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ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

決定!2008ベストテン!!

2008-12-30 12:00:03 | 映画
------いよいよ、今年も今日を含めてあと2日。
恒例の『無人島に行くならこの10本』。
あれれ、違うの?

「うん。作品数を絞るためにまずは思いつくまま書き出してみたら、
あっという間に50本近くなっちゃって。
ここは素直にベスト10でいこうかと。
それも外国映画と日本映画に分ければ計20本と、数を稼げるし、
さらにドキュメンタリーまで入れれば、
もっと増やすことができる」


----ニャンか、ずるいニャあ(笑)。
じゃあ、まずはそのタイトルを聞かせてよ。


■外国映画ベストテン■


●1位● 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
●2位● 『ダークナイト』
●3位● 『イースタン・プロミス』
●4位●『バンク・ジョブ』
●5位● 『ゲット スマート』
●6位● 『この自由な世界で』
●7位●『レッドクリフ PartI』
●8位● 『ワイルド・バレット』
●9位● 『アイアンマン』
●10位●『永遠のこどもたち』


■日本映画ベストテン■

●1位●『GSワンダーランド』
●2位● 『純喫茶磯辺』
●3位● 『青い鳥』
●4位● 『子猫の涙』
●5位● 『クライマーズ・ハイ』
●6位● 『アフタースクール』
●7位●『悪夢探偵2』
●8位● 『きみの友だち』
●9位● 『歩いても歩いても』
●10位● 『おくりびと』


■ドキュメンタリー・ベストファイブ■

●1位●『女工哀歌』
●2位●『大丈夫であるように---Cocco 終らない旅---』
●3位●『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』
●4位●『ヤング@ハート』
●5位●『40歳問題』


■2008年「ラムの大通り」が勝手に決めた特別賞■

●阪本順治● 『闇の子供たち』
●黒沢清● 『トウキョウソナタ』


----あらら、一気に喋っちゃったね。
でも、その「特別賞」ってニャによ?

「うん。今年は
日本でもいろんな問題が一気に噴き出した年。
ぼくは、本来、映画はあくまで映画であって、
それ自体を楽しむという方が好きなんだけど、
それでもここまで社会が逼迫しているのに、
外国のように、その問題に切り込んでいく監督たちが、
あまりにも少ないことには多少の苛立ちを感じていたんだ。
そんな中で、この2本は実に勇気ある作品だったと思う。
『トウキョウソナタ』なんて、
時代が公開からわずか4ヶ月で
そこに描かれた世界をなぞっているかのようだ」

----そ、そうだね。ちょっと怖くなってきちゃう。
「あと、ドキュメンタリーに関して言えば、
ここ数年、公開本数がみるみる増えている中で、
ぼく個人の胸に深く突き刺さったのが、この5本ということかな。
ドキュメンタリーというフォームを選び取るだけあって、
こちらもやはり問題意識が多い作品が並んでしまったけどね」

----それ以外、劇映画20本の基準は?
「うん。
スクリーンに映画が写し出されている間、
目だけでなく心も脳もそれに釘付けになっているか?
分かりやすく言えば、
チラっとさえも他のことが頭をよぎったりしない作品ということかな。
そしてさらに贅沢を言えば、『これは!』と、
思わずソファに姿勢を正して座り直させてくれる映画。
理屈じゃない。魅せてくれることがいちばん。
この他にも
『うた魂♪』
『ガチ★ボーイ』
『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
『石内尋常高等小学校 花は散れども』
『イントゥ・ザ・ワイルド』
『1408号室』
『トゥヤーの結婚』
『ウォーター・ホース』
『その土曜日、7時58分』
『ラスト、コーション』
『団塊ボーイズ』
『アメリカン・ギャングスター』
『アクロス・ザ・ユニバース』
『あの日の指輪を待つきみへ』
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
『テラビシアにかける橋』
『さよなら。いつかわかること』
『パリ、恋人たちの2日間』
『地球でいちばん幸せな場所』
『アンダーカヴァー』
などなど、実はありすぎて困っちゃったんだけどね。
さすがにリンクを貼るのは自粛しちゃった」

---分かった分かった、もういいよ(笑)。
あれっ、これ去年も言ったっけ。


フォーンの一言「フォーンのベストは 『ネコナデ』
『猫ラーメン大将』なのニャ」
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『地球が静止する日』

2008-12-20 23:18:12 | 映画
(原題:The Day The Earth Stood Still)

-----思ったとおり、
今日はこの映画だったね。
フォーンまで一緒に連れて行ってくれたし…。
「それはそうだよ。
なんと言っても、
これはこの冬一番の話題作。
まずは観ておかなくては…」

----えいは、1951年のオリジナル、
『地球の静止する日』は観てないの?
「うん。あのロバート・ワイズが
若い頃に作ったというのは知っていたけど、
なにせ、それはぼくが生まれる前の話。
どちらかというと“伝説”の域だね。
でも、今回のリメイクを観て、
オリジナルがスゴく観たくなったな」

----どうして?
「ここまで人類に対して友好的な宇宙人を
『未知との遭遇』(1977)以前に
生み出していたということへの興味かな。
巨大な飛来物から
人間の姿をした宇宙からの使者クラトゥが現れるところなんて、
写し方まで『未知との遭遇』そっくり。
あと、今回の内容が、
人類が考え方を改めない限り、地球は滅びてしまう。
人類よりも地球が大事。
だったら、人類を滅ぼして地球を助けよう----という、
温暖化や環境破壊を意識したものだったということ。
オリジナルの設定では
“人類に核兵器の放棄を要求。
そして要求が受け入れられない場合、
地球上の全エネルギーを停止させると宣言”(allcinemaより)
という核の時代を象徴した映画のようだから、
やっぱり比較してみたくなる」

