろうね。そうでしょう?お祖母様。」
全子「フン。しょうがないわよ。本当は一緒に居たがったわ。でもやむ得ないわね…。」
忠通「でも長生きしちゃったんですね。父上は摂関になったのでお祖母様は摂関の母になったのですよ。それで十分でしょう。」
全子「そうねぇ。まあ、満足してるわ。ありがとう。忠通殿。」
忠通「いいえ。お礼はいいですよ。」

師通「母上を叱れるなんで嫌だぁータスケテー」

レポーター(女性)「何の声?まあいいか…。父の日の計画はうまくいったようね。」

道長「うん。嬉しかったよ。」
頼通「ありがとう。」
師実「お陰様で。」
忠通「いいや。こちらにも楽しかったですよ。」
師実「あれ?師通と忠実は?」
忠通「曾お祖母様に連れて行かれました。今は叱ってる中でしょうねぇ。父上は曾お祖母様の命令で父上と一緒に居ますよ。」
師実「へっ?麗子が?何があったんだ…?」
忠通「知らない方がいいですよ。曾お祖父様は賢子様と楽しく話せましたか?」

レポーター(女性)「今日は如何でしょうか?」
彰子・妍子・威子・嬉子・寛子・尊子「父上を喜ばせてよかったわ。来年も父の日をお祝いをしましょうね。」
女源子「義父上、嬉しそうな顔でよかったわ。」
寛子「はい。来年もしましょうね。」
賢子「来年も師実父上だけではなく顕房父上もお祝いをしようかしら。」
泰子「父上の嬉しそうな顔で見れて嬉しかったわ。来年もすっごくお祝いをするわ。」
聖子「はい。来年はどんなお祝いをしようかしら。お酒を飲んで…いいかしら?」
レポーター(女性)「それは良かったですね。」

あちらに大きな声で言ってる師通。「タスケテーーーー」

父の日を祝えて嬉しい道長・頼通・師実・忠実・忠通でありました。師通は娘がいな
いので落胆しております…。お気の毒ですね。

                  ー 終わり ー


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華麗なる藤原一族 by咲希さん

2009-05-14 10:23:46 | 美術館
 咲希さんより、「華麗なる藤原一族」という小説を頂きました。藤原道長、頼通、師実、師通、忠実、忠通とその妻たちが総登場する華やかな小説です。どうぞお楽しみ下さいませ。

 なお、この小説の著作権は咲希さんにありますので、無断転載、転用は絶対にしないで下さい。


          華麗なる藤原一族    咲希さん作

藤原道長ー頼通ー師実ー師通ー忠実ー忠通の正室の話でございます。

源倫子(鷹司殿)「初めまして私は源倫子と申します。御堂殿(道長)の正室で勤めております。」
隆姫女王(高倉北政所)「私は隆姫と申します。宇治殿(頼通)の正室でございます。」
源麗子(京極北政所)「源麗子と申します。京極殿(後宇治殿と呼ぶこともあり。師実)の北の方で勤めております。」
藤原全子(一条殿)「藤原全子です・・・。後二条殿(師通)・・・なんでしょう・・。離婚してますけど・・・何を言えばいいでしょうか?」
源師子「源師子と申します。富家殿(知足院殿と呼ぶこともあり。忠実)の二番の正室?です。」
藤原宗子(法住寺北政所)「藤原宗子です。法性寺殿(忠通)の正室でございます。」
師子さんだけないですね。○○殿と○○北政所・・でやつ。
もしかしたら富家北政所か知足院北政所と呼ばれた可能性があり?わからんね。

レポーター(男性)「ほ~。流石に華麗なる藤原一族の正室でございますな~。凛凛がありますなぁ。」

正室達「あらま~お上手ですこと。」  異口同音・・・。う~む流石に藤原家の御正室。

夫はあっちにお茶を飲んでいます。

道長「向こうは凄いことに起こってるなぁ・・・」
頼通「もしかしたら私達の悪口を言ってるなんじゃぁ・・(オロオロ・恐妻家でしょうか?頼通)」
師実「私達に文句に言いそうな気がするなぁ。」
師通「仕返しに文句言えばいいでしょう。(やる気マンマン?)」
忠実「ちっ父上・・・・それは無理なんじゃぁ・・・。」
忠通「文句に言ってもあちらに凄くお返しに言いそうですね。」
レポーター(女性)「こちらの男性はオロオロだわねぇ~。大丈夫なの?」

