ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『ラーメンガール』

2008-11-30 13:53:34 | 新作映画
(原題The Ramen Girl


-----ニャに、このふざけたタイトル。
あれっ、日本映画かと思ったら
ブリタニー・マーフィーが出ている。、
分かんないニャあ。どういう映画?
「うん。恋人を追って日本にやってきたアビー(ブリタニー・マーフィー)。
ところが彼にうるさがられて、
彼女は結局振られてしまう。
悲しみにくれるアビーの目に入ったのが
向かいの行列のできる店。
そこで食べたラーメンの味に魅せられたアビーは
ラーメン修行に励む……。
どう?思ったとおりの映画でしょ?」

----確かに(笑)。
でも、言葉だって通じないだろうに、
そんなにうまくいくのかニャあ。
「そこの主人・マエズミ(西田敏行)は、
なんどもアビーを追い払おうとするんだけど、
逆に言葉が通じないことから、
結局はずるずると彼女を雇う羽目に。
まあ、見どころだけはいくつもあって……。
●ブリタニーが和式トイレの掃除をする。
●ブリタニーがバスタオル一枚で、東京の路地に飛び出す。
●ブリタニーが築地市場で玉ねぎを剥く」

----ニャ、にゃんだ。それ?
「まあ、でもそれだけで話が終わるはずもなく、
マエズミをライバル視するウダガワ(石橋蓮司)なる男が彼を挑発したり、
二人の師匠格に当たる男が、ラーメンの味の品評をしたり…。
このラーメンの達人には山努。
ここは伊丹十三『ラーメン』の記憶が蘇ったね」

----へぇ~っ。
ハリウッド映画ニャのに、憎いキャスティング。
「製作に、『ラスト・サムライ』『SAYURI』、そして『バベル』
キャスティング・ディレクターを務めた
奈良橋陽子が入っているからね。
アビーの新しい彼、トシも韓国人の祖父を持つという設定にし、
三池崇史監督『46億年の恋』に出た経験を持つパク・ソヒを起用。
このあたり、なかなか細かい」

----ふうん、それで映画はオモシロいの?
「ほら、この日の夕食」
----あっ、盛岡ラーメン。
「すぐにラーメンを食べたくなった。
これで、この映画はいいんじゃないかな」
    

  (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「きっと、おなかがすく映画だニャ」身を乗り出す

※ブリタニーが作るラーメンがスゴい度


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『ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー』

2008-11-28 21:26:02 | 新作映画
(原題:High School Musical 3 : Senior Year)

-----ミュージカル史上No.1ヒット!
それってスゴくニャい?
「うん。最近、この映画のことよく聞かれるものね。
そうとう期待されていると言って間違いないだろうね」

----へぇ~っ。
そんなに話題になるニャンて
一体どんな映画ニャの?
「一般に、ミュージカル映画って、
舞台から映画になることが多いんだけど、
これはなんとアメリカのディズニー・チャンネルで放送されたもの。
2006年エミー賞で作品賞ほか全2部門受賞。
そのサントラはアルバム・セールスNo.1を記録。
全米だけでなく世界中でセンセーションを巻き起こしているんだ」

----原題は『3』となっているけど、
じゃあテレビですでに2作作られたってこと?
「そういうことだね」
----でも、それじゃあ、
テレビを観ていない人は分かりにくくニャい?
「いやいや、
話がいたって簡単だからね。
ぼくのようにテレビを観ていなかった人でもすぐ理解できる。
ただ、主要キャラは前もって知っておいたほうがいいかも。
『ヘアスプレー』にも出て話題となったザック・エフロン
彼が演じるのはバスケットボールチーム、
ワイルドキャッツのキャプテンにして、
ミュージカルの天才トロイ・ボルトン
その彼女がヴァネッサ・ハジェンズ演じるガブリエラ
彼女は彼らが通うイースト高校始まって以来の天才。
物語は、卒業の年を迎え、
ふたりが離ればなれになることへの悩みを軸に進んでいく」

----ほんと、よくある話だ。
「そこに、もう一つの大きなイベントとして、
彼ら自身の“今”を投影したミュージカルの上演が絡んでくる。
その中心の座に納まろうとするのが
自分中心で、トロイとガブリエラが一緒に歌うのが気に入らない
シャーベイ(アシュレイ・ディスデイル)
彼女には振付けが得意な双子のライアン(ルーカス・グラビール)がいる。
あと、トロイの友人のチャド(コービン・ブルー)
彼が思いを寄せるテイラー(モニーク・コールマン)と、
これだけ押さえておけば、この映画は大丈夫。
他にもシャーベイに夢中になるジークとか、
チアリーダーのマーサなどがいるみたいだけど、
今回はあまり前面には出てこない。
それよりもライアンと気があうケルシーの方が重要かな。
そうそう、映画版では新たにチームの新入り2年生が2人、
さらにはシャーベイの付き人を申し出るティアラが登場。
このあたりも
映画を観ていればすぐ分かるよ」

----ふうん。でもキャラクターの紹介ばかりだね。
ミュージカルとしてはどうニャの?
「冒頭、緊迫した試合の中で、
なんとそのままミュージカルに移行。
かと思えば、往年のハリウッド・ミュージカルのように
ロマンチックな愛のナンバーも…。
主要キャラのファッションもそれぞれこだわっていて、
その方面にはあまり詳しくないぼくでも観ていて楽しかったしね。
なんでも、
ヒロイン、ガブリエラのスタイルはボーホーと呼ばれるらしい」

----ニャに、それ?
「自由奔放なボヘミアン風スタイルと
ニューヨークのソーホーをミックスした造語らしい。
もう一人注目なのがチャド。
彼はオーガニック素材や環境に優しい服を着るんだ。
そのTシャツにはたとえば
『ぼくの愛犬は宿題を食べません。
リサイクルするんです』の文字」

----ニャにそれ。意味不明。
「(笑)ぼくも。
それはそうと、
この映画の公開は2月14日。
実は1月10日に、
『ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う』という
パロディ映画が公開。
その最初の方では、この『ハイスクール・ミュージカル』が使われいる。
主演のマット・ランターもザック役を演じ、
『「ハイスクール・ミュージカル」の曲が
頭の中で繰り返し鳴っていて止まないんだ』とコメント。
さきに、こっちを観ておけばよかったなあ」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「みんな楽しそうだニャ」気持ちいいニャ

※よくある話ではあるけ度

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『その男ヴァン・ダム』

2008-11-27 00:23:39 | 新作映画
(原題:JCVD)


