ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『恋のロンドン狂騒曲』

2012-10-28 18:32:43 | 新作映画



(原題:You Will Meet a Tall Dark Stranger)

----ウディ・アレンってほんと多作。
つい最近も公開されたばかりのような気がするけど…。
『ミッドナイト・イン・パリ』だね。
ただ、本作『恋のロンドン狂騒曲』はそのひとつ前の作品。
彼の作品では、多くの場合、
女がいなくては人生の意味がないと思っている男が主人公。
それは年齢などとは関係ない。
むしろ“老いてなお盛ん”。
たとえば近年では『人生万歳!』がそうだった」

----ニャるほど。
今回も、その“老いらくの恋”に添ったお話?
「うん。
主人公は、アンソニー・ホプキンス扮するアルフィ。
彼は長年連れ添ってきたヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)と、
結婚40年目にして破局を迎える。
動揺したヘレナは自殺未遂を起こし、
ひとり娘のサリー(ナオミ・ワッツ)は困惑する。
だが、彼女自身も一発屋小説家の夫ロイ(ジョシュ・ブローリン)との間に問題を抱えている。
サリーは勤務先のギャラリー・オーナーのグレッグ(アントニオ・バンデラス)に胸ときめかせ、
ロイは自宅の窓越しに見かけた赤い服の美女・ディア(フリーダ・ピント)の虜になっていく……」

----スゴく贅沢な顔ぶれだね。
「そうだね。
ウディ・アレンほど、
俳優たちからリスペクトを受けている監督もいない。
彼から声をかけられれば、
だれしもが喜んでそのオファーに応えるんじゃないかな」

----彼の眼鏡にかなった…
それだけでも光栄ってことだよね。
「そういうこと。
『カメレオンマン』『カイロの紫のバラ』
そして『ミッドナイト・イン・パリ』のように、
映像のオモシロさで見せる作品もあるけど、
元よりギャグライターとしてショービズ界に入ってきただけあって、
アレン作品は軽妙洒脱な会話がその生命線。
つまり、役者としての技量が試される世界なんだ。
この映画では、
ふた組のカップルのそれぞれ悩みから始まって
あれよあれよと言う間に
4つの恋物語が並行して進んでいく。
この恋に落ちるスピードの速さは
ウディ・アレン映画に勝るものはないんじゃないかな。
そして彼はそこから始まる恋の欲望模様をシニカルに見つめる。
『人生はから騒ぎにすぎない』とね」

----でも、
そんな愚かな人間ばかり追っかけて
映画を撮っている理由が分からないニャあ。
いくら皮肉屋さんでもやりすぎだよ。
「う~ん。
ぼくはウディ・アレンという人は
“どうしようもないからこそ” 人間が好き、
“不完全”だからこそ人間がいとおしい…
そう思っているような気がしてならないんだ。
そうじゃなければ、こうも次から次へと
運命に見放される人間を描きはしない。
なあんて、ぼくの考えが甘いのかもしれないけどね」


フォーンの一言「人間は、ほんと懲りないのニャ」ご不満


※まあ、どっちもどっちだ度



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『ロックアウト』

2012-10-24 12:49:18 | 新作映画

(原題:Lockout)

----『ロックアウト』、刑務所映画?
それってスタローンで」なかった?
「あれは『ロックアップ』
もし、過去作品と比較するなら
これはジョン・カーペンター『ニューヨーク1997』だね。
囚人に乗っ取られた刑務所からの要人の救出。
『ニューヨーク1997』の大統領をその娘に変えて、
舞台をマンハッタン島から宇宙に変えれば
もうそのまま通用しちゃう。
しかもヒーローはその刑務所に収容される予定だった元CIAエージェント。
この映画、リュック・ベッソンが製作・脚本となっているけど、
あの映画を知らないわけないし…」

----でも『ニューヨーク1997』って
カート・ラッセルが主演。
こちらはガイ・ピアースだよね。
役者イメージがまったく違うけど…。
「いい指摘だね。
ガイ・ピアースには
あそこまでマッチョなイメージはない。
そこで、この映画では、
彼が演じる主人公のスノーを
人を小馬鹿にしたようなジョークを連発するヒーローらしからぬ皮肉屋に設定。
しかも何をやるにもだるそうに行動。
その一方で、彼が救出する大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)を、
人道活動をしている“品行方正レディ”に設定。
これによって、この映画は
“そりの合わない男女が心ならずも一緒に行動”といった
50年代によく観られた、
ハリウッド映画伝統の空気を持ちこんでいる」

----ということは
ふたりが一緒に行動する中、
徐々に変化を見せていくわけだね。
「うん。
最後の最後、
スノーが喋るのは下ネタ。
そしてそれに楽しげに答えるエミリーの嬌声。
ここはうまく考えてある」

----よく分からないけどオモシロそう。
でも、これって設定はSFアクションだよね。
そっちの方はどうニャの?
聞いたことのない監督だけど…
「この映画の監督、
スティ-ブン・レジャー&ジェイムズ・マザーのふたりは、
15分の短編映画『Prey Alone』を製作。
それがヨーロッパ・コープの目にとまったらしい。
その中でみんな驚かせたのが
戦闘機がトンネルに突っ込んでいくようなカーチェイスの映像。
この映画でも、
冒頭、スノーがバイクで追手から逃げるシーンは、
この映画の日本のキャッチコピーじゃないけど
それこそ“誰も見たことのない”もの」

----えっ、見たことがないのって
宇宙の方のことじゃないんだ…。
「宇宙か。
これは、『アウトランド』を思い出したけどね。
一方、地球の方はというと、
その舞台が2079年。
それこそまだ、誰も観ていないワケだから、
いかようにでも作りうる。
未来歳ビジュアルのオモシロさとしては『トータル・リコール』(コリン・ファレル版) の方に軍配が上がるけど、
これはこれでリアルな近未来かもしれないね」


フォーンの一言「結局、物語についてはあまり語っていないのニャ」ご不満

※『ニューヨーク1997』に比べてタイムリミット・サスペンスは落ちるけど、意外な落としどころがある度


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『悪の教典』

2012-10-20 15:19:42 | 新作映画

----これは予告編のときから話題になっていた映画だよね。
伊藤英明の演技がスゴイって…。
「うん。
彼は『海猿』シリーズに代表されるように、
これまでどちらかというと
健全な好青年役が多かった。
それが一転してシリアルキラーに。
それだけでも話題性は十分。
役者がこういったサイコパスを演じるとき、
それがふだんの顔とかけ離れていればいるほど
いざ、ことに及んだときのインパクトは大きい。
そういう意味でも彼、伊藤英明を選んだのは正解と言えるだろうね」

----彼の役って
高校教師ニャんでしょ?
「そう。
彼が演じる英語課教師・蓮実聖司は、
爽やかな風貌と親しみやすいい性格で
生徒たちから『ハスミン』と親しまれている。
一方で、集団カンニングを阻止したり、
娘のいじめ被害を訴えるモンスターペアレンツへの対処の陣頭に立つなど、
明晰な頭脳に裏打ちされた抜群の行動力と凛とした存在感で、
校長(岩松了)を始め、同僚たちからも信頼を得ている。
そんな中、ただひとり、
生徒からも同僚からも気持ち悪がられている
物理教諭の釣井(吹越満)は、
蓮実に、ある違和感を感じ、その行動を注視していた」

----違和感?
「そう。
ここがオモシロいところで、
釣井が言うには
『自分は蓮実のような完璧な男に対して、
劣等感を感じるはずなのにそれがない…』」

----オモシロい設定だね…。
「でしょ。
さて、事件はそんな中、起こる。
ある女生徒から
クラスメイトの美彌が体育教師の柴原(山田孝之)から
セクハラを受けているという相談を受けた蓮実。
彼は持ち前の行動力でパッパッと解決してゆくもののそれが裏目に出てしまうんだね。
美彌は彼に恋心を抱き、ふたりは深い関係を持つようになる。
しかしそれがある生徒の知るところとなり…」

----いよいよ連続殺人が始まるんだね。
「うん。
高校からは次々と人が消えていく。
しかし蓮実を疑う人は、ほんのわずかだけ。
そして<真実>に気がついた彼らも、
蓮実によって“処理”されていく。
と、ここまでは、
他の犯罪映画と同じ。
ところが、ちょっとした狂いから
彼は、そのとき教室に残っていた生徒すべてを抹殺しなくてはいけなくなる。
普通に考えたら、そんなことは不可能。
でも、彼の頭の中にとっさに
それを他の教師のせいにすることが閃く…。
そして完璧にやり遂げようとするんだ。
さあ、ここからは監督・三池崇史お得意の
バイオレンス描写が大爆発。
その残忍さときたら、まったく容赦ない。
まるでターミネーター」