場所に変えて・・・
レポーター(男性)「貴女達は摂関家の正室ということは苦労がありますか?」
倫子「ありますわ。跡継ぎとか・・・でしょ。私は6人の子を産みましたし・・・。」
レポーター(男性)「娘さんが四人いますね。高貴なお人(天皇・皇族)嫁ぎましたね。息子さんは2人で摂関になっておりますなぁ。」
麗子「殿(師実)の側室がたくさんいるの。子供もたくさんいて・・・なんかねぇ・・・」
師実は側室がたくさんいて子もたくさんいる・・。
レポーター(男性)「それは大変ですね。よく考えると師実さんは隆姫さんの子ではないんですよね。側室の子である自尊心(プライド)があるかもしれませんよ。」
全子「後二条殿は・・・この私が離婚を!呪ったわ!フフフ。」
レポーター(男性)「・・・信長さんの養女を妻を迎えていたんですよね。信長さんは頼通さんの弟教通さんの子だから・・。
つまり内部の長年の対立に終止符を打つものだったんでしょう。仕方がないんですよね・・・。」
うまくフォローをしますねぇレポーターさん・・・。

レポーター(男性)「倫子さんと麗子さんと全子さんと師子さんと宗子さんは夫より年上なんですね。隆姫さんだけは年下。倫子さんの時は雅信さんが天皇の后をする野望がありましたね。でも当時の天皇(一条)と東宮(三条)は倫子さんより年下。
雅信さんは悔しくでたまらんでしょう。穆子さんのお陰ですよね。穆子さんは偉い!24歳と22歳・・。
隆姫さんは頼通との縁談を「男は妻がらなり」と歓迎したといいますね。頼通が他の妻に迎えると隆姫を悲しませたくないと拒否、
また病床に伏した頼通の元に具平親王の怨霊が現れたともいわれ、結局沙汰やみになったんですって。仲がええじゃんか~羨ましいね。
麗子さんは后がねとして育てたんですけど結局摂関家の正室におさめましたね。結婚したのは1051年・・永承6年・・師実は10歳、麗子さんは12歳か・・早えーな。全子さんは・・・17歳の頃2つ年下の師通の妻になって2年後忠実を産んだけどあっという間に離婚しちゃったね。
訳は前に言ったように・・・。やむえないこと・・で・・。師子さんは初めは白河院の後宮で・・・妊娠したまま忠実に嫁ぎ、皇子を産みましたね。これは・・・ありねー。宗子さんは宗通の娘。つまり頼宗の子孫ですね。宗通は幼少時代、白河院のもとで養育され、寵童であったんですね。宗通は全子さんの弟。つながりがあったためでしょうかね。」 
長っ!

倫子「凄い説明ですわね。そうですわね。父上は心配すぎるんだし・・一生結婚できないと思った事も考えたことがあったわ。」
隆姫「私は子が授かることが出来なかったですか宇治殿は優しくしてくれました。」
麗子「幼き頃后になるんだよと言われましたけど結果は京極殿の奥方に決まりましたけど。結婚した年は早いって普通ですよ。」
全子「せっかく子を産んだのに離婚ってイラッとしましたよ。あちらでも必死だったかもしれませんね。内部の対立に終止符を打ったんですから。」
師子「だって・・・あの方が妻に迎えたいって驚きました・・・。私より8つも年下なんですけど・・・。何かに疑問を持ったり・・」
宗子「そうかもしれませんね。父上は院の側にいて・・。」
レポーター(男性)「うむうむ・・。結婚した理由は色々なことがあったんですね。次は寿命ですか・・・女性からで順番に言いますね。
90歳・93歳・75歳・91歳・79歳・61歳・・・宗子さん除いて長生きッスね。あくまでもスゲェよ。男性は62歳・83歳・60歳・38歳・85歳・68歳・・・頼通と忠実お二人は80歳越えですよねぇ。血筋だろうねぇ。師通はのろ・・・ったせいで・・・ちょっとマジかも・・・。気が付いたけど、師子さんは1149年、全子さんは1150年にお亡くなりですよね。嫁が先にお亡くなりか
・・・。びっくりした。」

