江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

原点回帰

2014-05-18 23:42:52 | 大道芸
私たちが大道芸で経験することは、
芸能の原点だと感ずることが多い。

今日は吾妻橋、
しかも三社祭ときて、人はほとんど祭りのほうに取られ、
ガランとしている。
船を待つ人も少ない。

でも考えようだと。
所詮我々は川原乞食、川原もんなのだ、
今まさに原点となる場所に立っているのではないか、
そう思うとなんかわくわくしてくる。
たまたまなのかもしれないが、
人が自然と集まってきて、
しかもゆっくり見てもらえ、
結構楽しかった。

ここの風は、ほかのどの場所の風とも違う。
橋と土手に囲まれて、意外と風を防いでくれる。
そのくせ時折強く吹いてくるので、
川に物を落とすのではないかと、
それだけが心配だった。

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ついに来た!

2014-05-17 23:37:29 | 日記
この11月に、海外での公演を予定している。
新しい芝居を持っていくので、
その大道具のタタキを急いでいる。
重量や運搬、そして組み立てのしやすさを考えながら叩くものだから
時間が結構かかっているのだが、
まだ半年前、
なぜ急いでいるのかと言うと、
叩ける場所が駐車場で野外、
暑くなる前、何とか梅雨前に終わらせたいと考えているからだ。
そしてできればやぶ蚊の出てくる前に終わらせたかったのだが、
悔しいことに一昨日、それはついにやって来た!

私は好かれるのだ。
人と一緒にいても、私だけが食われることもある。
有難いことに食われた時だけ痒くて、
後は何でもないのだが、
それでも目の前をうろうろされると、
やはり落ち着かない。
流石に顔や耳は食われたくない。
今のうちはまだ動きも鈍いから
一昨日は4匹を撃墜、
でも2か所も食われてしまった。

以前読んだブラジル移民の本に、
日系人は水辺に家を建てるから、
かなりの人がマラリアに罹って死んだとあった。
毎日夕方になると蚊が湧き上がってきたそうだが、
我が家の周辺も同様、3時半を過ぎると湧き上がってくる。
この辺りはかつて田圃だったと聞く。

今日はツバメの初飛行を見た。
一昨日はムクドリが集団で私から3mぐらいのところまで来て、
草むらから何の虫だろうか、大きな幼虫を捕まえていた。
季節はうまく巡っている。
そして私は、ちょっと日焼けした。
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憲法を考える その2

2014-05-15 00:37:39 | 日記
先日電車に乗っていたら、
若い男性に席を譲られた。
私は素直に感謝を述べ、席に着いたが、
かみさんは
「あなたも譲られるようになったのね」と喜んでいた。
もちろん私は初体験だった。
これから譲られることが多くなるのだろう、
と思った時、
もう私は戦争に行くことはないのだろうな
そんな思いが頭をよぎった。
しかし席を譲ってくれたこの人が、
もしくはこの人の子供が戦争に行くことはあるのかもしれない、
そう思わせる動きが、世の中にはある。

連立与党間の駆け引きで
閣議での決定だけで憲法の解釈を変更してもよいものだろうか。
そもそも「憲法の解釈」と言うこと自体がおかしなことで
閣議の決定が憲法の上に立つことは許されることではない。
それを許せば憲法自体ないがしろにされ、
その時々の内閣が、すべてを決定してしまうことになってしまう。

保阪正康氏は、昭和6年から軍部が政治的実権を固めていく過程と比較し
今の流れを批判している。
軍部が実権を握っていく時に、「統帥権干犯を許さない」という言葉が
脅しとして使われていく。
「統帥権」は明治憲法上天皇の大権だが
「統帥権の干犯」は、憲法の条文にはない。
軍事費の内容や戦況について官僚や政治家が訪ねても、
「統帥権の干犯」を盾に、軍部は教えない。
質問自体が「統帥権の干犯だ」とされてしまう。
そして終いには、戦争の内実や戦況の真実を天皇にも知らせなくなっていく。

閣議決定で憲法解釈の変更を認めれば、
その時々の内閣の都合で憲法は歪められ
しかし「特定機密保護」の元、国民はもちろんのこと官僚も議員も
知らされない状況に置かれる可能性がある。
小手先の手段でなし崩しにしてはいけない。
必要ならば憲法を変えるべきなのだ。
私たちは自分たちの子孫にどんな国を残していくのか、
それが問われているのだ。

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今年も藤を見に

2014-05-12 23:59:35 | 日記
今年もあしかがフラワーパークに行った。
昨年は混雑を避けて4月下旬に行ったのだが、まだ白藤は咲いてなかった。
そこで今年は連休明けが一番良いだろうと出掛けたのだが、
今年の開花は例年より早いとかで、
大長藤などは、終わりかけていた。
だから思いがけず藤の花吹雪を楽しむことができた。
そして池に落ちた花が風に吹き寄せられ、
なかなかの風情を醸し出していた。
残念ながらこの雰囲気を写真に写し取ることはできなかった。





ここへ行くのには、実はもう一つ訳があった。
行く途中にある「永華」というラーメン屋の餃子が目当てだったのだ。
昨年偶然入ったのだが、
出てきたのを見てびっくり。
ついもう一度と、今年も足を運んでしまった。
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連休が終わって

2014-05-07 23:41:56 | 日記
毎年連休は、少なくとも1日は雨で流れるのだが、
今年は初めて、予定していたすべての日で人形が遣えた。
やはり嬉しい。

5日の2回目は、準備を始めるその少し前から小さな雨粒を感じるようになり、
私たちの前にやっていたグループの演技が終わるや否や観客は散ってしまうほど。
ただこれ以上ひどい雨にはならないと判断。
もちろん観客はほとんど立ち止まらないだろうと思っていたし
主催者からは有難いことに
「無理をしないように」とまで気遣ってくれていたのだが、
何故だか良い雰囲気を感じて準備を始めた。
すると傘をさしたまましゃがみこむ人までいて、嬉しい限り。
それがいつのまにか雨も上がり、
傘も閉じて、
終わるころにはそれなりに人も溜まり、
帰りには美味しいお酒が飲めた。

閑話休題
「銀座の○○○」というと普通「やなぎ」が正解なのだが
この日は別なものが。
植え込みを背に人形を遣っていたが、
かみさんは植え込みに動くものを発見。
なんと土の中から出てきたのは
小さなネズミ。
ハタネズミなのだろうか、それともイエネズミ?
かみさんに向かってきたので、
観客に気づかれないように追い払ったそうだが
まさか昼日中に出てくるとは思わなかったそうだ。

6日は家を出たら顔にポツリ。
ダメでもともとと、上野に向かう。
雨もそうだが、ともかく異常なほど寒い。
まるで冬のような寒さで、指先もかじかんでしまう。
連休最終日、こんな天気では人は外に出ないよと思っていたが、
意外や意外、思いのほか人はいた。
ただし外国人が多いこと。
でも2ステージ見ていく御夫婦もいるなど、
興味を持ってもらうことはできたみたい。

26度まで上がった日もあれば13度にしかならない日もあり。
波乱万丈のほうが面白いと思う、
ただ何とかうまくいったから言えるのかもしれないが。
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