----これってロシア映画だよね。
モスクワ劇場占拠事件が基になっているってホント?
「うん。でもそれだけじゃない。
主人公のスモーリン少佐という人は
チェチェンの捕虜となった実在の将校がモデルらしい。
彼は拷問の過程で向精神薬を投与され、
爆破事件に関与していた諜報機関の人間だと白状。
その後、脱出して自分と仲間の汚名をそそぐ」
----へぇ~っ。それは国民的人気があるのも分かるね。
で、その彼とこの劇場占拠はどう繋がるの?
「そこなんだよね。
この映画の特徴は、
ロシアで起こった、あるいはいま起こりつつある事件を
これでもかとばかりにたくさん盛り込み、
強引に一つの話を作りあげたところにある。
それをすべて話すと、それだけで終わっちゃうから止めるけど、
こんなに次々と話が転がり、新たな展開を見せる映画は珍しい。
最初は政治陰謀の映画かと思ったら
村上龍『半島を出よ』になり、
さらに『エグゼクティブ・デシジョン』と『スピード』になる」
----えっ、わけ分かんないよ?
「じゃあ、少しだけ噛み砕いて…。
スモーリン少佐から偽の自白を引き出したテープ。
その裏で糸を引いているのは
イギリスに亡命しているロシア人ポクロフスキー。
彼はチェチェンに劇場を占拠させ、
その交渉相手として自分を指名するよう自作自演。
つまり政府の要請により堂々と国に戻ろうと言うわけだ。
そしてその後、例の自白テープが出ることで、
いまの政府の権威を失墜させようとする」
----ふ~む。これだけでもオモシロそうだ。
「ところが劇場の観客の中には
スモーリンの娘もいた」
----まるでブルース・ウィリス映画だね
「ま、これもスモーリンをおびき出すための策なんだけどね。
さて、このチェチェンはアラブのゲリラと手を組んでいた。
ところがアラブは爆弾を仕掛けるや
女性ジャーナリストをインタビュアーとして同行させ、
劇場から姿を消してしまう」
----えっ、なぜなの?
「ここからが驚きのハリウッド的展開だから
あまり詳しくは言えない。
ほんとうは言いたくてしょうがないんだけどね。
でも見どころをいくつかあげるから、
そこからヒントを掴んで。
(1)劇場はどのような仕掛けで爆破されるのか?
(2)レーニン通りを完全封鎖した装甲車チェイスとは?
(3)『ダーティーボム』ってなんのこと?
(4)『エグゼクティブ・デシジョン』と言うからには飛行機?
(5)『スピード』での爆発のきっかけって?
いま、こうやって書いているだけでも
この映画ってハリウッドの影響大だ」
----あれっ、スモーリンの身の潔白証明は?
国に戻ってこようとしていたポクロフスキーは?
「どこかへいっちゃう(笑)。
と言うのは冗談で最後にはすべて巧く落ちつくけど、
これがけっこう強引。
映画を観るとき、
その大きな流れを楽しむのが好きで
細かい部分に目がつぶれる人だったら、
この映画は世界情勢に基づいたアクションと言うことで
けっこうノレると思うよ。
ただ人質のシーンはまだ記憶に生々しい。
ここは賛否両論あるかも」
(byえいwithフォーン)
※手に汗だ度
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モスクワ劇場占拠事件が基になっているってホント?
「うん。でもそれだけじゃない。
主人公のスモーリン少佐という人は
チェチェンの捕虜となった実在の将校がモデルらしい。
彼は拷問の過程で向精神薬を投与され、
爆破事件に関与していた諜報機関の人間だと白状。
その後、脱出して自分と仲間の汚名をそそぐ」
----へぇ~っ。それは国民的人気があるのも分かるね。
で、その彼とこの劇場占拠はどう繋がるの?
「そこなんだよね。
この映画の特徴は、
ロシアで起こった、あるいはいま起こりつつある事件を
これでもかとばかりにたくさん盛り込み、
強引に一つの話を作りあげたところにある。
それをすべて話すと、それだけで終わっちゃうから止めるけど、
こんなに次々と話が転がり、新たな展開を見せる映画は珍しい。
最初は政治陰謀の映画かと思ったら
村上龍『半島を出よ』になり、
さらに『エグゼクティブ・デシジョン』と『スピード』になる」
----えっ、わけ分かんないよ?
「じゃあ、少しだけ噛み砕いて…。
スモーリン少佐から偽の自白を引き出したテープ。
その裏で糸を引いているのは
イギリスに亡命しているロシア人ポクロフスキー。
彼はチェチェンに劇場を占拠させ、
その交渉相手として自分を指名するよう自作自演。
つまり政府の要請により堂々と国に戻ろうと言うわけだ。
そしてその後、例の自白テープが出ることで、
いまの政府の権威を失墜させようとする」
----ふ~む。これだけでもオモシロそうだ。
「ところが劇場の観客の中には
スモーリンの娘もいた」
----まるでブルース・ウィリス映画だね
「ま、これもスモーリンをおびき出すための策なんだけどね。
さて、このチェチェンはアラブのゲリラと手を組んでいた。
ところがアラブは爆弾を仕掛けるや
女性ジャーナリストをインタビュアーとして同行させ、
劇場から姿を消してしまう」
----えっ、なぜなの?
「ここからが驚きのハリウッド的展開だから
あまり詳しくは言えない。
ほんとうは言いたくてしょうがないんだけどね。
でも見どころをいくつかあげるから、
そこからヒントを掴んで。
(1)劇場はどのような仕掛けで爆破されるのか?
(2)レーニン通りを完全封鎖した装甲車チェイスとは?
(3)『ダーティーボム』ってなんのこと?
(4)『エグゼクティブ・デシジョン』と言うからには飛行機?
(5)『スピード』での爆発のきっかけって?
いま、こうやって書いているだけでも
この映画ってハリウッドの影響大だ」
----あれっ、スモーリンの身の潔白証明は?
国に戻ってこようとしていたポクロフスキーは?
「どこかへいっちゃう(笑)。
と言うのは冗談で最後にはすべて巧く落ちつくけど、
これがけっこう強引。
映画を観るとき、
その大きな流れを楽しむのが好きで
細かい部分に目がつぶれる人だったら、
この映画は世界情勢に基づいたアクションと言うことで
けっこうノレると思うよ。
ただ人質のシーンはまだ記憶に生々しい。
ここは賛否両論あるかも」
(byえいwithフォーン)
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