----それじゃあ、R15+指定も仕方ないね。
「まあ、
この描写だけじゃないと思うけどね。
たとえば
教師のひとりはホモセクシャルで男子生徒と関係を持っている…
など、設定そのものもかなり過激。
ただ、映画として観た場合、
彼の子供時代の記憶なども出てくるなど、
導入部分から楽しめる。
そしてこれをジャズ・アレンジした『マック・ザ・ナイフ』
彼のテーマソングのように使われていて、もうゾクゾク」

----そういえばTVドラマ『悪の教典―序章―』というのもあるよね。
「うん。
これは1話・約27分で4話構成。
蓮実のアメリカ時代も描かれるこのドラマでは、
なぜ釣井が大きな顔をしているのか、
その過去が分かる。
映画と併せて観ることをおススメするね」


フォーンの一言「原作は貴志祐介なのニャ。怖いのニャ」もう寝る

※生徒たちには『ヒミズ』 コンビの染谷将太、二階堂ふみ、そして林遣都。
また、工藤公康投手の子息・工藤阿須加
なども出ている度


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『リンカーン/秘密の書』

2012-10-18 22:45:32 | 新作映画
(原題:Abraham Lincoln : Vampire Hunter)

----『リンカーン/秘密の書』って、
これ、ミステリーか、なにかニャの?。
「やはり、そう思ったか。
ぼくも、ミステリーとまではいかなくとも
ニコラス・ケイジが主演した『ナショナル・トレジャー』
『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』
のような作りなのかと…
ところが、これが想像以上に
スケールの大きなアクション・アドベンチャー。
その意味でもこのタイトルはもったいない。
ぼくは観ながら、これは『リンカーン/ヴァンパイア・ハンター』が
いいのではないかと…。
で、後で知ったんだけど、
この映画の原作がそのタイトルだったんだね」

----えっ。
じゃあ、リンカーンが
ヴァンパイアと戦うってワケ?
それはまた荒唐無稽な…。
「そう思って、
邦題の方を変えたのかもね。
でも、これはどちらかというと
ホームズを“闘う”アクティブな男のキャラに作り替えた
『シャーロック・ホームズ』
『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』
シリーズみたいな感じ。
本作では、
リンカーンは母親をヴァンパイアのひとりに殺され、
その復讐を胸に、
彼は、子どものころから使い慣れた斧を武器に、
このヴァンパイアを狩りまくっていく――
と、こういう設定なんだ」

----でも、それって
日本で言えば、
伊藤博文か誰かが
鬼退治しているようなもんじゃニャい?
いよいよもって変だよ。
「確かに
それだけじゃあ、
あまりにもアイデアとしてチープすぎる。
そこでここでは、
物語の中に、
奴隷制度を一枚絡めているんだ。
ヴァンパイアの食糧供給の隠れ蓑、
それが奴隷制度。
リンカーンはそのため
奴隷制度廃止に立ちあがる。
しかし、それに反対して合衆国を脱退したのが南部11州。
ここに北部23州との間で南北戦争が勃発する」

----オモシロいけど、
ある意味、ひどくニャい?
アメリカの正義と、歴史を
おちょくっている感じ。
「そうだよね。
これを映画化するには
ある“割り切り”が必要。
ぼくが思うに、
だから本作の監督には
ティムール・ベクマンベトフが起用されたのではないかと…」

----その人って、
確か『ウォンテッド』を監督した人だよね?
「うん。
彼は旧ソ連のカザフスタン生まれ。
生粋のアメリカ人監督よりは
本作を映画化しやすかったのだと思うよ。
彼が有名になったのは
ダーク・ファンタジー『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』
この映画と続く『デイ・ウォッチ』で見せた斬新なビジュアルはここでも健在。
なかでも
ゆっくりと踊るパーティが突然無数のヴァンパイアの接近戦へと変わる【死のワルツ】、
全力疾走する1000問う者馬の群れを縫って
まるでサーカスのように、走り、飛びながら
敵と壮絶な戦いを繰り広げる【馬上の戦い】、
そしてクライマックスの戦いの場となる【燃え盛る列車】。
この3シーンを観るだけでも十分にお釣りがくる映画であることは間違いないね」



フォーンの一言「これって、ひとつ間違えればニャんでもありの世界なのニャ」小首ニャ

※まあ、あの馬上の戦いは観ておいた方がいいだ度


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『ボディ・ハント』

2012-10-17 18:37:27 | 新作映画
(原題:House at the End of the Stree)

----久々の映画紹介にこの映画?
“ボディ・ハント”なんて、
またHっぽい映画を持ってきて…。
「(笑)。
実はぼくもその線、
エロチック・スリラーを期待して、観に行ったんだけど、
そういうシーンは、なんとこれがない…んだ」

----えっ。
それじゃあ、タイトルに偽りあり?
「いやいや、
そうじゃなくてね。
これはこれで巧いタイトルを付けたものだと思うよ。
それは最後まで見ると分かるんだけどね。
物語は、次のようなところから始まる。
両親の離婚で母親(エリザベス・シュー)と暮らすことになった高校生のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)。
ふたりは住み慣れたシカゴを離れ、
森に囲まれた郊外の一軒家へと引っ越して来る。
その物件は賃貸料が驚くほど安かった。
というのも、
数年前に隣の家で
娘のキャリー・アンが両親を惨殺し失踪するという事件が起きた、
いわゆるワケあり物件だったからだ。
以後、家にはひとり残された息子のライアン(マックス・シエリオット)が暮らしていた。
そんな中、エリッサは森に何かの気配を感じる。
もしかして、キャリー・アンが隠れ住んでいるのではないか?」

----”ああ、これはもう分かっちゃうな。
予告編を観た限りでは、
そのライアンが部屋にキャリー・アンを隠しているに違いない。
「チッチッチッチ。
これはそんなにシンプルなお話じゃない。
この映画の秘密、ぼくも途中までは読めたんだけど、
ほんとうの謎は最後の最後まで気づかなかったね。
実はこの映画の原案はジョナサン・モストウ
『U-571 』『』といった大作で知られる彼だけど、
監督デビュー作『ブレーキ・ダウン』の衝撃からすると、
どことなく物足りなかった。
今回は、ヒロインに『ウィンターズ・ボーン』『ハンガー・ゲーム』で注目のジェニファー・ローレンスを迎え、
その原点である“失踪”もので再び勝負。
相手役のライアンには美形のマックス・シエリオット
母親に『リービング・ラスベガス』も懐かしいエリザベス・シュー。
で、これがピタリ、ハマっている。
この映画を観て、
ぼくはホラー映画のヒロインの条件を再確認。
一見、
弱ければ弱い方が恐さも倍増するという気がするけど、
それじゃつまんないってことが分かったね」

----どうして?
「すぐに殺されて
映画は終わりになってしまうじゃない。
<スクリーミング・ヒロイン>の条件、
それはまず何よりも好奇心が恐怖心に打ち勝つほど旺盛なこと。
さらに、ある程度の腕力、知力が必要。
捕まっても
いったんは逃げ出し、相手と戦うことでドラマを盛り上げる。
もちろん絶叫演技ができなきゃダメだけどね」

----ということは、
このジェニファー・ローレンスは合格?
「もちろん。
『ハンガー・ゲーム』で生き残るのも当然だね」



フォーンの一言「ドンでん返しが多いのは昨今の流行りだニャ」もう寝る
※監督は『監禁ハイウェイ』のマーク・トンデライだ度


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『トールマン』

2012-10-10 21:36:11 | 新作映画
(英題:The Tall Man)



----『トールマン』…。
背が高い人のお話ニャの?
「まあ、大きいことは大きいかな。
この映画は『マーターズ』で高い人気を誇る
パスカル・ロジェ監督の最新作。
ホラー映画などB級作品のメッカとも言える
シアターN渋谷のクロージング作品に決まったことでも
大きな話題を呼んでいるんだ」

----ニャるほど。
確か『マーターズ』って
“激痛”演出で話題を呼んだんだよね。
今度もそうニャの?
「いや、
最初の方にそれを彷彿させるシーンこそあったものの、
これは本格ミステリー。
さらわれた子どもの行方は?
というお話なんだ」

----“さらわれた子ども”?
「じゃあ、
分かりやすくするために
お話から入ろうか…。
ワシントン州ピッツビル郡にある
炭坑町コールド・ロック。
そこでは、子供たちが何の手がかりもなく行方不明になるという事件が続いていた。
地元の住民の間では正体不明の子取り鬼「トールマン」の仕業ではないかとの噂が広まる。
そんな中、小さな診療所を営む看護師のジュリア(ジェシカ・ビール)は、
ある夜、自宅から最愛の息子デヴィッドを何者かにさらわれてしまう。
疵だらけになりながら、必死に町はずれのダイナーにたどり着くジュリア。
だが、住民たちは申し合わせたかのような不可思議な態度を取り…」

