ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』

2008-10-29 22:32:46 | 新作映画
(原題:Diary of the Dead)


----またまたゾンビ映画?
ほんと続くねぇ~。
「そうだね。フォーンには話さなかったけど、
実は『ゾンビ・ストリッパーズ』なんてのもあったんだ。
これには『エルム街の悪夢』の
ロバート・イングランド が出ていたんだよ」

----ぷっ。ニャにそれ。
「他にも
『ゾンビ3D』という
その名の通りの飛び出すゾンビ映画も。
でも、これはそのゾンビを
広く世間に知らしめたジョージ・A・ロメロ監督作品」

----その割には、
あまり盛り上がっていないような…。
「そうだね。
ゾンビがいくら人気があると言っても、
やはりそれは限られたファンの間だからね。
しかも、ゾンビ映画としてはあえて売らずに
実はゾンビだったという“大作”が
次々と生まれたからなあ」

----あっ。ミラジョヴォとか、
『28日後…』とか、ウィル・スミス。
「うん。
でも、これはゾンビのファン、
ロメロのファンなら、押さえておきたい作品じゃないかな。
というのも『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』以来、
ちょっとしたブームとなっている“主観撮影”で創られているんだ。
卒業制作としてホラー映画を撮っていたジェイソンたち学生が
生ける屍の出現を前に、
いま起こっている状況をカメラに収め続ける。
そこにマスメディアの伝えるニュースや
動画共有サイトなども絡ませることで、
ロメロは、彼にとっての永遠のモチーフである
このゾンビを現代に甦らせようとしているんだ」

----ニャるほどね。
でも、ここまでゾンビにこだわるというのも
ちょっと珍しいよね。
「う~ん。
たとえて言えばルーカスの『スター・ウォーズ』のようなものじゃないかな、
この『ゾンビ』を自分のライフワークとしつつ、
それによって歴史に名を残す。
それも一つの生き方だろうね」



       (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「でもフォーンはゾンビはいやニャ」もう寝る

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『WALL・E /ウォーリー』

2008-10-28 22:36:17 | 新作映画
(原題:Wall-E)


----これはフォーンも観たいニャあ。
人間たちが見捨てた地球で、
たったひとり700年間も働き続けてきた
ゴミ処理ロボットのお話ニャンでしょ。
「ほほ~っ。
さすがによく知っているね」

----あれだけ予告が流れていたらね。
でも、このウォーリーってロボット、
どこかで観たことがあるような……。
あっ、分かった『ショート・サーキット』だ。
「うん。そっくりだよね。
でも、『ファインディング・ニモ』も監督している
このアンドリュー・スタントンが最初にイメージしたのは、
ゴミの山でも乗り越えられるようにキャタビラのついた“立方体のゴミ圧縮機”。
その顔については、
ある日、野球の試合を観てひらめいたらしい」

----ん?どういうこと。
「双眼鏡を何気なく上下に動かすと、
まるでそれが感情を表現しているように見えたんだって」

---ニャるほど。
ところでこの映画、もう一体ロボットが出てくるよね。
そちらはウォーリーとは対照的な感じだけど…。
「イヴのことだね。
彼女はピカピカに輝くボディに、
滑らかな曲線を持つ流線型。
本作のキャラクター・アート・ディレクターいわく
『i podがロボットになったような』美しさ。
なんと、ウォーリーの充電完了音は、
マックの起動音を使用しているんだ」

----えっ?このロボット、女性ニャの?
「ロボットに男性、女性があるかどうかはクエスチョンだけど、
声も愛らしいし、ぼくはそんな感じがしたね。
物語は、見かけによらず攻撃的な
このイヴが地球上に降りてきたことから
大きく動き始める。
それまでゴミの中から見つけたミュージカル映画
『ハロー・ドーリー!』のビデオで、
映画の主人公たちのように“手をつなぐ”ことを夢見ていたウォーリーは、
イヴを見てたちまち恋してしまうんだ。
最初は、自分の任務以外は眼中になかった危険なイヴも、
身を呈して自分を守るウォーリー、
その彼が次々と見せてくれる“宝物”に興味を示し、
次第に打ち解け始める----」

----危険ってどういうこと?
「イヴはスゴい破壊力のキャノン砲を装備。
あたりかまわずぶっ飛ばしてしまうんだ。
最初は、スゴく気が短いなと思ったほど…。
この映画の一番のオモシロさは、
そんなイヴに気に入られようと、
ウォーリーが
あれこれ手を尽くすところだね。
その気持ち、分かる分かるって感じ」