-----これって、あのヴァン・ダムが自分自身を演じた映画ニャンだって?
「そう。それも“どん底”のね」
----えっ、それってどういうこと?
「ほら、ヴァン・ダムという人は、90年代においては最強のアクション・スター。
でも、ここのところその名前をほとんど聞かなかったでしょ。
これはその“事実”を基に、
映画的にオモシロくなる脚色を施したもの」

----どういう脚色?
「設定はこう。
21世紀。彼のスタイルはすでに時代遅れ。
ビデオストレート作品が続いてギャラは急降下。
復活を期した作品は主役をスティーブン・セガールに奪われ、
最愛の娘にも嫌われ、銀行口座は底をついている」

----もしかして、それってコメディ?
「ぼくもここまでのプロットを聞いたときは、
そう思ったんだけどね。
彼の私生活をコミカルに描いたものなんだろうと…。
ところが、実際の物語は次のように展開してゆく。
妻と娘の親権、養育権を争っているヴァン・ダムが
弁護士への費用を下ろそうと立ち寄った郵便局。
そこで彼は強盗の襲撃に遭遇。
そればかりか犯人と誤認されてしまう----」

----あらら、立派なアクションのお話じゃニャい。
ちょっとおかしいけど……。
「そう、どことなく70年代アクション風。
一味の中で最も気が短い男なんて、
『狼たちの午後』ジョン・カザールを彷彿させるヘアスタイル。
しかし、正直言ってこの銀行のシーンはあまりオモシロくなかったね。
時制を分解して、
違う角度から同じシーンを見せたりしているんだけど、
あまり効果的ではない。
それ以前に銀行内が暗くて
アクションが急に起こるものだから、
何がどうなっているかよく分からない」

----あらら、それってあんまりな言い方……。
「でも、それに匹敵するくらいに
オモシロかったシーンもあるんだ。
まずはオープニング。
東洋人監督によって撮られているアクション映画という設定のこのシーンは、
延々とワンショット撮影。
でも、どこかヴァン・ダムのキレが悪い。
ところがここに『オレはもう47歳。これをワンショットなんて無理だ』と
監督に愚痴る強烈なオチが…。
ヴァン・ダムはおそらくそれを意識して、
少し、もさっとした演技をしていたんだろうね。
あと、タクシー運転手のお婆さんが
『ヴァン・ダムの態度が悪い』と
いつまでも彼に喋り続けるシーン。
ここもスリリングだったな。
ヴァン・ダムがいつキレるかと心配になったくらい、
これがしつこく続くんだ」

----だって、この映画
ドキュメンタリーじゃないんでしょ。
それってあたり前じゃニャい。
「うん。
そのはずなのに、
それを忘れさせる。
ここは監督の演出の巧さを認めなくてはいけないかもね。
なんと、このお婆さんは俳優ではないというし、
キャスティングの勝利だね。
そして、もう一つは
信じられないくらいに長いヴァン・ダムのモノローグ。
本来はアクションスターの彼が
よくこんな長セリフを覚えたなと思ったら、
なんとこれはヴァン・ダムが自ら入れたかった部分らしい。
ここでは彼のこれまでの生き方が
依存症などの暗い部分も含めて赤裸々に語られるんだ。
そしてその長いモノローグが終わり
パンダウンすると、
またドラマへと続いていく」

----ニャんだ。聞いていると
けっこうよかったんじゃニャい。
「う~ん。
ただ、それらの印象的なシーンが
いずれもバラバラだからなあ。
あっ、あと強盗犯にヴァン・ダムのファンがいたのはオモシロかったね。
その男のセリフ、
『あんたがジョン・ウーをハリウッドに連れてきたのに
彼は恩知らずだ。
あんたがいなければ、いまでも香港で鳩を撮っていたはずだ』には大笑いしたね」

---そうか、ツイ・ハークもリンゴ・ラムも
ヴァン・ダムがハリウッドに招いたんだよニャあ。
あの頃の彼はスゴかったニャあ。
意欲満々って感じ。

           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「しかし、変な映画だニャあ」なにこれ?

※どこまでがほんとうのヴァン・ダムかは分からない度

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『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』

2008-11-24 11:25:55 | 新作映画
(原題:Tropic Thunder)

※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。


-----これ、まだ観ていなかったんだよね。
誘われて、フォーンも一緒に行ったけど、
のっけから驚いちゃったね。
「うん。 『プラネット・テラーinグラインドハウス』も顔負のCM&大予告編大会。
しかもありフォックスサーチライトとか、
よその映画会社まで堂々と出しちゃって、
いったいいつ始まるのかと…」

----ベン・スティラー、ジャック・ブラック、
ロバート・ダウニー・Jr.
だよね。
それぞれ“落ち目のアクション俳優”スピードマン、
“下ネタ主義のコメディ俳優”ジェフ、
“やり過ぎオスカー俳優”ラザラス。
「そう。戦争大作『トロピック・サンダー』に出演した彼ら。
ところがクランクイン5日目で予算オーバーに。
あきらめ切れない監督は
東南アジアのジャングルで撮影を強行しようとする」

----で、実際にそこは麻薬を扱う紛争地帯だった。
「うん。
もしかしてここはホンモノの戦場では?と疑うラザラスに対し、
スピードマンは、撮影と信じている。
このあたりは奇しくも 『ザ・マジックアワー』と設定が似ていたね。
で、彼らを捕まえるゲリラたちが
まるで『キリング・フィールド』クメール・ルージュか
はたまた『ブラッド・ダイヤモンド』かといった感じ。
リーダーが少年なんだから恐れ入る」

----予告編でも流れていた、
小さな子供を橋から振り落とすシーンは
ビックリしたニャあ。
「まあ、そのあたりが
タブー破りのベン・スティラーの面目躍如ってところかな。
同じくコメディの過激派ジャック・ブラックも出演しているし、
ロバート・ダウニー・Jr.は
わざわざ皮膚整形で黒人に成りすますという、
こだわりを見せる“役者バカ”の設定。
ただ、思ったよりも話が普通の流れで、
もう一つ弾けてない感じがしたね」

----でも、けっこう横で笑っていたじゃない。
「うん。映画ネタ、
しかもアカデミー賞を茶化したものが多かったからね。
たとえば、知的障害者の役を“完璧”に演じながら
オスカーを逃したスピード万に、
“完璧”はダメだと、
なぜ『I am Sam/アイ・アム・サム』のショーン・ペンが
オスカーを受賞しなかったかを
『レインマン』のダスティン・ホフマンや
『フォレスト・ガンプ/一期一会』のトム・ハンクスを引き合いに出して説明。
このあたり、なかなか痛烈だったね」

