ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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決定!2008ベストテン!!

2008-12-30 12:00:03 | 映画
------いよいよ、今年も今日を含めてあと2日。
恒例の『無人島に行くならこの10本』。
あれれ、違うの?

「うん。作品数を絞るためにまずは思いつくまま書き出してみたら、
あっという間に50本近くなっちゃって。
ここは素直にベスト10でいこうかと。
それも外国映画と日本映画に分ければ計20本と、数を稼げるし、
さらにドキュメンタリーまで入れれば、
もっと増やすことができる」


----ニャンか、ずるいニャあ(笑)。
じゃあ、まずはそのタイトルを聞かせてよ。


■外国映画ベストテン■


●1位● 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
●2位● 『ダークナイト』
●3位● 『イースタン・プロミス』
●4位●『バンク・ジョブ』
●5位● 『ゲット スマート』
●6位● 『この自由な世界で』
●7位●『レッドクリフ PartI』
●8位● 『ワイルド・バレット』
●9位● 『アイアンマン』
●10位●『永遠のこどもたち』


■日本映画ベストテン■

●1位●『GSワンダーランド』
●2位● 『純喫茶磯辺』
●3位● 『青い鳥』
●4位● 『子猫の涙』
●5位● 『クライマーズ・ハイ』
●6位● 『アフタースクール』
●7位●『悪夢探偵2』
●8位● 『きみの友だち』
●9位● 『歩いても歩いても』
●10位● 『おくりびと』


■ドキュメンタリー・ベストファイブ■

●1位●『女工哀歌』
●2位●『大丈夫であるように---Cocco 終らない旅---』
●3位●『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』
●4位●『ヤング@ハート』
●5位●『40歳問題』


■2008年「ラムの大通り」が勝手に決めた特別賞■

●阪本順治● 『闇の子供たち』
●黒沢清● 『トウキョウソナタ』


----あらら、一気に喋っちゃったね。
でも、その「特別賞」ってニャによ?

「うん。今年は
日本でもいろんな問題が一気に噴き出した年。
ぼくは、本来、映画はあくまで映画であって、
それ自体を楽しむという方が好きなんだけど、
それでもここまで社会が逼迫しているのに、
外国のように、その問題に切り込んでいく監督たちが、
あまりにも少ないことには多少の苛立ちを感じていたんだ。
そんな中で、この2本は実に勇気ある作品だったと思う。
『トウキョウソナタ』なんて、
時代が公開からわずか4ヶ月で
そこに描かれた世界をなぞっているかのようだ」

----そ、そうだね。ちょっと怖くなってきちゃう。
「あと、ドキュメンタリーに関して言えば、
ここ数年、公開本数がみるみる増えている中で、
ぼく個人の胸に深く突き刺さったのが、この5本ということかな。
ドキュメンタリーというフォームを選び取るだけあって、
こちらもやはり問題意識が多い作品が並んでしまったけどね」

----それ以外、劇映画20本の基準は?
「うん。
スクリーンに映画が写し出されている間、
目だけでなく心も脳もそれに釘付けになっているか?
分かりやすく言えば、
チラっとさえも他のことが頭をよぎったりしない作品ということかな。
そしてさらに贅沢を言えば、『これは!』と、
思わずソファに姿勢を正して座り直させてくれる映画。
理屈じゃない。魅せてくれることがいちばん。
この他にも
『うた魂♪』
『ガチ★ボーイ』
『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
『石内尋常高等小学校 花は散れども』
『イントゥ・ザ・ワイルド』
『1408号室』
『トゥヤーの結婚』
『ウォーター・ホース』
『その土曜日、7時58分』
『ラスト、コーション』
『団塊ボーイズ』
『アメリカン・ギャングスター』
『アクロス・ザ・ユニバース』
『あの日の指輪を待つきみへ』
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
『テラビシアにかける橋』
『さよなら。いつかわかること』
『パリ、恋人たちの2日間』
『地球でいちばん幸せな場所』
『アンダーカヴァー』
などなど、実はありすぎて困っちゃったんだけどね。
さすがにリンクを貼るのは自粛しちゃった」

---分かった分かった、もういいよ(笑)。
あれっ、これ去年も言ったっけ。


フォーンの一言「フォーンのベストは 『ネコナデ』
『猫ラーメン大将』なのニャ」
もう寝る

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『雷神-RAIZIN-』

2008-12-29 14:24:08 | 新作映画
(原題:Kill Switch)


-----あらら。今日は年間のまとめをやるんじゃなかったの?
「いや。その前に
今年の笑い納め」

----えっ?ニャに言ってるの?
これはスティーヴン・セガールだよ。
「それはそうなんだけど、
このラストを観て
『嘘~っ!』と思わない人はまずいない、
これはほんとうの怪作」

----でも確か、売りの一つは
“サイコ・サスペンス・アクション”じゃなかった?
「そう。
起きる事件は、すべて猟奇的。
最初の事件なんて
女性の胸に爆弾が埋め込められ、
時限装置のカウンターが点滅!」

----ひぇ~っ。それは怖い。
「その昔、
都筑道夫原作の『スパイキャッチャーJ3』という
特撮テレビ映画にも同じような設定があったけどね。
こちらはお腹に時限爆弾を埋め込まれ、
ダムだか何かの決壊を防ぐため、
宙に浮く車に乗って
その彼は湖の真ん中で爆死。
いやあ、子どもながらにこれは怖かったね。
主人公を演じるのは 川津祐介
ほかに 江原真二郎丹波哲郎が出ていた」

----ちょ、ちょっと話がそれすぎ。
「ごめんごめん。
それくらいインパクトが強かったと言うこと。
ところで確かセガールだと『グリマーマン』
猟奇連続殺人事件を追う刑事の話。
共演は キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ
そしてさっきの爆弾は
『エグゼクティブ・デシジョン』

----あっ。爆弾のケーブルのどっちを切るか?だね。
「そう。
あと目新しかったのは、
セガール扮する主人公が
もともとは双子として生まれていて、
子どもの頃、目の前で弟が惨殺される現場を目撃。
以後、それがフラッシュバックとして甦るということかな」

----ふうん。けっこう凝ってるんだ。
でも、セガールってなかなか大きなチェーンで公開しなくなったよね。
「そうだね。
実は今回の映画のプレスが実によくできていて、
『制覇せよ!セガール山脈 暗記せよ!フィルモグラフィ』
なるものがついている。
それを見て初めて分かったんだけど、
2003年の『沈黙の標的』以来、
彼の日本公開作は、
なんとすべてアメリカではヴィデオストレート。
いやあ、これには驚いたね」

----ニャるほど。
配給、宣伝もそれを明らかにしちゃうということは、
もはや開き直っているということか。
「だと思うんだ。
だから、この映画を
ラストが『とんでもない!』と言っても、
逆にそれは、一方で宣伝になりうる。
どんな映画だろう?って…」

