ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『死刑台のエレベーター』(2010年・日本版)

2010-07-30 23:43:52 | 新作映画
※かなり辛口。
各ファンの方はスルーしてください。



「う~ん。
これは、映画の出来不出来を言う以前に、
とにかく“考えられない企画”としか言えない。
ヒッチコックジョン・フォードなどの
超大物監督=巨匠の名作をリメイクする以上に無謀」

----えっ、そうかニャあ。
リメイクなんて、どこにでもよくある話じゃニャい。
「確かに。
でもね。
この映画のオリジナルは、
かのルイ・マルのデビュー作。
それこそヌーヴェル=ヴァーグの狼煙を上げた作品だ。
マイルス・ディヴィスの即興演奏、
エレベーターに閉じ込められた主人公(モーリス・ロネ)の
あがき、
そして映画史に残るジャンヌ・モローの超クローズ・アップ…。
観ているうちに、オリジナルの名シーンが次々と蘇ってきて…」

----でも、そういうのにチャレンジするって言うのは
悪いことじゃニャいのでは?
「う~ん。普通ならね。
でもルイ・マルがこの映画を作ったのは25歳のとき。
それを、50代にもなろうとする監督がリメイクするというのが
ぼくには分からない。
しかもフルデジタルで作っている。
いくら処理を施したとはいえ、
あのモノクロ・フィルムの映像からにじみ出ていた
“アンニュイの中のざわめき”は望みようがない」

----でも、そういうときは
別のアプローチをしているんじゃニャい?
「そこがまた難しいところ。
このリメイク版では舞台を横浜に設定。
古色蒼然としたビルを物語の中心に据え、
おっ、“これは
日活ムードアクションの線を狙っているのかな”と…」

----でも、そうじゃなかったってわけだね。
「うん。携帯という今の時代ならではのものが
当たり前のように登場。
そんな中、オリジナルの最重要アイテム、
写真現像を織り込まなくてはならない。
これはかなりキツイ。
映画は、ある意味、
時代のものだとつくづく思ったね」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「で、どういうお話ニャのニャ」ちょっと怒るニャ


※完全犯罪が崩れる話。やはりルイ・マルは天才だ度


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『シークレット』

2010-07-25 21:36:31 | 新作映画
(英題:Secret)


----『シークレット』って映画、
ずいぶん昔にもなかったっけ?
「あったよ。ジャクリーン・ビセット主演で…。
なんて、そんなのだれももう知らないって(笑)。
これはね。サスペンスといえばいまやこの国、
そう、韓国からやってきた映画なんだ。
内容は、一見、簡単でいて、
実は、玉ねぎの皮をむくように、
いつまでもいつまでも終わりが見えない。
この構造も、もう彼の国お得意のパターン」

----あ~、確か『セブンデイズ』もそうだったよね。
「そう。その『セブンデイズ』の脚本家『ユン・ジェグ』が初監督。
撮影監督には『チェイサー』イ・ソンジェ
そして製作には、先日話したばかりの『TSUNAMI-ツナミ-』の監督ユン・ジェギュンがあたっている」

----もう、似たような名前ばかりで覚えきれないニャ。
これで俳優の名前を聞いたら、
いよいよこんがらがっちゃいそう。
「そうか。
じゃあ、基本、ストーリーの方で。
“腕利きの刑事キム・ヨンソルが殺人事件の現場で妻ジョンの痕跡を見つける”」

----えっ、それだけ?
「発端はね。
で、このキム刑事が一生懸命、
妻の残した痕跡を消し、捜査の行方を妨害する。
というのも、殺された男が暴力団の組長、ジャッカルの弟。
ジャッカルは警察より前にその犯人を見つけて拷問にかけると息巻いている。
この両者のせめぎ合いが映画を牽引してゆくわけだ」

----ふうん。そんなにややこしくないじゃニャい。
「ところが、どうしてどうして。
なんでそこまでやるの?
というくらいに入念に、
登場人物の一人ひとりに“過去”を盛り込む。
たとえば、このキム刑事は、
かつて幼い娘同伴で浮気をして、
その帰路、交通事故に遭い、娘を失っている」

