平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

鶏肉と野菜のトマト煮

2010-07-28 22:11:05 | えりかの平安な日々 10~18
 ここ10日くらい、とても暑くて、かなり疲れ気味です。本を読んだり、調べ物をしたりはしているのですが、暑くてなかなか文章が浮かびません。そこで、本日も日記の更新です。そのようなわけで歴史記事に関しては、この夏は(もかも)超マイペースで行きます。

 さて、上の写真は本日の我が家の夕食に出した私の新作料理「鶏肉と野菜のトマト煮」です。

 この料理は、鶏肉、なす、ピーマン、玉ねぎ、そして下ゆでしたジャガイモとにんじんを一口大に切って炒めたものを、トマトソースで煮込んだものです。
 トマトソースは、ずっと以前に日記で紹介したトマトスパゲッティーのトマトソースと同じ方法で作りました。トマトを四つ割りにしてミキサーにかけ、鍋に移してふたをせずに20分くらい煮込んで作ったソースです。

 つまり材料は鶏肉と野菜、それに塩とこしょうだけです。作り方はちょっと面倒なのですが、とてもおいしくできました。野菜たっぷりで元気が出そうです。夏ばて解消になるかな?また作ってみたいです。

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エリカのお墓参り・その他近況

2010-07-18 21:56:58 | えりかの平安な日々 10~18
我が家の愛猫、エリカが天国に旅立ってから、今日でちょうど4ヶ月になりました。

 家にも小さな仏壇があって位牌が飾ってあり、時々キャットフードをお供えしたりお線香をあげたりしています。そんなわけで、エリカはきっと、斎場と我が家を行ったり来たりしているのだろうなあと、想像しています。
 でも、今日は月命日ということもあって、約2ヶ月ぶりに斎場にお墓参りに行ってきました。

 斎場では、久しぶりにエリカの写真とお札にご対面。そこでまず、写真とお札を置いてある場所をお掃除しました。エリカもきっと喜んでくれたと思います。そのあと、ペットの供養塔にお線香をあげて、お参りをして帰ってきました。エリカちゃん、ずっと、私たちのことを見守っていてね。

☆以前から、エリカの誕生日にUPした「エリカ、15歳の誕生日に寄せて」の続きを書こうと思っているのですが、まだまだ辛くて、なかなか書けないでいます。「えりか、15歳の誕生日に寄せて」は、「とにかく誕生日にUPしたい」と思い、必死になっていたので書けたのですけれど、締め切りのない記事ってなかなか書けませんね。
 そのようなわけで、エリカの記事の続き、申し訳ありませんが気長にお待ち下さいませ。

(その他、近況を)

☆エリカが天国に行ってから、安定剤を飲まないと夜眠れない日が多くなっていたのですが、このところ、使わなくても何とか眠れる日の方が多くなってきました。最近では、週3回飲めば充分です。だんだん良い方向に向かっているようです。

☆今年も、専門学校時代の同窓会に10日~11日と1泊2日で行ってきました。

 今年は、浜名湖の近くのホテルで行われたのですが、昨年同様、飲んで食べて、しゃべって、カラオケで歌って、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。25年ぶりくらいに会う方もいて、なつかしかったです。年々、同窓会に参加するのが楽しくなってきました。年を取ったせいかな?

☆現在、戦国時代の女性たちのことを書いた本の紹介記事を作成中です。
 それから、久しぶりに人物伝を書こうと思い、平安時代初期のある貴族について、調べています。少しずつ、人物像も見えてきたので、そろそろ文章に書き始めようと思っています。いつも言っていることですが、相変わらずのゆっくりマイペース更新、どうかおつき合いの程をよろしくお願いします。


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天平の三姉妹

2010-07-09 21:18:20 | 図書室1
 今回は、奈良時代を扱った歴史評論の紹介です。

☆天平の三姉妹 ー聖武皇女の矜持と悲劇
 著者=遠山美都男 発行=中央公論新社・中公新書2038 価格=882円

☆本の内容
 聖武天皇には三人の娘がいた。生涯不婚を定められ、孝謙天皇(重祚して称徳天皇)となって権力を振るった阿倍内親王。光仁天皇の皇后でありながら、夫を呪詛したとして大逆罪に処された井上内親王。恵美押勝の乱に加わった夫を失った後、息子たちの謀反に連坐、流罪とされて没年すら伝わらない不破内親王。凄惨な宮廷闘争の背景にあったのは何か―。皇位継承の安定のために人生を翻弄された三人の皇女の物語。

