2014年4月26日、東京新宿区のBACK IN TOWNで行われた濱田金吾さんのライブに行ってきました。
今回は昨年末に一緒に行った友人たちが都合がつかなくて私一人での参加、しかも席は一番前のテーブル席。舞台が近くて驚きました。
さて今回のライブは、昨年末のライブでもギターを担当された松下誠さんと2人だけのライブということ。私はやはり昨年末、エフエム世田谷で放送された番組で、お二人のギター2本での素晴らしい演奏とボーカルを聴いていましたので、今回も楽しみにしていました。そして期待通り、とても素敵なライブでした。私の備忘録も兼ねてレポートさせていただきます。
第1部はこのライブの11日前に逝去されたご友人のダニー石尾さんが得意だった曲「500 miles」に続いて「May sick」で始まりました。「May sick」は金吾さんのファーストアルバムに収録されているロック風の曲なのですが、ギター2本での演奏、とても感じが良くて、すっかりお二人の世界に引き込まれていきました。
そして3曲目は大好きな曲「April fool」切ない曲なのですけれどね。
金吾さんは季節感をとても大事にされる方なので、ライブではこの時期にしか聴けない曲だと思います。ラッキーでした。(^^)
第1部で一番感動したのは「Listen baby」。
この曲は昨年末のライブでも演奏されて、アレンジがおしゃれで感動したのですが、ギター2本でのアコースティックバージョンも素敵でした。何よりも、金吾さんと誠さんのさびのコーラスがとても息が合っていて大感激。曲が終わったあと、どなたかが「最高!」と叫んでいましたが、わたしも「ほんと最高」と口から漏れていました。小さい声だったですけれどね。
演奏もさることながら、35年間も親交があるというお二人のおしゃべりも最高。何度も笑ってしまいました。
特に印象深いのは誠さんが金吾さんの家の電灯を壊してしまった話。
お部屋の照明器具って、ひもがつる下がっていますよね。我が家にもたくさんあるのですが。誠さん、そのひもを引っ張ってひもを切ってしまい、電灯が消えたままの状態になってしまったのだそうです。
その話を誠さんがしていたら金吾さん、
「電灯からつる下がっているひもなんか普通引っ張るか?掛川ではやるかもしれないけれど都会人はやらないよ。」
え~っ、やるんですけれど…。
電灯って普通、ひもを引っ張ってつけたり消したりしませんか?
私もだんなさんと一緒に暮らしていたとき、2回ほど電灯のひもを引っ張ったら切れてしまい、電灯が消えたままの状態になってしまったことがあります。最近は母がそれをやりました。2日間ほど、寝室の電灯がつかなくて不便だったなあ。
ちなみに掛川出身の誠さんは私と同県人でもあります。しかも掛川と、私が以前住んでいた島田はそれほど離れていません。最近はリモコンやスイッチを使って電灯をつけたり消したりするのが主流なのでしょうか?
