ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『2012』

2009-10-31 21:53:56 | 新作映画
※かなり辛口です。ごめんなさい。

(原題:2012)

-----昨日の夜は、
『2012』の大試写会が新宿ミラノで開催されたんだよね。
「超」がつく大作ということで、勇んで行ったはずなのに、
なぜか口が重たそうだニャあ…。
確かこれは、マヤ文明が予言したとかいう、
「2012年に世界は終わりを迎える」に基づいたお話でしょ。
予告ひとつとっても、
これまでのディザスター映画の比じゃない映像がいっぱい。
でも、なんで、ここまで地球がめちゃくちゃになっちゃうの?
「それはね、こういうことなんだ。
2009年に惑星の直列により、太陽の活動が活発化。
で、強い放射線によって地球の核が熱せられ、
地殻がどろどろに液状化するんだね」

-----ニャるほど。
だから、その上に立っているビルというか、
都市そのものが海に向かってなだれ落ちていくわけだ。
そういえば、マグマが噴きあげて
溶岩がボンボン落ちてくる映像もあったよね。
「うん。これまで描かれた
“地球の終わり”のイメージというか、
ディザスター&パニック映画のすべてをぶち込んでいる。
地震、地面に生じる亀裂、破壊された街、洪水、火山の噴火…。
ありとあらゆる自然災害はここに…」

-----それはオモシロそうだ。
その中を主人公が逃げ惑うわけだよね。
「うん。
これは『未知との遭遇』以来のパターン。
偶然にも、地球のトップしか知りえない重大な秘密を知った主人公が、
自分もその場に立ち会おうとする…。
しかもそれは『宇宙戦争』と同じで、
別れて住んでいる子供と一緒にいられる日に起こる…。
なんて言うと、いわゆる名作チックだけど、
実は、ちょっと気分がダウン」

-----???
「う~ん。ぼくはあまりツッコミというのは好きじゃないけど、
この映画は脚本の粗があまりにも多すぎて、
ちょっと“困ったちゃん”になってしまう。
でも、どこがどう納得できないのかを言おうとしたら、
それは、ストーリーを全部語らなくてはいけなくなってしまうしなあ」

-----じゃあ、ストーリーに関係ないところを教えてよ。
「そうするかな。
ちょっと例を出せば、たとえばこういうこと。
M9クラスの地震による大津波がそこまできている中で、
主要人物のひとりが携帯で状況を説明。
でも、地球の軸が動き、北極と南極まで入れ替わってしまったという
とんでもない中で、携帯って使えるのかな?
あるいは、噴き上げる溶岩のそばを車で逃げる。
車のボディは溶けないのか? ガソリンへの引火はないのか?
人もろとも燃えちゃうのでは?
同様に噴煙の中を飛び抜けるジェット機。
噴き上げる黒煙のガスは有毒だったりしないのか?
と、ツッコミ始めたらキリがなくなっちゃう。
でも、後で思ったけど、
これはある意味、いつまでも話題に事欠かない映画だと思う」

-----どういうこと?
「うん。
『ココが変だよ「2012」』という感じで、
みんなでワイワイ話し合えるんだ。
ほんとうに、これについてはネタが尽きないと思う。
今回は、自然現象の部分を中心に喋ったけど、
これは物語の骨格となる
『地球の終わりを広く世間に知らせるべきか、
そのとき助かるのはだれか?』というテーマに関しても同じ。
そういう意味では、観ておいた方が後々いいかもよ」



           (byえいwithフォーン)

ローランド・エメリッヒに科学を求めてはだめなのニャ」2009.4.7フォーン

※いつも忘れてしまう度

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『釣りバカ日誌20ファイナル』

2009-10-30 10:45:53 | 新作映画
※ネタバレには注意しましたが、映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



----『釣りバカ』って、今回が最後ニャんだって。
平成の最初の年に始まったんだよね。
「そうだね。昭和を代表する『男はつらいよ』に代わって、
すっかり松竹の顔のなっていただけに、少し残念」

----それはマンネリってこと?
「いや、そうじゃないと思うよ。
このシリーズはマンネリどころか、
常にその時代背景を映画の中に取り入れていた。
そういう意味では、社会派の側面もあった。
今回は、やはり主演ふたりの高齢化じゃないかなあ。
最近では、スーさん=鈴木一之助(三國連太郎)が
釣り竿を握らなかったこともあるくらいだし…」

----じゃあ、今回は釣りをしているんだ。
「うん。それどころか、
今回の主人公はハマちゃん(西田敏行)よりスーさん。
物語の発端は、会長の一之助が、近年の業績悪化の責任をとって、
業績回復まで給料を全額返還すると申し出るところから始まる。
そして、その一方では、彼の隠し子疑惑が持ち上がり、
妻・久江(奈良岡朋子)がやきもきするんだ」

----その子供と疑われる役が松坂慶子だね。
「そう、小料理屋の美人女将・葉子。
そしてそのまた子供・裕美(吹石一恵)の問題をめぐってひと騒動。
彼女が獣医として働く北海道へ…という流れだ」

----じゃあ。また恋の問題だね。
ちょっとパターン化してる気も…。
「そこは確かにそうかな。
ただ、そこからの流れがまたオモシロい。
おなじみのミュージカル・シーンが三途の川での幻想。
ここでの西田敏行の脱衣婆姿は見モノだよ。
そういえば、今回、浜ちゃんに過去、女性がいたかどうかも明らかに。
そして迎えるクライマックス!」

----ゴクッ。
「まあ、ここは何も知らずに観た方がいいだろうなあ。
言いたくてそこまで出かかっているけど…。
というのも、その演出アイデアが、
テーマと上手く結び付いているんだ」