----そういえば、そうだニャあ。
現代は核戦争の恐怖よりも
ゴアが言うところの『不都合な真実』の世界だものね。
「そういうこと。
ただ、今回の映画では
そのあたりをはっきりと言わないものだから、
なんとなくこじんまりとまとまった映画になった感じがする。
出てくるのも、キアヌ・リーブス扮するクラトゥと
巨大ロボット、ゴートくらいだし」

----あのゴートって、ロボットもかなり古めかしかったね。
まるで「鉄人28号」あたりに出てきそう。
「というより、
映画そのものが『インベーダー』か『X-ファイル』かって感じ。
全地球規模の大きな話の割には、
TVシリーズ的なノリ。
やはりオリジナルの影響が強いんだろうね。
ぼく個人的には、
こういう古典的なSFは嫌いじゃないけど」

----そういえば、ノアの方舟を意識していたよね。
「うん。
その洪水に当たるのが金属蠅。
『バグズ・アールド』や 『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』に出てきた
サスライアリみたい。
通ったところがすべて喰いつくされていく。
ただ、この映画どうしてもラストが腑に落ちない」

----そうそう。
あれくらいで、
人間には可能性があるとか、
変わりうるとかになるものかニャあ。
たった一人の女性の行為でしょ。
「だよね。
やはり小さくまとまっている。
最初に、このタイトル聞いたとき、
地球が自転を止める話かと思っていたから、
よけいに落差が大きい」

----それはフォーンも同じ。
そのことをクラトゥが教えにきたのかと---。
「違ったねぇ~」
----違ったニャあ。


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「地球は止まらないのニャ」もう寝る

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『拳さん、早すぎます』~緒形拳を偲んで

2008-10-07 21:50:32 | 映画
「しかしまさか、一週間に2回も追悼記事を書くことになるとは…」
-----そ、そうだよね。
フォーンも緒形拳にはビックリ。
「早い。あまりにも早すぎる。
彼にはまだまだ頑張ってほしかった。
日本には珍しく
深みのある悪役ができる人だっただけに…」

-----深みのある悪役?
「うん。
ちょっと順を追って話そう。
ぼくが最初に彼、緒形拳を知ったのは
1965年NHK大河ドラマの『太閤記』。
「サル」と呼ばれた秀吉。
「サル」=緒形拳。
そのイメージがあまりにも鮮烈。
調べてみると
どうやらナレーションでも「サル」の言葉を使っていたんだね。
当時、彼は新人で
さらに新人というか、当時大学生だった石坂浩二演じる石田三成、
「信長を殺さないで」の投書を数多く集めた高橋幸治の織田信長と、
おそらくこの『太閤記』は
『日曜日の夜8時は大河ドラマ』を
決定づけた作品じゃないかな。
そんないかにもNHK好みの明るいお茶の間イメージを
徹底的に壊してくれたのが、かの今村昌平。
佐木隆三原作の『復讐するは我にあり』(1979)は
悪の魅力を描いてこれに勝る作品は、他にそうない。
無理に探せば
それこそ 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』くらいだろうね」

-----うわあ。それはまた
強烈な例を持ち出してきたニャあ。
「そんな彼だけに、
以後は少しものたりなく感じていたのも事実。
ところが驚いたことに彼は
若手作家とのコラボを始める。
1999年に『流★星』に出たときはほんとうにビックリ。
申しわけないけど、あまり聞いたこともない監督、
しかも製作がリトルモアと、
まあライト、ライト。
以後も池端俊策『あつもの』や小林正弘『歩く、人』などに主演。
でもやはり彼の魅力は“悪”。
そのいい例が、近年相次いで映画化された藤沢周平の時代劇だ。
彼が光っていたのは
同じ山田洋次作品でも『武士の一分』よりも『隠し剣 鬼の爪』
確か、最後の主演作が『長い散歩』だけど、
もっと図太い役で締めくくってほしかったな。
と、好き勝手に言ってしまったけど、
『拳さん。あまりにも早すぎます。
日本のダニエル・デイ=ルイスはあなたしかいない……』。
改めてご冥福をお祈りします」


                   (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ことしは、映画人が相次いで逝っちゃうのニャ」悲しい


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ポール・ニューマンを偲んで……

2008-09-28 12:33:28 | 映画
-----ニャンだか寂しいね。
ポール・ニューマンが逝っちゃった。
「うん。
実は昨夜、映画がらみのちょっとしたパーティがあったんだけど、
だれもそのときはまだそのことを知らず
まったく話題には上らなくて……。
でももし、そのニュースが伝わっていたら、
きっと大騒ぎになっていただろうね。
それほど、彼の存在は大きかった」

-----そういえば、フォーンがそのことをえいに教えたら
「えっ!」って大声上げていたもんね。
それで今日は映画のお話はお休みというわけ?
「今朝の新聞を見たら、
そのニュースが一面に。
でも代表作として紹介されているのが
『ハスラー』『ハスラー2』に
『明日に向って撃て!』『スティング』。
これじゃあ、あまりにもはしょりすぎ。
ここは映画案内人としては
絶対に観てほしい作品をあげておかなければ…。
そう、思ったわけ」

-----それってニャに?
「その一本は『暴力脱獄』(『COOL HAND LUKE』)。
ヤマとある脱獄モノの中でもこれは群を抜いている。
監督はスチュアート・ローゼンバーグ。
彼はこの一作で映画史に名を残したと言ってもいいかもしれない。
いま考えるとありえない邦題だけどね」

