※追補でネタバレに触れているかも。ご注意を!
----この映画、キャスティングがオモシロいよね。
「うん。つい最近、
小出恵介 との熱愛が報道された水川あさみ (『彼岸島』『今度は愛妻家』)と、
『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の熱演も記憶に新しい竹野内豊 。
ぼくの知る限りじゃ、
こんなにもライトな竹野内豊は初めて…」
----そうか、やっぱりそっち系ニャんだ。
このタイトルでシリアスなはずないものね。
「予告とか観ていると、
どんな感じの映画だろうって、
まずはそこが気になるところ。
だって、どう考えても
“地獄旅行”ってありえない。
どうやって、地獄に旅行することになるのか?
このありえないシチュエーションを
主人公の夫婦ふたりが納得し、
そして観るぼくらも納得しなくちゃならないわけで、
これはけっこう映画作りとして難関だと…」
----で、結果はどうだったの?
「これが、
当たり前のように、
“地獄ツアー”なるものが大木信義、咲の夫婦ふたりに提示され、
そして当たり前のように、ふたりはツアーに出かけちゃう。
もっとも旅行に行くきっかけからしてかなり変。
ということで、まずは導入部のストーリーから。
長い同棲生活の末、
なし崩し的に結婚してしまった信義、咲のふたり。
早々と倦怠に陥った彼ら。
このままでは離婚もそう遠くない。
なにせ、喋る会話がまったく噛み合わず、
その一つひとつに互いにつっかかりあってしまう始末。
そう、まさに映画『ブルーバレンタイン』 の世界。
そんなある日、スーパーに行った咲は、
なくなっていた自分たちの炊飯ジャーを
コートに隠すように持っている
“濡れた男”(柄本明 )を見かける。
後を追った彼女が出会ったのは
スーパーの制服を着た占い師の女(樹木希林 )。
その占い師から地獄ツアーのちらしを渡される咲。
誘われるままツアーに申し込み、
夫婦で地獄に出かけちゃうというもの」
----その地獄ってどうやって行くの?
「これがまたふざけている。
スーパーの屋上にあるバスタブの汚れた水に飛び込む(笑)だけ。
まあ、地獄への入り方がこんな風にいい加減だから、
地獄で起こることも、それに輪をかけていい加減。
怒りっぽい赤い顔をした人(でんでん)たちと、
親切な青い顔した人たち。
着いたホテル、いいじま屋は400階以上もある超超高層。
しかもエレベーターはなくて、
20数階にある部屋まで息を切らして歩いて上り、
さらにそれと同じほどの階段を昇ってビーフシチュー温泉へ」
----ビーフシチュー?
「そう、そこで激流に飲まれ溺れかかる…。
まあ、これだけの苦労を共にするんだから、
オチは見えてくるよね。
ふたりの絆は固くなる…」
----ニャんだ。意外とマジメじゃん。
「そうなんだ。
実は、途中で、あるホロっとくるエピソードが用意されている。
ほとんどナンセンスの世界だけで進むだけに、
ここはビックリしたなあ。
彼らに優しくしてくれる青い肌のケイコ(橋本愛 )、
そしてその弟たちふたりとナイトマーケットに遊びに行ったときにそれは起こる。
まるで縁日みたいなその世界が、
みんな楽しくて、楽しくて仕方がない。
そしてその“楽しさ”がなぜか涙を誘うんだ。
彼ら映画の中の登場人物も、そしてぼくたちも
心から笑える幸せに飢えている…。
そして、そのことを前提として
この映画を作ったのが『GSワンダーランド』の監督・本田隆一 。
ぼくはそう思ったわけだけど、
(前田司郎 )の原作がすでにそうなっているのかも。
それにしてもこの結論、
『ブルーバレンタイン』よりは、全然いいと思うよ」
(byえいwithフォーン)
※追補
どうしても気になるのが3人の子供。
「いつか、私たちを生んでくださいね」。
これって『リサイクルー死界ー』と同じオチだったんだろうか?
で、大木家は彼らを含む5人…
なんて、これ、
あの映画を観ている人には分かってしまうネタバレかも…。
フォーンの一言「こういう地獄なら怖くないのニャ」
※『地獄自体、作りが雑なんですよ』(演じる但馬)らしい度

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----この映画、キャスティングがオモシロいよね。
「うん。つい最近、
小出恵介 との熱愛が報道された水川あさみ (『彼岸島』『今度は愛妻家』)と、
『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の熱演も記憶に新しい竹野内豊 。
ぼくの知る限りじゃ、
こんなにもライトな竹野内豊は初めて…」
----そうか、やっぱりそっち系ニャんだ。
このタイトルでシリアスなはずないものね。
「予告とか観ていると、
どんな感じの映画だろうって、
まずはそこが気になるところ。
だって、どう考えても
“地獄旅行”ってありえない。
どうやって、地獄に旅行することになるのか?
このありえないシチュエーションを
主人公の夫婦ふたりが納得し、
そして観るぼくらも納得しなくちゃならないわけで、
これはけっこう映画作りとして難関だと…」
----で、結果はどうだったの?
「これが、
当たり前のように、
“地獄ツアー”なるものが大木信義、咲の夫婦ふたりに提示され、
そして当たり前のように、ふたりはツアーに出かけちゃう。
もっとも旅行に行くきっかけからしてかなり変。
ということで、まずは導入部のストーリーから。
長い同棲生活の末、
なし崩し的に結婚してしまった信義、咲のふたり。
早々と倦怠に陥った彼ら。
このままでは離婚もそう遠くない。
なにせ、喋る会話がまったく噛み合わず、
その一つひとつに互いにつっかかりあってしまう始末。
そう、まさに映画『ブルーバレンタイン』 の世界。
そんなある日、スーパーに行った咲は、
なくなっていた自分たちの炊飯ジャーを
コートに隠すように持っている
“濡れた男”(柄本明 )を見かける。
後を追った彼女が出会ったのは
スーパーの制服を着た占い師の女(樹木希林 )。
その占い師から地獄ツアーのちらしを渡される咲。
誘われるままツアーに申し込み、
夫婦で地獄に出かけちゃうというもの」
----その地獄ってどうやって行くの?
「これがまたふざけている。
スーパーの屋上にあるバスタブの汚れた水に飛び込む(笑)だけ。
まあ、地獄への入り方がこんな風にいい加減だから、
地獄で起こることも、それに輪をかけていい加減。
怒りっぽい赤い顔をした人(でんでん)たちと、
親切な青い顔した人たち。
着いたホテル、いいじま屋は400階以上もある超超高層。
しかもエレベーターはなくて、
20数階にある部屋まで息を切らして歩いて上り、
さらにそれと同じほどの階段を昇ってビーフシチュー温泉へ」
----ビーフシチュー?
「そう、そこで激流に飲まれ溺れかかる…。
まあ、これだけの苦労を共にするんだから、
オチは見えてくるよね。
ふたりの絆は固くなる…」
----ニャんだ。意外とマジメじゃん。
「そうなんだ。
実は、途中で、あるホロっとくるエピソードが用意されている。
ほとんどナンセンスの世界だけで進むだけに、
ここはビックリしたなあ。
彼らに優しくしてくれる青い肌のケイコ(橋本愛 )、
そしてその弟たちふたりとナイトマーケットに遊びに行ったときにそれは起こる。
まるで縁日みたいなその世界が、
みんな楽しくて、楽しくて仕方がない。
そしてその“楽しさ”がなぜか涙を誘うんだ。
彼ら映画の中の登場人物も、そしてぼくたちも
心から笑える幸せに飢えている…。
そして、そのことを前提として
この映画を作ったのが『GSワンダーランド』の監督・本田隆一 。
ぼくはそう思ったわけだけど、
(前田司郎 )の原作がすでにそうなっているのかも。
それにしてもこの結論、
『ブルーバレンタイン』よりは、全然いいと思うよ」
(byえいwithフォーン)
※追補
どうしても気になるのが3人の子供。
「いつか、私たちを生んでくださいね」。
これって『リサイクルー死界ー』と同じオチだったんだろうか?
で、大木家は彼らを含む5人…
なんて、これ、
あの映画を観ている人には分かってしまうネタバレかも…。
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(原題:Red Riding Hood)