[目次]
 序章 松虫寺の墓碑銘
 第1章 三姉妹の誕生
 第2章 それぞれの出発
 第3章 塩焼王流刑
 第4章 遺詔
 第5章 道祖王、杖下に死す
 第6章 今帝、湖畔に果つ
 第7章 姉妹の同床異夢
 第8章 皇后の大逆罪
 第9章 返逆の近親
 終章 松虫姫のゆくえ

 今年2010年は、平城遷都1300年に当たる記念すべき年ということで、奈良では色々な記念行事やイベントが行われているそうです。

 私は奈良には、中学校の修学旅行で1回、行っただけなので、これを機に行ってみたいと思っているのですが、予定が立たずになかなか実行できないでいます。せめて、奈良時代の歴史の本を読んでみたいと思って、この本を手に取ってみました。

 この、「天平の三姉妹」は、聖武天皇の3人の皇女、阿倍内親王(後の孝謙・称徳天皇)、井上内親王(後の光仁天皇皇后)、不破内親王(後の塩焼王妃)の生涯を時系列順にたどった本です。専門の先生が史料に基づいて書かれているので小説ではありませんが、所々物語風な書き方をしている箇所もあり、そういう意味では、山本淳子先生の「源氏物語の時代 ー一条天皇と后たちのものがたり」の奈良時代版という印象を受けました。

 この本で一番嬉しかったことは、序章に書かれている不破内親王がモデルだとされる松虫姫の伝説を初め、不破内親王に多くのスペースが割かれていたことです。
 女帝になった阿倍内親王や、伊勢斎王から光仁天皇の皇后になった井上内親王については、様々な本で取り上げられていますが、不破内親王について取り上げられた本って今まであまりなかったですよね。

 実は不破内親王という方は、生年も没年もはっきりしないのだそうです。
 後に天武天皇の孫に当たる塩焼王と結婚するのですが、聖武天皇がなぜ、塩焼王を不破内親王の夫に定めたか、この本で興味深い考察がされていました。

 この時代の天皇の継承者は、天智・天武両天皇の血を受けている草壁皇子の子孫であることが条件だったそうです。確かに聖武天皇は草壁皇子の孫ですものね。

 更に、聖武天皇の時代になると、藤原鎌足の子孫であることもブランドであり、天皇になる重要な条件の一つでした。そのようなわけで聖武天皇は、藤原不比等の娘、光明皇后を母に持つ阿倍内親王を、皇女でありながら自分の皇太子に立てたのです。

 しかし、困ったのはそのあとです。女帝は結婚できないという不文律がありましたから…。そこで目をつけたのが塩焼王だった…ということです。
 と言うのは、塩焼王は天智天皇の血は引いていませんが、父の新田部親王の母、五百重娘は鎌足の娘、つまり、れっきとした鎌足の子孫なのです。それで聖武天皇は、塩焼王を不破内親王と結婚させることによって、阿倍内親王の次の皇位継承者にしようとしたようなのですよね。

 しかし、この計画は残念ながら失敗に終わります。塩焼王はやがて、罪を犯して流罪になってしまいます。どのような罪だったのかは不明ですが、この本では、塩焼王が聖武天皇側近の女官と密通したのではないか…と推察されていました。非常に納得という感じでした。

 その後不破内親王は、恵美押勝の乱に加わった塩焼王との死別、承徳女帝を呪詛したことによって平城京から追放、赦されて帰京したものの、数年後に息子の氷上川継の謀反に連座して淡路国に流罪と、波乱に富んだ生涯を送るのですが、上でも書きましたように没年は不明です。平安遷都の翌年、延暦十四年(795)に、淡路国から和泉国に移されたことが記録されているので、その頃までは生きていたということになりますが…。
 ただ、伊豆国に流されていた息子の川継は、延暦二十四年(805)に赦されて、後に官界に復帰している(このことは知りませんでした)ので、それだけは救いですね。

 もちろんこの本には、不破内親王のことだけでなく、阿倍内親王や井上内親王についても詳しく書かれています。彼女たちはいずれも過酷な生涯を送りましたが、与えられた運命を受け入れ、精一杯生きたように思えます。
 また、彼女たちの周辺人物や、奈良時代の政変についても詳細に解説されていますので、奈良時代の歴史のこともよくわかると思います。特に、奈良時代の皇位継承争いは苛烈で、そこがまた興味をそそられたりします。