麗子「師通殿は若く死んでしまって悲しかったわ。シクシク。」
レポーター(男性)「うんうん・・・。師実さんはショックだったろうね。忠実さんは22歳で摂関家を継ぐって大変だったと思うよ。」
師実(突然現れた)「シクシク・・・。我らの家はおしまいだと思ったわい。忠実を支えなければならなかったんだ・・・。」
レポーター(男性)「わっ!突然に現れるなよ。頑張ったね。師実さん・・・。」
師通「悪うございますね。父上と母上は申し訳ないことにしましたか、忠実を面倒を頂いて感謝をしています。」
忠実「すみません。力がなくで・・・。お祖父様とお祖母様・・・面倒を頂いてありがとうございます・・・。母上は長生きで驚きましたか。」
全子「ねえ~。私じゃなくで貴女が先に逝くなんで驚きだったわ。」
師子「そうですか。これは運命でしょうか。」
聖子「母上~」
レポーター(男性)「なんであなた達が・・・。ってこの子は?」
レポーター(女性)「旦那さんにアレ(母の日)を言ったからお祝いをしなくちゃね。ああ、忠通さんと宗子さんの娘さん。」

レポーター(女性)と話していた夫達の会話はこれです。
レポーター(女性)「あのね。現代は母の日がありましてね。5月の第二週間頃お祝いするんですよ。母を感謝をするんですよ。
え~と頼通さん、師通さん、忠実さん、忠通さん、お祝いを如何でしょう?師実さんは隆姫さんの子ではないけど育ての母でしょう。お祝いをしたら?宗子さんの子は娘さんだけなので聖子さんに連れてきましょうか?」聖子は忠通と宗子の娘。
頼通「母の日か・・・現代はいい日があるね。」
師実「・・・隆姫様は育ての母だし・・そうだね。」
師通「どんなにお祝いをするんだ?」
忠実「褒め言葉でもいいのかな?」
忠通「母上は大変だったことがあったけど・・・そういう祝いはいいね。聖子?そうだな。宗子が喜ぶ。」
・・・と言う会話でした。

レポーター(男性)「ああ・・・そうだな。母の日か・・・いいじゃん。」
レポーター(女性)「でしょ。皆さん~ごゆっくり~道長さんだけはお茶を飲んでごゆっくりして~」
道長「うん。母の日か・・良い日だな。後で私も母上(時姫)の所へ行くかな。」

頼通「母上、あの、色々なことがあって・・・お疲れ様です!」
倫子「フフ。頼通殿、ありがとう。現世の頃は頼通殿は必死で苦労したように見えましたよ。」
頼通「スミマセン。私も父上のようにしたかったんです・・・。」

師実「隆姫様、子がおらぬゆえに私は側室の子で意識があったんです。でも隆姫様は感謝をしています。」
隆姫「師実殿、宇治殿が子がいないと摂関は弟君達に移る可能性があったかもしれません。他の女性の間に子を儲けてよかったと思います。師実殿は感謝をしていますよ。摂関をきちんと果たしていますし。」
師実「あっありがとうございます・・・。」

師通「・・・(モジモジ)はっ母上は私の子を育てて感謝をしています。」
麗子「師通殿は問題があり過ぎでびっくりしたわ。忠実を産んだ後、全子殿が離婚して・・もー驚きだわー。」
師通「んーゴメンナサイ・・・スミマセン。でも父上は側室がたくさんいて我慢できましたね・・・」
麗子「ん~もう呆れたような気がしたし、もういいわと思ったし~」
師通「へ~母上らしいや。」

忠実「母上、父上の事嫌いですか?嫌いではないですよね?」
全子「嫌いじゃないし・・・あの頃はイラっとしたけど今はもう諦めたわよ。あなたが立派に育ったからいいわよ。」
忠実「母上~。私は家族と一緒に暮らしたかったと思います。」
全子「私もその気持ちがあったと思うわ。でもあなたの気持ちをありがたく受けるわ。」

忠通「母上、・・・晩年頃父上達と不和をしてしまい、申し訳がありませんでした。私はあの頃、娘だけでしたから弟(頼長)を譲れと言ってムカッとなってしまい・・・」
師子「いいえ。忠通殿は自分の責任を果たしていたんですし、でもようやく息子達を儲けて・・・。」
忠通「はい・・。でも私は自分の子を跡継ぎをしてしまい、戦になってしまいましたか・・・でもむしろ母上は知らなかったことは良かったと思います・・・。知ったら苦労をしてしまいますから・・・。」
師子「ありがとう。忠通殿、もし私が知ったらやむ得ないと諦めていたかもしれませんか・・。」