----そういえばカメオ出演も多かったね……。
「カメオ以前に
脇役が豪華。
ニック・ノルティがこんなコメディに出るというのも楽しかったし、
マユー・マコノヒーなんか、
ほんといい役をもらったって感じ。
この映画の底に流れている、
ハリウッド映画業界批判の核になっていたしね。
カメオでは、アカデミー賞授賞式のジョン・ヴォイトの表情が秀逸。
でも、いちばん驚いたのはやはりトムさま。
終った後、向こうのポスターでクレジットを確かめていたカップルもいたけど、
その気持ち分かるなあ」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「フォーンもトムさまにはビックリ!ニャ」身を乗り出す

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『40歳問題』

2008-11-22 18:01:54 | 新作映画
※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



-----これって音楽ドキュメンタリーでしょ。
しかもあんまりよく知らない時代の人たちばかり。
そんなの観てオモシロいの?
「うん。一人だけ知っているミュージシャンが出ていたからね」
-----だれ、それ?
真心ブラザース桜井秀俊
僕は彼ら、真心がデビューする前、
「勝ち抜きフォーク歌合戦」を観ていて、
大学生らしからぬその演奏に惹かれてVTRにまで撮っちゃったくらいなんだ。
まあ、ほんとうは、司会のなぎら健壱が目当てだったわけだけど(笑)」

----へぇ~っ。でもそんな彼ももう40歳ってわけかあ。
「そう。しかも
大沢伸一 とかいうミュージシャンに
言いたい放題に言われている。
彼はギターコードとかはそんなには知らないらしいけど、
『昨日と音が違う』と、鋭く突っ込んでくる。
そうかと思えば一方では、
FLYNG KIDS浜崎貴司
『いつもと違う歌い方を…』だって」

----すごいね。誰よその人?
ていうか、ニャんでその3人が一緒にやってるの?
「そう、どこから説明しようか?
ぼくはまったく知らなかったけど、
この大沢伸一という人、
Mondo Grossoという
海外でも評価の高いバンドでメジャーデビューした人らしい。
ところが、この3人ももう40歳。
音楽的には、次々と新しい人たちも出てきている。
そんな彼らは、今をどう生きようとしているか?
『ナビィの恋』の監督・中江裕司はそこに目を付けてインタビュー。
まあ、そこまではよくある話。
ところが、なんと彼は
前もっては相談せず、突然に
彼ら3人に一緒に楽曲を作ることを頼むわけだ」

----それはまたむちゃくちゃな。
「そうでしょ。
みんなそれまで自分の音楽をやってきた人たち。
ジャンルも違えば、
音楽に対する考え方そのものも違う。
だれが何を担当するということを決めることもなしに始まったこのプロジェクト、
いつしか浜崎が詩を書き、大沢が曲を作る。
しかし、これが次第に雲行きが怪しくなってくるんだ。
いまの自分たちにしか、しかもプロにしか作れないもの
というわけで始めたのに、
これは違うと、大沢が言い始めるんだ。
たとえば、2回目に桜井が大沢の曲に付け加えるフレーズを用意してくる。
しかも桜井は、自分が気持ちよくなるような
ギターフレーズを演奏」

----あっ、それでさっきの大沢のセリフ…?
「そういうこと。
彼、大沢は予定調和を嫌がるんだ。
ある意味、ひどい奴と思えるほど、
好き勝手にしゃべるわけだけど、
最後にそれは本人が意識してやっていたことも分かる。
でも、そういう風には思えない浜崎はイライラ。
それをまとめているのが一番年下の桜井って構図かな。
彼は大沢が弾いたギターを
『耳コピできなかった』と驚く。
そして自分が気持ちよくなる方ではない、
そのコードを楽譜に書くんだね」

----あらあ、いい人……。
「そうでしょ。
で、映画も彼、桜井のプライベート、
よきパパ、よき家庭人を映し出す。
この映画、何がオモシロいかって、
音楽というものが、かくも
ミュージシャンによってアプローチが違うということを
それぞれの人生の生きざまの中で
見事にあぶりだすこと。
しかも、個性3つのぶつかり合いで
まさにどつぼに陥っていく」重苦しい世界を
映像に焼き付けていることにある。
これって、人生の縮図そのものだ。
生き方の違う人たちが一緒にいるってのは、
よくあること。
そういう意味でもこれは、キャッチコピーに書かれている
『年をとるのも悪くない』とはまったく相反している」

----でも、最後はうまくいくんでしょ?
プロだし、映画だから…。
「さあ、どうでしょう。
途中、曲がまだ出来上がっていないのに
とろあえずレコーディングしようとすることに対して
大沢はすごく怒りだすからね。
で、レコーディング後の一夜限りのスペシャルユニットによるコンサート。
これがまた見モノ。
大沢がピート・タウンゼンドになっちゃうから」

----ニャんだ。それ。           

             (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「そんなんで音楽できるのかニャ」小首ニャ

※かなりスリリングだった度

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『007/慰めの報酬』

2008-11-19 22:54:42 | 新作映画
(原題:Quantum of Solace)

-----『慰めの報酬』
あまり『007』らしからぬ名前だよね。
「うん。カタカナがまったく入らなかったのは
1985年の『007/美しき獲物たち』以来になるね。
それにしてもよく分からないタイトル。
原題の『Solace』は慰めの意味だけど、
『Quantum』は字幕で組織のルビが振られていた。
今後スペクターみたいになるのかなあ?」

----確か今回も主演はダニエル・クレイグだよね。
前作と似た感じなの?
「もう、これが似てるなんてモノじゃない。
なにせ、前作『007/カジノ・ロワイヤル』のエンディングの
まさに一時間後から物語が始まってるんだもの。
しかも、監督が『チョコレート』『ネバーランド』の
マーク・フォスターだけあって、
もっとボンドの内面に入り込んだ心理描写たっぷりの映画に仕上がっている」

----あれっ?確か、あの映画では、
ボンドが初めて愛した女ヴェスパーを喪うんだよね。
「そう、この映画は
そのヴェスパーを背後で操っていた組織に対する
ボンドの強い復讐心が物語を牽引してゆく。
あのM(ジュディ・デンチ)なんかは、
ボンドが私情に流されて任務を忘れるのではないかと、
いつも疑いの目を向けているほど」

----それはまた…。
ところで今回の悪役ドミニクを演じているのは
マチュー・アマルリックなんだって?
組織のボスにしては少し線が細い気が…。
「うん。
でも彼は慈善団体グリーン・プラネットのCEOでもあるんだ。
表と裏の顔を自然に使い分けるという意味では
このキャスティングもありかも…。
でもなあ……」

