江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

憲法を考える (英語で書かれた原文は)

2014-05-03 23:14:00 | 日記
解釈を変えるという意見がトップダウンされているけれども、
無理を承知で、ということなのだろうか。

改憲派は、アメリカに押し付けられた憲法だから、と言う。
でも、そのくせアメリカに媚を売っているように見えるのは
どうしたことだろう。
どうも「内弁慶」だけのような気がしてならない。

現憲法は、もともと英語で書かれているのは周知の事実だ。
けれども国会で承認されたのは日本語に訳されたもので、
英語の原文は承認されているわけではないので、
英語の原文の変更は、国民投票なしにできるという説があって、
解釈変更するならば、せめて英文を変えるべきだ、
という意見を読んだことがある。

では今回の解釈変更は、
英語で書かれた原文に対しても可能と言えるのだろうか。
もし書き換えるとしたら、
どんな文章になるのだろう。

英語教育強化が叫ばれている。
では英語で書かれた憲法の原文を
教材にしてはどうだろうか。
一石三鳥ぐらいの効果があると思えるのだが・・・

自民党は
「我が国の歴史、伝統、文化に根差した固有の価値を踏まえるべき」だとして
憲法前文の全面改定を主張しているようだが、
この「固有の価値」とは何を指すのであろうか。
時代の変化とともに価値観は変わるものだし、
伝統と言われているものも文化も変わっていくものだ。
現に私が見ているだけでも、
歌舞伎も文楽も変わってきている。
英国は、無形文化遺産条約に参加していない。
「無形文化は常に変化し定義が難しい。
それを遺産として登録することに危惧がある」
これは真理を突いた言葉だと思う。
「歴史、伝統、文化に根差した固有の価値」と言ったところに
胡散臭さを感じるのは、私だけであろうか。
コメント (9)
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