平安夢柔話

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幸せで楽しい時間 ~濱田金吾さん大阪ライブ2016年4月9日

2016-04-16 19:19:58 | えりかの徒然なるままに
 4月9日、またまた行ってきました。今回で通算12回目となる濱田金吾さんのライブ。今回も、楽しい思い出を残しておきたいのでレポートしてみます。

 場所は、大阪のMister Kelly's。私にとってはこちらは2回目となります。
 今回のライブのあと、次回の参加は未定、多分、3~4ヶ月以上、感覚が空いてしまうと思います。なので少し寂しい気持ちもありますが、だからこそ余計なことは考えないで思い切り楽しもうと心に決めていました。

 今回のオープニングは打ち込みの「なんちゃって君」を使った「GOOD LUCK CITY ROMANCE」。この曲、ライブではオリジナルとアレンジが違っていて、それもとてもおしゃれなアレンジで気に入っているのです。このバージョンでCD化して欲しいなあと思ったりしますが。
 2曲目は格好良いロック「RUN THRU THE NIGHT」。今回は最初から結構、飛ばしていますね。
 続いてギター弾き語りの「GIRLS」。この曲はバンドでしか聴いたことなかったので、弾き語りは新鮮でした。なかなか良い感じ。
 こうして楽しく素敵な雰囲気で始まったライブ、今回は最前列のほぼ真ん中の席だったので、迫力ある音がまっすぐに聞こえてより楽しむことが出来ました。

 ところで金吾さん、MCで、阪神タイガースが今年ペナントレースで優勝したら11月のライブで「六甲おろし」を歌うと宣言。これって、毎年のことのようですが、私はファンの方からのリクエストなのかなと思っていました。でも、ご本人から言い出したことだったのですね。
 で、この宣言に拍手した方々につられて私も思わず拍手。そうしたら金吾さん、
「今、拍手した人にはジャイアンツが優勝したら闘魂こめてを歌ってもらうから」
ですって。えっ、私、タイガースファンでもジャイアンツファンでもないんですけれど…。
 ちなみに「六甲おろし」と「闘魂こめて」は作曲者が同じなのだそうです。知らなかった。

 今回はリクエスト曲中心ということで、普段あまりやらない曲をたくさん聴くことが出来たのですが、1-setのサプライズは西山浩司さん(イモ欽トリオのワルオさん)に提供された「Lovers Travelin'」でした。
 アイドルソングとのことでしたが、金吾さんのピアノの弾き語りで演奏されたこの曲、とても良かったです。ああ、金吾さんってやっぱり素敵な曲を作る方なのだなって再認識。
 ちなみに西山さんは、金吾さんのライブに時々来られているそうで。私が欠席した昨年7月のBITのライブも聴きに来られていたそうです。

 このようにして、生活環境が変わり引っ越しの多いこの時期の定番「東京 come & gone」で1-setはおしまい。

 そして、休憩を挟んで2-setへ。最初からサプライズが待っていました。

 2-setのオープニングは「天国からのリクエスト」ということで選んだ曲とのこと。
 金吾さんが、松下誠さんとこの2月22日に亡くなった村田和人さんに呼びかけて作った幻のユニット「moon kids」の曲をやって下さるとのことで思わず拍手をしてしまいました。そうしたら続いて会場全体が拍手。でも、真っ先に反応したのは私だものねと、ちょっと得意になったりもしましたが…。
 演奏されたのはなんちゃって君を使って、「風邪の島」という曲。この曲、聴いてみたかったのよね。(^^)
 で、期待通り、明るくさわやかな曲。金吾さんの声にもとてもよく合っていましたが、村田さんが歌っても合いそう…と思ってしまいました。もう一度聴いてみたい~。

 そして この曲のあとに更にサプライズが。
 ライブのアンケートの「これから聴いてみたい曲」に何度か書いた「TROPICAL FISH」が演奏されたのでした。思わず「嬉しい~」と口から出ていました。この曲もポップでさわやかで、昔から大好きなのです。

 しかし~、
 このあとすぐ、今回のライブ最大のサプライズが待っていました。

 金吾さん、「今まで単にやりたくなかったからやらなかったのだけど、次は滅多にやらない曲をやることにしました」とのこと。
 しかもファーストアルバムに入っていて小林和子さんの作詞、えっ、もしかしてもしかして。((o(^-^)o))お隣りの席の恐妻家さんとうなずき合ってしまったのですが。

 私はファーストアルバム「Manhattan in the Rain」を時間がないときに聴くときは、「modern times」「Sunrise Sunset」、そして「holiday」を聴くことにしているのです。つまりこのアルバムではこの3曲が特に好きなのですよね。
 このうち「holiday」だけはまだ、生で聴けていませんでした。しかも、過去3年くらいのセットリストを見ても、なぜかこの曲が演奏されていないようなのです。
 で、今年のお正月、金吾さんのフェイスブックのページで恐妻家さんとこの曲の話になって。
 恐妻家さんは8年くらい前から金吾さんのライブに参加するようになったようなのですが、この曲が聴きたくてずっと、アンケートの「これから聴いてみたい曲」に「holiday」と書いていたそうです。でも、8年間聴けないでいるとのことでした。
 なので私、「それなら援護射撃します」と言ってしまったのですよね。何よりもこの曲、生で聴きたいし~。
 ということで、2月のアンケートの「これから聴いてみたい曲」に「holiday」と書いてしまったのでした。