----ほほ~っ。
これはオモシロそうだニャあ。
「うん。
この脚本、実によく練られている。
途中までは、
物語の構造が読めるんだけど、
そこからさらに先がある。
平たく言えば、
<事実>はこうだった。
だが、その裏に隠された<真相>は
さらに深いよ…というヤツ」

----だからリードコピーが
<この結末、予想出来るか?>になっているワケだ。
「そう。
舞台がこのさびれた炭鉱町である理由、
最初の方でDVが描かれることなど、
すべてがこの<結末>への伏線だったことが分かってくる。
深く考えると、
この<真相>、これで倫理的にいいの?
とも言えるけど、
まあ、これはもとよりホラー、
理屈を言う映画じゃないからなあ。
あっ、これは少し言いすぎだったかもね」






フォーンの一言「いわゆるホラーを期待してはダメなのニャ」もう寝る
『X-ファイル』シリーズの “ザ・シガレット・スモーキング・マン”ことウィリアム・B・デイビスも登場だ度


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『アルゴ』

2012-10-08 22:05:19 | 新作映画
(原題:Argo)

----『アルゴ』って
ベン・アフレックが監督・主演した作品だよね。
実話に基づいていると聞いたけど…。
「うん。
この映画は、
1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、
その裏で敢行されたCIAによる救出作戦の行方を描いているんだ」

----確か、その作戦に“映画製作”が使われているとか?
いくらなんでも、
人質を多数取られた中で映画を撮影するなんて、
そんなこと可能ニャの?
「普通、そう思うよね。
でも実はこれは製作と言っても“撮影”そのものではなく
その前の“ロケハン”のこと。
う~ん。
話を分かりやすくするために
まずは物語の方から…。
1979年1月4日、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠。
混乱の中6人の大使館員が脱出。
彼らはカナダ大使の家に身を隠す。
イラン側の要求は、
癌の治療のためアメリカに入国した前国王パーレビの引き渡し。
大使館員の写真付き名簿は、
襲撃直前にシュレッダーにかけられたものの、
イラン革命防衛隊は、
子どもたちを使って断片をつなぎ合わせていた。
もし名簿が復元されれば6人の脱出がバレ、
彼らの公開処刑は間違いがないばかりか、
他の人質にも危険が及ぶ。
そんな絶望的な状況を打破するために
国務省はCIAに応援を要請。
かくして人質奪還のプロ、
トニー・メンデス(ベン・アフレック)が呼ばれることに。
そのトニーが閃いたのは、
嘘の映画製作の企画。
彼は、6人をロケハンにきたカナダの映画クルーに仕立て上げ、
出国させるという作戦を立てる」

----へぇ~つ。
まさに、事実は小説より…だね。
「だね。
トニーは、
特殊メイクの第一人者、
『猿の惑星』でオスカーに輝いたジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)に協力を依頼。
大物プロデューサーのレスター(アラン・アーキン)も協力を快諾。
山積みとなった没脚本の中から、
イランでの撮影にふさわしいSFアドベンチャー『アルゴ』を選びとる。
かくして始まった“ハリウッド作戦”。
事務所開きに続いて、名刺、ポスター作り、
マスコミを集めて大々的な記者会見を開く。
準備万端整えたトニーはプロデューサー補に扮し、イランへ。
当局に撮影許可を申請した後、カナダ大使館へ向かう。
あまりにもばかげた作戦のため最初こそ反発した6人だったが、
他に選択肢がないことから
トニーが作ったそれぞれの役柄を暗記することに…」

----ニャるほど。
「さて、その内容からも分かるように
映画の前半はセミドキュメンタリータッチ。
しかし、トニーがイランに入国したあたりから
一気にサスペンス色が頭をもたげてくる。
イラン当局の指示で
トニーを含む7人はバザールで担当者と面会。
ここで彼らは、アメリカ人と疑われ(実際はそうなんだけど)、
民衆たちに取り囲まれ暴動寸前の事態となる。
何とか乗り切った彼らは、
翌日の出国に向けて
空港での動きを練習。
そこへトニーの上司から計画中止の緊急電話が入る。
軍による大使館の人質奪還作戦を決定、
航空券は取り消され、
ハリウッドの事務所は閉鎖されてしまう」