----これって、あの『赤ずきんちゃん』のお話と思っていいの?
「いや、さすがにそれはない。
主人公を演じているのが
『マンマ・ミーア!』のアマンダ・サイフリッド 。
年齢的にも、あの童話とはまったくあわない」
----じゃあ、どういうお話?
「う~ん。
この『赤ずきん』というのは、
エーリッヒ・フロムやユングなども
精神分析のモチーフとして取り上げているように、
示唆に富んだ物語。
頭巾が赤色であることとか、
森の奥に行くこととか、
狼が食べちゃうこととか…。
セクシュアルな面からの興味も尽きない。
さて、この映画なんだけど、
本来の『赤ずきんちゃん』はもちろんのこと、
そういう、“裏側から見た『赤ずきんちゃん』”を
前提にして映画を作り上げているところがある」
----ふうん。物語は似ているの?
「じゃあ、簡単に説明しよう。
アマンダが演じる赤ずきん、その名はヴァレリー。
彼女は、親が勝手に決めたヘンリーとの結婚から逃げるため、
愛するピーターと旅立つことを決める。
ところがそんな時、
ヴァレリーの姉が狼に殺されるという事件が起こる。
人間と狼の間には、ある協定ができていて、
生贄を捧げれば人間は襲われないはずだった。
なのに。なぜ?
怒り狂う村人たちは狼退治に出かけ、
ついにその首を打ち取る。
しかし、そこに人狼ハンターとして名を馳せるソロモン神父(ゲイリー・オールドマン )が現れ、
ほんとうの犯人は満月の夜だけ姿を変える人狼で、
それはこの村の中に隠れていると言い放つ。
かくして、映画は村人たちの互いの疑心暗鬼の中、
ミステリー的な要素を帯びてくる…」
----あら~っ。予想外の展開。
今回は、おばあちゃんは出てくるの?
さっきの“誰もが知っている物語が前提”の流れだと、
おばあちゃんが犯人という感じがするけど…。
「(笑)。それは答えられないよ。
さて、このおばあちゃんを演じているのはジュリー・クリスティ。
ちなみにお母さんはバージニア・マドセン」
----へぇ~っ。豪華だね。
「この映画、あとで、考えると、
なるほどそういうことか…という伏線の回収が
きちんとできている。
ただ、人間関係のほうが、
会話の中で早々と説明されるので、
それをきちんと押さえておかないと厳しいけどね。
というわけで、ポイントをふたつ。
亡くなったヴァレリーの姉の出生の秘密、
ヴァレリーと婚約者と姉の関係…このあたりは必須だね。
あと、映画としての見どころは、
いわゆるふたりの男に愛された女性。
裕福だけどオモシロみに欠ける婚約者ヘンリー(マックス・アイアンズ)と
危険な香りを持つセクシーな男ピーター(シャイロー・フェルナンデス)。
ハーレクイン・ロマンスもかくやの禁じられた恋が
中世風の村の中、作り込まれた映像で語られていくんだ。
しかも監督が『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィックだけに、
その描き方はもう、ファンタスティックの一言。
白い雪の上を赤い頭巾をなびかせながら歩くヒロイン、ヴァレリー。
舞台を寒村に設定したのが実に利いている」
----ニャるほど。
その中で、犯人探しも始まるわけか…。
「うん。そしてここもひとひねりあってね。
この狼は、なんとヴァレリーに語りかけ、
彼女だけがその言葉を理解できるという設定になっている。
そこでヴァレリーには魔女の疑いがかかり、捕われの身に。
そんな彼女を、ピーターとヘンリーは助け出そうとする。
いま、振り返っても、
あの(中身は深いにしても)シンプルな筋立ての『赤ずきんちゃん』から
よくここまで物語を広げたと思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ところで犯人は誰なのニャ」
※これまた読めなかった度

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----これって、あの『赤ずきんちゃん』のお話と思っていいの?
「いや、さすがにそれはない。
主人公を演じているのが
『マンマ・ミーア!』のアマンダ・サイフリッド 。
年齢的にも、あの童話とはまったくあわない」
----じゃあ、どういうお話?
「う~ん。
この『赤ずきん』というのは、
エーリッヒ・フロムやユングなども
精神分析のモチーフとして取り上げているように、
示唆に富んだ物語。
頭巾が赤色であることとか、
森の奥に行くこととか、
狼が食べちゃうこととか…。
セクシュアルな面からの興味も尽きない。
さて、この映画なんだけど、
本来の『赤ずきんちゃん』はもちろんのこと、
そういう、“裏側から見た『赤ずきんちゃん』”を
前提にして映画を作り上げているところがある」
----ふうん。物語は似ているの?
「じゃあ、簡単に説明しよう。
アマンダが演じる赤ずきん、その名はヴァレリー。
彼女は、親が勝手に決めたヘンリーとの結婚から逃げるため、
愛するピーターと旅立つことを決める。
ところがそんな時、
ヴァレリーの姉が狼に殺されるという事件が起こる。
人間と狼の間には、ある協定ができていて、
生贄を捧げれば人間は襲われないはずだった。
なのに。なぜ?
怒り狂う村人たちは狼退治に出かけ、
ついにその首を打ち取る。
しかし、そこに人狼ハンターとして名を馳せるソロモン神父(ゲイリー・オールドマン )が現れ、
ほんとうの犯人は満月の夜だけ姿を変える人狼で、
それはこの村の中に隠れていると言い放つ。
かくして、映画は村人たちの互いの疑心暗鬼の中、
ミステリー的な要素を帯びてくる…」
----あら~っ。予想外の展開。
今回は、おばあちゃんは出てくるの?
さっきの“誰もが知っている物語が前提”の流れだと、
おばあちゃんが犯人という感じがするけど…。
「(笑)。それは答えられないよ。
さて、このおばあちゃんを演じているのはジュリー・クリスティ。
ちなみにお母さんはバージニア・マドセン」
----へぇ~っ。豪華だね。
「この映画、あとで、考えると、
なるほどそういうことか…という伏線の回収が
きちんとできている。
ただ、人間関係のほうが、
会話の中で早々と説明されるので、
それをきちんと押さえておかないと厳しいけどね。
というわけで、ポイントをふたつ。
亡くなったヴァレリーの姉の出生の秘密、
ヴァレリーと婚約者と姉の関係…このあたりは必須だね。
あと、映画としての見どころは、
いわゆるふたりの男に愛された女性。
裕福だけどオモシロみに欠ける婚約者ヘンリー(マックス・アイアンズ)と
危険な香りを持つセクシーな男ピーター(シャイロー・フェルナンデス)。
ハーレクイン・ロマンスもかくやの禁じられた恋が
中世風の村の中、作り込まれた映像で語られていくんだ。
しかも監督が『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィックだけに、
その描き方はもう、ファンタスティックの一言。
白い雪の上を赤い頭巾をなびかせながら歩くヒロイン、ヴァレリー。
舞台を寒村に設定したのが実に利いている」
----ニャるほど。
その中で、犯人探しも始まるわけか…。
「うん。そしてここもひとひねりあってね。
この狼は、なんとヴァレリーに語りかけ、
彼女だけがその言葉を理解できるという設定になっている。
そこでヴァレリーには魔女の疑いがかかり、捕われの身に。
そんな彼女を、ピーターとヘンリーは助け出そうとする。
いま、振り返っても、
あの(中身は深いにしても)シンプルな筋立ての『赤ずきんちゃん』から
よくここまで物語を広げたと思うよ」
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(原題:The Disappearance of Alice Creed)