----あれっ、釈然としない顔をしているニャあ。
確か、この映画は海外での評判も高いのでは?
「そうだね。
アクションもキレがいいし。
冒頭の崖でのカーチェイスに始まり、
海へ空へと見せ場がてんこもり。
フィジカル・アクションの方も
『ヤマカシ』か、はたまたジャッキー『ラッシュアワー2』かという感じ。
でも、これが果たして『007』と言えるのかどうか?」

----そこんとこ、もう少し詳しく……。
「『007』って、やはり男のロマンだと思うんだ。
伊達男という、古い言葉が当てはまるような…。
いくら危険に見舞われても、
どこかしら彼には余裕がある。
ボンドガールと呼ばれる女たちとも
こだわりなくラブ・アフェアを楽しんじゃうしね」

----でも、今回もボンドガールはいるんでしょ?
「うん。ふたりね。
ひとりはボリビア駐在の諜報員フィールズ(ジェマ・アータートン)。
彼女はボンドのお目付役だけど、
彼に惹かれてベッドイン。
でも、これがとってつけたような感じ。
あまり、そうなった流れがよく分からない。
そのときのボンドの感情からして
その行為はありえないんだよね。
これが、ここまで内面に踏み込んだハードな作りじゃなければ、
なんとも思わないんだけどね。
そして、もうひとりがオルガ・キュリレンコ演じる
ボリビアの元諜報員カミーユ。
実は、彼女にも忘れがたい過去があり、
結局は、このトラウマを抱えたふたりが
物語の軸となっている」

----ははあ。確かにボンド映画らしくないニャあ。
「それでも、
過去の作品に対して敬意を表しているのはよく分かるんだけどね。
ボートチェイスは『007/ロシアより愛をこめて』、
また『007/ゴールドフィンガー』のオイル版も出てくる」

----オイル?
「うん。
資源というのはいまの世界情勢を語る重要なポイント。
いまや右も左も関係なく、
世界の戦争、紛争は
この資源争奪から起こっている。
それを改めて感じさせてくれた映画ではあったね」

----う~ん。やっぱり『007』らしくないニャあ。

           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「Qは出てこないのかニャ」小首ニャ

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※この映画、『007』シリーズ中、ランニングタイムが最短です。
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『ワールド・オブ・ライズ』

2008-11-18 23:07:33 | 新作映画
(原題:Body of Lies)


「オダジョーがなぜかディカプリオとラッセルに…」
-----ん?それって、どういうこと?
「いや、今日は『悲夢』という
キム・ギドク監督の作品を喋る予定だったんだけど、
場所を間違えてしまって…。
あわてて渋谷から銀座線で京橋に向ったものの
結局、間に合わなかったってワケ」

----ニャるほど。
それで別の映画を…ってことだね。
確か、これってリドリー・スコット監督作品だよね。
あんまり評判がよくないみたいだけど…。
「ぼくもそう聞いていたため、
ちょっと斜にかまえて臨んだんだけど、
そこまでのことはことなかったよ」

----やはりリドリー・スコットっていうだけで、
最初からみんなの期待値が高くなるのかニャあ?
「そういうことだろうね。
さて内容のご紹介。
この映画、一言で言えばCIAの内幕を描いたようなもの。
ディカプリオ演じるフェリスは中東に派遣されたCIA工作員。
生死ギリギリのところで戦っていて
常に生傷が絶えない。
かたやラッセル・クロウ演じるホフマンは
自宅から、電話一本で指示を送る上司。
こちらは子供の送り迎えや
家事をそつなくこなし、かなり嫌み。
それでいて、人の命をなんとも思わず、
戦争中ということで軽く切り捨てる」

----このラッセルってかなり太っていニャい?
「うん。役にあわせて20キロほど太ったみたい。
ダンディ&セクシーを自認する彼が
まさかここまでやるとは思わなかったね。
さて、物語は
フェリスがテロ組織の首謀者アル・サリームに対して
大胆な陰謀を仕掛けるところから
物語が急展開してゆく」

----大胆な陰謀って?
「それは、サリームと同じくらい残忍で効果的な手段を持つ
偽のテロ組織を作り出すことによって、
彼を表舞台におびき出すこと」

----あ~、だからこういう邦題ニャんだね。
そうか、“嘘の世界”ってワケだ。
「うん。
この“嘘”というのはこの映画のキーワードだね。
なかでもホフマンは、
その嘘によって、
フェリスを何度も危機に陥れる」

----どういうこと?
「たとえば、CIAに情報を提供する男に対して、
彼の身の安全を約束していたフェリスは
ホフマンの指示によって
その男を見捨てた上に殺さなくてはならなくなったり、
ヨルダンの情報局のリーダーが
『自分に嘘をつくな』とフェリスに約束させていたにもかかわらず、
自分の知らないところでホフマンが取った行動によって
それを反古にせざるをえなくなったり…」

----ふん。それって、いま流行りの合衆国批判?
「いや、一方的に合衆国だけを責めているワケじゃないよ。
フェリスなんて思わぬところからも
嘘をつかれてしまい、
それこそあわや命を落とすという
絶体絶命の危機に陥るしね。
そんなこんなで
物語も二転三転。
けっこう見応えあるんだけど、
ホフマンの指示に従わなくなるフェリスの心の変化が
あまり突っ込んでは描かれていなかった。
彼が恋に落ちるイラン人看護士とのエピソードなんかもあるけど、
こちらもちょっと舌足らずだったような気もするね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「ラッセル・クロウってリドリー・スコット映画の常連だニャ」身を乗り出す

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『ララピポ』

2008-11-17 17:18:58 | 新作映画
----『ララピポ』?
それってニャによ。
「『a lot of people』。
この言葉を本家本元、
西洋の人が早口で言うと、
そう聞こえるらしい。
『日本にはたくさん、人がいる----。』と、
感心する外国人。
映画の中では、最後の方で使われていたな」

----じゃあ、これは群像劇ってワケ?
「そうだね。
登場人物それぞれがビミョーに重なりあっているところは、
『陰日向に咲く』とも構成が似ているかも。
しかも、あの映画に少し被るのが
ここで描かれるのは、
今の日本のもはや大多数となっている人々、
いわゆる“負け組”。
これってあまり好きな言葉じゃないけどね」