 それから、私はこの本を読んで、聖武天皇のイメージが変わりました。
 聖武天皇というと、気の強い光明皇后の尻に敷かれた、ちょっと気の弱い天皇というイメージだったのですが、なかなか芯のしっかりした、個性的な天皇というイメージに変わりました。
 考えてみると聖武天皇は、皇女を皇太子にしたこと、東大寺にあれだけ大きな仏像を作ったことなど、型破りな事をたくさんやっています。
 また聖武天皇は、孝謙女帝となった阿倍内親王に向かって、「王を臣下にするのも、臣下を王にするのも、そなたの好きなようにすればよい。」とも言っていたそうで、これが道鏡を天皇にしようとしたことへもつながっていくのです。やはり、聖武天皇はただものではないかもしれません。

 このように、「天平の三姉妹」は、3人の皇女の人生をたどりながら、奈良時代の歴史に触れることが出来る1冊です。平城遷都1300年のこの機会にぜひ堪能してみて下さい。

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掲示板の契約更新完了

2010-07-02 11:12:27 | えりかの平安な日々 10~18
 アクセス解析や過去ログ保存が使えること、サーバーが安定していることなどを考えて、私は、4年前の7月に有料掲示板を契約し、1年ごとに契約料金を払っているのですが、今年も契約更新の時期がやってきました。そして昨日、ようやく契約更新が成立し、また1年間、掲示板を使うことが出来るようになってほっとしているのですが、実は、今年の更新はかなり大変だったのです。

 先週の金曜日、「そろそろ契約更新の時期なのに、振込先や料金を記載したメールが来ない、では、問い合わせてみよう」と思った矢先、パソコンからネットにつながらなくなってしまったのです。

 そこで、「また回線のトラブルよね、線を全部外してつなぎ直せば治るよね。」ということで、夕方、帰ってきただんなさんに頼んで作業をしてもらったのですが、これが手間取ってしまい、夜中になってようやく線がつながりました。

 ところが、何度やってもインターネットにつながりません。
 これはモデムの故障かもしれない、モデムの在庫がなければ、長ければ1週間つながらない、ネットは携帯電話から出来るとして、困ったことはメールの受信です。もしかすると今日あたり、掲示板契約のメールが届いているかもしれませんが、受信が出来ないのでどうにもなりません。
 それに、メールが来てから10日以内に料金を振り込まないと、掲示板が消えてしまいます。土日をはさむと、掲示板管理者様の料金確認も遅れますし、ネットが1週間つながらないとなると大変なことになる…。どうしよう~。では、だめもとで携帯電話から掲示板の管理画面に入り、問い合わせフォームから問い合わせてみようと思いました。

 携帯電話から掲示板管理画面にはいるのは初めてのことだったのですが、何とかパスワードを入力して入ることが出来ました。そして、うまく送信できないかもしれないけれど、やってみるだけやってみようと思い、問い合わせフォームに必要事項を書き、現在パソコンからネットがつながらない状態なので、掲示板契約に関する必要事項を携帯電話のメールに送って欲しいことを書き、送信ボタンを押しました。
 画面が変わり、「正常に送信されました」というメッセージが出たときはほっとして、力が抜けていくのを感じました。何しろ、書き込みに1時間以上かかってしまったのですから…。多分、パソコンから文字を打てば10分くらいですんだと思います。最近は以前よりも、携帯電話で文字を打つのが早くなったのですが、やっぱり携帯電話からの書き込みは苦手です。

 そして翌日のお昼頃、携帯電話に掲示板契約更新についてのメールが届きました。掲示板管理者様にはお手数をかけてしまい、この場を借りて御礼申し上げます。

 ネットの方は、その日になってIP電話も使えないことがわかり、NTTに調べてもらいました。
 インターネットやIP電話がどのようにしてつないであるのか、詳しいことや機械のことは私には全くわからないのですが、見てもらった結果、私の家に通じる線が途中で切れていることがわかりました。つまりモデムの故障ではなかったわけです。
 どうやら雨か雷で線が切れてしまったのではないか…ということでした。これでは、私たちがいくら線をつなぎ直しても通じるわけがありませんよね。

 そこで、外の線をつなぎ直してもらい、やっとネットに通じるようになったのがその日の夕方でした。何はともあれ、治って良かった、良かった。

 そして月曜日に、静岡市内の銀行から掲示板の料金を振り込み、昨日、掲示板管理者様からの確認メールが私の許に届き、無事に掲示板の契約更新が出来ました。これからも今まで通り、書き込みよろしくお願いします。私も、短いつぶやきや近況などを時々、書いていきたいと思っています。

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