----たとえば、どんなことするの?
「う~ん。
これは観てのお楽しみということに。
でも、一つだけ言っちゃおうかな。
“エアパッキンでプチプチ”。
これには笑えたね」

----それは楽しそう。(笑)
「ところが、とっておきの宝物、
小さな“植物”をウォーリーがイヴに見せた瞬間、
その植物が身体に取り込まれ、
イヴはまったく動かなくなってしまう。
そこに巨大な宇宙船が現れ、彼女を船内へ。
『イヴを救わなくては!』------
かくしてウォーリーの大冒険が始まる」

----そうか、これってそういうお話だったんだ。
けっこう、ミステリアスなんだね。
「そういうこと。
イヴは、誰が作り、何のために地球に送り込まれたのか?-----
ただ、正直言うと、ここからの冒険は
同じディズニー/ピクサーでも、
『モンスターズ・インク』には遠く及ばない気がしたね。
それよりも見どころは
やはり荒廃した地球の風景。
ズームやステディカム風の映像など、
それを写し出す実写的な映像テクニックと相まって、
一瞬アニメであることを忘れてしまう。
なかには手ぶれ風の映像まであるんだ」

----それはスゴい発想の転換だニャ。
「内容の方も
ウォーリーの孤独感がたまらない。
スピルバーグの『A.I.』もそうだったけど、
いくら命があったって、
永遠のひとりぼっちは耐えられないよね。
これは手塚治虫の『火の鳥』のモチーフとしても
繰り返し出てきていたけど、
やはり、自分の存在を認めてくれる相手がいなくては、
長く生きていても、それはただ辛いだけだ」

----そうか。
だからこそ、ウォーリーは
一人になるのはもう耐えられない---と、
イヴを追いかけるわけだ。
いったい、宇宙で何が彼らを待ち受けるんだろう?
ニャンだか、スゴく気になるニャあ。
「さあ、何でしょ。
あっ、一つ言い忘れていた。
永遠の孤独と言いながらも
『ピノキオ』のコオロギじゃないけど、
とんでもない生きものが
いつもウォーリーに寄り添っている。
おそらくアニメで、いや実写も含めて
この生きものをこんなにキュートに描いたのは初めて」

----ニャにニャに、それ?
「ヒントは、大昔から生きている生きもの。
この映画でも、ちょっとやそっとじゃ死なないんだ。
普段は人間に嫌われているけどね」

----大昔から----。人間に嫌われている----。
ん。ニャンだか分かった気がするニャあ。


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「フォーンも一人のお留守番はいやニャ」悲しい

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『ノン子36歳(家事手伝い)』

2008-10-27 23:08:34 | 新作映画
「いやあ、これは映画以前に
そのキャッチコピーがそそるなあ。
ちょっとフォーンには言いたくはないけどね」

----ニャに。そっと耳打ちでいいから教えてよ。
「う~ん。じゃあいいか。
それはね。
『最後にしたの、いつだっけ?』」

----あらあ~っ。
これって、そんな映画ニャの?
「まあ、そうも言えなくはないけどね。
どちらかというと、
これはそのインパクトを狙ってのものだろうね」

---確かに、観たくなるよね。
「した」という言葉が卑猥。
「こらこら(笑)。
この映画は、かつて東京で芸能人をやってみたけど鳴かず飛ばず。
マネージャーと結婚したものの即離婚。
三十路半ばで出戻り、
実家の神社で家事手伝いのノブ子(通称ノン子)が主人公。
そんな彼女の前に、ある日、若い男マサルが現れる。
このあたりの描き方が、
地方の駅を強調するものだから、
ちょっと石井隆の『死んでもいい』を思い出したけどね」

----へぇ~っ。
ということは
彼は神社の仕事を手伝って住み込むの?
「うん。確かに住み着くことは住み着くけど、
彼には一応の目的がある。
このマサルは
神社の祭りでヒヨコを売って
ひとやま当てようと考えているんだね」

----でも、そういうのって
勝手にやれないんでしょう?
テキ屋とかいう人たちが仕切ってるんでは?
「うん。土地の顔役(津田寛治)がいるんだ。
ところがこのマサルというのが甘くって、
こういう顔役はヤクザみたいなものだから、
一生懸命に話せば最後は大丈夫なんて思っている。
映画は、そんな彼がこの地方の町にやってきたことで、
そまでだらだらと生きてきた“ノン子36歳(家事手伝い)”のココロに
さざ波が起こるさまを見つめていく。
しかもそこに元夫で元マネージャーまで現れ、
言葉巧みに迫り、
昔の体の感触を彼女に思い起こさせるんだ」

----それって
いやらしい言い方だね。
「(汗)ちょっとヤバかったかな。
でもこの映画、その“いやらしい”というのがピッタリ。
セクシーとかエロチックとか言うのでなく、
もろエロってかんじ。
そうそう言うのが遅れたけど、ノン子を演じるのは坂井真紀。
彼女が猥雑なまでの生々しい女の性を体中から発散させるんだ。
また、それを引き出す元夫役の鶴見辰吾がエロい。
得にての這わせ方……(大汗)。
照明もアンダーで、
そのシーンをくっきり見せているわけではないんだけど、
すえた匂いの空気がスクリーンに充満するんだ」

----へぇ~っ。監督は誰ニャの?
「あの大問題作『鬼畜大宴会』の熊切和嘉。
あのときは女性をそれこそ全裸で写していて
度肝抜かれたけどね」

----そのエロ以外はどうニャの?
「注目してほしいのがオープニング。
バーでノン子がグラスを持つ手のアップ。
そこからカメラが引くとカウンターの後ろにバーのママ・富士子(新田恵利)。
さらにカメラが引くと、
その富士子がカウンターの後ろから回ってノン子の手前に。
このワンショット撮影は、ワクワクしたね。
『これは普通の映画ではない!』と監督が宣言しているみたいで。
それだけにプレスはラストを書きすぎ、クライマックスを見せすぎ。
なにも知らないで観たら、
けっこうスリリングな映画体験ができるだけに残念だね」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンは観ちゃダメなのかニャ」ぼくも観たい

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『ミラーズ』

2008-10-26 21:16:07 | 新作映画
(原題:Mirrors)


----『ミラーズ』?
これって鏡の中の世界を描いたものニャの?。
「う~ん。確かに鏡の中も出てくるけど、
どちらかというと
鏡のこちら側での出来事がメインだね」

----どういうお話?
「主人公は元刑事のベン(キーファー・サザーランド)。
彼はニューヨーク6番街にある焼けただれたデパートで
夜警の仕事につく。
さて、このデパートには今なお美しい光沢を保つ巨大な鏡が…。
その鏡に引き寄せられて思わず触れたベンを
おぞましいできごとが次々と襲う。
これが物語の発端だ」

----おぞましいできごと?
「どこからともなく聞こえてくる呻き声。
鏡に映し出される焼けただれた女性の姿。
やがてベンの前任の警備員ルイスの変死体まで見つかり、
デパート火災に関する新聞記事が
そのルイスからベンの元に届く。
果たしてルイスはベンに何を伝えたかったのか?
市警の元同僚の協力を得て、
かつては病院だったデパートの過去を洗い出すベン。
そして彼は、ついにひとりの少女の存在にたどり着く……」

----うわあ。ほんとうに怖そうだね。
監督は『ハイテンション』
アレクサンドル・アジャだっけ?
「うん。
昨今の多くのホラー同様、
直截的な残酷描写が多く、
こういったオカルト風味の映画には
彼の作風はどうかな?
と、最初はノレなかったんだけど、
話が混み入ってくるにつれ、
次第にオモシロくはなってきたね。
そしてこれも近年のハリウッド映画の特徴の一つだけど、
主人公のベンは妻子と別れて住んでいる。
ところが子どもたちに危害が及び始めることから、
彼は全力でその魔手と戦おうとするんだ。
ただ、そのために彼は禁じ手ともいえる
“ありえない行動”に出る。
いくら家族の命を救うためとはいえ、
あれはないなあ」

----ニャに、その“ありえない行動”って?
「いや、さすがにこれは明かせないな。
映画のキモとも関係してくるからね。
あと、後半、彼が超人的な行動によって
その見えざる魔手と戦う。
『エンド・オブ・デイズ』の
シュワルツェネッガーではあるまいし、
それは無理----と思ったら、
さすがにここはうまいオチを用意したね」