----じゃあ、そうとうにクラ~い映画になりそうだね。
「う~ん。
ところが、その描き方はきわめてポップ。
というのも監督が中島哲也の弟子と目される宮野雅之。
最初は中島にオファーがあったらいいけど、
『今の自分にはこんなディープでパンクな原作を監督する勇気はありません』と、
脚本に回ったらしい。
その宮野監督いわく
『中島さんが登場人物をクールに突き放して観察するのに対して、
僕はウェットに入り込んでしまう』とのこと。
原作は『イン・ザ・プール』『サウスバンド』の奥田英朗。
そちらではフリーライター杉山博<映画では対人恐怖症の高学歴>(皆川猿時)と
裏DVD女優・玉木小百合<映画ではロリータファッション、デブ専>(村上知子)の話がメイン。
ところが中島脚本では
風俗専門のスカウトマンの栗野健治(成宮寛貴)のエピソードが縦軸で
そこにとことん堕ちていく元OLトモコ(中村ゆり)との
ラブストーリーがクローズアップされている」

----これまた濃いキャラばかり。
堕ちていく元OLときくと、
また『嫌われ松子の一生』のような感じをイメージしてしまうけど…。
「あそこまでのイメージ奔流じゃないけどね。
あっ、あとゴミ屋敷に住む淫乱な主婦(濱田マリ)。
このエピソードはかなり痛い。
女を捨てたと言っても過言ではない
濱田マリの汚しメイク&体当たり演技も背筋がゾッとするくらい凄みがあったな。
そして最後の一人が
スーパーヒーローを夢想し、
妄想の中で主婦?(インリン・オブ・ジョイトイ)と戦う
カラオケBOX店員(吉村崇)。
ちなみに彼が主演しているスピンオフ作品『戦え!キャプテンボニータ』が
チャンネルNECOでオンエアとか…。
あっ、あと音楽もオモシロかったね。
70年代後半のディスコ風」

----ところで緑色の
キミョーなキャラクターが使われているけど…。
「あっ、それはムニャムニャ」


       (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ニャニがムニャムニャニャのニャ!」ご不満

※ポップだけど内容はヘビーだ度

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『マンマ・ミーア!』

2008-11-15 23:47:52 | 新作映画
(原題:Mamma Mia!)


「なるほど、そういう映画だったんだ。
なるほどね」

----ニャに、そんなに感心してるの?
「いや、その昔好きだった
ABBAの曲を全編に散りばめたミュージカルが
向こうのステージでヒットしていると、
しかもそれが娘の結婚をめぐる話だと聞いてはいたけど、
どうもイメージが湧かなかったんだ。
やっと納得。でもなあ……」

----でも?
「この映画、実を言うと
一言で言えるほど簡単なお話。
ドナ(メリル・ストリープ)が女手一つで育てた
娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)が結婚することに。
自分の父親を知らないソフィはドナの日記を盗み見て、
可能性が3人ということを知る。
その夏、ドナは3人の男と関係を持ったわけだ。
実際に3人に会えば実の父親がだれか分かると思ったソフィは
ドナが出したように見せかけ、
3人の男を島へ呼ぶ」

----それがピアース・ブロスナン、
コリン・ファース、ステランスカルドというワケだニャ。
「そういうこと。
ね、簡単でしょ。
映画を観ている間、周囲では
けっこう、驚きの小さな声や笑いが起こっていた。
ところがオリジナルのミュージカルを観ていないからか、
どこがそんなに受けているのか、
ぼくにはよく分からなかったね。
出演者がちょっと歌詞を口ずさむだけで、笑いが起こるんだ。
ここでこの曲を使うという意外性なのかなんなのか?
そう言う意味も含めて、
この映画、
ぼくには向いていなかったな」

----それ言っちゃっていいの?
「うん。
それは逆に言えば、
ぼくみたいな人じゃなければ
この映画を楽しめるということだからね。
まず、ABBA。
彼らはスウェーデン生まれ。
その北欧の人たちが創り出した音楽が、
南欧(あっ、舞台はギリシャの島ね)の風景に被さる。
曲調からすると、確かに明るいし、ピッタリなのかもしれないけど、
逆に暗く沈んだ風景とのミスマッチを観てみたかったな。
ただ、ギリシャの島らしく階段が多く、
上下の動きが多い分、
これは舞台よりもむしろ映画向きかなとも思ったけどね」

----監督たちは舞台の人なんでしょ?
「そうらしいね。
だからかどうか、
あまり今の映画を観ているという気がしなかったな。
50年代のハリウッド・ミュージカルという感じ」

----ニャるほど。
主演はメリル・ストリープと
アマンダ・セイフライドだっけ。
「そう。
アマンダ・セイフライドは
リンジー・ローハン 主演『ミーン・ガールズ』に出演。
メリル・ストリープは『今宵、フィッツジェラルド劇場で』でそのリンジー・ローハンと
やはり母娘役で共演。
歌も披露している。
こういうことに気づけば
この映画、もっと楽しくなると思うよ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ギリシャの島には猫が多いんだよニャ」ぱっちり

※でも、そんなに出てきた記憶があまりない度

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『K-20 怪人二十面相・伝』

2008-11-14 23:24:54 | 新作映画
-----これって、最近よく聞くけど
どういうお話ニャの?
「フォーンは、怪人二十面相は知っているよね」
----うん。明智小五郎の宿敵でしょ?
江戸川乱歩の原作で
助手に小林少年がいるんじゃなかったっけ。
「そう。
でもこの映画は、劇作家として知られる北村想の原作を基にしたもの。
舞台を、第二次世界大戦が回避された日本に設定。
19世紀から続いている華族制度によって
極端な格差社会が生まれた、
いわば、もう一つの日本で
富裕層のみをターゲットとした“義賊”怪人二十面相の暗躍と、
それを覆う明智小五郎、小林少年の戦いを描く----」

----もう一つの日本か。
『ローレライ』みたいだね。
「う~ん。雰囲気としては
『スカイキャプテン - ワールド・オブ・トゥモロー -』の方が近いかな。
いわゆるレトロフューチャーって感じ」

----明智小五郎は仲村トオル、
小林少年は---あらら、またまた本郷奏多だ。
ということは、怪人二十面相が金城武ってこと?
「ところが、そうすんなりとはいかないんだ。
さっき、明智小五郎と怪人二十面相の対決と言ったけど、
金城武が演じるサーカス団のエース、遠藤平吉は、
怪人二十面相に嵌められ、
偽の怪人二十面相に仕立て上げられた男。
警察に捕まり、そのぬれぎぬを果たそうと、
彼はサーカス団の天才からくり師・源治(國村隼)の手による小道具を駆使、
日夜、修行に励み、ホンモノの怪人二十面相を追う-----と、こういう話だ。
この平吉をサーカスの曲芸師にしたところがうまい。
金城武なら、なるほど納得の
超人的アクションを次々と披露。
それがベースとなり、
まるでバットマンかスパイダーマンのような
闇の宙を行くダークヒーロー像が完成している」