そんなわけであまり大きな声で反応すると、田舎物だと思われるかな?と思って、小さな声で「普通やるけどなあ」と言っていました。だからこちらでしっかり反応させていただきます。(^^)
さて、第1部が終わると15分ほどの休憩。ああ、もう半分終わってしまったのねと思うとちょっと寂しくなりましたが。
第2部の始まりは誠さんのボーカルによる「When Sunny Gets Blue」。誠さんのボーカルが聴けるなんて貴重だと思いました。
続いて同じく誠さんのボーカルによる「And I Love Her」と金吾さんのボーカルによる「While My Guitar Gently Weeps」。いずれもビートルズの曲なのですが、この2曲、昨年末のエフエム世田谷の番組でお二人が演奏した曲なのです。まさか生で聴けることになるなんて夢にも思いませんでした。
こうして誠さんのボーカルやカバー曲が演奏されたあと、金吾さんのオリジナル曲「Piano man」が演奏されました。この曲は以前にも書きましたように、私が金吾さんの音楽と出会うきっかけになった大切な曲。今回も聴くことが出来て嬉しかったです。
そのあと、どちらも大好きな「American Night」と「Sunrise Sunset」が演奏されました。それにしても、金吾さんのオリジナル曲になると自然に口が動いてしまった私。歌詞をしっかり覚えてしまっているということなのですよね。
ところがこの2曲のあと、金吾さんの口から出た言葉は「次が最後の曲です。」でした。思わず「えーっ」と言ってしまいました。
その最後の曲は誠さんの選曲で、普通なら今の時期には絶対に歌わない曲とのこと。いったいどんな季節外れの曲なのかと思ったら、
「海風通信」
とのこと。思わず私、「嬉しい~」と口から出ていました。この曲は「Bedside moon」「夜風のインフォメーション」と並んで、好きな曲ベスト3に入るくらい、大好きな曲なのですから…。
そうしたら「嬉しい?」と金吾さんに話しかけられ、びっくりしてしまいました。それでも私は、「嬉しいです!」と大きな声で返事することが出来ました。最高に幸せな瞬間でした。
この曲の歌い出しは
「特別な理由はないけれど10月の渚で別れよう」
つまり秋の歌なのです。なので今回のライブでやって下さるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです。昨年末の「Bedside moon」同様、体が震えました。本当にありがとうございました。
こうして第2部終了。
でもやっぱりもっと聴きたいよね、ということで、会場中がアンコールの拍手。
アンコールの1曲目は「Portrait Woman」手拍子で盛り上がり、私も楽しい気持ちになりました。
1曲目終了後、初めの方でも少し触れましたが、11日前に肝臓ガンのため逝去された金吾さんのご友人、ダニー石尾さんのお話しになりました。
ダニーさんは45年ほど前、「小さな日記」「希望」といったヒット曲があるフォー・セインツというグループのメンバーとして活躍され、グループ解散後ソロとなって音楽活動をされていた方です。1993年から20年間、サッカーJリーグの鹿島アントラーズのスタジオDJとしても活躍されました。
最近は代々木のGreen Spotというお店で月1回ライブをしており、金吾さんが各月でサポートをなさっていたそうです。
ちなみに…、
私より13歳年上のだんなさんは生前、「小さな日記」と「希望」をカラオケで歌ったことがあったので、フォー・セインツは絶対に知っていたはずです。もしかするとダニーさんのことも知っていたかもしれません。今となっては確かめることが出来ませんが。
話をライブの方に戻しますね。
金吾さんがお話ししていたダニーさんとの思い出話、ダニーさんのギターを引きながら歌われた「Danny Boy」、さらにダニーさんへの提供曲「Dear Song」を聴きながら、金吾さんがダニーさんのことをどんなに大切に思っていらしたかが伝わってきて感動してしまいました。
それからこんな事もおっしゃっていました。
「死んでしまったら周りの人が悲しむよ。みんな元気で、10年経っても50年経ってもここに来ようよ。」
大切な人を亡くした悲しみがよくわかるだけに、この言葉は心にしみました。
こうして感動のうちにライブ終了。
会場ではダニーさんのアルバムCDが売られていました。
このうち、「Dear Songs」というアルバムは金吾さんがプロデュースしているのですが、このアルバムが出た頃、ラジオ出演したダニーさんが、金吾さんと一緒に仕事をしたことを番組でお話しされたのだそうです。そうしたら、昔、金吾さんを聴いていた人たちから反響があり、このことが金吾さんがライブ活動を再開するきっかけの一つになったのですって。