 で、金吾さんのギターの弾き語りで始まった曲は思った通り、「holiday」でした。(^^)ああ、もう、この曲を聴けただけでも5時間かけてここに来て良かったと思いました。
手拍子しながら時々口ずさみ、幸せなひとときでした。
 曲が終わると力一杯拍手。そろそろ拍手を辞めようかなと思ったら、恐妻家さんがまだ拍手をしていたのでわたしも続けることに。そうしたら最後には拍手をしているのは私たち2人だけになって、会場が大爆笑。
 で、金吾さんに、
「そこの2人がやれやれって、メールでいじめるんだもの」
と言われてしまいました。
なので私
「あの、メールはしていないんですけれど…」
と言ってしまったのですが、考えてみたらアンケートに書いているので(ちなみに私はアンケートはいつもメールで提出しています)しっかりメールしていたのですよね。
「 でも、やはり伝えたかったので、
「この曲を聴けただけでも来た甲斐がありました」
といったら、
「それなら他の曲辞めようか」
と言われてしまいました。そんな~。で、
「他の曲も聴きたいです」
と返事。曲が終わったあとも楽しいひとときでした。

 そのあとも、「Jazz singer」「シャワールームのある風景」(この曲の、生きてくことは忘れることという歌詞、やっぱり心にしみます)など、素敵な曲をたくさん聴かせていただいたのですが、一番、感動したのは高橋真梨子さんに提供された「My city lights」でした。この曲も「天国からのリクエスト」とのことでした。

 1ヶ月ほど前に、金吾さんのライブの昔からの常連さんで東京在住のEさんが亡くなりました。
 私はEさんとは面識はなかったのですが、金吾さんの掲示板やフェイスブックでよく、お名前をお見かけしていました。ハンドルネームが私と似ていたので何となく親しみも持っていましたし、なによりも、同じ金吾さんファンとしてBITで楽しい時間を何度も何度も共有していたと思います。なので知らない方のような気がしなくて、亡くなったとうかがったときはそっと手を合わさせていただきました。.
 そのEさんがよくリクエストしていたのが、「My city lights」と、ユーミンの「卒業写真」だったのだそうです。
 日本の曲のカバーを滅多にやらない金吾さんが度々「卒業写真」を演奏していたのはそんな理由があったのですね。私も昨年3月のライブで聴かせていただきました。金吾さんの優しい声が心にしみて感動したのを思い出します。
 で、金吾さんはEさんのお葬式の時、「卒業写真」を歌ってお見送りしたのだそうです。Eさんのご家族やご友人に対して本当に失礼になるかもしれないと思いましたがあえて書かせていただきます。私はこの話をうかがったとき、亡くなった方のことを初めてうらやましく思いました。

 今回のライブでEさんに捧げられた「My city lights」、初めて聴いた曲でした。優しいバラードで感動しました。こちらももう一度聴いてみたいです。

 このようにして、2-setもラストに。
 ラストはアニメの曲とのことだったので「アーシアン」の曲を期待していたのですが。
 期待通り「Because」をやって下さって大感激。アーシアンの曲を生で聴いたのは初めてなのでは。しかもこの曲その中でも特に好きなのです。

 というわけでアンコールへ。

 アンコール1曲目は「GATSBY WOMAN」。この曲、いつも手拍子で盛り上がってとても楽しいです。
 続いて「May Sick」。
 そう言えば、1-setの最初の方で金吾さんが、「初めて来た人は?」と会場に向かって尋ねたとき、この曲が聴きたくてライブに初めて来たという方がいらっしゃいました。で、金吾さん、
「May Sickやったらもう来ないよね?それじゃあ辞めようかなあ」
とお返事していたのですが、やっぱりやって下さったのね。(^^)この曲も手拍子で盛り上がりました。楽しい~。

 そして、正真正銘のラストは金吾さんのグランドピアノの弾き語りで「WHISPERING NIGHT」。この曲をグランドピアノの弾き語りで聴くのは夢だったのですよね。本当に、最後の最後までサプライズの連続でした。

 今回も楽しくて素敵なライブでした。今、ここにいる幸せを感じた3時間でもありました。家を出発してからこの会場のあるホテルに着くまで、電車の待ち合わせ時間や買い物の時間なども含めて5時間ちょっとかかりましたが、長時間かけてここに来て本当に良かった。ありがとうございました。

 最初の方でも書きましたが、次の参加はまだ未定です。でも、絶対にまた参加して、幸せで楽しい時間を味わいたいと強く思っています。

濱田金吾さんの公式ホームページこちらのページで、2016年4月9日のライブのセットリストをご覧頂けます。

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