----ニャるほど。あれっ、松たか子は?
「明智小五郎の婚約者で財閥のお嬢さま・羽柴葉子。
平吉はふたりの結納の写真を撮ってくるように
カストリ雑誌の記者に頼まれたことから
この陰謀にからめとられてしまうんだ」

----ふうん、見どころは?
「さっきも話した、もう一つの日本の造型。
そして、金城武のアクション、
しかも彼は『レッドクリフ PartI』でも使っていた白い鳩を駆使。ここはニヤリとさせてくれる。
あとは、仲村トオルの、突然のひょうきんな表情。
そして松たか子のヘリコプター操縦、
まるでミッチーの少年版のような本郷奏多の美しい顔かな」

----あらら、俳優の話ばかり。
監督は女性だよね。
「うん。
『アンフェア the movie』の佐藤嗣麻子。
『マトリックス』風のアクションを金城にさせたり、
女性ならではの視点によるヒロインの描き方など、
観るべきところは多々あるけど、いかんせんユルい。
古い言葉で言えば、
パンチに欠けた気がしないでもないね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「でも、この冬の注目作だよニャ」身を乗り出す

※この格差社会は、今の時代に通じる度

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『GOTH』

2008-11-13 00:30:13 | 新作映画
-----また乙一の映画化?
確か、彼は叙述トリックの作家だから
映像化は難しいと言ってたよね。
「いやあ、驚いたね。
まさかここまで乙一が映画でブームになるとは…。
この原作『GOTH リストカット殺人事件』は
彼の持ち味である暗黒面と切なさが
絶妙なバランスで出ている連作短編集。
ここではその中のいくつかをうまくミックス。
一つの乙一ワールドを作り上げている。
ただ、これは乙一ファンじゃないと
かなりキツいかもね」

----取っつきにくいの?
「う~ん。どう言えばいいだろう。
いわゆるドラマトゥルギーを排した作りになっているんだ。
原作では
人間の持つ暗黒面に強く惹かれる高校生の『僕』と
同級生の森野夜が
猟奇的な事件に関わっていくというもの。
最初、読んでビックリしたのは
このふたりはその事件や死体、あるいは
殺人を実行した人物には興味を示すものの、
その犯人を突き止めても
警察に通報したりはしないという点。
いわゆる『正義は悪を罰するべし』的なモラルからは
ほど遠いところにいるんだね。
彼らふたりの周りだけ、空気が違うみたい。
この映画のうまいところは、
その“ただならぬ空気”を生み出すにあたって、
自然光にさらに照明を当てることで作られた人工的な、
しかもコントラストの強い光と影によって、
塗り上げているところにある」

----塗り上げる?
「うん。監督の興味は
ストーリーを物語ることよりも
乙一の世界を絵画的に構築することにあるかのように見える。
冒頭のバスの中に続いて発見される手首のない死体。
ここは固定カメラによるワンショット撮影。
まるで『隠された記憶』のラストシーンみたい。
日常の中に異常が忍び込む------。
思わず舌を巻いたね」

----主演は本郷奏多だっけ?
「そう。
これはかなり原作とイメージが近かった。
まるで本郷奏多がその年になるまで
映画化を待っていたのではないかと思われるほどにね。
対する高梨臨もよかった。
近より難い美女・森野夜を
表情を作らないことで
まるで人形が動き出したかのように見せていた」

----ふうん。じゃあ、かなりオススメってワケ?
「いや、さっきも言ったようにこれは観客を選ぶだろうね。
撮影、照明、そして編集に至るまで
神経の行き届いた精緻な作り。
だけど、人によっては退屈かもなあ。
ぼくは、ストップモーションと
前景の人影を組み合わせたラストショットなんて
実に感心したんだけどね」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「フォーンは好きになれるかニャ?」<小首ニャ

※う~ん。微妙だ度

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『戦場のレクイエム』

2008-11-12 00:07:28 | 新作映画
(原題:集結號)

-----これって中国映画ニャンだよね。
でも、ヨーロッパ映画みたいなタイトル。
ニャンかビミョー。
「うん。これは中華人民共和国建国前夜に起こった
“国共内戦”を背景にした映画なんだ。
監督が『女帝 エンペラー』のフォン・シャオガン。
中国では大ヒットを記録。
金鶏百花映画祭でも主要4部門を受賞するなど、
作品そのものへの評価も高い」

----ふうん。
キャッチコピーに
“壮絶な人生を歩んだ、ある一人の男が仲間に送る鎮魂歌”
とあるけど……。
「まあ、それがこの映画のすべてを言い表してはいるね。
これは、そんなに複雑なお話じゃない。
さっき話した国共内戦でもっとも熾烈な戦いと言われた准海戦役。
その戦いに置いて、
人民解放軍中原野戦軍
第2師139団3営第9連隊長グー・ズーティ以下48名の部隊は、
撤退のラッパが鳴らされるまで
旧炭坑を死守せよという命令を受ける。
しかし、圧倒的に数で勝る国民党軍の攻撃に
部下たちは次々と命を落としていく。
負傷した兵士が死に際に『ラッパの音が聞こえた』と
グー・ズーティに撤退を促すものの、
彼はそれを耳にした覚えがない。
結果、彼の部隊は全滅し、
皮肉にもズーティだけが生き残る。
だが、救出された彼は自分の身元をだれにも証明できない。
しかも戦場に散った仲間は、
名誉の戦死ではなく、
失踪者扱いになっていることが分かる。
ズーティは、かつての仲間の名誉を取り戻すべく、
彼らの遺骨を探し始める。
そして、その中で彼が知った思いもかけない真実とは…?」

----えっ?その言い方だと
この映画、ミステリーみたい。
もっと激しい戦争スペクタクルかと…。
「それは確かにそうだよ。
戦争シーンがその前の市街戦と併せて
なんと1時間以上続くからね。
でも、正直言ってぼくはこの戦闘シーンには
あまりノレなかったね。
『プライベート・ライアン』とも比較されているけど、
そういう映像は、もううんざりするほど観ているからね。
それによって戦場の怖さを描くというのは
何をいまさらって感じ……」