「う~ん。
ツイッターで噂は知っていたけど、
確かにこれはオモシロい。
だけど、喋りにくい映画…。
一言で言えば、その魅力、それは
全編ネタバレ厳禁映画」
----どういうこと?
「そのオモシロさについて少しでも喋ると、
それは即、この映画のネタをバラしてしまうことになってしまう。
そう、ネタの積み重ねでできている映画なんだ。
プロットはきわめてオーソドックス。
ふたりの男が金持ちの令嬢アリス・クリードを営利誘拐。
彼女の父親と交渉して金銭を受け取るまでに
犯人と人質の間に何が起こったかを描いたもの」
----確かに、よくある話だね。
これまでの映画だと
人質がストックホルム症候群になって、
犯人の味方になることが多いけど…。
「それが、
そうはまったくならない。
ここに登場するのは犯人ふたりと人質ひとりだけ。
それ以外は、電話の声さえもまったく登場しない。
それでいて、映画を最後まで見せきったのは、
一にも二にも脚本の巧さ。
なんでこんなに巧い脚本が作れたのか?
ここからは、ぼくの推察だけど、
この簡単なプロットをオモシロく見せるにあたって、
まずは、登場人物3人の設定を作り上げたのではないかと…。
そしてその3人をこの中に配置する。
すると、物語がどんどん転がっていった…。
もしかしたら、ほんとうは逆で、
大枠とキャラ設定が同時にできていたのかもしれないけど、
とにかく、そんなことを考えさせるほどに
よくできているんだ。
しかも、小道具ときたら、
一回だけ放たれた銃弾の薬莢くらい。
後は、それに付随しての銃痕。
まあ、携帯とかも出てくるけど、
それだけで話を持たせてしまう」
----へぇ~っ。確かにそれは観てみたくなるニャあ。
映像的なオモシロさについてはどうニャの?
『バウンド』『シャロウ・グレイブ』『メメント』『ブラッド・シンプル』
といった過去の名作と比べられているようだけど…。
「ぼくは後半の森のシーンで
コーエンの
『ミラーズ・クロッシング』を思いだしたね。
後でプレス読んだら、
監督のJ・ブレイクソンは、
『ミラーズ・クロッシング』を意識していたとかで、
してやったりって感じ。
それと、このタイトルだね。
その意味がほんとうに分かるのは…
あっ、これも言わないほうがいいだろうな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「こういのをクライム・サスペンスと言うのニャ」
※アリス役のジェマ・アータートンが体当たりだ度


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確かにこれはオモシロい。
だけど、喋りにくい映画…。
一言で言えば、その魅力、それは
全編ネタバレ厳禁映画」
----どういうこと?
「そのオモシロさについて少しでも喋ると、
それは即、この映画のネタをバラしてしまうことになってしまう。
そう、ネタの積み重ねでできている映画なんだ。
プロットはきわめてオーソドックス。
ふたりの男が金持ちの令嬢アリス・クリードを営利誘拐。
彼女の父親と交渉して金銭を受け取るまでに
犯人と人質の間に何が起こったかを描いたもの」
----確かに、よくある話だね。
これまでの映画だと
人質がストックホルム症候群になって、
犯人の味方になることが多いけど…。
「それが、
そうはまったくならない。
ここに登場するのは犯人ふたりと人質ひとりだけ。
それ以外は、電話の声さえもまったく登場しない。
それでいて、映画を最後まで見せきったのは、
一にも二にも脚本の巧さ。
なんでこんなに巧い脚本が作れたのか?
ここからは、ぼくの推察だけど、
この簡単なプロットをオモシロく見せるにあたって、
まずは、登場人物3人の設定を作り上げたのではないかと…。
そしてその3人をこの中に配置する。
すると、物語がどんどん転がっていった…。
もしかしたら、ほんとうは逆で、
大枠とキャラ設定が同時にできていたのかもしれないけど、
とにかく、そんなことを考えさせるほどに
よくできているんだ。
しかも、小道具ときたら、
一回だけ放たれた銃弾の薬莢くらい。
後は、それに付随しての銃痕。
まあ、携帯とかも出てくるけど、
それだけで話を持たせてしまう」
----へぇ~っ。確かにそれは観てみたくなるニャあ。
映像的なオモシロさについてはどうニャの?
『バウンド』『シャロウ・グレイブ』『メメント』『ブラッド・シンプル』
といった過去の名作と比べられているようだけど…。
「ぼくは後半の森のシーンで
コーエンの
『ミラーズ・クロッシング』を思いだしたね。
後でプレス読んだら、
監督のJ・ブレイクソンは、
『ミラーズ・クロッシング』を意識していたとかで、
してやったりって感じ。
それと、このタイトルだね。
その意味がほんとうに分かるのは…
あっ、これも言わないほうがいいだろうな」
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----このタイトルって、
映画の中身が想像ついちゃうよね。
どんなに辛くても、
地球は回っていくというか、
明日はあるんだという…。
「うん。
実は、あの仁科貴が出ている3話オムニバスと言うほかは、
ほとんど中身を知らずに観てちょっとビックリ。
簡単に言えば
第一話『エーデルワイス』
“ロリコン”で過去に罪を犯した男(仁科貴)。
第二話『ヒヤシンス』
見知らぬ女性の部屋へ“家宅侵入”する男(滝藤賢一)。
第三話『パンジー』
“母親を偏愛”している男(平山浩行)。
これは、そうとうに変わっているというか、
観客を選ぶな…と、思ってあとで知ったんだけど、
この映画の監督・前田健という人は、
お笑い芸人でものまねタレント。
Wikipediaによると、
“仕事がオカマでプライベートがホモ”とある」
----よく分からないニャあ。
「まあ、聞いてよ。
実はこの映画は、
その彼、前田健の処女小説を自ら脚本して監督。
で、その小説というのは
セクシャル・マイノリティの人々を描いた
9本の短編からなるものらしい」
----へぇ~っ。
どこぞの知事には分からない世界ってヤツだね。
「(笑)まあ、おさえておさえて。
ぼくだって『分かっているよ』なんて言いきるような
そんな驕ったことはできないけどね。
で、この中で興味深かったのが第2話。
これって、キム・ギドクの、
そう、『うつせみ』…。
と、そう思って観ていながら、
結末が近づくにつれてはたと、ある小説が思い当った。
それは、都筑道夫の短編怪奇小説。
確か『風見鶏』とか言ったっけ。
ある部屋に記憶喪失のひとりの女性が裸で監禁されている。
偶然にも彼女からの電話を受けた東京に住む男が、
その部屋の窓から見える風景、
そのひとつが風見鶏だね。
それを頼りに東京23区内を探し歩き…
というもの」
----全然関係ないじゃん。
「いや。そのオチがね。
切ないというか、ほんと怖い。
この第二話のオチと同じ。
まあ、小説は絶版のようだし、
ネタバレにはならないと思って、
ちょっと喋ってみたけど、
読んだ人がいたらどうしよう…」
----まあ、大丈夫じゃニャいの。
ここを読んで、
その本も読んでいる人がいる確率は
相当に少ないと思うよ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ニャんだか全然違う話に…。はて、これでいいのかニャ」
※でもよくできてた度

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映画の中身が想像ついちゃうよね。
どんなに辛くても、
地球は回っていくというか、
明日はあるんだという…。
「うん。
実は、あの仁科貴が出ている3話オムニバスと言うほかは、
ほとんど中身を知らずに観てちょっとビックリ。
簡単に言えば
第一話『エーデルワイス』
“ロリコン”で過去に罪を犯した男(仁科貴)。
第二話『ヒヤシンス』
見知らぬ女性の部屋へ“家宅侵入”する男(滝藤賢一)。
第三話『パンジー』
“母親を偏愛”している男(平山浩行)。
これは、そうとうに変わっているというか、
観客を選ぶな…と、思ってあとで知ったんだけど、
この映画の監督・前田健という人は、
お笑い芸人でものまねタレント。
Wikipediaによると、
“仕事がオカマでプライベートがホモ”とある」
----よく分からないニャあ。
「まあ、聞いてよ。
実はこの映画は、
その彼、前田健の処女小説を自ら脚本して監督。
で、その小説というのは
セクシャル・マイノリティの人々を描いた
9本の短編からなるものらしい」
----へぇ~っ。
どこぞの知事には分からない世界ってヤツだね。
「(笑)まあ、おさえておさえて。
ぼくだって『分かっているよ』なんて言いきるような
そんな驕ったことはできないけどね。
で、この中で興味深かったのが第2話。
これって、キム・ギドクの、
そう、『うつせみ』…。
と、そう思って観ていながら、
結末が近づくにつれてはたと、ある小説が思い当った。
それは、都筑道夫の短編怪奇小説。
確か『風見鶏』とか言ったっけ。
ある部屋に記憶喪失のひとりの女性が裸で監禁されている。
偶然にも彼女からの電話を受けた東京に住む男が、
その部屋の窓から見える風景、
そのひとつが風見鶏だね。
それを頼りに東京23区内を探し歩き…
というもの」
----全然関係ないじゃん。
「いや。そのオチがね。
切ないというか、ほんと怖い。
この第二話のオチと同じ。
まあ、小説は絶版のようだし、
ネタバレにはならないと思って、
ちょっと喋ってみたけど、
読んだ人がいたらどうしよう…」
----まあ、大丈夫じゃニャいの。
ここを読んで、
その本も読んでいる人がいる確率は
相当に少ないと思うよ。
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(原題:Awake)
「実は、これも
予想外にオモシロかった作品」
----えっ。ニャんだか痛そうで、
とても観ていられなかったんじゃニャいかと
心配していたんだけど…。
確か、手術中に覚醒してしまう話だよね。
意識はしっかりしているけど、
肉体が麻痺していてそれを伝えられないのだとか…。
「そうなんだよね。
そこが、医学に疎い自分としてはよく分からないところではあるんだけれど…。
体が麻痺しているのに、
なぜか痛覚だけはしっかりしている。
そのため、開腹したり、
心臓を入れ替えたりという、
その激烈な痛みだけは感じる。
そこで主人公のクレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は、
どうにかしてそれを周囲に伝えようとする。
と、その前に、彼は痛みを忘れようとする手段として
手術前に結婚式を挙げたばかりの恋人サム(ジェシカ・アルパ)のことを考え、
意識をそちらに集中しようとするわけだ。
すると、不思議なことが起こる…。
幽体離脱と言うか、意識が手術室を離れ、
いろんなところへ浮遊し始めるんだ」
----ちょ、ちょっと待って。
結婚式を挙げたって、どういうこと?
第一、そのクレイトンが
なんの手術をしているのか分からニャい。
「ゴメンゴメン。
クレイトンは心臓移植手術を待つ身。
亡き父から大会社を受け継ぎ、
経済的にはまったく不自由はしていない。
サムというのは、その秘書。
身分違いの恋とあって、
厳格な母親(レナ・オリン)に
ふたりの関係を言いだせないでいる」
----厳格って?
「なんでも自分の思った通りにやらないと気が済まない。
クレイトンはそれに反発しているんだね。
そのいい例が自分の手術。
その道の権威に委ねようとする母親に対して、
自分の友人の医師ジャック(テレンス・ハワード)が
執刀できるように根回しする。
さて、こういうように人間関係をきっちりと描いているのには、
ある意味があったなんだ…ということが次第に分かってくる。
この映画、手術中の覚醒の恐怖を延々と見せられるのかと思いきや、
物語はとんでもない方向に転がり始める。
その意外性たるや、最近の映画の中ではピカイチ。
『アンノウン』と双璧だね。
伏線の張り方も、実によく考えられている。
なんでも監督のジョビー・ハロルドの原案だとか。
この人の名前、初めて聞くけど、要注目だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「そういう割には4年も前に作られた映画なのニャ」
※それは言わない約束だ度


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「実は、これも
予想外にオモシロかった作品」
----えっ。ニャんだか痛そうで、
とても観ていられなかったんじゃニャいかと
心配していたんだけど…。
確か、手術中に覚醒してしまう話だよね。
意識はしっかりしているけど、
肉体が麻痺していてそれを伝えられないのだとか…。
「そうなんだよね。
そこが、医学に疎い自分としてはよく分からないところではあるんだけれど…。
体が麻痺しているのに、
なぜか痛覚だけはしっかりしている。
そのため、開腹したり、
心臓を入れ替えたりという、
その激烈な痛みだけは感じる。
そこで主人公のクレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は、
どうにかしてそれを周囲に伝えようとする。
と、その前に、彼は痛みを忘れようとする手段として
手術前に結婚式を挙げたばかりの恋人サム(ジェシカ・アルパ)のことを考え、
意識をそちらに集中しようとするわけだ。
すると、不思議なことが起こる…。
幽体離脱と言うか、意識が手術室を離れ、
いろんなところへ浮遊し始めるんだ」
----ちょ、ちょっと待って。
結婚式を挙げたって、どういうこと?
第一、そのクレイトンが
なんの手術をしているのか分からニャい。
「ゴメンゴメン。
クレイトンは心臓移植手術を待つ身。
亡き父から大会社を受け継ぎ、
経済的にはまったく不自由はしていない。
サムというのは、その秘書。
身分違いの恋とあって、
厳格な母親(レナ・オリン)に
ふたりの関係を言いだせないでいる」
----厳格って?
「なんでも自分の思った通りにやらないと気が済まない。
クレイトンはそれに反発しているんだね。
そのいい例が自分の手術。
その道の権威に委ねようとする母親に対して、
自分の友人の医師ジャック(テレンス・ハワード)が
執刀できるように根回しする。
さて、こういうように人間関係をきっちりと描いているのには、
ある意味があったなんだ…ということが次第に分かってくる。
この映画、手術中の覚醒の恐怖を延々と見せられるのかと思いきや、
物語はとんでもない方向に転がり始める。
その意外性たるや、最近の映画の中ではピカイチ。
『アンノウン』と双璧だね。
伏線の張り方も、実によく考えられている。
なんでも監督のジョビー・ハロルドの原案だとか。
この人の名前、初めて聞くけど、要注目だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「そういう割には4年も前に作られた映画なのニャ」

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(原題:Unknown)

----これって、かなり評判の作品だよね。
主人公が旅先で交通事故に遭って
病院で目が覚めたら、
妻は自分を「知らない」と言い、
見知らぬ男が自分を名乗っていたんでしょ?
「あらら。
ストーリーの骨子を全部喋ってくれちゃった。
でも、こういう設定ってほんとオモシロいよね。
昔からヒッチコック映画によくある、
ミステリー・サスペンスの王道。
一種の“巻き込まれ型”の変形だね。
さて、問題はココから。
主人公がことの真相を探り始めるのは当然として、
それがフィリップ・K・ディック みたいに
SFチックになるのではなく、
国際陰謀の匂いが漂い始める。
途中、派手なカ―アクションも出てきて
現代風に作られていたね」
----でも、いつも思うんだけど、
そのカ―アクションにしてもそうだけど、
主人公が強すぎニャい?
ドライビング・テクニックが
巧すぎるというのが
普通だったらありえない気がするけど…。
「いや、
腕力、体力、そして知力も含めて、
すべて伏線として
最後には、なるほどと納得いく作りとなっている。
ぼくは、正直言って、
いわゆる“ことの真相”がまったく読めなかった。
まあ、原作ものではあるけど、
よくできた脚本だと…そう思ったね」
----ふうん。監督は誰ニャの?
「『エスター』の
ジャウム・コレット=セラ。
彼は、こういう謎ときものは、ほんとうに巧いね。
あと、キャスティングがいい。
主人公のマーティン・ハリスを演じるのは
『96時間』でアクションでもいけることを証明したリーアム・ニーソン。
あの、少し困ったような表情がこの映画にピッタリ。
彼に途中から協力するヒロインにダイアン・クルーガー。
ただ、女性陣としては、ぼくは主人公の妻を演じた
ジャニュアリー・ジョーンズを押す。
まるで50年代のハリウッド映画から抜け出してきたみたい。
まさにファムファタルって感じだね。
もうひとりのマーティン・ハリスを演じるエイダン・クインも、
その風貌が50年代っぽいけどね。
ほかにもドイツきっての名優ブルーノ・ガンツが
冷戦時代、秘密警察シュタージのメンバーだったという男として登場。
彼と、こちらも不気味さでは負けていないフランク・ランジェラの
ふたり芝居もファンにはたまらない。
一瞬たりとも目が離せない、
ほんとうに良質のミステリー・サスペンス。
5月公開のおススメだね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でも、ちょっと渋すぎるニャあ」
※こちらはミステリーじゃないけど『ロング・キス・グッドナイト』を思い出した度


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----これって、かなり評判の作品だよね。
主人公が旅先で交通事故に遭って
病院で目が覚めたら、
妻は自分を「知らない」と言い、
見知らぬ男が自分を名乗っていたんでしょ?
「あらら。
ストーリーの骨子を全部喋ってくれちゃった。
でも、こういう設定ってほんとオモシロいよね。
昔からヒッチコック映画によくある、
ミステリー・サスペンスの王道。
一種の“巻き込まれ型”の変形だね。
さて、問題はココから。
主人公がことの真相を探り始めるのは当然として、
それがフィリップ・K・ディック みたいに
SFチックになるのではなく、
国際陰謀の匂いが漂い始める。
途中、派手なカ―アクションも出てきて
現代風に作られていたね」
----でも、いつも思うんだけど、
そのカ―アクションにしてもそうだけど、
主人公が強すぎニャい?
ドライビング・テクニックが
巧すぎるというのが
普通だったらありえない気がするけど…。
「いや、
腕力、体力、そして知力も含めて、
すべて伏線として
最後には、なるほどと納得いく作りとなっている。
ぼくは、正直言って、
いわゆる“ことの真相”がまったく読めなかった。
まあ、原作ものではあるけど、
よくできた脚本だと…そう思ったね」
----ふうん。監督は誰ニャの?
「『エスター』の
ジャウム・コレット=セラ。
彼は、こういう謎ときものは、ほんとうに巧いね。
あと、キャスティングがいい。
主人公のマーティン・ハリスを演じるのは
『96時間』でアクションでもいけることを証明したリーアム・ニーソン。
あの、少し困ったような表情がこの映画にピッタリ。
彼に途中から協力するヒロインにダイアン・クルーガー。
ただ、女性陣としては、ぼくは主人公の妻を演じた
ジャニュアリー・ジョーンズを押す。
まるで50年代のハリウッド映画から抜け出してきたみたい。
まさにファムファタルって感じだね。
もうひとりのマーティン・ハリスを演じるエイダン・クインも、
その風貌が50年代っぽいけどね。
ほかにもドイツきっての名優ブルーノ・ガンツが
冷戦時代、秘密警察シュタージのメンバーだったという男として登場。
彼と、こちらも不気味さでは負けていないフランク・ランジェラの
ふたり芝居もファンにはたまらない。
一瞬たりとも目が離せない、
ほんとうに良質のミステリー・サスペンス。
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(原題:No Strings Attached)

----この映画って確かアカデミー賞にもノミネートされたんだったよね。
「うん。
「月刊シネマグランプリ」では4月公開映画の第一位に輝いている」
----タイトルからすると子供たちが主人公みたいだけど…。
「ぼくはキー・ビジュアルから、
勝手に
『サイドウェイ』みたいな映画を想像していたんだけど、
これはほんとうに現代的な映画。
昔だったら作られなかっただろうね」
----どういうこと?
「じゃあ、簡単にプロットを説明しよう。
とある家族。
そこはふたりのママ、(アネット・べニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)に育てられた
15歳のレイザー(ミア・アシコウスカ)と18歳の姉ジョニ(ミア・アシコウスカ)がいる。
ママたちはゲイのカップルで、
子供たちは精子バンクからの提供で生まれている。
特に問題という問題もなく過ごしてきた彼らだったが、
子供たちは当然のように、
遺伝子学上の父親を知りたいという気持ちが芽生えてくる。
かくして探し当てたのが
人気レストランのオーナーで気ままな生活を送っているポール(マーク・ラファロ)。
やがて、ふたりが父親と会っていることを知ったママたちは、
ことが大きくなる前にと、
ポールを招いて食事会を開くが…」
----ニャるほど。
確かに、現代ならではの映画だ。
でも、も構成自体はそう目新しくもないような…。
「そう。そこなんだよね。
この映画のオモシロさは…。
設定は、ゲイのカップルのファミリー。
でも、そこで起こっている問題は、
普通の家族のそれの延長線上。
それは、この後の物語の推移でも分かる。
仕事がきっかけでポールの家に通い始めたジュールス。
彼女はポールの男性らしい魅力にひかれ、
彼と“過ち”を犯してしまう。
これも、昔からよくある、
浮気、不倫と、何ら変わりない。
この映画は、
かつては白い目で見られていたゲイに対して、
特別視せずに
人間の営みの中における普遍的なものとして描いているところが新しい。
それでいて、そこに起こる小さな出来事は、
ゲイの家なら、
こういうこともあるかな…という
ユニークなこともいくつかちりばめられている。
しかも、ジョニー・ミッチェルをめぐる会話など、
ふたりの芸が生きてきた世代を指し示す、
ディテールもふんだんに取り入れてることで、
ちょっとノスタルジックな感じも出している。。
爽やかなその余韻も忘れ難かったな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「彼らのこどもたちは大丈夫なのニャ」
※アネット・べニングが魅力的だ度

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----この映画って確かアカデミー賞にもノミネートされたんだったよね。
「うん。
「月刊シネマグランプリ」では4月公開映画の第一位に輝いている」
----タイトルからすると子供たちが主人公みたいだけど…。
「ぼくはキー・ビジュアルから、
勝手に
『サイドウェイ』みたいな映画を想像していたんだけど、
これはほんとうに現代的な映画。
昔だったら作られなかっただろうね」
----どういうこと?
「じゃあ、簡単にプロットを説明しよう。
とある家族。
そこはふたりのママ、(アネット・べニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)に育てられた
15歳のレイザー(ミア・アシコウスカ)と18歳の姉ジョニ(ミア・アシコウスカ)がいる。
ママたちはゲイのカップルで、
子供たちは精子バンクからの提供で生まれている。
特に問題という問題もなく過ごしてきた彼らだったが、
子供たちは当然のように、
遺伝子学上の父親を知りたいという気持ちが芽生えてくる。
かくして探し当てたのが
人気レストランのオーナーで気ままな生活を送っているポール(マーク・ラファロ)。
やがて、ふたりが父親と会っていることを知ったママたちは、
ことが大きくなる前にと、
ポールを招いて食事会を開くが…」
----ニャるほど。
確かに、現代ならではの映画だ。
でも、も構成自体はそう目新しくもないような…。
「そう。そこなんだよね。
この映画のオモシロさは…。
設定は、ゲイのカップルのファミリー。
でも、そこで起こっている問題は、
普通の家族のそれの延長線上。
それは、この後の物語の推移でも分かる。
仕事がきっかけでポールの家に通い始めたジュールス。
彼女はポールの男性らしい魅力にひかれ、
彼と“過ち”を犯してしまう。
これも、昔からよくある、
浮気、不倫と、何ら変わりない。
この映画は、
かつては白い目で見られていたゲイに対して、
特別視せずに
人間の営みの中における普遍的なものとして描いているところが新しい。
それでいて、そこに起こる小さな出来事は、
ゲイの家なら、
こういうこともあるかな…という
ユニークなこともいくつかちりばめられている。
しかも、ジョニー・ミッチェルをめぐる会話など、
ふたりの芸が生きてきた世代を指し示す、
ディテールもふんだんに取り入れてることで、
ちょっとノスタルジックな感じも出している。。
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----このタイトル刺戟的!
どういう映画ニャの?
「タイトルどおりの映画。
恋人と別れ、ひとり身のアダム(アシュトン・カッチャー)。
なんと、その恋人は、父親(ケヴィン・クライン)の彼女に。
怒りと落ち込みから
節句し相手を求めて見境なく電話をかけ始めるアダム。
目が覚めると、ゲイの男ひとりと
女3人でグループで住んでいる家の中。
しかも自分は裸だった…」
----ニャるほど。
彼は、その中のひとりと関係を持っていたんだね。
で、それを演じているのがナタリー・ポートマン。
「いやいや、そうじゃないんだ。
彼はだれとも関係していない。
ところが、その朝、
4人の中のひとり、エマ(ナタリー・ポートマン)と関係してしまう。
しかし、エマは男と女のややこしい関係が苦手。
それっきりにしようと思ったのに、
アダムは何度もアプローチ。
そこで折れたエマは、
デートも恋愛感情も一切ナシ、
嫉妬や束縛は厳禁という、
体だけの関係を続けることになるが…」
----ははぁ。見えてきた。
これは、どちらかがそのカンケイに我慢できなくなる。
いわゆる“心”が芽生えてくるんだ。
「そのとおり。
これは、新しいようで古いタイプの映画。
一方が、このカンケイを変えようとして、
一方が、それだったらこのカンケイ自体を止めようと言い、
でも結局は寂しくなる…。
で、折れたときには遅いようで、でも最後には…。
男と女、どちらがどっちかも含め、
ほんとハリウッドっぽい」
----そんなに見どころ喋っちゃっていいの。
「うん。大丈夫。
これは最初から予定調和で動いている作品。
安心して観ていられる。
あとは、その役柄を、
このふたりがどれだけ
成りきって演じているかを楽しめばいい。
考えても見てごらん。
片や、『ブラック・スワン』でオスカー受賞のナタリー・ポートマンと、
『バレンタインデー』などラブコメが多いアシュトン・カッチャー。
この異色の顔合わせが生みだす化学反応をね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「こういう映画が気楽に観られるときが早く来たらいいのニャ」
※映画を安心して楽しみたい度

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----このタイトル刺戟的!
どういう映画ニャの?
「タイトルどおりの映画。
恋人と別れ、ひとり身のアダム(アシュトン・カッチャー)。
なんと、その恋人は、父親(ケヴィン・クライン)の彼女に。
怒りと落ち込みから
節句し相手を求めて見境なく電話をかけ始めるアダム。
目が覚めると、ゲイの男ひとりと
女3人でグループで住んでいる家の中。
しかも自分は裸だった…」
----ニャるほど。
彼は、その中のひとりと関係を持っていたんだね。
で、それを演じているのがナタリー・ポートマン。
「いやいや、そうじゃないんだ。
彼はだれとも関係していない。
ところが、その朝、
4人の中のひとり、エマ(ナタリー・ポートマン)と関係してしまう。
しかし、エマは男と女のややこしい関係が苦手。
それっきりにしようと思ったのに、
アダムは何度もアプローチ。
そこで折れたエマは、
デートも恋愛感情も一切ナシ、
嫉妬や束縛は厳禁という、
体だけの関係を続けることになるが…」
----ははぁ。見えてきた。
これは、どちらかがそのカンケイに我慢できなくなる。
いわゆる“心”が芽生えてくるんだ。
「そのとおり。
これは、新しいようで古いタイプの映画。
一方が、このカンケイを変えようとして、
一方が、それだったらこのカンケイ自体を止めようと言い、
でも結局は寂しくなる…。
で、折れたときには遅いようで、でも最後には…。
男と女、どちらがどっちかも含め、
ほんとハリウッドっぽい」
----そんなに見どころ喋っちゃっていいの。
「うん。大丈夫。
これは最初から予定調和で動いている作品。
安心して観ていられる。
あとは、その役柄を、
このふたりがどれだけ
成りきって演じているかを楽しめばいい。
考えても見てごらん。
片や、『ブラック・スワン』でオスカー受賞のナタリー・ポートマンと、
『バレンタインデー』などラブコメが多いアシュトン・カッチャー。
この異色の顔合わせが生みだす化学反応をね」
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----映画『名探偵コナン』って、
今年15周年で、15本目ニャんだって?
だから、タイトルも15分…。
「(汗)そういうわけかどうか…。
この15分と言うのは、
雪崩に遭って人が生存しているギリギリの時間。
実は、今回の映画は、
いつもゴールデンウイークに公開しているこの映画にしては珍しく
舞台が冬の雪山。
物語は、都知事が脅迫されて都営地下鉄が狙われるところから始まる」
----えっ、東京が舞台ニャの?
それで、どうして雪山?
「その都知事が国土交通大臣時代に建設した
ダムの関係者が彼を狙った犯行ではないか?
そう、コナンは推理するわけだね。
このダム建設には、最後まで反対した人がいるという…。
でも、もちろんそんな簡単に話が進むわけはない。
さて、犯人は?」
----あれれ。あまりに簡単…。
「うん。
このシリーズは、いつもこの流れでパターン化している。
いわば大いなるマンネリ。
最初に、ある事件が起こり、
そこから連続殺人事件が発生。
その謎をが解けた瞬間、
危機また危機が連続してコナンたちを襲う。
そして、その中でコナンが活躍」
----ほんとだ。いつもそっくりだ。
「それなのに、
毎回、見せてくれるんだからたいしたもの。
ただ、今回はその活躍が超人的すぎたきらいはある。
ダムが決壊し、洪水が村を襲うのを止めるべく
コナンはターボ付きのスノボで雪山を駆け巡り、
ついには大雪崩を起こして
その洪水の流れを変えちゃう」
----まるでスーパーマン。
それにしても、
都知事選とかダム問題とか
かなり、現在(いま)を意識しているよね。
「うん。
でもまさか、今回の大地震、津波は予測してなかったわけだし、
製作サイドの受けた衝撃は大きかっただろうことは、
想像に難くない」
----う~ん。
で、いつもの工藤新一と蘭の関係は?
「今度こそ、ついにバレてしまうのでは…と。
でも思い返してみると、
ここ数年は、毎回、そんな気に。
つまり、『これで最終回?』という感じで
クライマックスを仕上げに来る。
その時期の興行収入のトップの作品だけに、
決してそんなこちあるはずはないのに、
そう思わせてしまう」
---やはり、巧いんだニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「えいは、泣いたらしいのニャ」
※毎回、蘭の愛が泣ける度

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今年15周年で、15本目ニャんだって?
だから、タイトルも15分…。
「(汗)そういうわけかどうか…。
この15分と言うのは、
雪崩に遭って人が生存しているギリギリの時間。
実は、今回の映画は、
いつもゴールデンウイークに公開しているこの映画にしては珍しく
舞台が冬の雪山。
物語は、都知事が脅迫されて都営地下鉄が狙われるところから始まる」
----えっ、東京が舞台ニャの?
それで、どうして雪山?
「その都知事が国土交通大臣時代に建設した
ダムの関係者が彼を狙った犯行ではないか?
そう、コナンは推理するわけだね。
このダム建設には、最後まで反対した人がいるという…。
でも、もちろんそんな簡単に話が進むわけはない。
さて、犯人は?」
----あれれ。あまりに簡単…。
「うん。
このシリーズは、いつもこの流れでパターン化している。
いわば大いなるマンネリ。
最初に、ある事件が起こり、
そこから連続殺人事件が発生。
その謎をが解けた瞬間、
危機また危機が連続してコナンたちを襲う。
そして、その中でコナンが活躍」
----ほんとだ。いつもそっくりだ。
「それなのに、
毎回、見せてくれるんだからたいしたもの。
ただ、今回はその活躍が超人的すぎたきらいはある。
ダムが決壊し、洪水が村を襲うのを止めるべく
コナンはターボ付きのスノボで雪山を駆け巡り、
ついには大雪崩を起こして
その洪水の流れを変えちゃう」
----まるでスーパーマン。
それにしても、
都知事選とかダム問題とか
かなり、現在(いま)を意識しているよね。
「うん。
でもまさか、今回の大地震、津波は予測してなかったわけだし、
製作サイドの受けた衝撃は大きかっただろうことは、
想像に難くない」
----う~ん。
で、いつもの工藤新一と蘭の関係は?
「今度こそ、ついにバレてしまうのでは…と。
でも思い返してみると、
ここ数年は、毎回、そんな気に。
つまり、『これで最終回?』という感じで
クライマックスを仕上げに来る。
その時期の興行収入のトップの作品だけに、
決してそんなこちあるはずはないのに、
そう思わせてしまう」
---やはり、巧いんだニャ。
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※毎回、蘭の愛が泣ける度



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(原題:Scott Pilogrim vs. the World)
「う~ん。こういう映画を言葉で語るのは実に難しい。
まあ、とにかく観てみて感じて…」
----えっ、それで終わり?
あんまりだ~。
どういう映画かくらいは教えてよ。
「それはもうタイトルのまんま。
スコット・ピルグリムという男の子が、
ある日、理想的な女の子ラモーナに出会い、
一目ぼれしたことから人生が一変。
なんとラモーナの元カレたちから、
次々とに戦いを挑まれる…」
----ほんと。タイトルそのままだ(笑)。
「でしょ。
ただ、その戦いを凝った映像で見せてくれる。
一つひとつが、劇画のようでもありゲームのようでもある。
たとえば、そのバトル。
殴られた方は遥か空の彼方まで飛んでいくし、
負けるとコインとなって崩れ落ちる」
----へぇ~っ。
オモシロそうじゃニャい。
「そうだね。
バトルが始まると、
とたんに退屈するぼくでさえも、
まあ、飽きずに観れた。
でも、やはりオモシロかったのは、
バトル以前かな」
----どういうところが?
「『JUNO/ジュノ』で注目を浴びたマイケル・セラ)演じるスコット・ピルグリムの
ありえないくらい、いい加減な性格だね。
この主人公、いろんな女性に次々とフラれ、
いまは17歳の中国人女性ナイプスと付き合い、
周囲からは『それ、ヤバいんじゃないの』と見られている。
にも拘らず、夢で見た女性ラモーナ(メアリー・エリザベス・ウィンテッド)と会った瞬間、
もう頭の中はそのことでいっぱいに。
ナイプスに知られないよう、
ラモーナと付き合い始めるが…。
と、このあたりは、
まさに思春期の男の子の青春を描いたお話。
監督のエドガー・ライトいわく、
『ジョン・ヒューズ的青春コメディと
荒っぽいカンフーの合体の意味で“ヒューズ・フー”』」
----ニャンだかオモシロそう。
「そして、そこに、
≪CRASH!≫≪1-UP≫といった擬音文字が躍るんだ。
これはなかなか魅せてくれると…
ところが、中盤から、いわゆるバトル映画に」
----それってニャにか問題あるの?
「別に、この映画じゃなくてもいじゃん…と。
なにが、残念かって…。
そのバトルが超現実的になればなるほど、
主人公が戦うモチベーションが陰に隠れてしまうということ。
製作側は、戦いを描く方に重きを置いてしまうんだね。
もっとも、この映画、
原作がカナダ出身のブライアン・リー・オマリーの人気コミック。
その売りが、バトルにあるのかもしれないけど、
スコットのルームメイト、
ウォレス(キーラン・カルキン)がゲイということに象徴されるように、
キャラクターがユニーク。
しかも雪の上をふたりで歩く
ロマンチックな夜の情景なども散見されるだけに、
前半のジョン・ヒューズ的部分を、
もっと見たかった気がするな」
----そういえば、日本人も出ているんだよね。
「バトルの対戦相手カタヤナギ・ツインズとして、
『タッチ』の斉藤慶太&祥太。
でもセリフがないんだなあ。
あと、コーネリアス(小山田圭吾)が音楽で参加。
そうそう、『鉄腕アトム』も出てくるよ。
Tシャツの絵柄としてだけどね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「好きな人にはたまらないのニャ」