----!!それは許せニャい。
「でしょ。
で、彼の同僚には彼の正義感から休職に追い込まれた
チェ刑事というのもいて、
キム刑事に激しい恨みを抱いている。
ということで、この事件自体が
だれかが仕組んだものではないか?
あるいは、妻が一枚絡んでいてもおかしくない…と、
こうなるわけだ」

----ニャるほど。
それが予告編にあったセリフ、
「本当のことを知ったら、
あなたの人生は終わる。
それでも知りたい?」

に繋がるんだね。
オモシロそうじゃニャい。
「そうだね。
でも、正直言っておなかいっぱい。
というのも、最初にも話したように、
ここまでですでに十分というくらいに
いっしょうけんめい話を転がしながら、
“いやいや、まだまだ”と、
事件の裏の裏、
さらには別の側面までをも見せてゆく。
最初のうちはドキッとするけど、
ここまでたび重なっちゃうとね…」

----そりゃそうだ。

                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「やりすぎはなんとかなのニャ」ご不満

※難しいところだ度


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『TSUNAMI-ツナミ-』

2010-07-21 23:45:06 | 新作映画
「あちゃちゃ、まいったなあ。
ちょっと先走りすぎたかな」

----えっ。どうしたの。
帰ってきた時は、あんなに盛り上がっていたのに?
「そうなんだよ。
実は、この映画に興奮して知人にメールしたら、
『あまりに脚本が稚拙でダメでした。
何が良かったのか不思議なくらい、ダメダメでした、私は。
ゴメンなさい』の返信。
でも、気を取り直して
この返信メールを元に、
自分がオモシロかったところを喋っちゃおう。
まず、その問題となっている脚本。
これは、確かにありきたり。
メガ津波が押し寄せるという科学者の言葉に半信半疑の当局。
もう、これは『日本沈没』以来、ディザスター映画の定番。
で、その中に、いくつもの男女や家族(しかも崩壊してしまった)のエピソードを盛り込み、
最後は極限状況の中、和解という形で昇華されゆく。
これは『ディープインパクト』
物語の発端の大津波、船が飲み込まれる絵は
『パーフェクト・ストーム』
さあ津波がやってくるぞ…で、ビーチがパニックになるところは『JAWS・ジョーズ』
実際に、津波がやってきてからの水浸しの超高層ビル街は
『デイ・アフター・トゥモロー』
閉じ込められた超高層ビル内
助かろうとする者、蹴落とす者のドラマは『タワーリング・インフェルノ』
そして、極限下の愛といえば
もちろんこれ、『タイタニック』
と、ちょっと気づいただけでも
これまでに作られたハリウッド製ディザスター&パニック映画のアイデアが
一本の中に詰め込まれている」

----ニャるほど。
となると、それをオマージュと取るか、
単なる焼き直しと取るかで変わってくるわけだニャ。
「そういうことだね。
思うに、このディザスター・ムービーというのは、
これまでに、もう、すべてやり尽くされていて、
どう転んでも、そんなに斬新なアイデアって出てくるものじゃないと思う」

----だったら、やっぱりオモシロくないじゃん。
いくらオマージュにしても…。
「普通に考えればそうだし、
実際、ぼくも観る前はそう思っていたわけ。
なのに、ぼくが感心したのは、
一瞬で終わっちゃうため」

----ニャるほど。
となると、それをオマージュと取るか、
単なる焼き直しと取るかで変わってくるわけだニャ。
「、
本来なら映画にはなりにくいはずの津波の物語を、、
結果的に2時間近くも持たせた、その方法論」

----方法論?
「うん。
おそらくこんなことやったディザスター・ムービーって、
あんまりないんじゃないかと思うけど、
この映画の監督ユン・ジェギュンが選んだその手法とは
なんとコメディ
ベタすれすれのギャグで観客を沸かせながら、
津波の瞬間まで話を引っ張っていくんだ。
しかも、巨大な橋(クァンアン橋)のシーンでは
なんとスラップスティックまで見せてくれる。
名脇役キム・イングォンが、
まるで『アイス・エイジ』シリーズの予告編でおなじみ、
スクワットみたいな動きを見せるんだ。
橋にもたれかかったタンカーの一部が彼の前に
ドシンドシンと落ちてくる。
それを間一髪で避け、逃げまどい、
ようやくホッとして煙草に火をつけようとする。
ところが…。
いやあ、もう大爆笑。
このシーンがあっただけでも、
ぼくはこの映画を高く買いたいね」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そんなんでいいのかニャ」ご不満

※CGもよくできていた度


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『ラムの大通り』7年目に突入!

2010-07-19 16:58:04 | 映画


----あれれ、今日の写真は映画じゃニャいよ。
7年目に突入というから、
どんな映画が出てくるか楽しみにしていたのに。
「ごめんごめん。
最近、もうひとつのお仕事=お花やさんコトリ・ロゴの方が忙しくて、
なかなか、ブログにまで手が回らなくて…。
そのお詫びってわけでもないけど、
最近、撮影したお花の中からお気に入りの画像をいくつか…。
上の画像は「四季の森公園」のアガパンサス。
そしてこれがハーブ園で写したデンタータラベンダー

----へぇ~っ。水色や紫色のお花が多いなんてちょっと意外。
「うん。自分の好きな色っていうのは、
もっと違うものかと思っていたけど、
こうして見ると、ふだんは触れることのない紫色も、
色そのものはきれいなんだなということを再確認。
さて、お花だけで話が終わったら、
このサイトらしくはなくなっちゃう。
実は、映画とのタイアップもこの一年、
ちょこちょこっと進めているんだ。
もっとも新しいところでは8月7日から公開の『セラフィーヌの庭』がそれ」

----確か、その映画って、
前にお話、聞いた気が…。
「うん。昨日、特別チラシが送られてきて、
小さなスペースだけど、
『コトリ花店』の紹介欄もあったので
ここで紹介」

----プレゼントの中身はなんニャの?
「岩波ホールに、初日の初回ご来場のお客様先着100名様に
映画をイメージしたリーフセットをプレゼント。
これはさまざまなカラフルなプリザーブドフラワーと
実モノがセットになっているんだ。
映画もぼくのおススメ作品だから観てくれると嬉しいな」

----ヒットすると、えいにもいいことあるの?
「いや、まさか。
そういうのはないよ(笑)。
ということで、ちょっと遅れ気味ですが、
これからも『ラムの大通り』
よろしくお願いします」

----よろしくなのニャ。


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「映画もよくできているらしいのニャ」身を乗り出す

※こういうのは好きだ度


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『瞳の奥の秘密』

2010-07-16 23:50:45 | 新作映画
(原題:El secreto de sus ojos)


「う~ん。これは体調がいいときにもう一回、じっくりと観たい…。
そういう手合いの映画だね」

----へぇ~っ。そうニャンだ。
アカデミー賞外国語映画賞受賞とは聞いていたけど、
いったい、どんなお話ニャの?
「それは、比較的簡単に説明できる。
主人公は、長年務めた刑事裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシスト。
残りの人生で、25年前の殺人事件を題材にした小説を書こうと決意した彼は、
当時の職場を訪ね、
彼の元上司で判事補、イレーネ・メネンデス・ヘイスティングスを訪ねる。
かくして、映画は、1974年にブエノスアイレスで起こった
結婚後間もない女性教師リリアナ・コロトが暴行された上に殺害された事件にまつわる
さまざまな物語をスクリーンに映し出していくというもの」

----ニャるほど、二重の構成になっているわけだニャ。
でも、それっていまではそう珍しくもニャいよね。
「うん。ただ、この映画の場合、
そこにアルゼンチンの当時の政治状況が重ねあわせられていく。
軍事政権が発足する直前の不穏な空気の中、
この事件でふたりの職人が逮捕される。
しかし彼らは、拷問で嘘の自白を引き出され、犯罪者に仕立て上げられていあtんだ。
それを知ったベンハミンは、独自の捜査を開始。
犯人を、リリアナに対して暗い情熱を抱くイシドロ・ゴメスとあたりをつける。
一方で、リリアナの夫モラレスは同じくゴメスに目をつけ、
毎日、曜日ごとに駅を変え、彼を探し始める」

----うわあ。それって大変。
「だよね。簡単に見つかるはずがない。
でも、これがこの映画の大きなテーマになっているんだ。
モラレスの一途な姿に深い感銘を受けたベンハミンは、
部下で友人のパブロとともにゴメスを追い続け、
ついに逮捕の日を迎える。
ところが、ゴメスはほどなく釈放されてしまう」

----えっ。それじゃモラレスとしては収まらないよ。
どうしてそんなことに?
「ゴメスはゲリラの情報等を提供することで
自由の身を獲得できたってわけ。
しかも大統領のSPに雇われる。
でも、フォーンの言うように、
確かにこれじゃモラレスは収まらない。
妻に対してあれだけの愛を持っていた男だもの。
かくして映画は、
モラレスという<男>を知る
ベンハミンの疑問と重ね合わせるように、
彼が、その昔、愛を告白できなかったイレーネとの再会と、
その愛の行方を描いていく」

----ニャるほど。
で、その背景に暗い世相があるってわけだね。
これは見ごたえありそうだ。
「そう。
ヒッチコックやデ・パルマを引き合いに出される映像も見ごたえ十分。
スタジアムでゴメスを逮捕するシーンはワンカット撮影で
いかにも映画的な躍動感がある。
かと思えば、ある重要な人物が
闇の手によって殺害されるシーンはリアルな恐怖。
パブロのコメディ・リリーフとしての使い方も観る者の笑いを誘い、
それだからこそ、あるシーンでの彼が見せるベンハミンへの友情には目頭が熱くなる。
一方で、エレーネとの別れのシーンは、
50年代イタリア映画のようにエモーショナル。
なあんて、ちょっと誉めすぎの感がないでもないけど、
いま、こうやって喋っているだけで、
やはりもう一度観たくなる、
そんな気にさせてくれる映画だよ、これは」

                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「最後の方はホラーにもなるらしいのニャ」小首ニャ



" style="line-height:160%;">※ジャンルをクロスしている映画だ度


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画像はフランス版ポスター。
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『インセプション』

2010-07-13 22:32:33 | 新作映画
(原題:Inception)


----クリストファー・ノーラン って
『ダークナイト』でブレイクした監督だよね。
レオナルド・ディカプリオ渡辺謙が共演。
いったい、どんなお話ニャの?
「うん。
難しそうに見えて
意外やこれは簡単に説明できる。
ディカプリオ演じるコブは、
人の夢の中に侵入してそのアイデアを盗むという
違法行為によって生計を立てている。
その彼の唯一の願いは、離れて暮らす子供ふたりに会うこと。
ある理由から、彼は母国に帰ることができないんだ」

----ある理由って?
「それが、この映画のキーポイント。
それはあとで触れるとして、
コブは、ある犯罪によって指名手配を受けている。
そんな彼にある“新しい仕事”が舞い込んでくる。
それは、夢に忍び込み、
アイデアを“インセプション=植えつける”こと。
かくしてコブは、仲間を集めてこの不可能と思われる犯罪に挑む!」

----そのメンツのひとりが、渡辺謙?
「いや、彼は依頼人の方。
サイトーという役を演じているんだけど、
これが最初から最後まで出ずっぱり。
冒頭、浜辺に打ち上げられたコブが捕まえられ、
日本風のお城に連れて行かれる。
と、そこに100歳は優に超えたと思われるサイトーが…。
彼の口から洩れるのが
『お前とは、遠い昔、夢の中で会った気がする…』」

