一日の計は鶏鳴にあり・鶏鳴下痢（鶏鳴泄瀉）

冬至を過ぎても日の出はどんどん遅くなり、今頃からやっと僅かずつ早くなります。
「一年の計は元旦にあり」と言いますが
「一日の計は鶏鳴（鶏が鳴くころ）にあり」なのだそうです。
毎朝、夜明けの清々しい空を見上げてちょっと気合を入れれば、
自ずと道は開けるのかもしれませんね。

鶏鳴というと漢方用語で思いつくのは「鶏鳴下痢（または鶏鳴泄瀉）」
一番鶏が鳴くころは体温が最も低くく、
胃腸が弱く腎陽虚で水分代謝がよくない人はこの時間帯に便意を催し下痢で水分排泄してしまうのです
本来なら無駄な水分は腎臓まで送られて尿で排泄して体温を保つべきなのですが。

せっかく気合を入れようというときに下痢をしたのでは、逆に気落ちしてしまいますね。
漢方なら、腎陽虚を改善する真武湯などを服用してみるとよいでしょう。


梅一輪一輪ほどの暖かさ

夜明けが早くなるということは、体温の上昇も早くなるということで
冷え性の人にはうれしいことです。
少しずつ早起きして体を動かし代謝アップしましょう。

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