なので私が今、このライブ会場にいるのはダニーさんのおかげでもあるわけで、世の中って色々なことがつながって成り立っているんだなあと思ったら、ダニーさんに手を合わせてお礼を申し上げたい気持ちになりました。
そんなわけで「Dear Songs」を購入しました。帰宅して聴いてみましたが、とても良かったです。金吾さんのコーラスが入っていたのも嬉しかったですし、提供曲も3曲、収録されていました。聴けば聴くほど味が出てくる、そんなアルバムです。
今回も昨年同様、笑いあり感動あり、素敵な音楽と楽しいおしゃべりのあっという間の3時間でした。次回は7月末に友人たちと参加予定、楽しみです。(^^)
☆濱田金吾さんのofficial websiteのこちらのページから、2014年4月26日のライブのセットリストをご覧頂けます。
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今回は昨年末に一緒に行った友人たちが都合がつかなくて私一人での参加、しかも席は一番前のテーブル席。舞台が近くて驚きました。
さて今回のライブは、昨年末のライブでもギターを担当された松下誠さんと2人だけのライブということ。私はやはり昨年末、エフエム世田谷で放送された番組で、お二人のギター2本での素晴らしい演奏とボーカルを聴いていましたので、今回も楽しみにしていました。そして期待通り、とても素敵なライブでした。私の備忘録も兼ねてレポートさせていただきます。
第1部はこのライブの11日前に逝去されたご友人のダニー石尾さんが得意だった曲「500 miles」に続いて「May sick」で始まりました。「May sick」は金吾さんのファーストアルバムに収録されているロック風の曲なのですが、ギター2本での演奏、とても感じが良くて、すっかりお二人の世界に引き込まれていきました。
そして3曲目は大好きな曲「April fool」切ない曲なのですけれどね。
金吾さんは季節感をとても大事にされる方なので、ライブではこの時期にしか聴けない曲だと思います。ラッキーでした。(^^)
第1部で一番感動したのは「Listen baby」。
この曲は昨年末のライブでも演奏されて、アレンジがおしゃれで感動したのですが、ギター2本でのアコースティックバージョンも素敵でした。何よりも、金吾さんと誠さんのさびのコーラスがとても息が合っていて大感激。曲が終わったあと、どなたかが「最高!」と叫んでいましたが、わたしも「ほんと最高」と口から漏れていました。小さい声だったですけれどね。
演奏もさることながら、35年間も親交があるというお二人のおしゃべりも最高。何度も笑ってしまいました。
特に印象深いのは誠さんが金吾さんの家の電灯を壊してしまった話。
お部屋の照明器具って、ひもがつる下がっていますよね。我が家にもたくさんあるのですが。誠さん、そのひもを引っ張ってひもを切ってしまい、電灯が消えたままの状態になってしまったのだそうです。
その話を誠さんがしていたら金吾さん、
「電灯からつる下がっているひもなんか普通引っ張るか?掛川ではやるかもしれないけれど都会人はやらないよ。」
え~っ、やるんですけれど…。
電灯って普通、ひもを引っ張ってつけたり消したりしませんか?
私もだんなさんと一緒に暮らしていたとき、2回ほど電灯のひもを引っ張ったら切れてしまい、電灯が消えたままの状態になってしまったことがあります。最近は母がそれをやりました。2日間ほど、寝室の電灯がつかなくて不便だったなあ。
ちなみに掛川出身の誠さんは私と同県人でもあります。しかも掛川と、私が以前住んでいた島田はそれほど離れていません。最近はリモコンやスイッチを使って電灯をつけたり消したりするのが主流なのでしょうか?
そんなわけであまり大きな声で反応すると、田舎物だと思われるかな?と思って、小さな声で「普通やるけどなあ」と言っていました。だからこちらでしっかり反応させていただきます。(^^)
さて、第1部が終わると15分ほどの休憩。ああ、もう半分終わってしまったのねと思うとちょっと寂しくなりましたが。
第2部の始まりは誠さんのボーカルによる「When Sunny Gets Blue」。誠さんのボーカルが聴けるなんて貴重だと思いました。
続いて同じく誠さんのボーカルによる「And I Love Her」と金吾さんのボーカルによる「While My Guitar Gently Weeps」。いずれもビートルズの曲なのですが、この2曲、昨年末のエフエム世田谷の番組でお二人が演奏した曲なのです。まさか生で聴けることになるなんて夢にも思いませんでした。