聖子「母上、私は父上と母上の娘でよかったと思います。」
宗子「聖子・・・ありがとう。あなたは苦労されたことは大変だったでしょう。」
聖子「いいえ。父上の為ですから。でもその役目を果たせたのでしょうか?」
宗子「ええ。きっと果たしたと思いますよ。法住寺殿はあなたの事を感謝をしてると思いますよ。」
忠通「そうだぞ。お前は感謝してるよ。」

レポーター(男性)「色々な話をして楽しかったです。」
レポーター(女性)「質問をして下さってありがとうございました~」

正室達「いえいえ~こちらでも楽しかったわ。」
聖子さん「ありがとう~ございました~」
夫達「凄い会話だったか、楽しい日を過ごせたよ。」

                  ー 終わり ー


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2009年 年賀状

2009-01-07 10:47:24 | 美術館
 2009年1月1日から6日まで、トップページを飾った文章と画像です。


☆★☆明けましておめでとうございます。☆★☆

 旧年中はお世話になり、どうもありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。2009年が皆様にとって幸多き1年でありますように。

 さて、今年は丑年ですね。牛と言えばこれ、平安時代の貴族の自家用車、牛車です。平安時代には牛が大活躍だったのですよね。
 と言うわけで、今年も昨年以上に平安時代を極めたいと思っております。まだまだ知りたいことも多いし、読みたい本もたくさんあります。ブログに書いてみたいことも多いです。でも、あまり欲張りすぎるとかえって大変なので、ゆっくりとマイペースで更新していきたいと思っています。今年も、「平安夢柔話」をよろしくお願いします。

 画像は、今年の我が家のお正月飾りです。

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系図・紫式部の子孫 by咲希さん

2008-01-23 10:24:00 | 美術館
 画像の容量が大きいため、右側が欠けて表示されています。全体をご覧になるにはこちらをクリックして下さい。

 咲希さんから、「紫式部の子孫」の系図を頂きました。

 複雑に絡み合った紫式部の子孫たちも、このように系図にまとめて下さるととてもわかりやすいです。それに、紫式部の子孫は、私がブログで紹介した以外にも色々なところにつながっているようです。

 特に驚いたのは、藤原家成の妻が高階為章の子、宗章の女であることです。家成と宗章の女の間には隆季が生まれ、その隆季の子が「平家物語」にも登場し、清盛の女を妻に迎えた藤原隆房です。文章だけではややこしくてわかりにくいと思いますので、上に掲載させていただいた咲希さんの作られた系図をご覧下さいね。

 …ということで、紫式部の子孫の系譜は実は、「平清盛の子孫」で紹介した系譜にもつながっているのです。すごいですね。咲希さん、素敵な系図をどうもありがとうございました。

*この系図の著作権は咲希さんにあります。無断転載は絶対にしないで下さい。

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2008年 年賀状

2008-01-06 16:42:59 | 美術館
☆★☆明けましておめでとうございます☆★☆

 旧年中はお世話になり、ありがとうございました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 2008年が皆様にとって幸多き年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 さて、今年は藤原公任が「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ(このあたりに若紫の姫君はいらっしゃいませんか?)」と、紫式部に向かって声をかけてからちょうど千年になります。声をかけられた紫式部は、「光源氏のような男性もいないのに、若紫の姫君なんているはずがないわ。」と思ったようですが…。

 それはともかく、この話は「紫式部日記」の敦成親王(後の後一条天皇)の五十日の祝いの席の様子を綴った場面に出てきます。つまり、寛弘五年(1008)のこの時期には、「源氏物語の「若紫」の巻はすでに完成し、世間に広まっていたと考えられるわけです。そして、この「紫式部日記」の記述が、「源氏物語」に関する最古の記録なのだそうです。

 それを記念し、今年は「源氏物語千年紀」と称し、様々な記念事業が行われるとのことで、私もとても楽しみです。もちろん京都にも行って、「源氏物語」を偲びたいと思っています。

 それともう一つ……、実は、私のもう一つの愛読書、L・M・モンゴメリ作の「赤毛のアン」が出版されてから今年がちょうど100年なのだそうです。そこで、こちらも色々な記念出版や催し物があるようです。早速、1月3日に、NHKで特別番組が放映されるとのことでとても楽しみです。