-----原題の響きもいいよね。
「クール・ハンド・ルーク」。
もう一本は?
「『殺し屋判事/ロイ・ビーン』(『THE LIFE AND TIMES OF JUDGE ROY BEAN』)。
いまはただ『ロイ・ビーン』となっているようだけど、
こちらは逆に
このチープな副題がB級っぽくって、ぼくは好きだな。
といっても監督は大御所ジョン・ヒューストン。
そんな彼が実に瑞々しい映像で
西部の終焉へと向う時代の流れを描く。
その鍵となるのは『ラムの大通り』と同じく視線(まなざし)。
女優リリー・ラングトリー(エヴァ・ガードナー)に対する
ロイ・ビーンの憧れのまなざし。
そのロイ・ビーンの娘(ジャクリーン・ビセット)の父親を見つめる
喜びに満ちた最初で最後のまなざし、
そしてロイ・ビーンの伝説を聞いて列車でやってきたリリーが彼を思い、
遥か遠くへと彷徨わせるまなざし。
いま思い出しても震えがくるね。
これはぼくの生涯のベスト3の一本と言ってもいいほどの作品。
少しでも多くの人に観てほしいな」


                   (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「あの青い目にはもう会えないのニャ」悲しい


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猫ニュー

画像は『ロイ・ビーン』ポスター。

『おろち』

2008-09-20 22:49:44 | 映画
----今日はムービックスが1000円均一。
でもまさか、これを観に行くとは思わなかったニャあ。
「いやあ、実を言うと前々から興味があったんだ。
監督が鶴田法男。
『リング0~バースデイ~』では
呪いのホラーを怪奇映画風に料理してみせただけに
今度の企画も彼にぴったりという感じが…。
蜷川実花の手による原色バリバリのポスターも
食指を動かされた理由の一つだけどね」

----そういえば脚本も『リング0~バースデイ~』の高橋洋だ。
「そうなんだよね。
怪奇映画というと、
ぼくにとっては東宝の岸田森主演“血を吸う”シリーズ。
欠かせないのは“森”そしてその奥に
ひっそりと姿を現す“館”。
この映画では、
年をとることのない謎の美少女・おろちが
嵐を避けるように大きな屋敷へやってくるところから物語が始まる。
そこには人気女優・門前葵(木村佳乃)と
彼女の娘・一草と理沙が住んでいた。
輝くばかりに美しい葵。
だが、門前家は29歳になると
突然、顔が崩れていくという呪われた血筋の家であった…」

----ひぇ~っ、怖い。
あれ、封切り後の映画にしては
珍しくストーリーを喋っているみたいだけど…。
「いいところに気づいたね。
実は、この映画、
楳図かずおの代表作とされる『おろち』の映画化。
原作は9話のオムニバスだけど、
メインストーリーは『姉妹』。
ところが登場人物の名前は『血』からいただいている。
しかもそこに『洗礼』の設定まで入っているから
ファンとしてはたまらない。
このあたりを少し説明しておいた方がいいかと…」

----『洗礼』?
もしかして、あのゴキブリの炊き込み飯も出てくるの?
「あれはゴキブリなのかなあ。
なんだかコウモリのようにも見えたけど、
似たようなものは出てくる。
確かにその瞬間、『洗礼』を思い出したね。
母親が女優で美への執着があるし…・。
さすがに脳の入れ替えはないけど、
それに近いこともやるしね」

----それはアセアセ。
そういえば昨日テレビでやってたけど
女優たちの取っ組み合いとかもあるんでしょ?
「中越典子の髪を引っ張り、
引きずり回す木村佳乃。
そのバトルはまさにガチンコ。
しかし、木村佳乃もよくこんな役引き受けたと感心。
なにせ自らの顔を焼きごてで傷つけて
後半は、醜い傷をさらけ出したまま。
まさに女優魂だね。
そうそう、谷村美月が 『死にぞこないの青』に続いて
またまた瞬きをしない役。
今回も瞬きせずに涙を流すんだ」

----なんだか、彼女そういう役ばかりになっちゃったね。
「それは言わない約束」
----あらら。
ところでこの映画の魅力って…。
「キッチュという言葉を使っても言いのかな。
ペドロ・アルモドバルばりのそのビジュアルだと思う。
たとえば葵と一草の部屋は緑、理紗の部屋は青。
衣装もそれに準じ、そこにおろちの赤を配す。
そういう実験的な色遣い、
さらには昭和の屋敷という秘密めいた空間もあってか
この映画は、
少し日活ロマンポルノを思い出したね」

----あれれ。物語とかテーマは?
「もちろん、それはよくできているよ。
ただ、人間の奥底に潜む闇、その恐ろしさや
どんでん返しといった構成の妙は
原作にもあるものだしね。
それをこの毒々しい色遣いで映像化したところにこそ
この映画の魅力がある。
そう、ぼくは思うな」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンには無理ニャ」もう寝る

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5周年と1日。

2008-07-19 14:00:20 | 映画
----へぇ~っ。もう5周年ニャンだ。
「そうなんだよね。
正確に言えば昨日がそう」

----確か5年前も暑かったよね。
ほんとうは、ぼくフォーンが
えいの日常を喋るというところから始まったんだったよね。
「うん。
最初に書いた記事のタイトルが
『今日も暑いにゃあ。(byフォーン)』。
ところが結局、ぼくの毎日が映画ばかりの日々だから、
いつの間にかこうなってしまった」

----えいには、他に楽しみとかニャいの?
「あらら。
楽しみは街角の猫さんと遭遇することかな」

----それって 「Year of the Cat (フォーン携帯写真日記)」だよね。
フォーンのことじゃなく外の猫さんばかりだ。
タイトルに偽りあり(ぷんぷん)。
「まあ、怒らない怒らない。
部屋は狭いし、フォーンは毛並みが黒いしで
写しにくいんだもの。
それにフォーンは写真嫌うし…」

----それはそうだ。
ところでこの4年間でどれだけの映画の話
してくれたんだっけ?
「封切り前日までの映画が857本。
封切り以後の映画が85本だね」

----それって、観た映画ほとんど全部になるの?
「いや、どうしても喋りにくい映画っていうのがけっこうあって、
実際は観た映画の半分くらいかな。
ぼくは映画評論をしているつもりはないし、
試写などで早く観ている分、
その見どころを少しでも多く周りに伝えたいっていうのが基本。
というわけで
自分がその映画のいいところを喋れない作品は残念ながらここではパス」

