江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

暖炉

2010-10-12 23:22:11 | 2010 ドイツ公演
私たちがドイツに滞在中、3回暖炉に火を入れた。
その役目はユルゲン。
ところが彼が出張のとき、かなり冷えた日があった。
そこで私が火を入れたのだが、

北海道生まれの私には昔取った杵柄、と思ったけれど、
灰を掻き落とすものが分からない。
まぁ新聞と薪とマッチがあれば何とかなるものと思って、火をつける。
ほうらついたぜ、
火の勢いが強いから、下を閉めてっと
あれ、煙が出てきた、
やば、不完全燃焼だ、
下を開けて
こうすりゃ火の調節ができるか、

と、遊んでいるうち、薪を燃やしすぎた。

暖炉は燃やすことで周りのタイルを暖めて、その余熱で部屋を暖めるのだそうで、
ストーブのように燃える熱で暖めるのとは違うとのこと。
柔らかな暖かさ、そしてほのかに匂う煙、
ホテルに泊まっちゃこういう経験できないと、ちょっと感激。

写真左奥に暖炉が見える。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

煙突掃除

2010-10-12 22:46:17 | 2010 ドイツ公演
どの家も暖炉を使うので、年に1回煙突掃除が来るそうだ。
これは法律で決まっていて、サチコの家に来るのは決まって2月頃だと言う。

写真は隣の家。
ちゃんと煙突に上れるように屋根に階段がついている。

昔我が家はストーブを使っていて、一冬に2回ほど煙突掃除をしていた。
それはいつも親父の役目で、私は手伝いと称してただ傍について
うろうろしていただけだった。
晴れた暖かい日に、親父は煤が落ちないようにそっとトタンでできた煙突をはずし、
雪の上で柄の付いたタワシで煙突の中を掃除するのだった。
白い雪の上にさらさらと落ちる煤。
煙突掃除というと、いつもこの光景を思い出す。

だからサチコのうちも煙突掃除をすると、暖炉からうちの中に煤が落ちてくると
そう思った。
ところが落ちた例が無いと言う。
煙突掃除人はバケツ一杯になった煤を見せるだけ。
時には真っ黒焦げになったはとの死骸もあるそうだ。
でも、どうやって煤を集めるのだろう。
掻き上げるのかな。
サチコには分からないそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする