ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『リピーテッド』

2015-04-26 18:27:11 | 新作映画
(原題:BEFORE I GO)


----あれっ。
今日は『寄生獣・完結編』じゃニャかったの?
確か、期待外れだった『ソロモンの偽証』『後篇・裁判』とは違って
かなりよかったって言ってニャかった?
「う~ん。
最初はそのつもりだったんだけど、
もう始まっちゃったからね。
ぼくがあの映画について喋ろうとしたことは、
どちらかというと見どころ的なことだったから、
今となってはあまり意味がない。
観た人たちが実際にそこで味わったその興奮だけで十分だと思う」

----でもだからといって
『リピーテッド』って唐突。
タイトルもハリウッド映画B級のノリだし…。
ニャんだか最近のニコール・キッドマンって
こういうロー・バジェット・ムービーへの出演が多いよね。
「そうだね。
一時期のサンドラ・ブロック状態。
あまり作品を選ぶことなく、あれやこれや出ている。
まるで女ニコラス・ケイジ(笑)」

----それって少し言い過ぎ(笑)。
だね。
話がヤバくならないうちに、そろそろ本題に。
クリスティーン(ニコール・キッドマン)は、
ある事故の後遺症で
一晩眠ると、
前日までの記憶がすべて消えてしまう記憶障害を負っている。
そんな彼女を献身的に支えているのが夫のベン(コリン・ファース)。
クリスティーンに記憶が抜けていることを始め、
彼女にまつわるさまざまな情報を壁に貼り付け、
起床後、毎日それを説明。
それを終えてからようやく仕事へ向かう」

----そ、それは大変だ。
そんなことを毎日繰り返していたら身が持たニャい。
それに、話が前に進まニャいよ。
「だよね。
ところが意外な方向に物語が展開していく。
ベンの留守中、
医師を名乗る男(マーク・ストロング)から電話がかかってくるんだ。
彼は、少し前から夫に内緒でクリスティーンの治療に当たっているという。
その一環として彼女がやっているのが
毎日の出来事を自分でカメラに向かって喋るというもの。
やがてクリスティーンは自分の記憶障害が
誰かに襲われてのものだと知る。
夫の説明と食い違う医師の話。
果たして彼女は何を信じればいいのか?
やがて思わぬ真実が明らかになる…。
ざっと話せばこんな感じだね」

----ニャあるほど。
一種のミステリーだニャ。
こういう、夫への不信をベースに物語が進む映画って
けっこう多いよね。
「うん。
『ホワット・ライズ・ビニース』とかもそうだね
この手の映画の特徴としてミステリーが次第にサスペンスへと変わっていく。
正真正銘のミステリー・サスペンスってヤツだ。
映画を娯楽として楽しみたい向きには持って来い。
こういう原作ありきの映画の場合、
ミステリーだけだと本に勝つのは難しいけど、
サスペンスのドキドキ感は映像に勝るものはないからね。」

----一日経つとすべて忘れているって、
前にもあったよね。
『50回目のファースト・キス』だね。
こちらはドリュー・バリモア、アダム・サンドラ―共演のラブコメ。
なかなか可愛いお話だから、
未見の人は観くらべてみるのも一興かもね。
あっ、それにビル・マーレイ主演の『恋はデジャ・ヴ』を加えてもいいかも。
もっともこちらでは。
同じ日を繰り返していることを主人公は意識していたけどね」




フォーンの一言「『わたしが眠りにつく前に』。この本の原題もいいのニャ」身を乗り出す

※「この本のタイトルのままの方がよかったと思う度

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猫ニュー
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『フォーカス』

2015-04-21 15:06:16 | 新作映画
(原題:Focus)


----その後、どうニャの?
カノンちゃんは?
「いやあ、それがなかなか大変。
パンセは、しゃ~っっていうし。
カノンを新しい環境でも大丈夫と安心させようと抱っこすると、
次にパンセを抱いたら、うう~んと悲しそうな声で拒否」

----それはそうだよ。
先住猫が優先というのは基本中の基本。
「いや、もうそんなこと知らなかったもんだから、
Twitterでもいろいろ教わった。
そういえば10年ほど前、
黒猫のチップを保護しようかという話があったでしょ。
こんな調子だったら
フォーンにそうとう悲しい思いさせていたかもなあ」




----まあ、分かったならそれでいいよ。
ところで今日は、目の前でお餌を食べたんだよね。
それで少し安心してブログ…。
「ま、そういうこと。
ただ出かける時間も迫っているし、
プレスを見なくても話せる『フォーカス』にするかな」