----しかし、『その男ヴァン・ダム』だったっけ。
それだったらヴァン・ダム、
あまり彼に対抗意識燃やさなくてもよかったのに。
「もしかしたら、彼も
ヴィデオストレートばかりになってるのかな。
調べてないから、そこんとこは分からないけど…」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「セガールのヘアスタイルとジャケットはいつも変わらないニャあ」ご不満

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『20世紀少年<第2章>最後の希望』

2008-12-27 14:10:41 | 新作映画
画像は映画のプレス。オモシロい作りなので携帯で撮影してご紹介。

-----あれっ、この映画、
最初は「大晦日」に喋ると言ってなかった?
「うん。最初はそのつもりだったんだけど、
これが予想以上にオモシロくって…。
第1章 『20世紀少年』にがっかりした分、
その罪滅ぼしの意味もあって
少しでも早く喋ろうと…」

----へぇ~っ。どう違うの?
「その前にちょっとインフォメーションを。
前作のタイトルは『20世紀少年<第1章>終わりの始まり』に変更。
さて、この映画、どこがそんなに変わっているかというと、
なんと<物語>まで変更してしまっていること。
それがどこかは、
これから観る人のために詳しくは言わないけども、
あのシーンがなかったり、このシーンがなかったり。
原作では“一応”のカッコ付きだったにせよ
明かされていた<ともだち>の正体についても
まったくと言っていいほど触れていない。」

----どうして、そんなことに?
前作は、あれほど原作に忠実だったのに。
確か、コマの構図だけでなく、
コマ運びまで漫画をマネしていた。
だからつまらなかったとまで言っていたよね。
「あらら、ヤバいヤバい。
企画・脚本の長崎尚志氏いわく、
2章では原作の10巻分くらいあることから、
漫画連載時に試行錯誤した構成の一パターンを、
映画版に展開したということらしい。
これが、見事に功を奏していて、
ぼくみたいな原作に熱を上げたものにとっては、
『もう観たよ』感はなくなり、
それでいてそのスピリッツが生かされているものだから、
漫画を読んだときの興奮が体中に甦ってきたわけだ。
長崎氏の言葉を借りれば、
『2章は原作以上にパラレルワールド』ということになる。
これは実に上手い脚色だと思う。
原作者による改変だから、
だれにも文句は付けられない」

----でも、ヨシツネとかがメインになるのは同じニャンでしょ?
「いや、以外なことにヨシツネ(香川照之)
原作より一歩後ろに下がった感がある。
軸となるのはやはりカンナ(平愛梨)
そしてオッチョ(豊川悦司)だね」

----ふうん。ヨシツネがカッコいいのに。
香川照之、かわいそうだ。
カンナ役の平愛梨も話題だよね。
原作にそっくりだって…」
「いや、そっくり度で言うなら
小泉響子の木南晴夏だろうね。
もう、細かい表情まで漫画からそのまま抜け出してきたみたい。
あとは石塚英彦のマルオ
そして古田新太の春波夫
このふたりのシーンは、もっと観ていたかった。
でもね、似ている似ていないの域を越えて
もっとも見応えあったのはユースケ・サンタマリアによるサダキヨ
“ともだち博物館”での彼の演技は、
今回、カンナが聞くケンヂ(唐沢康明)の歌、
そして教会のステンドグラスを突き破って現れるオッチョとともに、
この映画の“泣ける”ハイライト」

----えっ、泣けるの?
「うん。元々原作は毎回、
“感涙シーン”をそのラストに用意していたからね。
あとは、小日向文代のヤマネ、そして小池栄子の高須かな。
高須のイメージは原作とはまったく逆だけど、
その裏返った声が
ドリームナビゲーターの『サンキュー』『よろこんで』と相まって、
不気味さを増幅させていた」

----そうか、“ともだちランド”も出てくるんだね。
「そうだよ。
あの“ボーナスステージ”もね。
今回は、未来社会を『ブレードランナー』風に構成。
原作にはない、“レーザーあやとり”まで出てくる。
しかし堤幸彦って、
最初からこういう構成を考えていたのかな。
だとすれば、前作で
『なぜ、原作のコマ割りどおり?』の批判が渦巻いたとき、
思わずニヤリとしただろうね。
『5ヶ月後をお楽しみに…』って…」

----でも、それってよっぽどの自信がないとできないよね。
えいだったら、すぐキレたり言い訳したりしそうだ。
「あらら……」

           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「カンナの出生の秘密も分かるんだよニャ」ぼくも観たい

※『スター・ウォーズ』で言えば『帝国の逆襲』にあたる度

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『大阪ハムレット』

2008-12-25 22:49:52 | 新作映画
「『ねんねんちゃん。ねんねんちゃんやで~』」
-----ニャ、ニャに。
いきなり。どうしたのニャ。
「いやあ。この映画観て以来、
この子守歌が頭から離れなくて…」

-----あ~あ。ビックリした。
おかしくなったのかと、一瞬焦ったよ。
で、その映画。
タイトルはなんニャの?
「『大阪ハムレット』」
----ぶっ。それって少し変じゃニャい。
大阪とハムレットってイメージが正反対!
「まあ、そこまで決めつけるのもどうかと思うけど、
確かに、大阪弁でシェークスピアはあわないな。
原作の森下裕美
やはりそこが出発点らしいよ。
彼女いわく
『関西人て悩みながらも、
必ずツッコミを入れないと気がすまないでしょう(笑)。
悲劇的なものをやっても最後には喜劇になってしまうんじゃないかと。
でも、それが困難を乗り越えられるということ。
そうしてこそ乗り越えられるんじゃないかと思うんです。
それが関西人のポジティブところの素晴らしさですね』。
長々と、プレスから引用したけど、
この映画はこれに尽きるね」

----ちょっと待って。
その森下裕美っていう人、だれ??
「あらら知らないかな。
『少年アシベ』の原作者だよ。
ほら、あのゴマちゃんが出てくる…」

----あ~あ。あれね。
「やっと分かったか。
これは、その森下裕美の手によるオムニバス短編集を映画化したもの。
じゃあ、まずは簡単に設定を話すとしようか。
大阪の下町で暮らす久保家。
構成はお父ちゃんとお母ちゃんと子ども3人。
ところが映画開始早々、
お父ちゃん(間寛平)が死に、
その弟と名乗る叔父さん(岸部一徳)が家に転がり込んでくる。
それをなぜかすんなり受け入れる母ちゃん(松坂慶子)。
かくして5人の奇妙な家族生活が始まる。
さて、その3人の子ども。
中3なのに見た目は大学生みたいに老けている長男・政司。
彼は道で偶然であった由加(加藤夏希)と恋人同士に。
以後、年齢を隠してデートを重ねていく。
中1の次男・行雄は、
学校での担任教師の一言がきっかけで
辞書を片手にシェイクスピアの『ハムレット』に挑戦。
三男の宏基は小学校で『女の子になりたい』と言って
みんなにからかわれてしまう。
三人三様に悩みが生まれる中、
なんと、お母ちゃんのお腹に赤ちゃんができる」