----おおっ。
「これでもう、つかみはOKだよね。
さて、本筋に戻って、この新しい仕事では
夢の階層の奥へ奥へと入っていくことが必要となる。
映画としては、ここが一番の山場なんだけど、
アクションを見せる方に流れていて、
タイムリミット・サスペンスもありながら、
あまりうまくいかされていない気がした。
夢自体も、シュールな表現が抑えられ
どちらかというとありきたりの感じだし…。
ぼくは、それに至る準備段階の方が好きだね。
なかでも夢の構築の仕方を
アリアドーネ(エレイン・ペイジ)に
教えるシーンとかはオモシロかったな。
ふたりの周りの世界が粉々に砕けたりとかね…。
あと、見どころは
さっきも言ったように渡辺謙。
英語も流暢だし、
存在感もキリアン・マーフィー、トム・ハーディはおろか、
ディカプリオと比べても見劣りしない。
ほんとうに堂々としている」

----あれっ。マリオン・コティヤールは?
「彼女はコブの亡くなった妻。
さっきの質問の答えがここに出てくるんだけど、
コブには妻殺しの容疑がかけられているんだ。
で、ここで気づいたんだけど、
ディカプリオの最近の3作は、
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』『シャッター アイランド』
そして本作『インセプション』と、
すべて悲劇の妻もの。
そのことをいち早く話したくって……」

---まあ、偶然だろうニャあ。


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「今日は尻切れトンボの話だニャ」身を乗り出す

エディット・ピアフも使われている度


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『シュアリー・サムデイ』

2010-07-09 23:12:44 | 新作映画
----これって俳優の小栗旬が、
初めてメガホンを取ったことで話題になっている青春映画だよね。
「うん。出演者も
小出恵介、勝地涼をはじめ、
旬のスターがずらり顔を並べている。
よくいえば、21世紀日本のブラットパック・ムービー。
お話の方も、なかなか凝っていて、
女の子にもてたいためにバンドを始めたものの、
その発表の場でもあるはずの文化祭が中止になったことに腹を立てた高校生5人組が
軽いノリで校舎を占拠。
ところが、脅しのために使ったダミーの(はずの)爆弾が爆発。
校舎が木っ端みじんになってしまうというもの」

----高校ジャックか。
まるで『高校大パニック』
「懐かしいね(汗)。
でも、決してそうはならないところが
“21世紀、日本のブラットパック”たるゆえん。
さて、話を進めると、この事件で彼ら5人は退学。
3年後、それぞれの道を歩んでいた彼らだが、
ヤクザ稼業に身を落とした仲間のひとりのせいで、
明日の命をも保証できない
とんでもない事件に巻き込まれてしまう」

----意外とシンプルだニャあ。
「と、見せかけて
実はこの映画、ここから話が膨らみに膨らんでゆく。
彼ら5人は子供時代からの仲よし。
その頃のエピソードを回想で織り込みながら、
それがまた現代(3年後ね)にも絡んでくるという構成。
それも、母親探しや、父親の失業とその原因となったある事件への落し前、
さらには、子供時代の淡い初恋と再会、
そして仲間内での友情の亀裂、誤解とその解消などなど、
満腹満腹、ごちそうさまって感じ。
もう少し整理してもよかった気がするね」

----そういえばキャストも豪華だしね。
「うん。
上戸彩妻夫木聡の使い方なんか、
もう贅沢というほかはない。
でも、“今回のこの人”はズバリ吉田鋼太郎
彼の演じる亀頭と遠藤憲一演じる飯島の関係なんか、
途中までは誰も気づかないのじゃないかな。
この吉田鋼太郎は、どうやら演劇での小栗旬との繋がりらしい。
だからか、演劇チックな演出も随所に見られる。
これは、デビュー作として、やりたいことを全部やった
まさに小栗旬ワールド全開の映画だね」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「小西真奈美が気になるのニャ」身を乗り出す