----ウィル・スミス扮する天才詐欺師と
彼から詐欺の全てを学んだ美人詐欺師の話だよね。
「そうそう。
ウィル・スミスが演じるのはニッキー。
半人前の女詐欺師ジェスにはマーゴット・ロビー
さて物語の方だけど、
これがかなりよできていて、
ウィル・スミスによる詐欺の“指南””ということで、
観る前は『最後の恋のはじめ方』のような映画を想像していたんだけど、
パーソナルな恋の“指南”だったあの映画とはスケールが異なり、
こちらはプロの集団で行う大がかりな詐欺。
たとえば詐欺の一つ、万引き。
その手口を簡単に紹介すると…。
ターゲットに話しかけたり
その周囲で騒ぎを起こすことで
彼らの視線(フォーカス)を操り、
その隙にグループの他のメンバーが
財布や金目の物を盗んでいく。
な~るほどと頷かされる手口が次々と出てきてもう唖然。
これはかなりヤバいぞと…」

----ふむ。
その標的にならないための方法ってあるの?
「まあ、
はっきり言ってない。
そういう人が集まる場所に行かないということくらいだね。
さて、この映画。
万引きの手口だけではもちろん終わりはしない。
徐々に、詐欺のスケールが大きくなっていく。
それとともに、
さすがにこれはもうだめだろうと
観ている方さえも思ってしまうようなところまで
主人公ニッキーを追い詰めていくんだ。
でも、それを邪魔するのが…」

----分かったニッキーの恋心。
「ピンポン。さすがフォーン。
ニッキーはそれに気づき、
ジェスに別れを告げる。
そして3年。
これまでにない詐欺を考えていた彼の前に再び現れたジェスは…。
いやあ、繰り返しになるけど、
これはほんとうによく練られた脚本。
相手が自分に抱いている恋心は本物か否か、
それを見極めたうえでの詐欺。
そして、もう絶体絶命となった時に
あっという形で現れるその切り抜け方。
これがまたしっかりと伏線の回収になっている。
観る前には、正直言ってこんなに楽しめる作品とは思ってもいなかった。
デートムービーとしてもおススメだね」




フォーンの一言「この映画を観て、人込みでは気を付けるのニャ」身を乗り出す

※「そういう盗まれるようなものはなくてもだ度


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『ワイルド・スピード SKY MISSION』

2015-04-18 18:21:58 | 映画

(原題:FAST & FURIOUS 7)



----あれれっ。
フォーンそっくりの黒猫さんだ。
確か、“黒色は永久欠色”と言っていなかったかニャ?
「あっ、それはそうなんだけど、
この子は女の子だから…」

----ニャんだか、いい加減なルール。
で、今日は?
このままじゃ消滅するんじゃないかって
フォーンは気が気じゃないよ。
「そうか。
心配してくれていたか…。
じゃあ、もう始まっている映画だけど、
話題の『ワイルド・スピード SKY MISSION』をちゃちゃっと」

----え~。てっきり、
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』かと。
アカデミー賞も取っているじゃニャい。
「う~ん。
まあ、これは喋りやすさの違いだね。
この『ワイルド・スピード SKY MISSION』だって
主人公のドミニクに扮するヴィン・ディーゼル
『来年のアカデミー賞は確実』と太鼓判。
まあ、それは難しいだろうけどね。
これまでこういうエンターテイメント一本槍の映画で
アカデミー作品賞というのは
ちょっと記憶にないし」

----だよね。
話だっていつもと変わらニャいんでしょ?
「うん。
公道レース好きの男たちが高級車や名車をブッ飛ばして、
巨大犯罪組織に挑むというもの。
今回、その敵デッカードに扮するのはジェイソン・ステイサム
彼は、かつてドミニク(ヴィン・ディーゼル)が撃破した
オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄。
元特殊部隊出身というだけあって
どんあシチュエーションでもそれに応じた戦術を知り尽くしている。
オープニングエピソードの病院内での非情な殺戮。
一仕事終えて彼が外に出ると、
建物はどこかの戦跡を思わせる悲惨なありさま。
このつかみだけで“この映画はイケる”、
そんな気になったね。
ま、後は今回の副題(邦題)から想像つくように
“空からの爆走”。
ただ、これにしても一度だけじゃなく
二度三度と“空飛ぶ車”が異なる趣向で出てくる」