----フニャ。だから辛口のお話が少ないワケだ。
「そういうことだね。
さて、この5年を簡単に振り返って…。
最初にレギュラー的なコメントをいただいたのは
あかん隊さん(『cococo』)
まさか、自分のブログに書き込みをいただけるなんて
あの頃はまったく思ってもいなくって…」

----そうそう。
ぼくニャンて、
えいを知っている家族のだれかが
別名でコメントしたとばかり思っていたもの。
「ぼくも少し疑ったね(笑)。あかん隊さんには申しわけないけど…。
あの頃、もうひとりの印象に残った方ががちょ~んさん
メジャー系の大型邦画を中心にコメントいただいていた。
もう、ここ数年、お姿が見えないけど、
ネットってそういうとき心配になるよね。
直接は存じ上げないわけだから」

----そうか、ブログをお持ちかどうかさえ分からないものね。
「うん。
この5年でブログを実質的に閉鎖された方も多い。
もちろんそれぞれの理由があるわけで、
ここでそういう方のお名前を全部出すことは控えるし、リンクも貼らないけど、
ただ、TATSUYAさんのことは
どうされているかとても気になるな。
あっ、それとこちらもお名前だけなら許してもらえるかな。
missyさん
april_foopさん
ごぶさたしています。
その節は本当にありがとうございました」

----そういえば外国在住の方からもコメントいただいたよね。
「そう。アメリカからは
かめさん
ramblerさん
オーストラリアからはプリシラさん

-----う~ん。確かに胸にじ~んとくるモノがあるニャあ。
「いやあ、いまちょっと振り返ってみたけど、
他にも多くの方がいらっしゃって、
30度を越える真夏の日中なのに、
少しウェットになってしまった。
というわけで、ここは気分を変えて
いまでもずっとお世話になっている人々をご紹介。

※うたた寝指数は画期的試み。
にゃんこさん(『黒猫のうたた寝』)
※猫画像でもお世話になっている
隣の評論家さん(『映画通の部屋』)
※ユニークな作品を数多く鑑賞されている
とらねこさん(『レザボアCATs』)
※この方の分析力と文章構成力とにはジェラシーさえ感じます。
ノラネコさん(『ノラネコの呑んで観るシネマ』)
※情報満載。人気度No.1!
migさん(『我想一個人映画美的女人blog』)
※外食メニューの紹介も豊富で楽しい(参考にさせていただいています)。
bakabrosさん(『試写会帰りに』)
※そしてなぜか気になる…
シャーロットさん(『シャーロットの涙』)

そして最近、よくコメントをいただいているのが
※DVD先取り情報がとても早い
亜蘭真 主美士さん
※よろづ屋トムという別名もお持ちの
よろ川長TOMさん(『よろ川長TOMのオススメ座CINEMA』)

-----えっ、もっともっとお礼を言わなくてはならない人、
いっぱいいるでしょう?
「はい。フォーンの言うとおり。
すみません。
今回は直接メールなどのやり取りをさせていただいたことのある方で
コメントをよくいただいている方を中心に、
名前を挙げさせていただきました。
お礼を言えなかった方々、ごめんなさい。

駆け足のご挨拶になりましたが、ほんとうにありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「猫さんの名がつくハンドルネームの方多いニャあ」身を乗り出す

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※画像は2004年7月18日、第一回の書き込みで使用(アップ)したフォーンの写真です。
まだ若いなあ。

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』

2008-06-22 21:20:52 | 映画
(原題:Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)

----『インディ4』か…。
すでに先週、先行ロードやってたし。
ここで話すの、ちょっと遅すぎニャい。
「う~ん。確かに。
あえてぼくが喋らなくても、この映画はヒット間違いなし。
ということでのんびり構えてたんだけど、
今日覗いたら、思ったより入っていなかったなあ。
ぼくの行った回で20%って感じ」

----それはまた少ないね。
「まあ、郊外のシネコンというのもあるんだろうけど…。
でもやはり多くの観客と一緒に観ないと
盛り上がりには欠けちゃうよね」

----でも前作の公開から19年も経っているし、
それは仕方ニャいんじゃニャいの?
「そこなんだよね。
気になったのが…。
観客の年齢層がとにかく高い。
高校生とかはいなかったんじゃないかなあ。
ぼくらの時代だと、主演のハリソン・フォードはまさにヒーロー。
でも、ここ数年の彼は出演作も少なかったし。
若い人たちにはピンとこないのかもしれないね。
ただ、ほんとうに好きな人は
先週すでに早々と観ているということも考えられるけど…」

----でもそれでも、えいは楽しめたわけだよね。
見どころをいくつか教えてよ。
「うん。まずはパラマウントかな」
----ニャに。それ?
「冒頭のパラマウントのマークのこと。
いつもこれが実写へと変わっていくんだけど、
今回はとんでもない変化球。
このシーンを観て、
あ~、スピルバーグは
オールド・ファンを意識していると思ったね」

----ニャんだろう?
「まあ、それは観てのお楽しみということにしておこう。
そこに矢継ぎ早に
今度はジョージ・ルーカスが被さってくる。
彼は少年時代、熱狂的なカーマニア。
ところが自分で改造した車で交通事故を起こして長期の入院。
結果、レーサーになる夢をあきらめたんだ。
やがて映画の道に進んだルーカスは
その頃の自分を『アメリカン・グラフィティ』に投影。
この『インディ4』の冒頭は、
それこそ『アメグラ』の1バリエーションって感じ。
若者たちが軍を相手にスピード競走。
音楽も『ハウンド・ドッグ』と、ロックンロールの王道」