----う~ん。聞きたいニャあ 。
「じゃあ。そのテーマとなる部分の方だけ。
一之助の経営信条。
それは、業績悪化に際して、雇用に手を付ける前に、
まずは経営者が責任を取るべき
というもの」

----おおっ。パチパチ。
「思わず、拍手したくなるよね。
いい、エンディングだわ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「今回は、みんなで観に行くのニャ」ぱっちり


谷啓もちらっと姿見せる

<よかったら参考までに>
「釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?」
『釣りバカ日誌16  浜崎は今日もダメだった♪♪』
『釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!』
『釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様』

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『わたし出すわ』(@「シネマのすき間」)

2009-10-27 23:48:10 | 新作映画
-----あらら。もう、今日もあと少し。
更新が間に合うのか、フォーンはハラハラ。
というのも、今日は火曜日。
「シネマのすき間」の日。
翌日回しにするわけにはいかないのニャ。
それなのに、飲んで帰ってくるなって。
ヤバい。そんなこと言っている暇はないよね。
『わたし出すわ』のお話をしなくっちゃ。
これは森田芳光監督作品。
『(ハル)』以来、久しぶりに自分で脚本を書いたことが話題に。
このタイトル、よく意味分かんなかったけど、
お金で大成功した人がそのお金を
昔の友人たちに惜しげもなくあげちゃうって話。
主演は小雪
こんなきれいな人から「お金出すわ」と言われたら、
ふつう、もらえないよね。
なんか、借り作ったみたいで…。
でも、そこが時代の違い。
この不況のせいもあるのかニャあ。
みんな受け取っちゃうんだ。
その奥に監督としては、
この時代における「お金」の意味、
また、その「使い道」を問うているみたいなんだけどね。
詳しくは「シネマのすき間」読んでね。

           (byフォーン)

「お金はややこしいものなのニャ」2009.4.7フォーン


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『Dear Heart 震えて眠れ』

2009-10-25 16:37:02 | 新作映画
----ちょっと前、
イギリス映画には心臓移植を扱った『HEART』というのがあったよね。
これも外国映画かと思ったら日本の、それもホラーなんだね?
「うん。副題が示しているようにサスペンス。
それもエロチックな猟奇もの。
さて、この映画、話が実にシンプル。
美輪子(高島礼子)は夫でありミステリー作家の信二(榎本孝明)を連れて高原にある別荘に訪れた。
信二は心臓移植を受けて間もなく、その療養と執筆を兼ねてやってきたのだが、
彼は以前とはまったく異なる人格へと変貌していく。
そこが妙に生々しくエロチック。
彼の看護をする聡子(亀谷さやか)への迫り方とかね。
いやあ、あれはたまんないなあ」

----ちょ、ちょっと、目つき変だよ。
「ごめんごめん。
さて、話を戻して。
夫の変化の原因を探ろうと、
美輪子は別荘管理人の甥・武(加藤和樹)とともに東京へ。
そこでふたりは、信二の担当医である三田(島田陽子)、
そして連続殺人を追っている河野刑事(西村雅彦 )と接触。
その証言の中から、浮かび上がってきた思いもかけない事実とは?」

----その心臓が連続殺人犯のものだったってことなのかニャ?
「ね。分かりやすいでしょ。
つまり、そのDNAが移植先に転移した…こういうことだね。
ということでミステリー的な興味はすぐ消える。
となると、あとはその描写。
どれだけ、観る者を怖がらせるかというところがポイントとなる。
さあ、ここで問題。
この設定で気づく映画って何だろう?」

----別荘、作家、狂っていく人格…。
分かった。『シャイニング』だ。
「正解。
つまり、ここで要求されるのは、
榎本孝明の狂った演技。
彼がジャック・ニコルソンにどこまで迫れるか?
そして、その恐怖を引き出す監督の演出。
このふたつがポイントだね」

----監督はだれニャの?
井坂聡
ぼくは彼の『[FOCUS]』というのが好きでね。
もしかしてぼくが浅野忠信に注目した最初の作品かも。
ふつうの通りすがりの男かと思ったら、そいつが…。
あの映画は、全編カメラ目線という実験的作品。
一見、ドキュメンタリー風な、ざらついたあの映画に比べて、
こちらはくっきり、血糊もベタ~っ。
ひとりの監督がこんなにも違う作風の映画を撮る。
それが一番の驚きだったね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「森の中の別荘は、やはり怖いのニャ」もう寝る


※ロバート・アルドリッチは『ふるえて眠れ』、『変身』は脳移植だ度

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『ゼロの焦点』

2009-10-23 22:02:15 | 新作映画
----このタイトルって、昔からよく聞くよね。
原作が有名ニャの?
「もちろん。推理小説の大家松本清張の原作だからね。
今年の東京国際映画祭では招待作品となっていて、
主演の広末涼子、中谷美紀のいずれもが
相手をほめたたえていたようだ」

----ふうん。でもキー・ビジュアルには、もうひとり女優がいたような…。
木村多江だね。
この映画、実を言うと、固有名詞がややこしくて…。
今回は、会社名などを省いて物語説明。
結婚式から7日後。
仕事の引き継ぎで以前の勤務地に戻った夫・憲一(西島秀俊)がなぜか戻ってこない。
お見合いゆえに、夫の過去をほとんど知らない新妻・禎子(広末涼子)は、
失踪の理由が皆目つかめず、憲一の足跡をたどるというもの」

----そこで禎子が出会う女性を演じているのが
中谷美紀と木村多江というわけだね。
「そう。
このふたりは、それぞれ憲一の得意先の会社の社長夫人・室田佐知子と、
受付嬢の田沼久子。
だれが見ても、ここに失踪の一因があることはすぐわかる。
そして同時に金沢で多発する殺人事件もね。
まあ、これは原作ものだし、その“謎” はそのくらいでいいとして、
やはり今回の見どころは、舞台となった昭和30年代の時代再現だろうね。
こういう物語は、安直に舞台を現代に置き換えたりして映画化しやすいところだけど、
やはり、清張文学ともなるとそれは厳しい。
特に、この物語の場合は舞台背景が謎解きそのものにも絡んでくるからね。
そう、考えるとCGの発展は、映画表現の領域を格段に広げたといえる。
もっとも、この映画の場合は、
当時の面影を残す街を徹底的にロケハン。
なんと、韓国にまで行っているらしいよ」

----えっ。でもスチールとか見ると、ポップだよね。
それぞれ黄色や赤といった原色の服を着ている。
「そう。それもこの映画のスタイルのひとつ。
途中までは、よくぞここまでというくらい
雪の降る曇天の金沢を時代色たっぷりに出していながら、
クライマックス近くになると、
急にヒッチコック、いやヒッチコックを意識していたころの
ブライアン・デ・パルマ調になってくる。
書割的な世界の中に目くるめく映像が展開。
まるで一本の映画の中にふたつの映画が入っているみたい。
この切り替えを好きになれるかどうかで、
本作への評価も違ってくるかもね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「広末涼子は絶対NGを出さなかったらしいのニャ」ぱっちり

※監督いわく、「広末=素」、「中谷=麗」、「木村=優」らしい度

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『ディセント2』

2009-10-21 22:43:55 | 新作映画
(原題:The Descent Part 2)


----これって、あの洞窟に入ったら
死よりも怖い絶望的な恐怖を味わったという
『ディセント』の続編ってことだよね。
てっきり、あの女性たちはみんな死んだと思っていたけど…。
「うん。普通に考えたら、
あの前作のラストで続編というのはありえない。
でも、まあ、本国イギリスも含めて
前作がセンセーショナルなまでの大ヒットを記録。
製作サイドが続編を作りたくなったとしても、
それはそれで仕方ないだろうね」

----製作サイド?
監督は新しい人のようだけど…。
「前作の監督ニール・マーシャルは今回はプロデュース。
編集のジョン・ハリスが監督に抜擢されている」

----洞窟は前と同じところ?
主演も変わっていないようだけど…。
「そう、同じ。
簡単にストーリーを言えば、
前回の6人グループの中でサラだけが血まみれの姿で生還。
しかし、ショックのせいで、その間の記憶が喪失している。
警察は、残る5人の行方を聞き出そうと、
精神が不安定にもかかわらず、サラを連れて洞窟へ…
と、こういう設定だ」

----えっ。またサラは戻っちゃうの?
なんだか、『エイリアン』『エイリアン2』みたいだ。
「おっ。いいところを突いてきたね。
まさに、あの構図そっくり。
今回のメンバーは、
保安官や救助隊など、寄せ集めながら、プライドの高い連中ばかり。
でも、サラのように洞窟内の探検に精通しているわけじゃない。
ある意味バラバラで最悪。
それだけに、モンスターに襲われたらひとたまりもない」

----でも、モンスターに襲われるという構図は前作と変わりないわけだよね。
結局は、二番煎じってわけでしょ。
「いや、ところがなかなかパワフル。
ただ違うのは、モンスターが出てくるまでの密度。
これは、前作に軍配が上がるね。
サラが娘を亡くしたというトラウマに加えて、
ジュノとサラの夫との不倫…。
女性同士の確執を極限状態の中での行動とうまく繋げていた。
しかし、今回は、モンスターが姿を現すまでが、
なんともじれったい。
ぼくらは前作とは違って、
すでに“そこ”に“奴らがいる”ことを知っているわけだから…。
ただ、今回はメンバーに男性がいること。
しかもそれぞれに変なプロ意識があることが
余計に全員を危機に陥れる---
この設定は、まあよかったかな」

----ニャるほどね。
「それと、これを言っちゃうと、
いきなり映画の総括になってしまうけど、
このシリーズは
最初に、脚本サイドが
最悪の絶望的状況を考えるところから始まっているという気がする。
とりわけ、ラストの方で畳みかけるように出てくる究極の選択
これを見ると、そうとしか思えなくなってくる。
そうそう、あのジュノも出てくるから、お楽しみにね」

----えっ、ジュノも生きていたの?
「しっ!
て、言っちゃったのはぼくの方か…」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「これまた、ラストが絶望的らしいのニャ」もう寝る


※でも、あれはルール違反だ度

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『沈まぬ太陽』(@シネマのすき間」)

2009-10-20 10:15:15 | 新作映画
-----さあ、今日はいよいよ話題の『沈まぬ太陽』だよ。
この映画、久々の邦画超大作。
何といってもインターミッション付きだからね。
それって何のこと?と思った人は、
「シネマのすき間」を訪ねてね。
そこに詳しく書いてあるから。
ね。驚いた?
まずロゴからして違うでしょ。
そう、縦書き!
そう言えば一か月前(早いなあ)、同窓会で東京を離れていたでしょ。
そのときのことも少し話していたけど、
変な話だったよね。
まさか、トイレの話になるとは…。
でも、これがインターミッションと大きな関係を持っているんだ。
それはさておき、これ、大ヒットしそうな予感があるなあ。
この前、えいが大学時代の友人と飲んだ時、
映画館には一年に一回くらいしか行かないというその友だちの財布の中に、
この『沈まぬ太陽』の前売り券が入っていたんだって。
東宝の試写室はいつも超満員(あそこは2つあるのに、そのどちらも)。
それで終電がなくなること覚悟の夜9時からの試写、
休日の試写などという異例づくめ。
初日の数字が楽しみなのニャ。