こうして誠さんのボーカルやカバー曲が演奏されたあと、金吾さんのオリジナル曲「Piano man」が演奏されました。この曲は以前にも書きましたように、私が金吾さんの音楽と出会うきっかけになった大切な曲。今回も聴くことが出来て嬉しかったです。
そのあと、どちらも大好きな「American Night」と「Sunrise Sunset」が演奏されました。それにしても、金吾さんのオリジナル曲になると自然に口が動いてしまった私。歌詞をしっかり覚えてしまっているということなのですよね。
ところがこの2曲のあと、金吾さんの口から出た言葉は「次が最後の曲です。」でした。思わず「えーっ」と言ってしまいました。
その最後の曲は誠さんの選曲で、普通なら今の時期には絶対に歌わない曲とのこと。いったいどんな季節外れの曲なのかと思ったら、
「海風通信」
とのこと。思わず私、「嬉しい~」と口から出ていました。この曲は「Bedside moon」「夜風のインフォメーション」と並んで、好きな曲ベスト3に入るくらい、大好きな曲なのですから…。
そうしたら「嬉しい?」と金吾さんに話しかけられ、びっくりしてしまいました。それでも私は、「嬉しいです!」と大きな声で返事することが出来ました。最高に幸せな瞬間でした。
この曲の歌い出しは
「特別な理由はないけれど10月の渚で別れよう」
つまり秋の歌なのです。なので今回のライブでやって下さるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです。昨年末の「Bedside moon」同様、体が震えました。本当にありがとうございました。
こうして第2部終了。
でもやっぱりもっと聴きたいよね、ということで、会場中がアンコールの拍手。
アンコールの1曲目は「Portrait Woman」手拍子で盛り上がり、私も楽しい気持ちになりました。
1曲目終了後、初めの方でも少し触れましたが、11日前に肝臓ガンのため逝去された金吾さんのご友人、ダニー石尾さんのお話しになりました。
ダニーさんは45年ほど前、「小さな日記」「希望」といったヒット曲があるフォー・セインツというグループのメンバーとして活躍され、グループ解散後ソロとなって音楽活動をされていた方です。1993年から20年間、サッカーJリーグの鹿島アントラーズのスタジオDJとしても活躍されました。
最近は代々木のGreen Spotというお店で月1回ライブをしており、金吾さんが各月でサポートをなさっていたそうです。
ちなみに…、
私より13歳年上のだんなさんは生前、「小さな日記」と「希望」をカラオケで歌ったことがあったので、フォー・セインツは絶対に知っていたはずです。もしかするとダニーさんのことも知っていたかもしれません。今となっては確かめることが出来ませんが。
話をライブの方に戻しますね。
金吾さんがお話ししていたダニーさんとの思い出話、ダニーさんのギターを引きながら歌われた「Danny Boy」、さらにダニーさんへの提供曲「Dear Song」を聴きながら、金吾さんがダニーさんのことをどんなに大切に思っていらしたかが伝わってきて感動してしまいました。
それからこんな事もおっしゃっていました。
「死んでしまったら周りの人が悲しむよ。みんな元気で、10年経っても50年経ってもここに来ようよ。」
大切な人を亡くした悲しみがよくわかるだけに、この言葉は心にしみました。
こうして感動のうちにライブ終了。
会場ではダニーさんのアルバムCDが売られていました。
このうち、「Dear Songs」というアルバムは金吾さんがプロデュースしているのですが、このアルバムが出た頃、ラジオ出演したダニーさんが、金吾さんと一緒に仕事をしたことを番組でお話しされたのだそうです。そうしたら、昔、金吾さんを聴いていた人たちから反響があり、このことが金吾さんがライブ活動を再開するきっかけの一つになったのですって。
なので私が今、このライブ会場にいるのはダニーさんのおかげでもあるわけで、世の中って色々なことがつながって成り立っているんだなあと思ったら、ダニーさんに手を合わせてお礼を申し上げたい気持ちになりました。
そんなわけで「Dear Songs」を購入しました。帰宅して聴いてみましたが、とても良かったです。金吾さんのコーラスが入っていたのも嬉しかったですし、提供曲も3曲、収録されていました。聴けば聴くほど味が出てくる、そんなアルバムです。
今回も昨年同様、笑いあり感動あり、素敵な音楽と楽しいおしゃべりのあっという間の3時間でした。次回は7月末に友人たちと参加予定、楽しみです。(^^)
☆濱田金吾さんのofficial websiteのこちらのページから、2014年4月26日のライブのセットリストをご覧頂けます。
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