----えっ、誰の子?
まさか、その叔父さん?
「それがはっきりしないんだ。
でも『誰でもええやん』というのが、この映画の結論。
実はこの映画には
日活ロマンポルノで一世を風靡した白川和子
3人のおばあちゃん役で出演。
その彼女が宏基に
『私ら、せっかく生かされとるんや。
男でも女でも、
生きとったらどっちでもええわい』と言う。
このセリフにこの映画の言いたいことが凝縮されている。
そう、『生きとったら、それでええやん』

----それってポジティブを通り越してニャい?
でも、そこが大阪弁の強さかもね。
「うん。そうだろうね。
話はそれるけど、
この映画には大阪弁が至るところに。
『もってまっか警戒心!狙われてんで。そのカバン!!』
『駐輪したらあきまへせん』
『たのむ堺、ゴミ捨てないでネ』。
これ、全部立て看」

----ぶっ。それホンモノ?
で、映画自体はどうだったの?
「くすくす笑いとペーソスの絶妙な配合。
でも、少し中ダレが…。
この題材で1時間47分は少し長いかなと----。
そこが残念だったね」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「あら、あんまり、映画の話、しとらんわ~」なにこれ?

※『ごめん』。政司役の久野雅弘『ごめん』の主人公やで~

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『チェンジリング』

2008-12-24 10:43:26 | 新作映画
(原題:Changeling)


-----これってクリント・イーストウッド監督の新作だよね。
彼とアンジェリーナ・ジョリーの組み合わせって
少し意外な気がするニャあ。
「うん。観る前はぼくもそう思ったんだけど、
観ているうちになるほどと…。
というのも、
これが思ったよりも極めて社会性の強い内容だったんだ」

----“チェンジリング”って、
ヨーロッパの民話で、
妖精が人間の子供をさらった後に置いていく妖精の子供のことでしょ?
「本来はそういうことみたいだね。
この映画でも、
クリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)の息子ウォルターが謎の失踪。
5ヶ月後に彼はイリノイ州で発見され、
警察が連れ帰ってくるところから物語が大きく動き出す。
というのも、その子はどう見ても別人。
しかし彼は本人だと言い張り、
警察も『息子ではない』と言う
クリスティンの訴えをまったく聞き入れない」

----そんなことってあるの?
「なんと、驚くことにこれが実話なんだ。
で、このプロットだけ聞いたら、
これは怪奇ミステリーのたぐいかと思ってしまう。
たとえば最近では『永遠のこどもたち』のようにね。
ところが、この映画はそこから思わぬ方向に発展。
自分たちの非を認めたくない警察は、
クリスティンをロサンゼルス病院の精神病棟に送ってしまうんだ。
そこでの拷問としか思えない電気治療が実にショック。
記憶の片隅にある『カッコーの巣の上で』を思い出したね。
そして、病棟のアンジェリーナ・ジョリーと言えば、
これは彼女がオスカーを受賞した『17歳のカルテ』だ」

----ニャるほど。アンジー起用の理由が見えてきた。
「この映画の企画は、
ジャーナリスト出身の脚本家J・マイケル・スラジンスキーが
市役所の地下室に保管されていた
焼却寸前の古い資料に目を通したことからスタート。
それがブライアン・グレイザーとロン・ハワードの注意を引いたということのようだ」

----ロン・ハワードって、あの監督の?
「そう。
アカデミー作品賞受賞の『ビューティフル・マインド』を始め、
『シンデレラマン』『アポロ13』など、
ハワード自身もトゥルーストーリーの映画化が多い。
その彼が監督を依頼したわけだから、
目に狂いがあるはずはない。
しかし、それにしても
イーストウッドの熟練した演出には驚かされたね。
とにかく、観ていて一瞬たりとも飽きることがない。
先の読めないストーリーを一気に見せていくんだ。
その背景には、腐敗した警察権力に対しての戦う姿勢。
しかもそれを女性に行なわせていることがスゴい」

----あらら、その発言大丈夫?
それって差別になっていない?
「いやいや。
ぼくがではなく、時代がなの。
そう、
この時代、女性というだけでまだ差別が残っているんだ。
冒頭の方で『女性だな』という
一見、意味不明の警察側の言葉が出てくるけど、
これが後々効いてくるんだ。
ポイントは『コード12』」

----ニャに、それ?
「まあ、そこは観てのお楽しみということで…。
劇中、その時代にしては大胆なまでに汚い言葉が
クリスティンより先に入院している女性から飛び出す。
驚く彼女に続いて放たれる言葉が、また光っている。
『時には使うべき言葉を使わなくては。
失うべきものがなくならないうちにね』」

----ニャルほど、深い。
そういえば人気のジョン・マルコヴィッチも出ているよね。
「あっ、これは嬉しかったね。
『ザ・シークレット・サービス』以来のイーストウッドとの共演。
しかも役柄が、いつになくストレート。
クセのある俳優の彼をこのような形で使うのもイーストウッドならでは。
さらなる新作『グラン・トリノ』も評判いいみたいだし、
彼の活躍は、映画ファンにとっては本当に嬉しいよね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「これ、オモシロそうだけど実話だから複雑だニャ」複雑だニャ

※う~む。子を持つ母親が観るとかなり辛い度

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『エレジー』

2008-12-23 11:20:33 | 新作映画
(原題:Elegy)

※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



-----おっ、やっと賞がらみの映画のお話だね。
これ、主演のペネロペ・クルスが話題になっているんでしょ。
「そう。彼女はすでに
ロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞を受賞。
この賞は、ぼくのイメージでは他のアメリカの映画賞よりも
少し格が上って感じ。
アカデミックというか、アート性が強いというか…」

----監督はだれだっけ?
『あなたになら言える秘密のこと』
『死ぬまでにしたい10のこと』のイサベル・コイシェ。
これまでの2作が“死”や“戦争の傷痕”をモチーフにしていたのに対して、
こちらはどちらかというと
生き方や価値観が異なる違う世代の出会い、
そしてその愛の行方を見つめたものとなっている。
原作が『さよならコロンバス』フィリップ・ロス
そして脚本がぼくの大好きな『タイム・アフター・タイム』を監督したニコラス・メイヤー
ふと気づいたんだけど、
彼らはすでに『白いカラス』で組んでいたんだね。
あの映画もそうだったけど、
語り口がしっかりしているため、
映画の中にどっぷりと浸かることができるんだ」