----ニャンだか、どうでもいいようなことばっかり喋っていない?
「いやいや。
さっきも話したようにこの映画は
かつてのファンをニヤリとさせる作り。
車上でのフェンシング、大地を埋めつくすアリの大群。
これらはいずれも、
かつての名シーンのパワーアップ・バージョン。
あっ、インディ・ジョーンズは
蛇が大の苦手ということを知っていないと、
本当には笑えないシーンもある。
そうそう。
カレン・アレン扮するマリオンの役柄も
第一作でチェックすることをオススメ。
それと『未知との遭遇』そっくりの宇宙人もポイントかな」

----ふうん。そう言えば
スピルバーグのお気に入りとも言われている
シャイア・ラブーフが出演。
彼がインディを引き継ぐのではと言われているけど?
「いやあ。
彼が『インディ・ジョーンズ』をやることはないと断言できるね
たとえシャイア・ラブーフ主演で
新たなシリーズが生まれることがあったとしてもね」

----どうして?
「それはインディ・ジョーンズのアイコンでもある
フェドーラ帽の劇中での描かれ方を観ると分かる。
これをかぶることが許されるのはやはりハリソン・フォードだけ。
スピルバーグは
記者会見の席でどんなに頼まれても
絶対にこの帽子をかぶらなかったとか。
このエピソード一つとっても
インディ・ジョーンズというのはハリソン・フォードあってのもの----。
彼がそう考えていることが分かると思うよ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「嘘と分かっていても驚くのニャ」ぱっちり

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画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。


『ナルニア国物語 第2章・カスピアン王子の角笛』

2008-06-01 23:26:36 | 映画
(原題:The Chronicles of Narnia : Prince Caspian)

----今日は映画の日だから、
フォーンも観に行ったけど、
ちょっとこれ頭にきちゃったね。
「えっ、どうして?
鼻息荒いなあ」

----だって、この映画に出てきた生き物の中で
言葉を喋らなかったのは熊と猫さんだけ。
しかも猫さんは、喋らないのに猿ぐつわまでされていた。
「う~ん。
それはぼくも気がついたけど…」

----それに、フォーンのタムナスさんも出てこなかった…。
「まあ、原作ものだから仕方ないじゃない。
この映画のストーリーにケチつけたって、
それは仕方ないわけだしさ。
問題は、その世界観をどのように映画的に処理しているか…」

----それはそうだけど…。
で、えいはどう思ったの?
「これはもしかして『ナルニア国物語 第1章・ライオンと魔女』のときにも
喋ったかもしれないけど、
原作はもともと児童書的な趣がある。
『指輪物語』のように、
ぎっしり書き込まれてはいなくって、
行間を読者が想像して埋める感じ。
ところが映画化に際しては、
これでもかというほどに
丁寧に行間を埋めていっている」

----うん。それも戦いのシーンが派手になっているよね。
「そうだね。実際に多くの生き物や人が死んじゃうしね。
このシリーズ、今後も映画化されると思うけど、
巻によっては比較的おとなしい話もある。
たとえば『魔術師のおい』なんて
半分はこちらの世界でのお話。
どんな感じになるんだろう?」

----でも、監督が今回で降りると言っているから
『ハリポタ』のように、
一作ごとに色合いが変わって
それはそれでオモシロいんじゃない?
「そうだね。そう言う意味では
『ライオンと魔女』『カスピアン王子の角笛』と
都合よく大きな戦いがある2
最初の作から映画化が進んでいる」

----それってC.S.ルイスが書いた順番でしょ?
「うん。ところが彼は
年代順に読んでほしいと言っているという話を聞いたことも…。
でも、『ライオンと魔女』に出てきた街灯の意味が
後に明らかになる方がオモシロいと思うけどね」

----しかし、映画の話にならないなあ。
オモシロくなかったの?
「そんなことないよ。
鬼婆や人オオカミはそれこそ
ゾッとする造型だったし、
川の神も大迫力。
でもなんと言ってもアステリウスだね。
あの遠吠えのような鳴き声は
それこそチューバッカ。
グレンストームやリーピチーフより親しめたね」

----リーピチーフはネズミだしニャあ。
フォーンは思わず喉が鳴ったよ。

                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「次は『朝びらけ丸』の話のはずニャ」ご不満

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※ここからはCM。
映画とは関係ありません。この車も出ていなかったと思います。

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『MONGOL モンゴル』

2008-04-22 22:40:40 | 映画
(原題:Mongol)

----これってアカデミー外国語映画賞にノミネートされたんだったよね。
浅野忠信主演ということで大きな話題を呼んでたみたいだけど…。
「そうだね。
映画は、
チンギス・ハーンがモンゴルの統率者となるまで……
父の毒殺、かつての父の部下の裏切り、
そして復讐、異国での投獄、無二の友との雌雄を決する戦い----を描いている」

-----ふうん。そうか。
ということは
これはストーリーに関して語るものではないよね。
史実なわけだから……。
となると見どころはどこ?
雄大な自然、スペクタクル溢れる戦い、
それともやはり浅野忠信なのかニャあ。
「ちょ、ちょっと待って。
これは完全な史実というわけではないんだ。
以下、オフィシャルサイトからの流用だけど
重要だからコピペするね。
『当時の歴史を記した「元朝秘史」によれば、
チンギス・ハーンの人生には、空白の期間があるという。
セルゲイ・ボドロフ監督は、
「おそらく捕らえられ、牢に繋がれていたのだ」と考える
ロシアの歴史学者レフ・グミリョーフの説を大胆に取り入れ、
架空都市・タングート王国で長い間監禁されるテムジンを描いた。
「これは物語上、とても重要だ」と彼は語る。
「ロシアの19世紀の革命家やスターリン時代に
長い年月を獄中で過ごした人々の何人かが、
後に哲学者や偉大な人物となったように、
テムジンが瞑想し深く考える月日を持たなければ、
後のチンギス・ハーンは存在しなかったのではないか」と考えたからだ』。

この牢獄に繋がれたシーンを頂点として
浅野忠信の目の演技はスゴい。
同じ日本人としてのひいき目を除いてもね。
観ているうちに
いつしか彼が日本人俳優ということを忘れてしまうもの」