----ふうん。じゃあ見どころはドラマ部分ニャんだね。
どうしてその主人公、
ズーティだっけ、
彼は自分の言うことを信じてもらえなかったの?
「中原野戦は再編され、
第2師団の消息は不明とされたんだ。
この映画でぼくがいちばん驚いたのはここ。
当時の人民解放軍はあまりにも組織が大きく、
誰一人として全体像を掴めていなかったんだろうね。
そしてこれはネタバレとなるから
あまり詳しくは言えないけど、
ラッパが鳴ったのか鳴らなかったのか-----
その真実が明らかになったときに起こる
当事者同士の感情の激しいぶつかり合い。
ここのシーンは、この映画のまさに白眉。
戦争の非情さを浮き彫りにしてあまりある」

----ニャるほど。
そういえば、この映画は
韓国の『ブラザーフッド』の影響があると聞いたけど…。
「うん。あの映画も
朝鮮戦争を描いているからね」

----えっ、こっちは国共内戦でしょ?
「確かに。
でも、後半では朝鮮戦争も出てくるんだ。
そうそう、ズーティら中国の人民解放軍が
韓国の兵士に変装して
アメリカ軍をやり過ごすところも見モノ。
ここではズーティが地雷を踏んだ男の身代わりになろうとする…。
しかし『キリング・フィールド』といい、
『JSA』といい、
地雷は本当に怖い。
なんで人間はこんなの作ったんだろうね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「グーティ役の人、SMAP中居くんに似ているニャ」小首ニャ

※後半が見モノだ度

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『アンダーカヴァー』

2008-11-10 20:08:31 | 新作映画
(原題:We own the Night)

※ネタバレとまではいきませんが映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



-----ホアキン・フェニックスにマーク・ウォールバーグ。
これまたシブい組み合わせだニャあ。
「うん。しかも彼らは兄弟役。
その上、プロデューサーとして名を連ねているんだ。
よほど、この監督が気に入ったんだろうね」

----その監督って?
「『裏切り者』でも組んだジェームズ・グレイ。
いやあ、その気持ち分かるって言いたくなるくらい、
見応えがある作品だったね」

----アンダーカヴァーって、囮捜査とかの意味だよね。
それってもしかして『ディパーテッド』みたいな話ニャの?
「う~ん。ちょっと違うんだなあ。
まず設定から話しちゃおう。
警察官の家系に生まれながらも
ロシアンマフィアと通じる裏社会を生きてきた弟ボビー(ホアキン・フェニックス)。
一方、父バート(ロバート・デュバル)の後を継ぎ
エリートコースを歩んできた警官の兄ジョセフ(マーク・ウォールバーグ)。
ある日、ジョセフが何者かに襲撃され、瀕死の重傷を負ってしまう。
この事件の黒幕がロシアン・マフィア、ニジンスキーであること、
しかも彼の次なる標的が父バートであったことを知ったボビーは、
警察の囮として、
まだアメリカ人がだれも足を踏み入れたことのないと言われる、
ロシアンマフィアの麻薬工場に潜入する。
この一件で、ニジンスキーは遂に逮捕されたものの、
自分の身元がバレてしまったことからボビーは、
保護プログラム下での生活を強いられる。
そんな中、ニジンスキーが脱走。
ボビーの警護を担当する父バートは
マフィアの車の執拗な追跡にあい、
激しいカーチィエスのさなか、
彼らの放った銃弾に倒れてしまう」

----えっ、そこまで話してしまっていいの?
「うん。手持ちのプレスやなんかを見ると、
なぜかそこまで書いてあるんだ。
しかも『遂に、別々の道を歩んでいた兄弟の運命が一つになった』とね」

----えっ、それってどういうこと?
「いや、そこからは黙っておいた方がいいだろうな。
普通に考えたらありえない展開だからね。
でも、この映画、そのありえなさを基本においていて、
ぼくは逆にそこが楽しめたんだけどね」

---どういう意味?
「たとえば、クライマックス。
ここでは葦の原にニジンスキーを追いつめ、
火を放って燻り出そうとする。
普通に考えれば敵が出てくるまで待っていればいいわけだけど、
なぜかボビーは中に入っていく。
煙で見えるはずもないのに…。
でも、父の仇に少しでも早くとどめを刺したいという気持ちと直結した“行為”、
その“画”こそが
ファンがもっとも観たいもの。
そこを、この監督はよく分かってるんだ」

----ニャるほど。
「しかもこの映画は、
主人公たちをアクション・ヒーローとしては描いていない。
だから、この映画を思い出すとき、
それはストーリ-としてではなく、
一つの人間が絡んだ“画”として脳裏に甦ってくるんだ。
麻薬工場でニジンスキーが盗聴器を発見するときしかり、
暴風雨の中でのカーチェイスしかり。
それらはいずれもボビーが死に近づいた瞬間…」

----そうか、一歩間違えれば、すべてはそこで終ってしまうんだね。
「そういうこと。
この映画では、そんなボビーの弱さが
ドラマとして実に有効に作用している。
保護プログラムの下で
恋人(エヴァ・メンデス)と逃げ回るときもしかり。
昨日話した『バンク・ジョブ』と同じく、
これは、主人公が“超人”ではないことで
映画がオモシロくなった好例だね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「この監督の他の映画も観たくなったニャ」身を乗り出す

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『バンク・ジョブ』

2008-11-09 22:28:38 | 新作映画
(原題:The Bank Job)


「いやあ、これは掛け値なしにオモシロい。
『世界最速のインディアン』のロジャー・ドナルドソン監督。
彼はいまノリにノッているね」

----キャッチコピーが
「奪ったブツは。キャッシュとダイヤと王室スキャンダル」。
これってどういうこと?
最初の二つは分かるけど…。
「う~ん。どこから説明しようか。
1971年、ロンドンのベイカー・ストリートにある銀行に、
地下から強盗団が侵入。
彼らは貸金庫内にある数百万ポンドにも及ぶ現金と宝石類を盗んで
姿をくらませてしまうんだ。
この事件、実際に起こった出来事で
当時、大きく報道されたにもかかわらず、
突如、打ち切られてしまった。
……と、これは事実らしい。
さてその理由。
ここからがほんとうかなと思ってしまうことだけど、
その貸金庫の中には、究極の王室スキャンダル、
マーガレット王女の乱交姿を収めた写真があったというんだね。
そのため、英国政府はD通告<国防報道機密禁止令>を
発令したと言うんだ」

----しかし、それって偶然にしてはできすぎてニャい。
「この話を映画の主人公であるテリー(ジェイソン・ステイサム)に持ちかけたのは
昔、彼とは浅からぬ付き合いがあった
モデルのマルティーヌ(サフロン・バロウズ)。
彼女は、その銀行の警報が交換のため、
一週間、解除されるということを彼に教える」

