南米にツキモノ

ツキモノ、何も狐に憑かれた訳ではない。
何故か、必ずと言っていいほど、ストに合う。

最初は、パラグアイの労働者のストで、
パラグアイとブラジルの国境を封鎖される直前に、国境をすり抜けた。
２度目は大学職員のストで、講堂が使えなかった。
３度目は市職員のストで・・・・・
などと、必ずと言っていいほどストライキに見舞われていた。

今回は順調だった。
最終日までは。

最終日、さてゆっくり土産物でも買って
などと思っていたら、
突然の電話。
パイロットのストで、成田まで飛行機が飛ばないという。
早めに空港に来てくれ、と。

それからは土産物を買うにも、昼食を食べるのも
時計とにらめっこ。
慌ただしいこと！
考えてみたら、今回の日程全てが慌ただしかった。
夜の公演なのに、受け入れてくれた人たち皆さんがお百姓さんだから
仕込みは朝の８時から、と早い。
移動距離が長いから、出発も朝が早い。

空港についてみると、
旅行会社のアルファインテル南米交流がうまく手配していてくれていて、
さほど遅れずに成田に着くようになっていた。
しかも、日本を出るときトランクの大きさからオーバーチャージが
取られたのに、
このドサクサに紛れて、取られなかったのだ。
ラッキー！
そういえば、幸運も南米にツキモノかもしれない。
だから７回も行っているのかも。