----ふうん。ビジュアル的にはどうニャの?
鏡を使うんだから撮影が難しそうだけど…。
「窓ガラス、TVモニター、金属製のドアノブ、
さらにはバスタブや床を濡らす水の表面など、
日常の中のあらゆる反射物を鏡に見立てて
物語が進んでゆく。
ここもストーリーとの絡みでうまいと思ったところかな。
特に、妻エイミーが
『家の中に何かいる』と気づくところとかね。
床の水たまりに写った息子。
しかし、息子がその場を離れても
水の中の彼はそのままなんだ」

----ブルッ。
「あと、見どころは主要舞台となるデパートだね。
これはルーマニアのブカレストで撮影しているんだ。
かつてのこの国の独裁者ニコライ・チャウセスクの指示で建設された
その建物の趣味の悪さ。
もう、おどろおどろしいことこの上ない。
いくらお金を積まれても、
こんなところで夜警の仕事には就きたくない----
そう思ったな」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「鏡を見ないには、目を瞑るしかないのニャ」もう寝る

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『DISCO ディスコ』

2008-10-25 21:34:31 | 新作映画
(原題:Disco)


----これって、あのトラヴォルタが若い頃に、
一世を風靡した、踊るディスコのことだよね。
「そう。踊りながら
なんかポーズをびしっと決めて…。
この映画で初めて知ったけど
手をぐるぐる回して右上に伸ばすポーズは
“愛の風車”とかいうらしい(笑)。
しかしフランスでもディスコが流行っていたとは…」

----流行っていたということは、昔の話?
「いや。これが現代なんだね。
かつてディスコで人気があった男が
昔の栄光を取り戻そうとするというお話。
ロックなんかではよくあるけどね。
1970年代に活躍したロックバンド、
"ストレンジ・フルーツ"の20年後の復活を描く
『スティル・クレイジー』もそう」

----確か、あれはビル・ナイも出ていたよね。
「うん。
ただ、この映画の場合、
主人公のディディエ(フランク・デュボスク)はもっとダメ男。
妻子に逃げられ、仕事は失敗ばかり。
しかも着ている服はビー・ジーズのTシャツと、
いつまでたっても大人になれない。
そんな彼が久しぶりに会う息子をオーストラリアに連れて行こうと、
クラブのオーナー(ジェラール・ドパルデュー)が企画した
ディスコダンスのコンテストに出場するというもの」

----ニャるほど。
それってひとりで踊るの?
「いや、昔の仲間を誘うんだ。
しかしその仲間たちというのが、
一人はパソコンの資格試験を目指し猛勉強中。
もう一人は、埠頭で働く労働者のストを指揮中。
でも、ディディエが息子のために
オーストラリアへの渡航費用を稼ごうとしていると知り、
それぞれに一肌脱ぐんだ」

----つまりここに厚い友情の物語が生まれるわけだ。
「そういうこと。
なのに、ディディエは
インストラクターのフランス(エマニュエル・べアール)に
無謀にも惹かれていく。
このあたりが、大人になれないディディエだけあって、
観ていて実に痛々しい。
まずは、その服装をどうにかしろよと言いたくなる」

----へぇ~っ。エマニュエル・べアールが
こんな映画に出ているというのも不思議だね。
「エマニュエルいわく
『フランス映画界は、知的と言われる作品を創るグループと
コメディ作品を創るグループがあります。
私はどちらかというと前者、監督は後者に属していて、
お互いあまり交流することはありませんでした。
初めて会ったときも、属するグループが違う私を少し怖がっていたそうです』

と、とんでもないことを言っている。
オモシロいから、もっとプレスから引用するね。
『表情を変えずに静止したまま、1分間ずっと撮影していたときは、
死ぬほど恥ずかしい思いをしました。(中略)
また、監督だけでなく、チーム全員が大きな声を出したり、笑ったりするのは、
私にとって初めての経験でした。
最初のうちは役者への配慮や集中力に欠けている気がして
不快な気持ちになりましたが(後略)。
『赤いショートパンツに黄色のタイツが用意してありました。
正直、「人生でストップをかけなければならないときがあるとしたら、今だ」と思いました』

----それ、言いすぎニャ。
そんな気持ちじゃ、いい映画はできニャイよ。
「いや、それは撮影の初期だけ。
次第に現場の雰囲気がとても心地よく感じてきたようだ。
実際、これは現場の楽しさが伝わるような映画に仕上がっている。
しかもこの映画の場合、上流社会に対する風刺も入っていて、
山椒は小粒でもピリリ---といった感じ。
彼らが決勝に進出できたワケも掟破り。
まじめな映画だったら、まずありえない。
ラストなんか、
ジュリアン・デュビビエの『望郷(ペペ・ル・モコ)』の引用だし。
ほんと楽しいよ」