-----ふうん。でもなぜ、いまごろこの映画を?
「思うに、それは異文化への畏敬の念じゃないかな。
この映画を観て分かったのは、
モンゴルにはその民族独自のものの捉え方、
守らねばならない掟というものがある。
たとえば結婚相手の女性は目が細いほどいい……」

----えっ、それどういいうこと?
「目が大きいと、悪魔(だったかな)が入ってきやすいんだって」
----あらら。
「この映画によると、
チンギス・ハーンは子供の頃に何度も
敵に捕えられている。
でも『子供は殺してはならない』という掟に従って生き延びる。
また、『主人を自由に選び乗り換えることができる』というのも
よそでは見かけない約束事だ。
これらのモンゴル特有の掟がなければ
チンギス・ハーンは存在しえなかった」

----ヨーロッパでは将来ヤバいと思ったら、
その血筋を徹底的に絶やすため
赤ん坊の命まで奪おうとするからね
「そう、
それはキリストが産まれたときのエピソードでも明らか」

----ニャるほど。文明の対立が激化する中、
相手のよさをもっと知ろう。
いまや世界はキリスト教文化だけではない。
この映画は、そういう高い志を掲げているということニャのかな。

        (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「浅野忠信、カッコいいニャあ」身を乗り出す

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『クローバーフィールド/HAKAISHA』

2008-04-21 21:22:42 | 映画
(原題:CLOVERFIELD)

----これって今年最初のイベントムービーだよね。
「うん。徹底した秘密戦略に出たからね。
最初はタイトルさえ出さなかったというんだから、
これまた大胆だ」

----でも自由の女神の首が転がってくるシーンとかは
予告にも出てきたし、
みんな逃げ惑っているからエイリアンものかと…。
「まあ、そうは言っても
情報は洩れてくるもので、
ぼくも昨年、原稿を書くためにネットで一生懸命調べて
結局、アレが出てくるということが分かってしまった…」

----じゃあ、興味半減したでしょ?
「いや、設定が
“かつてセントラルパークと呼ばれた場所で見つかったビデオ”。
これだけで最後がどうなるのか
とにかく確かめたくなったね」

----でも、えいの苦手な
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』パターンって聞いたけど。
「全編ハンディカム撮影だからね。
でも、それを言うならば 『REC レック』にそっくり。
たとえば暗くなってカメラのライトで照らしたりとか、
暗視カメラで敵を見つけたりとか…。
もしかしてこの『REC レック』からインスパイアされたんじゃないかな」

----それでもけっこう満足そうな顔してるけど…。
「うん。なんと言ってもプロットはしっかりしている。
主人公たちの紹介の仕方にしても実に巧く、
最後まで行動する人々の顔が
観客に印象に残るような登場のさせ方をしているんだ。
ただ、途中で地下鉄を歩くシーンでは
あらら『0:34 レイ_ジ34_フン』の感じで終わっちゃうのかと
少し、危惧したけど、
すぐに地上に戻ってきたし」

----『ディセント』にもならなかったわけだ(笑)。
「そういうことだね。
それともう一つ気に入ったのは、
主人公が彼女と別れており、
そのことを悔やんで
部屋の中で身動きが取れなくなったその子を救出に向うこと。
ちょっと、ここなんかは涙がにじんだね。
まさか、この映画で泣かせられるとは…。
さらに言えば、この映画
現代のイラク戦争をイメージとしてダブらせている。
戦火の中の人々は、
このように理不尽な暴力で
ただただ逃げ惑うしかない…。
そう言う意味でぼくは
これは徹底した反戦映画のように感じた。
上から目線でなく、名もない普通の人々からの目線で
大きな災厄を描いている。
ただ、映画館を出て
いつもは余韻が残るんだけど、
これは、あ~あ、現実に戻ってよかったって感じが強くて、
そこが微妙なところかな」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「思っていたのとだいぶ違うようだニャ」身を乗り出す


※映画は観てみるものだ度
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『映画 ドラえもん・のび太と緑の巨人伝』 

2008-03-09 11:58:00 | 映画
----このドラえもんは
新シリーズになって初めてのオリジナルだよね。
どう、いままでと違った感じはあった?
「うん。
お話自体は、
そうでもないんだけどね。
ある日のび太は、裏山の近くに捨てられていた小さな苗木を拾う。
その苗木は、ドラえもんの『植物自動化液』によって
男の子のような姿に変身。
のび太は彼に『キー坊』と名付けて可愛がる。
そんなある日、裏山へ行ったドラえもんたちは、
大きな渦の中に巻き込まれ、
植物たちが支配する『緑の星』へ。
そこでは、地球の緑をすべて奪い取ってしまおうという
恐るべき計画が進められていた」

-----未知の生物と出会って未知の世界へ---
これは『ドラえもん』の基本パターンだね。
「うん。オリジナルと言っても、
これは藤子・F・不二雄の『さらばキー坊』がベースとなっているらしいし…」

-----でも、どうしてそんな恐ろしい計画が…?
『緑の星』だから『緑』を大切にしそうなものだけど…。
「いまの地球が
植物の住みにくい世界になっていることへの怒り。
つまり、今回の物語の背景には温暖化などの環境問題が横たわっているんだ」

-----ニャるほど。
いつもテーマとなっている
友情と冒険だけじゃニャいんだ。
「うん。しかも、今回はかなり大人の目を意識。
一種の既視感がこの映画を覆っている」

-----たとえば…?
「緑の星の王女リーレは、
植物たちの議会に臨むとき
まるで『スター・ウォーズ』のアミダラのようなオリエンタルな衣装。
ところが普段はナウシカのようにボーイッシュに空を飛び回る。
クライマックスの戦いでは
『うる星やつら2★ビューティフル・ドリーマー★』のように
地球での時間が止まってしまう。
ネタバレになるからあまり言えないけど、
突然、画調がパステルチックになったり、
のび太がママに甘えるのを見て、
パパがドラえもんを甘えさせたり…。
映像、内容ともに
もう、ほんとうにてんこもり。
後半はあまりにもめまぐるしい展開で息つく暇もない。
果たして子供たちがついていけるのか
少し心配になったね」