----ふうん。そうニャんだ。
ところでどんなお話ニャの?
「 スペイン系キューバ移民の若い黒髪の美女、
コンスエラ・カスティーリョ(ペネロペ・ クルス)は、
カリスマ的な大学教授であり、
女性に肉欲のみを求めていたデヴィッド・ケペシュ(ベン・キングズレー)と出会う。
30歳以上の年の差がある2人。
デビッドは"芸術品"のような完璧な肉体を持つ彼女の虜になる。
それまで、若い頃のただ一度の結婚を
人生最大の失敗と公言していた彼は、
本人が少年時代の頃さえも味わったことのない
猜疑と嫉妬に捕えられてしまう」

----猜疑と嫉妬?
「そう。
なにせ、彼女の行くところをこそっとスパイしたりしちゃうんだから、
こっちも観ていて恥ずかしくなる。
まあ、気持ちは分かるけどね…」

----そうかなあ?
「それはそうだろうと思うよ。
やはり30以上も年が離れているから、
彼女の両親の前に姿を出しにくい。
親だって、自分と同じくらいの年の男を
娘が恋人と称して連れてきたら腰抜かしちゃうもの。
しかも、デヴィッドの場合、
自分のこれまでの生き方が生き方だけに、
結婚という形を簡単に自分で認めちゃうわけにはいかないんだ」

----ニャるほど。お話だけでも興味深いや。
あれっ、そういえばデニス・ホッパーが出ているよね。
「うん。彼が珍しくインテリの役。
デヴィッドの友人の詩人ジョージを演じているんだ。
その彼がデヴィッドに忠告する。
『年をとる心配をするな。
分別臭くなる心配をしろ』。
『イージー・ライダー』の彼のイメージと合わせてみると、
このセリフは含蓄があるよ。
そんなジョージが後に、
病床に倒れて、ある人にキス。
それこそ分別も何もないこのシーンは、
ある意味、この映画のハイライトかも」

----そ、それは観たいような観たくないような(笑)。
「この映画は他にも含蓄のある言葉がいっぱい。
『君との未来が知りたい』
『女性との交わりは人生のあらゆる屈辱への報復だ』
『乳房を失っても私とヤリたい?』」

----ちょ、ちょっと待ってよ。
最初の二つは分かるけど、
最後のはニャによ。
「あっ、これはネタバレになるのかな。
しかし、チラシに『病に冒されていく女』とあるしなあ。
実はコンスエラは姿を消している間に、
乳がんに冒されてしまうんだ。
再び彼の前に現れたときは
長い黒髪を切ってショートカットに。
しかもかなりやつれている。
それまで全裸で美しい姿を披露していた
ペネロペ・クルスだけにちょっとショック。
そんな彼を慰めるときのデヴィッドの言葉も
また、スゴいんだけどね」

----ニャに、それ?
「う~ん。
これ以上のネタバレを避けるために
ここはちょっとだけ。
それはアマゾネスに関係すること」

----え~っ。ニャんだろう?


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「本気で好きになると、男はモロいのニャ」もう寝る

※そう、恋のビギナーになってしまう度

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『地球が静止する日』

2008-12-20 23:18:12 | 映画
(原題:The Day The Earth Stood Still)

-----思ったとおり、
今日はこの映画だったね。
フォーンまで一緒に連れて行ってくれたし…。
「それはそうだよ。
なんと言っても、
これはこの冬一番の話題作。
まずは観ておかなくては…」

----えいは、1951年のオリジナル、
『地球の静止する日』は観てないの?
「うん。あのロバート・ワイズが
若い頃に作ったというのは知っていたけど、
なにせ、それはぼくが生まれる前の話。
どちらかというと“伝説”の域だね。
でも、今回のリメイクを観て、
オリジナルがスゴく観たくなったな」

----どうして?
「ここまで人類に対して友好的な宇宙人を
『未知との遭遇』(1977)以前に
生み出していたということへの興味かな。
巨大な飛来物から
人間の姿をした宇宙からの使者クラトゥが現れるところなんて、
写し方まで『未知との遭遇』そっくり。
あと、今回の内容が、
人類が考え方を改めない限り、地球は滅びてしまう。
人類よりも地球が大事。
だったら、人類を滅ぼして地球を助けよう----という、
温暖化や環境破壊を意識したものだったということ。
オリジナルの設定では
“人類に核兵器の放棄を要求。
そして要求が受け入れられない場合、
地球上の全エネルギーを停止させると宣言”(allcinemaより)
という核の時代を象徴した映画のようだから、
やっぱり比較してみたくなる」

----そういえば、そうだニャあ。
現代は核戦争の恐怖よりも
ゴアが言うところの『不都合な真実』の世界だものね。
「そういうこと。
ただ、今回の映画では
そのあたりをはっきりと言わないものだから、
なんとなくこじんまりとまとまった映画になった感じがする。
出てくるのも、キアヌ・リーブス扮するクラトゥと
巨大ロボット、ゴートくらいだし」

----あのゴートって、ロボットもかなり古めかしかったね。
まるで「鉄人28号」あたりに出てきそう。
「というより、
映画そのものが『インベーダー』か『X-ファイル』かって感じ。
全地球規模の大きな話の割には、
TVシリーズ的なノリ。
やはりオリジナルの影響が強いんだろうね。
ぼく個人的には、
こういう古典的なSFは嫌いじゃないけど」

----そういえば、ノアの方舟を意識していたよね。
「うん。
その洪水に当たるのが金属蠅。
『バグズ・アールド』や 『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』に出てきた
サスライアリみたい。
通ったところがすべて喰いつくされていく。
ただ、この映画どうしてもラストが腑に落ちない」

----そうそう。
あれくらいで、
人間には可能性があるとか、
変わりうるとかになるものかニャあ。
たった一人の女性の行為でしょ。
「だよね。
やはり小さくまとまっている。
最初に、このタイトル聞いたとき、
地球が自転を止める話かと思っていたから、
よけいに落差が大きい」

----それはフォーンも同じ。
そのことをクラトゥが教えにきたのかと---。
「違ったねぇ~」
----違ったニャあ。


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「地球は止まらないのニャ」もう寝る

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『ロルナの祈り』

2008-12-18 22:16:52 | 新作映画
-----これって『ある子供』のダルデンヌ兄弟の作品だよね。
またまたカンヌで話題になったんだって?
「うん。2度のパルムドールを含む4作連続主要賞受賞。
なるほど、カンヌはこういうの好きなのかって感じ」

----彼らの映画って、
いつもまったく音楽がないんだよね。
「いや、まったくないというわけではないよ。
いわゆる劇伴も含めて映画音楽がないというだけ。
たとえば、だれかがかけたCDとか、
酒場で流れている音楽とかは、
そのまま映画に取り入れている。
ところが、そんなダルデンヌ兄弟が
今回はエンディングにベートーヴェンのピアノ・ソナタを使用。
そのことでも大きな話題を読んでいるんだ」

----ふうん。ところでどんなお話ニャの?
『世界の名匠ダルデンヌ兄弟が初めて描く愛の傑作』。
こう、チラシには書かれていたけど…。
「う~ん。
これは、あまりその筋を知らない方がいいと思う。
というのも、この映画では、
何が起こっているのか、
最初は観客に知らせず、
次第に<謎>が解けていく----
こういうスタイルを取っているんだ。
そういう意味では、題材の重さに比して
映画としては実にサスペンスフル」