----ニャんで、彼女は重要なことを知ってるの?
「そこなんだよね。
数週間前、モロッコから戻ってきたマルティーヌは、
麻薬の持ち込みがバレて空港税関で逮捕されてしまう。
その彼女に、自由の身と引き換えに、
特務機関MI5に属するティム・エヴェレット(リチャード・リンターン)が
この銀行強奪の話」を持ちかけたんだ。
実は、イギリス政府はマイケルXなる
エセ左翼黒人活動家を逮捕したくても
なかなかそれができないでいた」

----分かった。
そのマイケルXはマーガレット王女の写真を
そこの貸金庫に預けていたんだ!
「そういうこと。
彼はその写真をタテに政府を脅迫。
そんな裏事情はまったく知らず、
二件先の店の内装工事を装い、
トンネルを掘り進めるテリーたち7人の実行メンバー。
ところが見張りに置いた男エディとの無線での連絡を
アマチュア無線家に傍受されてしまう。
強盗事件進行中の通報を受けた警察は、
その会話だけでは場所が分からない上に、
日曜日の深夜ということで中にも入れないことから、
ロンドン中の銀行をしらみつぶしに探すが----」

----そうか、それは政府にとっては困った展開だよね。
「うん。
映画は、この辺りから俄然オモシロくなってくる。
というのもそこには、
このマーガレット王女の写真だけではなく
フランスの裏社会の顔役、
ポルノ王ルー・ヴォーゲルから警察への賄賂を記したノートや
政府高官のSM写真も入っていたため、
彼らは政府、警察、マフィアから追われる身となるんだ」

----でも、テリーたちはそんなこと
まったく知らないんだよね。
「そう。
なぜ、自分たちが見も知らぬ男たちに追われるのか?
成功した後に一人、また一人と
捕まっていく仲間たち。
しかも彼らは残虐なリンチを受けたうえ、
命まで奪われてゆく。
その上、報道管制も敷かれているため、
彼らはまったくの孤立に陥ってしまう。
さあ、この四面楚歌からどうやって抜け出すか?」

----ニャるほど。これが実話だとしたらスゴすぎる。
「でしょ。
事件に関する真相は2054年まで秘密らしいけど、
脚本がとにかくよくできていて、一瞬たりとも目が離せない」

----脚本は誰ニャの?。
「最近では 『アクロス・ザ・ユニバース』も手がけたベテラン・コンビ、
ディック・クレメントとイアン・ラ・フレネ。
彼らはぼくの大好きな一本、
『脱走山脈』の脚本家でもあるんだ。
衣装や美術、それにヘアスタイルも時代色豊か。
まだ、犯罪がハイテク化されていない、
間違っても殺人レーザー光線の仕掛けなどがない頃の銀行強盗、
そのダイナミズムとスリルを楽しむことができる。
『黄金の7人』のようなコミカルさこそないものの、
70年代という
古き良き時代の銀行強奪アクション映画を思い出したね」

----そうだよね。
こんなお話、
インターネットが発達している今ではとても考えられない。
セキュリティだって、けっこう甘かったんだろうニャあ。
「そうだね。
あと、強調しておきたいのが
ジェイソン・ステイサム。
最近、超人的アクション・ヒーローのイメージがつきすぎた感のある彼が
ここでは借金取りに追い立てるしょぼくれたオヤジの役。
ところがその彼が気づくと、
頭脳と肉体を駆使してこの危機を乗り越えていく。
それがちっとも不自然ではないんだ。
演出ももちろんうまいけど、
彼の計算された役作りにも感心。
これはステイサムのベストアクトだと思うね」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「事実はニャンとかより奇なりだニャ」ちょっと怒るニャ


※こういう緊張感は嬉しい度
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『シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版』

2008-11-08 23:09:27 | 新作映画
(原題:Les Parapluies de Cherbourg)


----やっと、映画のお話----と思ったら、
これリバイバルじゃニャい?
「リバイバルと言えばリバイバルだけど、
今回はデジタルリマスター版。
その昔、ぼくが観たのは
映画が作られた1964年から遅れること確か6、7年。
ATG映画館で公開された『袋小路』だか『バルタザールどこへ行く』だかの
併映としてのこれもやはりリバイバルだった」

----そのときはどう感じたの?
「いやあ、もう驚いたのなんのって。
これはいまだにぼくのミュージカルの中のベスト1。
全ジャンルに広げても10本のうちの1本には入ってくるね」

----確か、フランス映画だよね。
ハリウッド製ミュージカルとはどこが違うの?
「まあ、ぼくがいまさら改めて言う必要もないけど、
一番ビックリしたのが
劇中のセリフ全てが歌になっていること。
その歌がシェルブールの町そのものさえもセットのように見える
ポエジーな色遣いの世界の中で
ミュージカルとしては掟破りとも思える悲恋のお話を語っていくんだ」

----それって『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のような感じ?
「いやいや、あんな絶望的なものじゃない。
そこには『それでも人生は続いていく』という基本的な姿勢がある。
この映画の主人公は青年ギイと少女ジュヌヴィエーヴのふたり。
ギイはアルジェリアへ出征。
まだ16歳のジュヌヴィエーヴは彼の不在が耐えられず…
というもの」

----それって、ある意味、戦争批判も含んでるの?
「それはあるだろうね。
ただ、男の視線からすると、
お腹に赤ちゃんもできていながら、
なぜ彼を待てなかったのか?と思ったのも事実」

----その気持ち、今度観ても変わらなかった?
「うん。
ギイが不在のときに現れる宝石商。
ジュヌヴィーエーヴが彼に心が傾く瞬間も、
きちんと入れてあり、
ここに監督ジャック・ドゥミの女性観が窺えるね。
彼女がまだ16歳だったということを差し引いても、
これは男性よりの映画という気がする。
今回の試写でも、男性のすすり泣きが耳に入ってきた」

----えいはどうだったの?
「いやあ泣けたね。それも昔よりも遥かに……。
最初に観たときは、
ピンクとライトグリーンを貴重に
アクアブルーを配したファンタジックな色世界に
目が釘付けになったけど、
今回は、もっと深く物語に入り込めた。
ラストを締めくくる雪のガソリンスタンド。
あれこそが<人生>。
しかもそれをセリフではなく
映像と音楽によって見せきる……。
いま観ても決して古びることはない。
今回、デジタルリマスターという
望みうる最高の映像で観られたことを本当に感謝したいね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「とにかく観るのニャ」いいねぇ

※これが映画だ度

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