----音楽は、やはり当時の曲?
「それはもう盛りだくさん。
『恋のナイト・フィーバー』『セプテンバー』
『ブギー・ワンダーランド』『愛はきらめきの中に』
『カンフー・ファイティング』『ラスト・ダンス』----
ビー・ジーズだけでなく、ドナ・サマー、
アース・ウィンド&ファイヤーと、
これは好きな人にはたまらない選曲だろうね。
しかし何より驚いたのが
音楽がミシェル・ルグランということ。
まだ現役だったんだね。
ほんとうに久しぶりに聞いたよ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンでも知ってる曲がいっぱいなのニャ」身を乗り出す

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『デス・レース』

2008-10-24 21:52:53 | 新作映画
(原題:Death Race)


-----これってデヴィッド・キャラダインが主演した
『デス・レース2000年』のリメイクって聞いたけど、
それ本当ニャの?
「うん。製作総指揮にロジャー・コーマン。
それだけでなく
彼がプロデュースした『デス・レース2000年』が基になっていると
クレジットされている」

----まったく同じ?
「(汗)。実を言うと、『デス・レース2000年』という映画、
『ロッキー』でブレイクする前の
シルベスター・スタローンが出ているということで、
大きな話題を集めたけど、
そのスタローンが好きではなかったこともあって見送ったんだ。
製作が1976年。
それで2000年を舞台にした近未来SFとくれば
当時はチープな感じが否めなかったからね」

----そうか。
まだ『未知との遭遇』や『スター・ウォーズ』が
日本公開される前だ。
「うん。そういうことだね。
さてそれはさておき、
シノプシスを読んでみると、
この『デス・レース』、『デス・レース2000年』とはかなり違う。
『デス・レース2000年』は大陸横断の死のレース。
それに比べてこちらは刑務所内のサバイバル・レース」

----刑務所内での生き残りを賭けた戦いというと、
シュワルツェネッガーの『バトルランナー』があるよね。
「うん。ぼくもそれを思い出したね。
この映画の舞台はいまから4年後の2012年。
凶悪犯罪が増えすぎて政府の手には負えず、
いまや刑務所は民間人の経営に委ねられているという設定。
その中でも最も凶悪な犯罪者ばかりを収容しているのが
孤島の刑務所ターミナル・アイランド。
そこでは、全世界の人々を熱狂させているカーレースが展開。
ネット上でリアルタイムで流され、
高いアクセス数を誇っている。
そこに投獄されたのが元レーサーのエイムズ(ジェイソン・ステイサム)。
彼は何者かにハメられ、
妻殺しの汚名を着せられている。
そんな彼に、冷酷な女刑務所長ヘネシー(ジョアン・アレン)は
ある取引を持ちかける…というもの。
まあ、『ニューヨーク1997』の設定の中で
『マッドマックス2』が繰り広げられているといった感じかな」

----へぇ~っ。
それってオモシロそう。
「確かにね。
ただ、ストーリーの裏が読めすぎるのと、
レースの行方や女刑務所長の思惑などで、
ツッコミどころが多いのが難点。
あと、ビジュアルがシャープすぎる」

----シャープすぎる?
それっていいことじゃニャいの?
「う~ん。好きな人にはそうかもね。
でも、『マッドマックス2』なんかがオモシロかったのは、
劇画チックに徹したところ。
この映画の場合、
あまりにもリアルさを意識しすぎ。
その重量感とスピード感-----。
レースのシーンは、まるでドキュメンタリーを観ているかのよう。
冒頭のエピソードにしてもそう。
主人公が働く製鉄所が閉鎖され、警察が導入される。
これから本格化すると言われているアメリカの失業問題を先取りしていて、
監督ポール・W.S.アンダーソンの意欲は買えるけど……」

----ニャるほどね。
あっ、疑問が一つ。
いくら近未来と言っても、
刑務所だから男性と女性は別々に収容されるはずだよね。
チラシとかにセクシーなお姉さんが載っているのはニャぜ?
「あれは別の刑務所から集められた美女の囚人たち。
彼女らはレースでナビゲーターを務めるんだ。
これも視聴率稼ぎの一環だね」