----でもそれじゃあ、
ダルデンヌ兄弟の映画が好きな人じゃないと
あえて観に行こうとは思わないんじゃないかなあ。
「じゃあ。少しだけ。
ロルナ(アルタ・ドブロシ)と一緒に暮らしているクローディ(ジェレミー・レニエ)。
果たして彼らはどういう関係にあるのか?
なにやらロルナに必死になって懇願するクローディ。
どうやら、自分が麻薬を断つのを手伝ってほしいと懇願しているようだ。
それに対して、どこか突き放したようなロルナ。
しかし観ているうちに、
ふたりはどうも“夫婦”らしいことが分かってくる」

----変ニャの。
全然、分かんニャい。
「でしょ。
この映画の原題を直訳すると
『ロルナの“祈り”』ではなく『ロルナの“沈黙”』。
ロルナは、ある大きな秘密をクローディに隠していたんだ。
アルバニアからやってきた彼女は、
実は裏社会と繋がっていて、
金のために偽装結婚を繰り返そうとしている。
まずはクローディと結婚することでベルギーの国籍を得て、
次にロシア人にベルギー籍を取得させるため
クローディと離婚しようというわけだ。
ところが問題なのはここ。
なぜ、その偽装結婚相手に
わざわざ麻薬中毒患者を選んだか…」

----うわあ。あんまり考えたくないニャあ。
「うん。これは知らない方がいいだろうな。
さて、金のための結婚だったはずなのに、
クローディと一緒に暮らしているうちに、
ロルナの中に、彼に対する愛らしきものが芽生えてくる。
一度は止めると言った麻薬に
またしても手を出そうとするクローディ。
そんな彼を止めるべく、
なんと彼女は全裸になる。
それはあたかもセックスによって
その苦しみを忘れさせようとしているかのよう。
ここは、それまであまりにも非情に見えていたロルナだけに、
よりいっそうの感動を呼ぶ」

----なるほど。それで『愛の物語』。
「監督いわく、
『失われたラブストーリーと、新しく生まれるラブストーリー』。
しかもこれがジャンプカットどころではない、大胆な省略法で
話をどんどん先に進めてゆくんだ。
たとえば、途中からクローディはまったく姿を消してしまう。
観客に、あれっと思わせ、
あとで、あ~そういうことかと分からせる。
さっきの、ロルナとクローディの関係にしてもそう。
彼女が何を考え、
どういう立場かが観客に分かるのは
映画が始まってずいぶんと経ってから」

----ニャるほど。凝っているニャあ。
さすがカンヌ国際映画祭“脚本賞”受賞だ。
「役者もいいんだけどね。
なかでもクローディを演じたジェレミー・レニエは圧巻。
麻薬中毒患者のやつれを出すため1日1食。
2ヶ月で15キロも落としたらしいよ。
しかも順録りだから、簡単には戻せなかったんだって」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「でも、偽装結婚ってどこかで聞いたニャ」ぱっちり

※それは浅田次郎『ラブ・レター』。日韓で映画にもなった度

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『フェイク シティ ある男のルール』

2008-12-17 12:14:43 | 新作映画
(原題:Street Kings)

※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。


-----ニャンだか、最近はお喋りの頻度が減っていニャい?
「あらら。気づいたか。
ちょっと、ある理由があって
いま押さえ気味にしているんだ」

----そうでしょ。クリント・イーストウッド『チェンジリング』も、
大興奮してたはずなのに喋ってくれてニャいし…。
日本映画だって『感染列島』とか『誰も守ってくれない』とか、いろいろあったはず。
「しっ。
もう、フォーンったらすぐに喋っちゃうんだから。
じゃあ、今日はキアヌ・リーブスでいくかな」

----おおっ。『地球が静止する日』
いや、違うニャあ。
あの試写って朝に一回だけで、
その日は別の用があっていかなかったんだよね。
「いやあ、前置きが長くなってるなあ。
これは『フェイク シティ ある男のルール』という
警察の内部暴露的な映画。
配給が『地球が静止する日』と同じ20世紀フォックス映画。
ちょうど、そのお正月公開が終る頃に封切りを迎えるんだ」

----警察の内部暴露って?
キアヌも刑事役じゃニャいの?
「うん。そうだよ。
彼が演じるのは
事件解決のためには手段を選ばないロス市警のトム・ラドロー。
正義のためにと信じて自分のルールを貫く----。
そんな彼を理解し、周りからかばってくれるのが、
上司のワンダー警部(フォレスト・ウィテカー)。
だが、ワンダーが本部長に昇進したばかりの席で
ラドローは意外な話を聞く。
かつてラドローとコンビを組んでいたワシントンが、
チームを外されたことを恨んで、
内部調査部のビッグス(ヒュー・ローリー)に
ラドローの違法捜査を密告しているというのだ。
怒り収まらぬラドローはワシントンを尾行。
ストアに入ったところを捕まえようとしたそのとき、
2人組の覆面強盗が店に入り銃を乱射。
ワシントンは全身に銃弾を浴びて息絶えてしまう」

----ははあ。これは裏があるニャ。
「まあ、そこまではほとんどの人が気づくよね。
そう、ラドロー以外は(笑)。
ところが、ここに映画をさらにオモシロくする要素がもう一つ出てくる。
それが疑惑の銃弾

----ニャにニャに?ちょっとオモシロくなってきた。
「この強盗に対してラドローたちが銃で応戦しているとき、
彼が撃った銃の一発の弾丸が
ワシントンの背中に当たっているんだ。
その前に力ずくで決着を付けようと、
ラドローはワシントンにつかみかかっているし、
VTRが回っていたら、ラドローが疑われるのはまず確実。
しかし、その録画DVD、
さらには銃弾さえもなかったこととして処理されようとする」

----それはヒドいニャあ。
でも、そのままで終るわけはないよね。
ラゴローはリチャード・ギア『背徳の囁き』ほどの
悪警官じゃないんだから。
「もちろん。
しかしラドローは真犯人を追求する一方で、
自分の身も守らなくてはならない。
そのジレンマの中で、ドラマは
署内に蔓延する不正の暴露へと大きな広がりを見せていくわけだ」

----なかなかオモシロそうじゃニャい。
監督は誰ニャの?
「デヴィッド・エアー。
彼は『トレーニング デイ』の脚本で
デンゼル・ワシントンを悪役に
やはり警察内部の腐敗を描いている。
しかも脚本が『L.A.コンフィデンシャル』『ブラック・ダリア』の原作者
ジェームズ・エルロイ