----うわあ。大変だ。
でも、この作戦って実際に行なわれたんだよね。
だからこそ、
いまこんな形で映画に…。
「そう。
悩んだ末、トニーは独断でその作戦を決行するんだ。
でも、この作戦は長い間機密扱いになってしまう。
それが解除されたのは、
事件発生から実に18年後、
当時の大統領クリントンによって…。
実を言うとぼくは
作戦が成功を見てからの展開、それこそが
この映画が本当に言いたかったことなのでは?…と思っているんだ。
前代未聞の救出劇。
作戦は見事成功したにもかかわらず機密扱い…。
じゃあ作戦を立て、成功に導いた
その<栄誉>はどこのだれに!?
国家と個人の関係を、
こんなシニカルな形で見せた映画は珍しい。
もし、この後段の部分がなければ
この映画は、ウェルメイドのサスペンスに終わっていたかも…。
いや、それはそれでよくできてはいるんだけどね」



フォーンの一言「空港のシーンがハラハラドキドキらしいのニャ」身を乗り出す


※不可能を可能にする――まさに映画向きのも話だ度


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『ワンナイト、ワンラブ』

2012-10-03 23:13:57 | 新作映画


-----今日は、フォーンが軽~く喋っちゃうのニャ。
この映画、
『ワンナイト、ワンラブ』は、
イギリスの最大級のロック・フェスティバル<T・イン・ザ・パーク>を舞台にした
ドキュメンタリー・タッチのラブストーリー。
えっ、意味分かんないって?
それはそうだよね。
ドキュメンタリーとラブストーリー、いわゆる作られた<物語>が同居するわけない。
でも、これはドキュメンタリーではなく、ドキュメンタリー“タッチ”。
この映画、実際に行なわれたロック・フェスに合わせて、
会場でキャンプを張って寝泊まりしながら撮影されているんだ。
で、ここからがまたスゴイんだけど、
そのドラマ部分は“観客”サイドではなく
出演する“アーティスト”の<物語>として進行。
そう、主人公たちは実際にステージで歌っちゃっているワケ。
さて、ここでその<物語>を説明。
人気絶頂のポップ・デュオのシンガー、アダムと、
売り出し中のガールズ・ロック・バンドのヴォーカル、モレロ。
会場で鉢合わせしたふたりは、
つまんないことから大喧嘩。
あげくに、信じられない偶然から手錠で繋がれてしまう。
手錠の鍵は手元にはなく、
トイレから寝るときまで
ふたりはずっと一緒に行動をしなくてはならない。
となると、もう、想像はついちゃうよね。
ふたりの間には、恋が芽生えてゆく。
しかし、それぞれには付き合っている相手がいる…。
さあ、どうなるこの話!?
……ニャあんだ、たいした話じゃないって…。
そう、正直言ってフォーンも
少しあきれながら観ていたんだけど、
さっきも言ったように、
背景となっているのが実際のロック・フェス。
後に流れている音楽がリアル。
いわゆる贅沢なサントラってワケだね。
そんな中、ふたりは真夜中のテントで、
伝説のロック・シンガー、ジョー・マンゴーの歌を聴いたりもする…。
あっ、言い忘れたけど、
この映画には
そういう大物ミュージシャンも多数顔を覗かせている。
だから臨場感はたっぷり。
まるでその場にいるよう。
ほんとうに、ロック・フェスを体験しているようなハイな気持ちを味わえる。
この空気感をスクリーンに焼きつけただけでも、
監督デヴィッド・マッケンジーの才能のほどは窺い知ることができる。
なかでもフォーンが特に好きなのが、
モレロたちの演奏を繋がれたまま横で聴いていたアダムが
熱狂の中、勝手に演奏に加わり、ヒートアップしていくところ。
ここが映画のターニングポイント。
アダムには『アタック・ザ・ブロック』のルーク・トレダウェイ
フォーンは観ていないけど、
『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』
結合体双生児のロック・シンガーという難役を演じてデビュー。
一方のモレロには『ハリー・ポッター』シリーズのトンクス役で人気が出たナタリア・テナ
彼女も俳優とは別にバンドを組んでいてヴォーカルを担当しているのだとか…。
やはり、音楽映画は、歌が決まってなくちゃ。
その点、この映画は文句なし。
いま、青春真っただ中の人にはたまらない映画だと思うよ」



(byフォーン)

フォーンの一言「夢のような夜なのニャ」もう寝る




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