※監督は 『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』で注目のエドガー・ライトだ度


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---- この映画、前に行ったとき
満員で入れなかったってヤツだよね。
「うん。とにかく人気が高い。
原作が角田光代の代表作にしてべストセラーだからかなと思ったけど、
これは見事に映画になっていたね」
----映画になっていた…どういうこと?
「簡単に言えば、
映画としての緊張感と高揚感があるんだ。
いつも言っていることをまたまた繰り返して言うけど、
こういう原作ものに対して、
その物語にケチをつけてもしようがない。
要は、監督がその中のどこに、
映画たりうる部分を見出し、
それをどうフィルムに定着したか…。
勝負はそこにかかってくる」
----それは分かるけど、
どんな内容かぐらいは知りたいニャ。
「これはね。
乳児の頃に誘拐された娘が
その後、犯人に育てられ、
4年後、ようやく実の母の元に戻る…というもの」
----え~っ。それは厳しいニャあ。
その子は、犯人を本当の母だと信じてきたわけでしょ。
「そういうことだね。
急に、『こちらの人が本当のお母さん』と言われても、
簡単に『はいそうですか』ですかとなるわけがない。
映画は、そこから始まる悲劇。
誘拐さえなければ、普通の家庭が営めたはず…という側面と、
過去の誘拐逃亡の間、ふたりはどんな暮らしをしたかが描かれる。
原作が、どのような章分けをしているのかは分からないけど、
映画は、ここは巧く料理されていた」
----そこが「映画になっていた」と言うこと?
「それもあるけど、
ビジュアルとしての細かい気配りだね。
たとえば、主人公の恵理菜(井上真央)に
過去の事件を聞きに来るルポライターの安藤千草(小池栄子)。
最初、彼女が登場したとき、
だれが演じているのか分からなかった。
猫背で足を少し引きずりながら歩く。
それと、ここからがが急展開で映画としてもオモシロくなっていく
カルト集団エンジェルホームのシーン。
主宰者のエンゼルに余貴美子。
ただでさえ存在感がある彼女。
出そうと思えばいくらでもカリスマ性を出せるのに、
ここでは普通のおばさんが教祖になった、そういう感じ。
その俗物ぶりを出せるのもやはり彼女ならでは。
『映画はキャスティングで決まる』という言葉もあるけど、
これはその好例だね。
あと、嬉しかったのはその音楽。
映像に寄り添うように繊細。
ドラマチックなシーンでも決して出しゃばらない」
----う~ん。それ分かるニャあ。
最近の映画は、やたらとオーケストラでドラマチックに盛り上げるものね。
「でしょ。
誰かと思えば、これが贔屓の安川午朗。
これらのことでも分かるように、
最近の日本映画が陥っているワンパターンから抜け出そうとしているのがこの映画。
その最たるシーンは、ラストショットに現れる。
ここは、ヒロインの口から
長い心の旅の末、彼女が到達したある境地が
心の底から湧き出てくる文字どおりのクライマックス。
カメラはそんな恵理菜の感情の高ぶりを
そのまま捉えようと、手持ちで軽く揺れる。
(手持ちは記憶違いかもだけど、そう感じさせる)
そして、観る者を共にその高揚に導きながら潔く終わるんだ。
ロングに引いた余韻のシーンなど付加しない。
ぼくは観ながら、『ここで終わってほしい。いや終わるべきだ』と、
そう思って観ていただけに、ほんとうに嬉しかった。
そう、この感動にクールダウンは必要ない」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ラプンツェルも誘拐されたのニャ」
※「映画を観た」という満足感に浸れる度


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満員で入れなかったってヤツだよね。
「うん。とにかく人気が高い。
原作が角田光代の代表作にしてべストセラーだからかなと思ったけど、
これは見事に映画になっていたね」
----映画になっていた…どういうこと?
「簡単に言えば、
映画としての緊張感と高揚感があるんだ。
いつも言っていることをまたまた繰り返して言うけど、
こういう原作ものに対して、
その物語にケチをつけてもしようがない。
要は、監督がその中のどこに、
映画たりうる部分を見出し、
それをどうフィルムに定着したか…。
勝負はそこにかかってくる」
----それは分かるけど、
どんな内容かぐらいは知りたいニャ。
「これはね。
乳児の頃に誘拐された娘が
その後、犯人に育てられ、
4年後、ようやく実の母の元に戻る…というもの」
----え~っ。それは厳しいニャあ。
その子は、犯人を本当の母だと信じてきたわけでしょ。
「そういうことだね。
急に、『こちらの人が本当のお母さん』と言われても、
簡単に『はいそうですか』ですかとなるわけがない。
映画は、そこから始まる悲劇。
誘拐さえなければ、普通の家庭が営めたはず…という側面と、
過去の誘拐逃亡の間、ふたりはどんな暮らしをしたかが描かれる。
原作が、どのような章分けをしているのかは分からないけど、
映画は、ここは巧く料理されていた」
----そこが「映画になっていた」と言うこと?
「それもあるけど、
ビジュアルとしての細かい気配りだね。
たとえば、主人公の恵理菜(井上真央)に
過去の事件を聞きに来るルポライターの安藤千草(小池栄子)。
最初、彼女が登場したとき、
だれが演じているのか分からなかった。
猫背で足を少し引きずりながら歩く。
それと、ここからがが急展開で映画としてもオモシロくなっていく
カルト集団エンジェルホームのシーン。
主宰者のエンゼルに余貴美子。
ただでさえ存在感がある彼女。
出そうと思えばいくらでもカリスマ性を出せるのに、
ここでは普通のおばさんが教祖になった、そういう感じ。
その俗物ぶりを出せるのもやはり彼女ならでは。
『映画はキャスティングで決まる』という言葉もあるけど、
これはその好例だね。
あと、嬉しかったのはその音楽。
映像に寄り添うように繊細。
ドラマチックなシーンでも決して出しゃばらない」
----う~ん。それ分かるニャあ。
最近の映画は、やたらとオーケストラでドラマチックに盛り上げるものね。
「でしょ。
誰かと思えば、これが贔屓の安川午朗。
これらのことでも分かるように、
最近の日本映画が陥っているワンパターンから抜け出そうとしているのがこの映画。
その最たるシーンは、ラストショットに現れる。
ここは、ヒロインの口から
長い心の旅の末、彼女が到達したある境地が
心の底から湧き出てくる文字どおりのクライマックス。
カメラはそんな恵理菜の感情の高ぶりを
そのまま捉えようと、手持ちで軽く揺れる。
(手持ちは記憶違いかもだけど、そう感じさせる)
そして、観る者を共にその高揚に導きながら潔く終わるんだ。
ロングに引いた余韻のシーンなど付加しない。
ぼくは観ながら、『ここで終わってほしい。いや終わるべきだ』と、
そう思って観ていただけに、ほんとうに嬉しかった。
そう、この感動にクールダウンは必要ない」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ラプンツェルも誘拐されたのニャ」

※「映画を観た」という満足感に浸れる度




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