これはオモシロくなることがあらかじめ約束されていたようなものだ
『今週の容疑者は翌週の犠牲者』
『法を越えた仕事は誰がやる?』
『俺たちは悪夢さ』など、カッコいいセリフもいっぱい。
ただ、結末がちょっとあっけないけどね」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「こういうストレートな映画は珍しいニャ」ぱっちり

※キアヌが韓国人相手に日本語を喋る度

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『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』

2008-12-14 10:58:26 | 新作映画
(Che El Argentino/Guerrilla)

-----えっ、2本一緒にしゃべっちゃうの。
それって無謀じゃニャい?
「う~ん。だけどこの映画、
もともと、プロデューサーのローラ・ビッグフォード
第2部『39歳別れの手紙』のパート、
一般的にあまり知られていない
チェ・ゲバラのボリビアでの活動を描こうとしたところ、
それだけでは彼がなぜボリビアに行く決意をしたか、
観客には分かりづらいと、
『28歳の革命』にあたる部分、
キューバ革命とニューヨークでの国連演説の場面を追加。
構成を再構築しているうちに2部作になったというのが、そのいきさつ。
意見はいろいろ分かれるだろうけど、
ぼくは断然、後半が見ごたえあったね」

----ということは、
その2本はアプローチも変えているの?
「うん。『28歳の革命』はシネマスコープ・サイズ。
間にインタビューや国連演説などがモノクロで挿入される。
こちらは、ちょっとドキュメンタリー・タッチ。
それに対して『39歳別れの手紙』はビスタサイズ。
ゲバラの内面にもっと肉迫したドラマチックな作品となっている」

----ふうん。その前に聞きたいんだけど、
ゲバラってどこの人?
「おっ、いいところ突いてきたね。
実はなんとアルゼンチン。
あのマラドーナが自分の体にタトゥーを入れているほど、
母国では英雄だね」

----それがなぜ、よその国で革命をやるの?
「彼は若いころ、ペルー、コロンビア、ベネズエラを訪れている。
そのくだりは映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』に詳しい。
そこで南米大陸の現実に触れたことが
彼の生き方に大きく影響したといわれている。
この映画には、そんな彼の革命に対する考えが
自身の言葉としていくつも出てくる」

----たとえば?
「『愛のない革命を想像することは不可能だ』」
―――なるほどジョン・レノンが彼を
『あの頃、世界でいちばんカッコいい男だった』と言うのも分かるニャあ。
似ているところあるよね。
「他にも革命家は『崇高』、
そして『もっとも純粋な形で成熟する機会』。
後半、ボリビア軍に捕まり宗教について振られた時も、
自分は『人間を信じてる』と答えるんだね。
そのピュアすぎる信念。
それはボリビアの若き兵士が彼の見張りにつくのをたじろぐほど。
自分は彼を捕まえてていいのか、
間違ったことをしているのではないか?
このあたり、同じく民衆に影響を与えすぎ捕えられた
あのキリストとイメージをだぶらせているんだろうな。
ある意味、無私だもの。
劇中の言葉を借りれば
フィデル(カストロ)はハバナで優雅にランチしているのに、
彼はジャングルの中を迷走しているわけだから」

――どうして、キューバでは成功したのに、
ボリビアで失敗したの?。
「それは、一つにはボリビアの地形があるようだ。
ジャングルといっても
そのほとんどは木々のない荒野で身を隠せるところが少ない。
しかもボリビア共産党が彼らを受け入れてくれるはずだったのに、
その約束を反故に。
食糧や物資の提供もなくなり、彼らは孤立してしまうんだ。
さらに現地政府の『キューバ人の侵略』という情報操作、
そして地元住民たちの政治意識の格差もあって、
ボリビア国民は
彼らキューバから渡ってきたゲリラたちを
かくまうどころか政府に売ってしまうんだ。
あっ、このボリビア共産党書記長マリオ・モンヘには、
懐かしの『ラ・バンバ』ルー・ダイアモンド・フィリップス
それと、カメオ的な感じで
ドイツの記者役にマット・デイモンが出演している。
これはちょっとしたサプライズかもね」

――へぇ~っ。それは知らなかったニャあ。
「話をこの2本の特徴に戻すけど、
前半は勝ち戦ということもあって、
アクション映画的な感じ。
後半はちょっとサスペンスが交じってくる。
みんなは、この戦いでゲバラが死んだことくらいは知っているわけで、
はたして、だれがどのように彼を裏切り、
そして追いつめられていったのか?
身も心も消耗してゆく兵士の姿は観ていてつらい。
ただ、さっきも言ったように映画としては
前半『28歳の革命』はオードブルで、この『39歳別れの手紙』が主菜。
人は窮地陥ったときこそ、その人の本当の姿が出る。
ゲバラに深く迫ったのは、やはりこっちだと思うな」

----あっ、主演のベニチオ・デル・トロについて喋ってニャい。
「監督のスティーブン・ソダーバーグもね」

フォーンの一言「フォーンとスゴい人だったんだニャ」おっ、これは

※思ったより長さは感じなかった度

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『プライド』

2008-12-12 23:10:01 | 新作映画
-----この映画、一条ゆかり作品の初映画化ニャンだって?
漫画家デビュー40周年というのに、意外だニャあ。
「そうだね。『有閑倶楽部』とかはTVドラマになっているようだけどね」
----少女漫画で、このビジュアル。
昔からよくある
ライバルが火花を散らすって感じがするニャあ。
「うん。
ヒロインは普通の子で、
敵役がお嬢様ってイメージ。
でも、この『プライド』はちょっと趣を異にする。
もし、観る気があるんだったら、
何も知らないで接した方が
きっとビックリするだろうね。
酒浸りの母と貧乏生活の萌(満島ひかり)。
ハウスクリーニングのバイトで彼女が訪れたのが、
金持ちの家に生まれ、美貌と才能に恵まれた史緒(ステファニー)。
高額のオペラのチケットをどうせ捨てるからと、萌にあげる史緒。
ここまでは、これまで幾度ともなく少女漫画で描かれた関係。
ところが、父の会社の倒産により史緒の運命は大きく変わる…」

----うわあ、それは興味深いニャあ。
「どんなときでもプライドを失わない史緒に対して、
プライドをかなぐり捨てる萌。
ここに、
仕事も結婚もすべて合理主義に基づき、
ふたりの女性を手玉に取ろうとする
レコード会社の御曹司・神野(及川光博)。
彼女が通う銀座の一流倶楽部のママ池之端菜都子(高島礼子)、
その息子で母の店で女装してピアノを弾く蘭丸(渡辺大)、
そして神野の秘書で萠を生理的に嫌う有森(新山千春)などが関わり、
どろどろの世界が展開してゆく。
まるでその感覚はホラーだ(汗)」

----いくらなんでも、ホラーはないんじゃニャいの?
「いや、それが満島ひかりの怪演で、
怖すぎて笑うしかないって感じに…」

----満島ひかり?どこかで聞いたニャあ。
『愛のむきだし』のヒロイン。
この子、誰からも嫌われる役をやったら絶品。
何もしないでいると、普通以上にかわいいんだけど、
喋り出して眼を光らせたら、
もう逃げ出したくなる」