※彼女はこの映画のキーマンだ度


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『借りぐらしのアリエッティ』

2010-07-06 23:23:50 | 新作映画
----これってジブリ の新作だよね。
監督の米林宏昌って初めて聞く名だけど…。
「そうだね。彼はジブリ最年少、37歳の監督。
『崖の上のポニョ』でフジモトの部屋から金の水魚に乗って
地上にやってくる一連のシーンを描き、
宮崎駿をうならせたらしい。
その宮崎駿は、今回、脚本と設定を担当。
それを基に、キャラクターを設定し、絵コンテを完成させたのだとか…」

----で、単刀直入に聞くけど、映画はどうだった?
「まずオープニング。
ここを観た瞬間、ぼくは『耳をすませば』を思い出した。
それって、あながち間違った連想でもなかったみたい。
米林監督がジブリに入ろうと思ったきっかけは
その『耳をすませば』なんだって。
さて、映画の方はメアリー・ノートン
1952年にイギリスで出版した『床下の小人たち』に基づいている。
ぼくはさとうさとるいぬいとみこなど、
小人をモチーフにした小説は昔から好きだったけど、
これに関しては読んでいなかったから、逆に楽しみにしていたんだ。
小人が人間の少年に見られてしまうという設定だというしね。
――小人の娘・アリエッティはお父さん、お母さんとのふたり暮らし。
荒れた庭からオリーブやシソの葉を取ってきてお茶を楽しんだりしている。
そんなある日、アリエッティはお父さんと“狩り”ならぬ“借り”へ」

----えっ、それってどういうこと?
「たとえば、ティッシュだとか角砂糖だとか、
ほんのちょっとだけ生活に必要なものを人間から借りてくるんだ。
このシーンが、最初のハイライト。
彼ら小人は特に魔法が使えるわけではない。
ロープやガムテープを器用に使って、
昇ったり降りたりしながら、冒険の旅に出るんだ。
ところが、その姿を、病気療養のためにこの地に来ていた
12歳の少年・翔に見られてしまう。
そこで翔が行なった、ある行為が彼ら家族を追い詰めていく…
こういうお話だね」

----あらら、翔って悪い人ニャの?
「う~ん。ここがジブリらしい、
一筋縄ではいかないところ。
翔自身は、とくに悪い人でも何でもない。
しかし、彼がよかれと思ってしたことが
結果的にはおせっかいとなっていく。
というように、この映画には、
これまでのファンタジーの枠には収まりきれない
いくつもの現代的なテーマが含まれている。
そのひとつがタイトルにも使われている
“借りぐらし”」

---モノを買わずに借りちゃう…。
でも返さないんだから、
結局もらっちゃうんじゃニャい?
「しっ(笑)。
実は宮崎駿と高畠勲が、
この企画を立てたのは40年以上も前。
ところが、今の方が人に受け入れられる。
なぜなら今の時代の方が深刻だから…と、
こういうことらしい。
これは偶然にも先日、友人から聞いた話だけど、
学者の中には、すでに貨幣に頼らない経済の仕組みを
本気で研究している人たちもいるのだとか」

----?
マイケル・ムーアじゃないけど、
資本主義はもう行き詰っているということ。
確かに、これだけの格差社会になると、
根本的なところで大変革を起こさないと
これから先、世界は難しいかもしれない」

---ふうむ。ギリシャのように経済が破綻した国もあるしね。
ところで絵の方は?
「これは、花やグリーンに興味がある人なら大満足。
一つひとつの植物が愛を持って描かれているのがよく分かる。
庭も手入れが行きとどいてなく、適度に荒れている。
そう、自然ままが残っているんだね。
で、その中を、小人たちが動き回るわけだから、
ふだんとは違う低い目線での風景が目の前に広がる。
まあ、これは『ミクロキッズ』『バグズ・ライフ』など、
これまでにもないではなかったけど、やはり絵の丁寧さが違う」

----ということは大満足?
「いやあ。そうともいかないんだな、これが。
理由は声のキャスティング。
あまりにも聞きなれた<声>が多すぎて、
どうしてもその俳優の顔がちらついてしまう。
こちらはもう少し、無名な人にしてほしかったな。
勝手な言い分かもだけど…」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「『ポニョ』よりも前売がスゴイらしいニャ」身を乗り出す