----でも、キー坊だっけ。
このキャラが可愛くて人気出るかもよ。
少しサ●リ●・チックだけど…。


        (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「キー坊に会いたいニャ」ぼくも観たい

※オマージュというには、ちょっと詰め込みすぎだ度


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『明日への遺言』

2008-03-04 10:49:55 | 映画
----これってどんな映画ニャの?
ニャんだか裁判劇みたいだけど…。
「うん。これはね。
B級戦犯、岡田資中将の法戦を描いているんだ」

-----法戦って?
「その言葉は彼が名付けたもの。
いわゆる法廷闘争だね。
戦後、多くの戦争指導者が自己保身に走るのを見て、
彼、岡田資中将は自分が行なったことが
国際法に則った信念に基づくものであることを主張。
彼は、その行く手にたとえ死の判決が待ち構えていようと、
部下の責任もすべて自分が負うことを決意する」

-----スゴイ人だね。
でも、彼は何の罪に問われたの?
「名古屋空襲時に無差別爆撃を行なった末、
自分だけは助かろうとパラシュートで降下した米軍搭乗兵を処刑したんだ。
本来、飛行機による爆撃は軍事施設に限られるという国際条約がありながら
それが次第に崩れてきた。
彼はそこに立脚し、
自分がなぜ部下に命じたか、その理由を堂々と述べる。
司令官としての彼の潔い姿は、
裁判官や検察の心まで揺り動かすが…」

-----うわあ。
それは、いまの日本人からは考えられないニャあ。
会社のトップが少しでも合理化しようと
労働力まで経済性で計っている時代だもの。
「そうなんだよね。
ワーキングプアなんて言葉が生まれるなんて、
彼にはとても考えられなかっただろうね。
それこそ彼の『明日への遺言』を聞けば、
人の上に立つ者がどうあるべきか分かって、
自分が恥ずかしくなるはず。
そういう意味で言えば、
この大岡昇平の『ながい旅』を映画化したのも分かるし、
これは映画としてもスゴく意味を持っているとも思う。
しかしなあ…」

-----ん?
「この監督の作品、
いつもその志は高いと思うけど、
映画としての魅力がぼくの求めるものとは一致しない。
マジメさは分かるけど、
もっと違う描き方はないのかなと…。
やはり多くの人が観なくては意味ないんだし。
昨日行った映画館では、観客はぼくを含めて6人。
これは問題だと思うな」

        (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「いまの時代必要な映画だニャ」ぼくも観たい

※志、高い度

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『ラスト、コーション』

2008-03-02 14:02:44 | 映画
(原題:戒|色 Lust Caution)

----これは知ってるよ。
アン・リー監督の映画。
性描写がスゴいんだよね。
「うん。
でもけっこうボカしがはいってたからなあ。
これ、映画館で観たわけだけど
試写だったらどうだったんだろう」

-----でも、それだけだったら
いわゆるポルノと変わらないよね。
話題になるにはそれだけの理由があるんでしょ。
ヴェネツィアで金獅子賞に輝いたくらいだし。
「うん。じゃあ、まずお話を。
戦時中の日本占領下において
日本に協力し、抗日運動家を次々と死に至らしめている
特務機関の顔役イー(トニー・レオン)を暗殺するべく、
彼に近づく女スパイ、ウォン(タン・ウェイ)。
映画は、このふたりの逢瀬を
センセーショナルな映像で描いている」

-----それは、時代再現だけでも大変そうだ。
「うん。
40年代の上海、香港の街並が
息を飲むほど素晴らしい。
でも、それをさらに超えるのがタン・ウェイだね。
その美貌、そしてたたずまい。
彼女が街に立つだけで一枚の画となる。
その美しさで映画を牽引していくところは、
まるで40年代のハリウッド女優のよう。
もちろん、その背後にはアン・リーの
緻密に計算された演出があるのは間違いないけどね」

-----計算?
「うん。話だけ取り上げると、
これは古色蒼然としているよね。
ウォンがなぜ、そんなスパイとなったか?
それは彼女が惹かれた演劇青年クァン(ワン・リー)が
抗日という政治的姿勢を取っていて、
その彼に気に入られようと
身を呈して敵の懐に入るというもの。
それまで彼女が処女で、
人妻という設定との間に齟齬が生じるため
好きでもない男と経験を重ねるという、
とても辛いエピソードもあるけどね。
この映画が巧いなと思うのは、
イーをだれも信じたことがない男という設定にしているところ。
そんな彼だけに、観客は
ほんとうに彼がウォンを疑っていないのかと、
その一挙一動、表情の裏を読み解こうと
食い入るようにスクリーンを見つめることとなる。
そして、いくら任務とはいえ、
好きでもない男に抱かれるものなのか、
観客はウォンの表情をこちらもじっと凝視してしまう」

-----で、どっちだったの?
「そこなんだよね。
イーは、ウォンのことを
『美しすぎる』と言う。
最初の出会いですでに彼は彼女にその心を奪われてしまう」

----それって分かるシーン、あるの?
「麻雀。
イーが捨てた牌七筒をチーしようとするウォン。
しかし、これは別の人に優先権があるポンをされて
取られてしまう。
しかしこれによってイーが七筒が必要なことは
みんなに分かってしまう。
なのに、次の一巡でまたウォンは七筒を出す。
まあ、これは麻雀をヤル人なら分かるけど、
ありえないことだね」


        (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ほんと、きれいな人だニャ」ぼくも観たい

日本に対してもチクリチクリあった度

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画像は台湾・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。

※ちょっとCM。けっこう凝ってるかも。
(画像のどこでもクリックしたら動画が観られます)