----そんなにスゴいんじゃ、
相手役のステファニーって子、
かわいそうだね。
「確かに。
正直、演技では見劣りしちゃうけど(ファンの方ゴメンナサイ)、
でも存在感はスゴい。
あの立て巻きロールをあそこまで自然に決められるのは、
最近の若手では他に見当たらない。
あと、さすがのミッチーだったね。
『成功の秘訣とは、与えられたチャンスに食らいつくこと。
その道の一流の裏と表を知ること』と言う神野。
このセリフ、
原作者は彼を頭に置いて描いているんじゃないかと思えるほど
見事にキメテくれる」

----監督は誰だっけ?
「金子修介。
考えてみたらここ数年は、
2本の『デス・ノート』(『デスノート 前編』
『デスノート the Last name』)にしろ、
その間に作った『神の左手 悪魔の右手』にしろ、
原作はコミック。
映画を観ながら、これってまるで漫画みたいだと思ったけど、
考えたら、原作は漫画だった」

----ニャンだ。それ。


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「オペラの話してないニャ」ちょっと怒るニャ

※レオン・ラッセル「ア・ソング・フォー・ユー」のデュエット聞かせる度

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『悲夢』

2008-12-10 21:50:24 | 新作映画
(英題:Dream)

※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



-----おっ、ついに出たか。
これってキム・ギドクオダギリ ジョーの顔合わせが
大きな話題を読んでいる映画だよね。
「うん。
前にも話したかも知れないけど、
キム・ギドクって本国ではあまり人気がなく、
海外の映画祭で高い評価を得ている監督。
それを意識してか、前作 『ブレス』ではチャン・チェン
そして本作ではこのオダジョーと、
外国の俳優とのコラボが多い」

----『ブレス』でのチャン・チェンは
言葉が喋れない死刑囚役だったよね。
オダジョーもやはり喋らニャいの?
それとも韓国語を練習したのかニャ?
「いやいや、これは驚いたね。
言っちゃってもいいのかな。
なんと、オダジョーは全編日本語で通すんだ」

----えっ、どういうこと?
「周りは全員、韓国語。
その中でオダジョーひとりだけ日本語ということ」

----それ、変すぎ。
「だよね。
最初は、笑いも起こったけど、
これがギドク・マジック。
途中から、まったく気にならなくなってくる。
もともと話が一種のファンタジー。
これはこれでいいのかも?」

----どんなお話ニャの?
「別れた恋人を忘れられない男ジン(オダギリ)。
彼は夜ごと、夢の中でかつての恋人と再会する。
ところがその夢は、
ラン(イ・ナヨン)という女性の夢遊病の行動となって現実化する。
彼女は、ジンとは逆に、別れた恋人が憎くてたまらない。
それなのに、ジンの夢に呼応して元恋人と会ってしまうんだ。
精神科医は、そんな彼らに
ふたりが愛し合えば夢は消え、
夢遊病も治るだろうと告げるが…」

----それってありえなさすぎる。
「しかもそれに、
いわゆる『胡蝶の夢』が絡んでくるものだから、
話は、いよいよ現実と非現実の境目を乗り越えて、
良く言えばスリリング、
悪く言えば何がなんだか分からなくなってくる」

----ニャんだっけ、その『胡蝶の夢』って?
「中国の故事成語。
荘周が夢の中で蝶になっている。
自分が荘周であることも忘れていた彼だが、
ふと目覚めると、やはり荘周以外の何者でもない。
そこで彼は思う。
自分は夢を見て蝶になったのか、
それとも、蝶が夢を見て荘周になったのか…。
これって西洋の人たちにも大きな影響を与えていて、
最近公開された『コッポラの胡蝶の夢』はもちろんのこと、
ゴダールが映画化した『軽蔑』でも
モラヴィアの原作には、そのことが出てくるよ」

----へぇ~っ。それってオモシロい話だニャあ。
フォーンも、ときどき自分が人間じゃないかという夢見るよ。
「こらこら。
しかし、人間の三大欲望のうち、
食欲と性欲は描かれることが多いけど、
睡眠欲というのは珍しい。
不眠症を扱ったのは『インソムニア』とかあるけど、
こっちは睡魔との戦いだからね」

----睡魔との戦い?
「うん。
ジンは自分が眠ればランに迷惑をかけると、
ふたり交替で眠ることを提案。
どうしても眠ってしまったときのために
手錠までかけてお互いを繋いじゃうんだ」

----ニャるほど。
それだとふたりは接近するけど、
片方が起きている間は、片方が眠っている。
なかなか、愛に発展しようがないよね。
いったい、どんな結末を迎えるんだろう。
「まあ、これがギドクらしいと言えば、
ギドクらしい。
あるとんでもない<奇跡>が起こるからね。
ただ、これを好きと言う人は限られるかもね。
あまりにも特殊だからなあ」



           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「ギドクって、アートフィルムの範疇だけどなぜか見やすいのニャ」もう寝る

※なにはともあれ、個性は強い度

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『愛のむきだし』

2008-12-07 16:33:23 | 新作映画
----『愛のむきだし』、
タイトルからしてスゴいけど、
えっ、これ237分もあるの?
「そう。インターミッションまで設けられていたよ」
----そんな疲れそうな映画、よく観に行ったね?
「ところが、
これが案内を読んでいると、
スゴくオモシロそうでね」

----それって、どんなお話ニャの?
「チラシの中に、
ストーリーが実によくまとめられているので
ちょっとそれを引用するね。
『敬虔なクリスチャン一家に育ったユウ。
優しかった神父の父は、
ある出来事を境にユウに懺悔を強要する。
心優しいユウは父の期待に応えるべく
懺悔のために毎日『罪作り』に励むようになる。
いつしかユウの罪作りはエスカレートし、
気づけば彼は女性ばかりを狙う天才的な盗撮のカリスマとなっていた。
そんなある日、運命の女ヨーコと出会い
ユウは生まれて初めて恋に落ちる。
しかしふたりの背後には謎のカルト教団の魔の手が迫っていた…』」

----ほんとだ。確かにオモシロそう。
日本映画の枠を超えてるって感じ。
「でしょう?
しかも描き方がギャスパー・ノエ『カノン』を思わせる、
映画内での大胆予告」

----それって、どういうこと?
「突然、
大きなテロップがバ~ン。
『奇跡まで、あと●●●日』
『奇跡まで、あと○○時間』と、
観る者をあおり立てていくんだ。
かと思えば、前半ではナレーションを多用。
映像を省くことで
テンポよく話を進めていく」

----それでも、そんなに長い映画になるんだ。
「うん。そこが問題だね。
思い入れたっぷりなのは分かるけど、
一つひとつのエピソード、
あるいはシークエンスの時間が長すぎる。
映像そのものはパワフルだし、
ビジュアルとしてもオモシロいのに
これがぼくにはもったいない気がしたね」