----ニャるほど。
その“SKY MISSION”は観てのお楽しみってことだニャ。
「そうだね。
この映画、アクションも度胆抜くけど、
やはりベースがしっかりしているところが飽きさせない要因のひとつ。
記憶を失ったドミニクの恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)。
そして急逝したポール・ウォーカーと妻の物語。
ここについては礼儀上、深くは触れないけど、
彼が亡くなってもその記憶はいつまでもスクリーンに残る。
そのことを、
本シリーズのテーマでもある“家族”の中に溶け込ませた脚本の見事さにだけは言及しておこう。
おそらく過去のフッテ-ジを使用しているのだろうけど、
その表情、とりわけ澄んだブルーアイがもう泣けて泣けて。
ほんとうに、この映画のラストシーンは
語り継がれる名場面になっていたと思うよ」




フォーンの一言「ところで新しい黒猫さんの名前はニャんなのニャ?」身を乗り出す

※「カノン(花音)。これからもよろしくだ度


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『セッション』

2015-04-04 14:33:58 | 新作映画

(原題:Whiplash)


----この映画って
アカデミー賞作品賞にノミネートされていたんだよね。
観る前は、それほど乗り気じゃニャいみたいだったけど、
戻ってきたら大興奮してた。
「そうなんだ。
思っていたのとは、
まったく違っていて…。
タイトルが『セッション』で、
あのビジュアルだから、
まあ、ドラム・バトルみたいなものかな?って。
ところが同じバトルはバトルでも、
これはドラムと
バンドの指揮を行なう鬼教師のバトル。
と、ここまで言えば想像つくかもだけど、
一応、簡単なストーリーを…。
世界に通用するジャズドラマーをめざし、
名門音楽学校へと入学たニーマン(マイルズ・テラー)。
だが、そんな彼を待ち受けていたのは、
鬼教師フレッチャー(J・K・シモンズ)の厳しいレッスン。
自分の目指す音楽に一ミリの妥協も許さない彼は、
徹底したスパルタ教育でニーマンを追い詰めていく…」

----へぇ~っ。
オモシロそう。
でもそんなに目新しいストーリーでもないし、
これだけじゃ、
ニャんでこの映画が
そんなに騒がれたのかが分かんニャいよ。
「ひとつは、
アカデミー賞助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズの熱演。
よく役が乗り移ったという褒め言葉があるけれど、
この映画の彼はまさにそう。
実生活でもそうなんじゃないかと思ってしまうほどの<狂い>ぶり。
自分の考えているテンポと少しでもずれたら、
手と首を振ってすぐ止めさせ、
できるまで何度も何度も…」

----でも、それって基本。
あたりまえじゃニャいの?
「う~ん。
そのやり方が汚いというかしつこいというか。
ミスした人に自ら名乗り出させる。
これに素直に手を挙げても、
それは自分じゃないとそ知らぬふりをしても
いずれにしろ、地獄の責苦が待っている。
これが個人指導ならまだいい。
でも、バンド。
他の楽団員は、
ミスが修正できるまで、延々何時間も待たされるんだ」

----ニャんで、そこまでして…。
「フレッチャーの狙い。
それは、まさに歴史に名を残す偉大な音楽家を生み出すこと。
そこで彼は
チャーリー“バード”パーカーの逸話を話す。
まあ、これはここで言わない方がいいだろうな。
ただ、このチャーリー・パーカーの名前が出てきたところで、
観客は、
あっ、これは
トップ・オブ・ザ・トップを目指す特殊な世界の話だと気付く。
確かに日本でも
音楽大学の生徒たちってレッスンに明け暮れて
それこそ恋をしている暇なんてない。
そんな時間があれば練習練習。
並の人間とは自分のいるポジションが違う。
この映画でも、ニーマンが自分からアプローチした女性に
自分勝手な別れを宣言するシ-ンが出てくる」

----ふうむ。
つまり教師と生徒の目指す方向が一致するわけだニャ。
「いやいや。
そうだったら、あたりまえすぎてこれまたオモシロくない。
後半、とある事件が起こる。
実はここからがある意味、映画的。
物語が思いもよらぬ方向へ転がり、
主人公ニーマンは絶体絶命の危機に追い込まれる。
さあ、そこから彼はどう挽回するのか?
『ラスト9分19秒、映画史が塗り替えられる』の惹句は
決して大げさじゃないからお楽しみにね」




フォーンの一言「その9分19秒、フォーンも観たいのニャ」身を乗り出す

※「息を呑むとはこの映画のためにある言葉だ度


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