           (byフォーン)

「人間はつらいのニャ」2009.4.7フォーン


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『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

2009-10-17 15:30:54 | 新作映画
(原題:The Young Victoria)


----「世紀の恋」とは大きく出たニャあ。
「まあね。
でも、恋をするのが英国女王。
しかも、そのお相手がベルギー王の甥とくれば、
その形容詞も、あながち大げさなものとも言えなくなってくる」

----えっ。イギリスの女王がベルギーの人と…?
それって、日本では想像できかねるね。
「うん。
この映画、最初にその背景がナレーションで
さくっと語られる。
歴史に詳しい人、
いや、西欧文化圏ではよく知られた話なんだろうけど、
ここを押さえておかなければ、
この映画についていけなくなるかも…。
ということで、その重要ポイントを。
1837年、時のウィリアム王(ジム・ブロードベント)は病に倒れてしまう。
王位継承者はヴィクトリア(エミリー・ブラント)。
この次期女王の夫の地位を利用しようと、
ヨーロッパ中が狙いを付ける。
ヴィクトリアの叔父、ベルギー王もその一人。
イギリスを思いどおりにしようと目論む彼は、
甥であるアルバート(ルパート・フレンド)を彼女の元に送り込む。
ところが周囲の思惑をよそにアルバートは本気でヴィクトリアに恋をしてしまう」

----ふうむ。史実とは言え、かなりオモシロい。
「そうなんだよね。
教科書よりもこういう形で映画として見せてくれた方が、
歴史に深く興味を持てるのは確か。
この後の展開も、
ヴィクトリアと母親(ミランダ・リチャードソン)との確執、
政治家たちの駆け引きなど、見どころいっぱい」

----えっ。実の母親とも何か問題が起こるの?
「母親のケント公爵は、
夫亡き後、深い関係にある個人秘書ジョン・コンロイの言うまま。
なんと娘に摂政政治の承認をさせようとしていたんだ。
ところが、ヴィクトリアは断固としてサインを拒否。
母親は、ウィリアム王からも疎んじられてしまう。
で、そこに現首相であるメルバーン卿(ポール・ベタニー)が取り入る」

----ありゃりゃ、それはヤバいニャあ。
政治と王室が結び付いちゃう。
「そうなんだ。
メルバーン卿にヴィクトリアが頼りきって、
周囲をその一派で固めたことから大きな問題に。
次期首相ピールによる女官交代の進言にも耳を貸さず、
マスコミは『憲法の危機』『女王が首相を無視』と書きたて、
民衆は王室を攻撃する。
この危機に、さっそうと現れて彼女を救うのがアルバート」

----うわあ。ウソみたいによくできた話だニャあ。
「さて、こういう風に物語だけを書いちゃうと、
映画じゃなくなっちゃうから、
見どころも書かなくてはね。
この史実をいかに現代に引き寄せて見せるか?
監督のジャン=マルク・ヴァレは、
そのあたり、なかなか心得ている。
その一つが、ヴィクトリアに近寄る男たちの関係を
権力奪還闘争として描ききっていること。
しかも彼らはそれを“ゲーム”に例えている。
おそらく、これは当時の言葉ではなく映画化にあたって、
脚本家ジュリアン・フェロウズが使った言葉じゃないかと思う。
一方、ヴィクトリアと夫の関係もオモシロい。
最初は、アルバートを友人としてしか見ていなかった彼女が、
彼を恋の相手として認識。
ついには女王からプロポーズ。
ところが後ろ盾ができた瞬間、
メルバーンに対して強く出るようになったアルバートが、
政治面でも改革を推し進めようとしたため、
今度は女王が憤慨。
あくまでも“自分が女王であって、あなたは夫”というわけだね。
この夫婦間の諍いが、あることをきっかけに溶解。
実は、ここからがナレーションでバタバタと駆け足。
あららって感じなんだけど…」

----でもこれは『The Young Victoria』、
女王の若い時代を描いたものだから仕方がないのかもね。
「おっ。分かってるね。
まあ、2度のアカデミー賞に輝く
衣装デザイナー、サンディ・パウエルの作り出した華麗なる衣装、
イングランド・オールロケなど、
目を楽しませてくれるシーンも多い。
なかでもウィリアム王の誕生を祝う食事会の絢爛豪華さは
映画ならではのぜいたくな気分に浸らせてくれる。
そしてなによりも観た後でしみじみと思うのは
この夫婦が理想のカップル像だということ。
多くの子供にも恵まれたものの、アルバートは夭逝。
その後、ヴィクトリアは亡くなるまで喪服で通したのだとか。
そういうことを知って、この映画を観ると、
もっと深く楽しめると思うよ」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンも、こんなところに住みたいものニャ」ぱっちり

※ちょっとダイジェストすぎるのが残念だ度

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『倫敦から来た男』

2009-10-15 23:19:21 | 新作映画
(原題:A londoni terfi)


-----この映画ってモノクロ。
しかも138分もあるんだって。
観るの、きつくなかった?
「いや、思ったほどでもなかったね。
観る前に、静かな映画と聞かされていたし、
監督が監督。
正直、大丈夫かなという一抹の不安はあったけどね」

----監督が監督って?
「ハンガリーの鬼才タル・ベーラ
7時間半にも及ぶ大作『サタンタンゴ』
傑作『ヴェルクマイスター・ハーモニー』で観客を熱狂させ、
ブラッド・ピット、ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュら世界の映画人が心酔…。
なあんて、これは宣材に書いてあったからであって、
正直、ぼくは知らなかったんだけどね。
だって、『サタンタンゴ』は日本では3回しか上映されず、
一般劇場公開は『ヴェルクマイスター・ハーモニー』のみ」

----あらら。それいいわけだニャ。
ところで、この映画は?
「原作は文豪『メグレ警視』シリーズで知られるジョルジュ・シムノン
物語自体はシンプル。
港のそばで深夜勤務中、鉄道員マロワンは、
偶然にも“倫敦から来た男”ブラウンが犯した殺人の現場を目撃してしまう。
そして、彼は殺された男が持っていた大金の入ったトランクを海中から拾い出す。
突然の大金を手にしたマロワン。
果たして彼の人生はどう動くのか?」

----ニャんだか。それに似た話、
どこかで聞いたことある。
あっ、分かった 『ノーカントリー』だ。
もしかして、そのマロワンはブラウンに狙われる?
「やはり、あの映画を思い出したか…。
でも、これは、表だって
両者の追いつ追われつをサスペンスフルに描いた『ノーカントリー』と違って、
マロワンの内面にスポットを当てている。
「豊かになりたい」―――だれもが思っているこのチャンスを
ふとしたことから手に入れた男の変化。
娘が自分の意にそぐわない仕事をさせられていることを知り、
それをやめさせ、高級な毛皮を買う。
その一方で、自分が追われているのではないかという不安から、
妻に思わず当たり散らしてしまう。
マロワンは、ほんとうに、どこにでもいそうな普通の人。
だからこそ、その心境の変化が<特別>なものとはならず、、
実に分かりやすい。
そして、この映画の最大の特徴は、
そのごく<普通の変化>を、
まさに<芸術>と呼ぶしかない映像で表現しているところ」

----おおっ。<芸術>という言葉を使うとは…?
「いやあ。そう言い切ってもいいだろうね。
光と影のことをここまで熟知している監督も、そうはいない。
動く絵画という言葉さえも失礼にあたるほど、
純粋映像として物語が語られていく。
たとえば、冒頭の殺人シーン。
これはマロワンからの視線。
船上で男たちが話し合い、トランクを外に放り投げ、
男が下船し、駅の列車が出発。
そして男は埠頭に回り、相棒とけんかして彼を海へ突き落す。
これがなんとワンショット。
そしてその後、マロワンはトランクを拾ってくる。
ここまでで30分。
もう、息をのむしかないね。
あるいは、カフェで
ブラウンを追ってきた刑事が彼を言葉で追いつめる。
その様子を見つめていたカメラがなめらかに移動すると、
そこではマロワンたちが耳をそばだて彼らの話を聞いている。
この、一人ひとりにドラマがあるという事実をワンカメで見せる力量など、
語り出したらきりがない。
それでいて、後半に起こるもうひとつの殺人や、
海からトランクを引き上げるところなど、
いかにもサスペンスが盛り上がりそうなシーンは一切写さない。
そうそう。あと、一つひとつのシーンに、
糊代とでもいうべき余韻を持たせているのも心に残ったな」

----ニャるほど。確かに個性的だ。
「そしてさらに驚くのは、
これら、監督のイメージした映像を作り出すため、
彼は徹底したロケ地を探し出し、
そこに撮影できるセットを建てているということ。
さっきの冒頭のシーンだって、
大きな船、制御室、そして列車の線路は、全部セット…。
しかし、こういう監督には神も味方するんだろうな。
マロワンの妻を演じたティルダ・スウィントンも言っていたけど、
まるで、打ち寄せる波のタイミングまで計算しているかのよう。
実は、ぼくもこれは観ながら、そう思ったくらいにもう完璧。
一部セットとの話も聞いていたから、
もしかしたら風で波を押し寄せたのでは…と思ったほど。
実際には“計算”はありえないけど、
そう思わせる何かがこの映画にはあるよ」




フォーンの一言「ちょっと、熱く語りすぎているニャ。」
小首ニャ

※「私は独裁的だ」と、監督は言っている度

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『ファイティング・シェフ~美食オリンピックへの道』(@「シネマのすき間」)

2009-10-13 22:01:13 | 新作映画
-----知ってる?
今日、ミシュラン『京都・大阪版」が発表。
三つ星は七店舗だって。
これで、またその店はたくさんの人が来るのかな?
でも、味に優劣付けるって、
その意味、よくわからニャい。
人によって好みは違うのでは?
えっ、なぜこんな話しているかって?
それは今日の
「シネマのすき間」へ。
でのお話と関係があるから。、
さて、その映画とは
『ファイティング・シェフ~美食オリンピックへの道』
タイトルに
オリンピックなんて付いていることからでも想像ついちゃうよね。
そう、これは味の国際コンクール。
それもフランス料理のね。
正式には“ボキューズ・ドール国際料理コンクール”
でも、どれも同じに見えちゃうんだニャあ。
えっ、料理って食べてみないとわからないだろうって?
それは確かにそうなんだけどね…。

           (byフォーン)

「どれもこれも一口で食べられるものばかりなのニャ」2009.4.7フォーン


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『よなよなペンギン』

2009-10-11 22:51:46 | 新作映画
----これって、日本のアニメ?
「うん。絵柄だけでは、ちょっと想像がつきにくいよね。
実は、あのりんたろうが監督した作品。
しかも、日仏合作。
制作費はなんと15億円というビッグ・プロジェクトなんだ」

----りんたろうというと、『幻魔大戦』のイメージが強い。
確か『銀河鉄道999』『メトロポリス』もだよね。
これにも原作があるの?
「いや。今回はオリジナル。
しかも、これが実によくできたお話。
最近の異世界ファンタジーは、
おおよそ、そのアウトラインばかりか、
ディテールまで想像がついちゃうけど、
これは読めなかったなあ。
しかも、こちらの世界とあちらの世界が上手く結び付いている」

----ふうん。
どんなお話ニャの?
「一言で語るのはちょっと難しい。
主人公は、亡き父親からもらったペンギンコートを着て、
夜な夜な街を歩いている少女ココ(森迫永依)。
彼女の夢は、いつか空を飛ぶこと。
この設定がいい。
実は、これがクライマックスでの戦いでちゃんと生きてくるんだ。
そんなある夜、空から金色の羽根が舞い降りてくる。
と、ここもいい。
実は、この羽根が後半で大きな意味を持ってくる。
というように、一つひとつのエピソードに無駄がない。
さて、彼女はその晩、ふと見つけたペンギンのカプセルを家に持って帰る。
と、その中に入っていた人形が動きだし、
案内されるまま“ペンギンストア開店セール”なるものへ。
そこで、彼女はチャリー(田中麗奈)というゴブリンの男の子に誘われ、映写室で映画を見始める。
と、次の瞬間、ソファが天高く飛び、チャリーの住むゴブリン村へ。
そこで熱烈な歓迎を受けるココ。
実は、ココはゴブリン村の支配を企む闇の帝王ブッカー・ブー(田中裕二[爆笑問題])から村を救うと伝えられる
伝説の勇者“飛べない鳥”としてここに連れてこられたのだった。
驚くココの背後に、ブッカー・ブーのNo.1家来を名乗る
おデブ名男の子ザミー(太田光[爆笑問題])が
手下のでビルを引き連れて現れる…。
ふう~っ。ストーリーはこのあたりでいいかな」

----ニャかニャか、凝っているニャ。
「でしょ。ここに大地の精霊パラケケ(藤村俊二)まで登場。
なぜか、彼は本の中で眠っているというか暮らしていて、
その秘書は『モスラ』に出てくるような
双子のフェアリー(田中れいな/りんりん[モーニング娘])。
と、とにかく全編に渡ってイマジネーションの爆発。
でも、なによりも驚いたのが、その色遣い。
冒頭から紫色を軸に展開。
まるで、昔のディズニー・アニメを観ているかのよう。
そう、『ピノキオ』『眠れる森の美女』のような
湿り気のある深い色合い」

----それは観てみたいニャあ。
まるで絵本みたいな感じだ。
「まさしく。
この作品のコンセプト、
それは“絵本から出てきたような”。
でも、実はこれってかなり難しいらしい」

----どういうこと?
「絵本はひとつの絵で多くの情報を見せるという特徴があり、
それを活かそうとすれば、必然的にカット数が少なく、
ひとつのシーンが長くなっていく。
実は、これはCG映画が得意とする店方ではないということらしい」

----つまりピクサーとは全く違う世界ということだニャ。
「うん。しかも、
彼らは日本独自のリミテッドアニメーションにこだわったらしい。
ディズニーなどは、1秒間に30フレーム全て動かすフルアニメーション。
でも、リミテッドアニメーションは6フレームしか動きを入れない」

----えっ。だったらフルアニメーションのほうがよさそうな気がするけど…。
「(汗)実は、これはぼくもよく意味がわからない。
ノラネコさんに教えを請いたいくらい。
でも、いずれにしても
これは近年のアニメでは出色の冒険ファンタジーだと思うよ」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「夜の街の色がいいニャ」いいねぇ

街に貼られているポスターにも注目。こういうところに行ってみたくなる度

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『ホワイトアウト』

2009-10-10 17:42:11 | 新作映画
(原題:WHITEOUT)


----あれっ?
これって、日本映画にもなかったっけ?
確か、織田裕二主演で…。
「確かに紛らわしいよね。
でも、こっちも原題がそうなっているんだから仕方がない。
映画の舞台は南極。
そこで、ありえないはずの事件が起こる。
そう、人が行けるはずもないところに
奇妙な死体が見つかるんだ。
手足がねじ曲がり、身体中の骨が縫い合わされた脚の傷。
そしておそらく死因と思われる、胸をひと突きされた跡がある
死体の身元は、やがてアメリカの隕石調査チームの地質学者ワイスと判明。
この謎を解くのが
米国連邦保安官キャリー・ステッコ(ケイト・ベッキンセール)。
ざっと、こういう話だね」

----はい。質問。
ニャんでそんなところに、
女性の連邦保安官がいたの?
「おっ、いい質問だね。
彼女は、かつてマイアミで仲間に裏切られ、その男を射殺したという過去を持つ。
裏切られたそのことより、それを見破れなかった悔しさ。
まあ、そのことは
フラッシュバックで次第に分かるという構成になっているんだけどね」

----ニャるほど。
だからこそ、彼女は殺人事件なんて起ころうはずもない場所、
マイアミとは正反対の極寒のこの地に来た。
ところがそこで、この事件に遭遇した…というわけか。
ふうむ。この映画は、ひとりの女性の再生の物語だね。
まるで『クリフハンガー』だ。
「そういえば、あれも雪と氷だったね。
さて、事件が起こったのは白夜が6カ月続く冬が訪れる直前。
ステッコは輸送機に乗って南極を出たら、
この仕事を辞めるつもりでいた。
しかし、事件は事件。
調査に向かった彼女の前に、またもや新たな死体が出現。
しかも、ステッコ自身も謎の男に襲われてしまう。
映画は、冒頭で、
冷戦時代のソ連の輸送機内で起こった反乱による機の墜落を見せ、
今回の事件との関わりをミステリアスに綴っていく」

----ということはミステリーの要素が強いんだ?
「うん。もうひとつの謎として、
またもや彼女を裏切る人物が出てくる。
さあ、果たしてステッコは今度こそ、
それが誰かを見破ることができるか?
ここがひとつのポイントだね。
そして、やはり極寒の地でのアクション。
氷点下50℃・時速160kmで吹き荒れる嵐=ホワイトアウト。
ここでは手袋をなくせば、手をなくし、
防寒具なしで外に出れば、数分で死に至る。
ステッコの手袋が脱げて、手が命綱にくっつき皮が肉もろとも剥げる。
ここは目を開けていられなかったね」

----それは痛そうだ…。
あれっ、その命綱って?
「強風が吹き荒れるから、
吹き飛ばされないよう、
建物と建物の間には命綱が張り巡らされていて、
そこにフックを引っかけながら進むんだ。
ここで繰り広げられる死闘はなかなか迫力。
猛吹雪で相手の姿はよく見えない。
そんな中、フックを次々と命綱にかけかえながら、
相手の襲撃から逃れる。
しかも下は氷で滑って足元はおぼつかない。
まあ、これは初めて見るビジュアルだったね」

----ニャるほどね。で、ミステリーのほうは?。
「裏切り者ね。
観ているうちに、大体ふたりの男に絞られてくる。
しかしこれは、まあ観てのお楽しみってことで…」

----う~ん。誰だろう?
ていうか、今日のお話。
登場人物はヒロイン以外、出てきてないじゃニャい(笑)。

         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「それにしてもケイト・ベッキンセール、きれいだニャ」いいねぇ

オーロラもきれいだ度
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『パイレーツ・ロック』

2009-10-08 12:17:03 | 新作映画
(原題:The Boat that Rocked)



----パイレーツ・ロック?
海賊の時代とロックって、どう結び付くの?
「いや、これは海賊は海賊でも海賊放送という意味。
先に言っちゃうけど、この映画は今月のぼくの一押し。
というよりも、今年の洋画ベスト5には必ず入ってくる作品だね」

----あらら。じゃあ、また泣ける映画ってヤツ。
「(汗)いやいや、そうじゃないんだ。
これは文句なしに楽しい映画。
大げさに言えば、唯一無二。もちろんぼくにとってだけどね。
舞台は1966年のロンドン。
その頃のイギリスではロックは日陰の身。
民法のラジオ局はまだ存在していなく、
公営のBBCラジオで一日に流されるポピュラー・ミュージックは
わずか45分に制限されていた。
そんな中、海の上から24時間ロックを流し続けるゴキゲンな局があったってわけ」

----へぇ~っ。それってほんとのことニャの?
「うん。ここまではね。
さて、この実話を基に、
それこそゴキゲンな映画を撮りあげたのは
あの傑作『ラブ・アクチュアリー』を手掛けたリチャード・カーティス
おそらく彼自身が、そうとうに楽しみながら作ったとしか思えないほどに、
映画全編にわたって、あの時代、
スウィンギング・ロンドンへの愛が満ち溢れている。
フォーンは、スウィンギング・ロンドンと聞いて思い出す映画は何がある?」

----リチャード・レスター監督の『ナック』かニャあ。
それとか、同じレスター監督のがビートルズ映画とか…。
「おっ。いいところを突いてきたね。
ところが同じ、リチャードでもこちらのリチャード、
リチャード・カーティスは、
ブリティッシュ・ロックを中心に50曲以上ものヒット曲を散りばめつつも、
ビートルズは一曲も使用していない。
おそらく権利の問題という大人の事情があったんだろうけども、
これは英連邦王国ニュージーランド生まれ、
オックスフォードで学生生活を送ったカーティスのささやかな意地。
アメリカからイギリスにわたって
スウィンギング・ロンドンの映画を活写したレスターへの対抗意識。
こう取ると、よりオモシロい」

----それはまた大胆な推理だニャあ。
でも、音楽を散りばめて時代を再現しただけじゃ
映画にはならないのでは?
「もちろん。
でも、物語のほうもよく練られている。
高校を退学になった18歳の若者カール(トム・スターリッツ)が、
構成を望む母親の差し金でこの船に送り込まれたところから映画はスタート。
ところがそこは型破りなDJが8人。
時代はラブ&ピースにフリーセックス。
ファンの女の子たちも次々と乗り込んでくるわで、
カールは一挙に大人の世界を覗き見てしまうってわけ」

----それじゃあ、ちっとも更生にはならないよ(笑)。
「そこにも、時代ならではの理由が…。
カールの母親もぶっ飛んでいて、実はそのDJのひとりが、
カールの父親だったことが分かってくるという仕組み。
さあ、それはだれかという推理。
そして、DJたちの私闘」

----DJたち、仲が悪いの?
外は海でしょ。
船の上じゃあ、問題が大きくなりそう。
「まあ、女をめぐってのいざこざもあれば、
それぞれ自分がNo.1だという意地の張り合いもある。
それが頂点に達するのが
ロックと自由を愛するアメリカ人DJザ・カウント(フィリップ・シーモア・ホフマン)
アメリカ帰りの伝説のDJギャビン(リス・エヴァンス)による船上の果たし合い。
マストをどちらが高く登れるか、上へ上へ。
ここで流れるのがエンニオ・モリコーネ『夕陽のガンマン』)
もう、最高だね。
このシーンのフィリップ・シーモア・ホフマンの楽しそうなことと言ったら、
他ではちょっと見られない表情。
そして、このラジオ局のオーナー、クエンティンを演じるのがビル・ナイ
彼は、『ラブ・アクチュアリー』はもとより、
その名も『スティル・クレイジー』で、
やはり元ロッカーを演じている。
あとは、皮肉屋だけど面倒見のいいDJデイヴにニック・フロスト

----ケネス・ブラナーも出ているよね(笑)。
彼はスーツを着ているみたいだけど…。
「彼が演じているのは政府の大臣ドルマンディ。
後半は、この政府と海賊DJたちの対決が物語の軸となっていくんだ。
クライマックスは『タイタニック』…。
あっ、ちょっと言い過ぎたかな」

----もう。調子に乗りすぎ。
気持ちはわかるけど。(笑)



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「船に乗ってロック三昧。フォーンもやりたいニャ」身を乗り出す

くどいけど、これはお勧めだ度

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『あがた森魚ややデラックス』(@「シネマのすき間」)

2009-10-06 11:05:29 | 新作映画
-----早いね。もう一週間。
先週は、旅行疲れからか、ほとんどお話なかったし。
でも今日は火曜日。
さあ、なんの映画かニャ?
フォーンはわくわくしながら
「シネマのすき間」へ。
と、ところがいきなり、
とんでもない黒縁めがねの顔のオジサンが登場。
ゲゲゲっ。
でも、えいが言うには、
この人は「永遠の少年」で、
大正ロマン風の歌や、ノスタルジックな歌、
それに稲垣足穂の世界とかを歌にしちゃうんだって。
ニャんて言われても、その稲垣何とかって人、よく知らないんだけどね。
でも、えいは、けっこうノリノリで喋っていたよ。
この映画、ヒットしてほしいと心から思っているらしい。
あっ、肝心のタイトル言うの忘れていた。
『あがた森魚ややデラックス』
「やや」って、ニャんだろう?
そうそう、この人
「あがたもりお」って読むんだよ。
まずは、それを言っておかなくちゃだった。

           (byフォーン)

「ほんと、この人の歌はいいのニャ」2009.4.7フォーン

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『僕らのワンダフルデイズ』

2009-10-03 17:56:33 | 新作映画
----あれっ。また、青春映画?
「いやあ、実はぼくもそういう映画かと勘違いしていたんだけど、
実はこれは、“あのすばらしい日々をもう一度”というヤツだね」

----あ~あ。一年半ほど前に公開された
『結婚しようよ』のパターンだね。
「確かに、ちょっと似たところあるかな。
こちらも音楽絡みだし。
しかもバンド再結成が映画の軸になっている」

----でも、バンドを再結成してなにをやるの?
昔みたいに演奏するだけじゃあ、趣味の範囲を出ないと思うけど…。
「まあ、そう言わないでよ。
竹中直人扮する藤岡徹53歳は、
入院中に、自分がガンだと聞いてしまう。
ところが、これは彼の勘違い。
すっかり落ち込んで、生きる気力を無くしてしまった彼だったが、
かつて高校生バンド、シーラカンズを組んだ仲間、栗田(段田安則)、
渡辺(斉藤暁)、山本(宅麻伸)らを誘って、バンドを再結成し、
中年バンドのコンテストに出るべく猛練習を始めるというもの。
そう、彼は自分の演奏=音を家族に残そうと思ったわけだ。
もっとも、ガンが彼の勘違いということは明示でなく暗示だけどね」

----えっ、だったらここで明かしちゃってよかったの?
「いいと思うよ。
だって、だれが見てもすぐ気づくものね。
まあ、竹中直人がキャスティングされている段階で、
これは作り手側とか観る側の間に交わされたお約束のようなもの。
この映画の特異性は、この明示していないにも限らず、
観客は、これは主人公の勘違いだと認識しつつ映画を観ていくところ。
そのため、妻・章子(浅田美代子)や長女・和歌子(貫地谷しおり)の
ちょっとした言動に、びくびくする主人公の姿が
笑いながら楽しめるってわけ」

----ニャるほどね。しかしユニークな顔ぶれだニャあ。
「うん。ほかにも山本の妻役で紺野美沙子
さらには塚本高史、田口浩正、賀来千香子、宇崎竜童らも出演。
そしてなんと22年ぶりの映画出演となる稲垣潤一
彼は、アメリカに行っていて参加できない仲間の代わりとしてドラムを担当。
謎の資産家という設定で
『お金は人間と一緒、明るくて楽しい方へ集まる。
辛い時ほど笑っていないと幸せが逃げていく』など、飄々として語る。
この言葉で想像つくように、
集まってきたメンバーの中には、
広告代理店の営業部長として第一線で働いている山本のような者もいるけれど、
町の不動産屋を営みながら資金繰りに苦労している渡辺、
あるいは、ボケが始まった老いた母親の介護に苦労している栗田のような者もいる。
“昔を懐かしんですぐ参加”とはいかないところが現代的と言えば現代的かな」

----ニャるほどね。
ところで稲垣潤一が出ているということは
シーラカンズとやらが演奏する劇中曲も彼が作っているの?
「いや、なんと音楽アドバイザーとして奥田民生が参加。
竹中が加山雄三の大ファンと知り、それっぽい曲を提供。
こちらも楽しみだよ」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「これは竹中直人、楽しかっただろうニャ」うららかフォーン


そりゃもう、ノリノリだ度

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