----主演はだれニャの?
「ユウを演じるのは
AAA(トリプル・エー)でメインボーカルを務める西嶋隆弘
下半身ネタが多い、
だれもがあまりやりたくないような役なんだけど、
まあ、よくやったものだ。
一方のヒロイン、ヨーコ役には
Folderのメンバーでもある満島ひかり
こちらもパンツ丸見えの役を、これまたよくやったというしかない」

----さっき、ビジュアルがオモシロいと言ってたけど、
少し例を出してよ。
「そうだね。
たとえば盗撮。
これは体を忍者みたいにアクロバチックに回転させながら、
キメのポースで撮影。
“奇跡”、これはユウとヨーコの出会いの瞬間に起こることでもあるんだけど、
そのときのユウの姿は梶芽衣子『サソリ』。
まあ、ぼくはどっちかというと
『野良猫ロック・セックスハンター』を思い出したけどね…。
あるいは、
カルト教団の内部。
白い部屋で
すでに洗脳された父(渡部篤郎)と男狂いの義母サオリ(渡辺真起子)が
白い服を着て、談笑しながら鍋をつついている」

----う~ん。でも、よく分かんないニャあ。
結局、ニャにが言いたいの?
「監督いわく、『変態だと誤解し、誤解されたものたちの愛』
『性欲すら純情、昇華する」
『愛という物質。物としてむきだされた愛』。
これが『むきだしの愛』だったら、そうはならず
“愛という感情の映画”になったということらしい」

----わけ、分かんニャい。
だれ、その監督。
園子温。」
----あ~。ニャるほど。

           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「これって、実話に基づいてるんだってニャ」ぱっちり

※見応えあるけど、疲れる度

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『ミーアキャット』

2008-12-06 13:43:11 | 新作映画
(原題:The Meercats)

-----おっ、これはフォーンのお仲間の映画だニャ。
「(笑)残念。そうじゃないんだ。
勘違いされやすいけど、
ミーアキャットはネコ科ではなく、
食肉目マングース科」

----えっ、じゃあハブと戦うの?
「いや、さすがにカラハリ砂漠にはハブはいないだろ。
でも、みんなでケープコブラに立ち向かうシーンはあったね」

----ふうん。カラハリ砂漠か…。
それって、すごく暑いんじゃ?
「そうなんだ。
この映画の撮影時は記録的な気候という設定。
数カ月、雨が一滴も降らないことから、
動物たちはみんな疲弊している。
大人のミーアキャットは餌を探しに出かけて、
残ったお兄さんのミーアキャットが
今年生まれたばかりの弟ミーアキャットたちを守りながら
食べ物の取り方とか教える。
なんと彼らはサソリまで食べるんだ」

----サソリって毒持っているじゃニャい。
「うん。でも最初からサソリを狙うわけではない。
狩りのカリキュラムというのがあって、
徐々に難易度が上がっていく。
これって
哺乳類で確認されているのは、
人間とミーアキャットだけらしいよ。
彼らは敵対する群れと縄張り争いもするし、
身内同士の抗争も。
そのため研究者たちの間では
<動物界のギャング>とも呼ばれているんだって。
まあ、この映画を観ていると、
そういうそれまで知らなかった知識がいっぱい身につくことは間違いないね」

----ふうん。でもそれだけじゃ、
この映画取り上げるわけニャいよね。
「そのとおり、
これを観て驚いちゃうのが、
一つのストーリーを生み出すために、
信じられないくらいに作り込んでいるということ。
主人公のミーアキャットはコロというんだけど、
彼だっておそらく一匹じゃなく、
いろんなミーアキャットをコロに見せているんだ。
まあ、これはぼくの想像だけどね」

----どうしてそういうことを?
「この映画というのが、
いろんな危機を乗り越えてコロが一人前のミーアキャットになる話。
その間には、ライオンがいる草原を通り抜けたりもする。
でも、どう考えてもそんなに都合よく
いろんな物語が起こるわけはない。
まあ、そういう作為的なところはあるけど、
この映画は
生まれてきた生命がそれを維持する。
それは毎日が戦いの日なんだということをお見せてくれる。
これって、現代の人間にも通じる気がしたんだね。
その日、夕陽が見られる。それはその日を生き抜いたあかし。
ここにグッときたね」

----そうだニャあ。厳しい時代だ。



フォーンの一言「フォーンはお家の中。人間に甘えてるのニャ」気持ちいいニャ

※ほんとによく作られている、いや作りこみすぎだ度



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『劇場版 カンナさん大成功です!』

2008-12-04 22:08:53 | 新作映画
-----あらら、この映画って前に韓国でも作られてなかった?
「おっ。さすがに詳しいね。
キム・アジュンが主演の
韓国芸能界を舞台にした作品。
影の存在だった歌手カンナが整形手術と超絶ダイエットで
別人に生まれ変わっていくというもの。
ところが、今回は設定をアパレル業界に変更。
あこがれの社員・浩介(永田彬)に近づくため
まずは会社の受付嬢に収まったカンナ(山田優)。
彼女が恋ばかりではなくキャリアをも身につけていくといお話なんだ」

----へぇ~っ。ファッション業界か。
それは映画もきらびやかになりそうだニャ。
「そりゃあスゴいのなんのって。
彼女が勤める亀戸商会には、
専務の橘れい子(浅野ゆう子)率いる
チームビューティーというのがある。
これが全員、慎重170センチ以上
(※演技力を買われての出演、佐藤仁美は身長が足りず
ヘアスタイル&ヒールで調整とか)。
まあ、彼女らがずらり並ぶシーンは圧巻だね」

----へぇ~っ。浅野ゆう子とかカッコよさそう。
「うん。とりわけ彼女のウィッグが見モノ。
なかにはシルバーのウィッグなんてのもあるんだ。
あとは彼女をサポートする中別府葵
この人のことは知らなかったけど、
若き日の瀬戸朝香に少し似ている。
『イエスタデイズ』にも出ていたらしい」

----そういえば
南海キャンディーズの山崎静代も出ているんだよね。
「それが、なんと過去はクレイアニメーション風の表現。
で、実を言うと、
今回、この映画を取り上げたのはそれが大きな理由。
この部分、エンドクレジットを見る限りでは、
どうもCGで作っているみたい。
こんなことやられちゃうと、
手作りアニメ作家の活躍の場がなくなるんじゃないかと、
それが気になってしまった。
同じく、カンナの目から見た風景、
こちらは8ミリ映像的処理。
画像も荒く、縦横比も8ミリに準じているのはいいけど、
これもおそらくCGで作ったんだろうなあ」

----そうか、それは複雑だニャあ。    

  (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「フォーンは整形しなくても大丈夫なのにゃニャ」ぱっちり


※そりゃまあ、きらびやかな世界だ度


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