  …というわけで、今年は二つの愛読書「源氏物語」と「赤毛のアン」を思いっきり楽しみたいと思っています。(^^)/読書に夢中になりすぎて、相変わらずブログの更新はゆっくりになるかもしれませんが、今年も「平安夢柔話」をどうぞよろしくお願いいたします。

 写真は、今年の我が家の正月飾りと鏡餅です。鏡餅はキティちゃんと、今年の干支のねずみです。

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2007年 年賀状

2007-01-07 11:48:22 | 美術館
 2007年1月1日から7日まで、トップページを飾った新年のご挨拶と画像です。


☆★☆明けましておめでとうございます(^^)☆★☆

 昨年は皆様には大変お世話になり、どうもありがとうございました。たくさんのアクセスと掲示板への書き込みをいただき、感謝しています。
 おかげさまで昨年は、平安時代の人物紹介と書籍紹介の記事を30記事あまりUPでき、満足しています。旅行記2本もUPできました。

 今年も、平安時代の人物紹介と書籍紹介を中心に、我が家の猫、エリカのことや私の日常もちょこちょこUPしていこうと思っています。旅行に出かけたあとは旅行記も作成しようと思っています。相変わらず勘違いな事を書いたり、誤字や脱字も多いかもしれませんが、どうか暖かく見守って下さいますよう、よろしくお願いします。それと、マイペースなので更新はゆっくりですが、時々拙ブログをのぞいて頂けますととっても嬉しく思います。

 何よりも、私自身が楽しみながらこのブログを作成していけるよう、ぼちぼち都頑張りたいと思います。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 画像は、鏡餅とお正月飾りです。お正月飾りには招き猫がついています。かわいいです♪

               


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道隆キッズのハロウィーン by葉つき みかんさん

2006-10-29 09:34:11 | 美術館
 先日の「光孝天皇」に続いて、葉つき みかんさんのサイト様「月桜」にてフリー配布されていたイラストを再び頂いてしまいました。

 今回のイラストは、「道隆キッズのハロウィーン」です。

 欧米ではハロウィーンという行事があることは何となく知っていたのですが、その詳細については、私は全くと言っていいほど知りませんでした。「月桜」内の「こちら」のページによると、

ハロウィーン(Halloween)とは、諸聖人の祝日の前夜(10月31日)の祭り。秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の祭りが起源。アメリカでは、カボチャの提灯(ちょうちん)などを飾り、仮装した子供たちが近所の家々からお菓子をもらう。

というお祭りなのだそうです。仮装してお菓子をもらいに行くなんて、楽しそうですね。

 それでこのイラストなのですが、藤原道隆の主要な4人の子供たちがそれぞれ仮装をしています。道隆さんはとってもユーモラスな方で、こういった「お祭り」が大好きだったと思われますし、妻の高階貴子さんは漢籍好き、よってその子供の伊周さんや定子さまも漢籍が得意だったようです。つまりこの一家は国際派一家なのです。平安時代にハロウィーンのようなお祭りがあったら真っ先に飛びついたかもしれませんよね。

 では、葉つきみかんさんの描かれた「道隆きっず」を向かって左側から紹介しますね。

☆大千代君(道頼) 13歳
 ドラキュラ男に仮装しています。うちのだんなさんが、「この子だけ顔が違う」と言っていましたが、実は彼だけ母親が違うのです。他の3人の母は高階貴子ですが、彼の母は藤原守仁女です。そのせいか、ちょっと控えめな感じを受けます。

☆小千代君(伊周) 10歳
 蜘蛛男に仮装しています。ちょっと生意気そうな感じがしますが、知的で格好良いですね。さすが、のちに内大臣になっただけのことはあります。

☆阿古君(隆家) 5歳
 魔法使いに仮装しています。個人的にはこの子が一番かわいくて好き♪もちろん、他の3人もかわいいですよ~。いたずらそうな表情と、三角の帽子が何とも言えないです。

☆大君(定子) 8歳
 かぼちゃ姫に仮装しています。美少女ですね。でもちょっといたずらっぽそう。「枕草子」でのユーモラスな定子中宮の雰囲気が、このイラストにもよく出ていると思います。

 このように、豊かな表情と楽しい雰囲気がしっかり表現されているところはさすがです。葉つき みかんさん、素敵なイラストをどうもありがとうございました。

*このイラストの著作権は葉つき みかんさんにあります。無断転載は絶対にしないで下さい。

☆葉つき みかんさんのサイト「月桜」はこちら