<キスミント

『テラビシアにかける橋』

2008-02-02 14:30:06 | 映画
(原題:Bridge to Terabithia)

「いやあ。予想を遥かに上回るいい映画だったね」
----でも観る前は少し心配してなかった?
「うん。だってあの予告編は
完全ネタバレ。
何が起こるか想像ついちゃうんだもの。
で、やっぱりそうなっちゃった(汗)」

----でもさ、元々有名な児童文学なんだし、
その悲劇は前提になっているんじゃニャいの?
「そうなんだよね。
分かっていてもやはり泣けるんだから、
やはり、この映画はよくできてるんだろうな」

----どういうところが気にいったの?
「もう、公開されている映画だから
ストーリーは思いっきりはしょっちゃうけど、
このお話は
ジェシー(ジョシュ・ハッチャーソン)の通う学校に
風変わりな転校生レスリー(アナソフィア・ロブ)がやってきて、
森の中に"テラビシア"という空想の秘密の国を創り上げるというお話」

----あれっ。どこかで聞いたような…?
あっ 『パンズ・ラビリンス』だ。
「そうなんだよね。
あの映画では虫が妖精に、
こちらは王国を守る兵隊に。
でも、この映画を観たことによって、
なぜ世評の高さに反して
自分が『パンズ・ラビリンス』に入り込めなかったのか、
よく分かったね。
あの映画では、背景として当時のスペインのファシズム体制があり、
その苛酷さを言うためにファンタジーが利用されていた気がする。
子供の頃からファンタジーが好きだった自分としては、
どうもそこがね…。
やはり、信じればかなう----それを強く確信させてくれる映画の方が
自分のタイプ。
たとえば『フェアリーテイル』がそう。
日本の児童文学で言えば『誰も知らない小さな国』(さとうさとる)。
そういう世界が好きだな」

----ニャるほど。この映画、子供目線なんだ。
「子供目線というよりも、
ファンタジーを信じる人の目線。
さっき話した2作品はいずれも子供たちが主人公。
でも、どちらもクライマックスでは
ファンタジーの世界を信じていた大人が妖精や小人と出会い、
そのことが大きな感動を呼ぶ。
この映画では、現実世界でイジメに遭ったり
特別視されている二人が
まぎれもなく空想上の世界を現実化させている。
一人だけの想像じゃないんだね。
二人に同じものが見えるし、
最後はジェシーの妹の目にも映る。
そこがとても嬉しいんだ」


『テラビシア』

----ところで、なぜこの画像を?
「うん。ここが最初に泣けるシーン。
これは観た人なら、きっと分かってくれるよ。
しかし、昨日の新聞広告に
あの写真を使うのは、ちょっと疑問。
ぼくはその前に観ていて、本当によかった」



(byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンにも、巨人さん見れるニャ」小首ニャ

※いやあ、気に入った度

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画像はドイツ・オフィシャル/ダウンロードサイトより。

『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』

2008-01-03 18:34:51 | 映画
(原題:Aliens VS Predator Requiem)

-----この映画の試写って富士の樹海でのみ行なわれたんだよね?
また、変わった試みだね。
「うん。でも映画を観て分かったね。
あのあたりの雰囲気が、映画の舞台となるコロラドにそっくり。
実はこの映画の仕上がりは公開ギリギリ。
そのため日本以外の国では
試写は間に合わないということで
一切、行なわれなかったらしい。
でも日本には熱狂的ファンがあまりにも多いということで、
このようなイベントが組まれたらしい」

-----へぇ~っ、そうニャんだ。
そういえば今回はPG12だって?
「そうなんだ。
規制の対象となったのはエロのはずもなく(ちょっとはあったけど)、
やはりその残酷描写だろうね。
ハリウッド映画ではこれまでタブーとされてきた
子供を殺すシーンが平気で(?)出てくる。
それどころか出産間近の妊婦のお腹から
エイリアンが飛び出すなんてのもある」

------ということは、
これまでのSFに比べて
かなり挑戦的な作りニャんだね。
「いやいや。
いわゆる、異星人侵略SF映画のパターン。
それもやってくるのが田舎町へ----という、昔ながらの嬉しい作りだね。
昨年、ロドリゲスがゾンビという形で作った 『プラネット・テラーinグラインドハウス』
あれと、あまりにも構図が似ているので
思わず笑っちゃった」

------どういうところが似ているの?
「うん。田舎のあちらこちらで起こっている小さなドラマ。
その登場人物たちがエイリアンに襲われ家族や友人を減らしながらも
最後は一ヶ所に集まって戦う。
しかも最後の脱出は、当然のように空へ!」

------ほんとだ。『プラネット・テラー』そっくりだ。
「今回はエイリアンがプレデターに寄生してプレデリアンという新種が誕生。
そしてそいつに率いられたエイリアンが地球上で凄まじい勢いで繁殖するんだ。
その後始末のため、やって来たのが
最強のプレデターである、その名もザ・クリーナー(笑)。
このザ・クリーナーはこれまでのように“捕獲”を目的とせず、
“駆逐”が任務」

----えっ?プレデターはその一匹?
「うん。なんで一匹で地球に来るかねぇ~。
自分だけで十分と思ったのかもしれないけど、
これだと、あらかじめエイリアンよりもプレデターが強いことが
前提となってしまう」

----ということは、プレデターが勝つの?
「さあ、それは観てのお楽しみ。
そうそう、この物語は『プレデター2』の後で、
『エイリアン』より前の時代の設定らしいよ」

----そうか。まだ、この時代、
多くの人間を乗せて外宇宙に行くような宇宙船は
地球には作られていないものね。


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「次はエイリアンVSプレデターズかニャ?」ぱっちり


※しかし、この結末はない度


※ちょっとCM。ドラマ仕立てです。(画像をクリックしたらスタート!)
「寒い家」

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画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。