※ぼくはポニョの方が好きだ度


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『ジェニファーズ・ボディ』

2010-07-03 23:28:23 | 新作映画
(原題:Jenifer's Body)


----あれっ。今日は初日の『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』 の話だったのでは?
確かツイッターでもそう言っていたよね。
「う~ん。ところが、あの映画、何を喋ったらいいのやら…。
どうやっても耳に心地よい話にはなりそうにないんだ。
申し訳ない!スルーさせて!」

----だからって、
エロチック・サスペンスはニャいのでは?
「ほほ~っ。
フォーンもそう思ったか。
この映画、エロサスのように見えて、
実はエロチック・ホラー。
それもオカルト趣味ぷんぷんで、
好きな人にはたまらないだろうなあ」

----へぇ~っ。どういうお話?
確か主演はミーガン・フォックスだよね。
彼女が超能力少女にでもなっちゃうの?
それとも悪魔に憑かれちゃうのかニャ。
「おっ。いいところついてきたね。
小さな田舎町。
ミーガン・フォックス演じる女子高生ジェニファーは、
男の子ならばだれしも彼女とのデートを夢見る学校一の美貌の持ち主。
本人もそれを意識して自信に満ちあふれ、
なにごとにおいても強気に出る」

----いわゆる小悪魔ってヤツだニャ。
「そういうこと。
そんな彼女には子供のころよりいつも一緒の
アニ―タ(アマンダ・セイフライド)という友だちがいた。
まあ、友だちとはいっても、
アニータはいつもジェニファーの言いなり。
結局、彼女にしてみれば
ジェニファーのような人気者の友だちでいられることに、
優越感を抱いているにすぎないわけだけどね。
さて、そんなある日、ふたりの友情と町の平穏を引き裂く事件が起こる。
インディ・バンド“ロー・ショルダー”のライヴ。
会場となったバーが炎上し、
ジェニファーとアニータは命からがら逃げ出す。
ショックで放心状態のジェニファーを
車でどこかへ連れ出すバンドの面々。
ひとり家に戻るアニータ。
ボーイフレンドとの電話を終え受話器を置いた
その前に全身血だらけのジェニファーが!
彼女はとてつもない食欲で、
アニータの冷蔵庫をあさった挙句、
どす黒い血を口から吐き出す。
その日をきっかけに、
急激に美しさを増していくジェニファー。
と同時に、彼女は次々と男たちに噛みつき、
食い漁っていくのだった!」

---ニャ、ニャんだそれ。
「ぼくも最初、この話がどこに向かうのか分からず唖然。
でも、ベクトルが見えない分、
映画の中に引きずられていったのも確かだね。
ミーガン・フォックスとアマンダ・セイフライドのキスシーンなど、
お約束のエッチなシーンも用意してあるし…。
脚本もなかなか凝っていて、
冒頭のいかにもなホラー・シーンや
施設内で異常行動を見せるアニータといった
観客には謎の部分の回収など、
ただ、話を繋いでいったというわけではないところが
ぼくには嬉しかったね」

----その脚本家って?
『JUNO/ジュノ』で18もの脚本賞を受賞したディアブロ・コディ
そして監督には
女性ボクサーの物語『ガールファイト』でデビューし、
次作がSFヒロイン・アクション『イーオン・フラックス』と、
まったく正反対のタッチの映画を世に送り出したカリン・クサマ
それでもこの『ジェニファーズ・ボディ』と3作あわせて観ると、
“女性を軸にした映画”という共通項だけは見えてくる。
しかもキャラをしっかり作り込しっかり作り込むことで、
ティーンムービーとしても及第点。
これは思わぬ拾いものだったね」




                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「どこかで見たような顔もいるニャ」小首ニャ

※ボーカル役のアダム・ブロディレイ・リオッタに似ていた度


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