----ニャるほど。


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フォーンの一言「これは、続編ができそうだニャ」ぱっちり

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『大丈夫であるように---Cocco 終らない旅---』

2008-10-22 23:51:50 | 新作映画
「まいったなあ。
これ、どこから話せばいいんだろう。
他の映画とはあまりにも違いすぎる」

----どういうこと?
Coccoのドキュメンタリーなんじゃニャいの?
あっ、そうか。
えいはCoccoのことあまり知らないんだよね。
「うん。
だってフォーンが彼女のこと
『暗い』と言っていたし、
リス●カッ●などの噂も聞いていたし、
なんか血の匂いがするような暗さなのかと
ちょっと敬遠していたんだ。
ところが観てみてビックリ。
喋る喋る。
いったい、この人のどこが暗いの?」

----だから、えいは分かっていないんだよ。
暗いというのは、そういう意味じゃなく
内省的ということ。
「それなら分からない気もしないでもないな。
でも80年代に『暗い』という言葉が
否定的に使われたのがそもそもの間違いだね

----自分の内面から出たものを
そのまま音楽にしているって感じだよね。
「うん。
ただ最初は
Coccoという人、なんて涙もろいんだと…・。
ところが観ているうちに次第に考えが変わってきた。
彼女は痛いほどにセンシティブで
悲しいほどにピュア」

----いまごろ、それに気づいたわけね。
ところでこの映画、<旅>となっているけど
どんな<風景>が収められていたの?
「昨年、14番目のシングルとなる「ジュゴンの見える丘」を発表したCocco。
それは米軍基地移設予定の海・辺野古に
2頭のジュゴンが現れたことに喚起されて生まれたもの。
そんなある日、Coccoは青森の女性から一通の手紙をもらう。
そこには六ヶ所村の核再生処理施設のことが書かれていた。
そう、自分たちウチナンチューと同じ痛みを抱える人が
日本中にはたくさんいたわけだ。
青森のコンサート会場。
Coccoはファンの前で泣きながら詫びる。
それまで沖縄に生まれ育ったことで被害者と思っていた自分たちも
実は同じように知らずに何かをしてしまっていたことを……」

----ニャるほど。
「もちろん、Coccoの演奏シーンもたくさん含まれてはいるけど、
カメラが捕えるのは圧倒的に彼女の“言葉”。
その一つひとつを聞き漏らすまいとする監督・是枝裕和の気持ちが
これまた痛いほどに伝わってくる」

----えっ、監督は是枝裕和ニャの?
「そうなんだ。
彼は言う。『泣きながらカメラを回したのは生まれて初めてだ』と。
でも、この気持ちは分からないでもないな。
『青い鳥』の村内先生の言葉を借りるなら
彼女の言葉はすべて『本気』。
だからこそ、とてつもない迫力で観る者の胸に迫ってくる」

----フォーンも、あとでYouTubeで
『ゴミゼロ大作戦』の映像を観たけど、
まるでキリストの生まれ変わりのように思ったよ。
「それはまたスゴい言葉だなあ。
でも確かに観ていて、
このCoccoという人、大丈夫かなという思いは抱いたね」

----撮影の間、彼女が口にしたのは伊平屋島産の黒砂糖のみ。
拒食症で入院したとか聞いたけど…・・。
「そうらしいね。
でも、ぼくが言いたいのはそういうことじゃない。
天から、ある才能と使命とを与えられた者だけが持つ
命を削っているような、あやうさが彼女にはあるんだ」

----!!!!!!
「映画的には、
ジュゴンが現れた辺野古の海を見下す丘で行なわれた
是枝監督のインタビューが秀逸。
それまではカメラのこちら側にいることに徹していた彼が、
生き急ぐかのように全力で走り続けるCoccoに、
『歌の中では“ゆっくり”と、みんなに言っている』と、やんわりと。
さすがだよね。
あと映画ファンにとって見逃せないのが
『もののけ姫』の<結末>に対するCoccoの言及。
彼女がライヴで訴えている『生きろ。』と併せて聞くと、
この言葉、より感慨深いと思うよ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ニャんでも観ないと分からないのニャ」身を乗り出す

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『私は貝になりたい』(中居正広版)

2008-10-21 20:07:00 | 新作映画
----これってSMAPの中居くんの主演作だよね。
「あらっ、フォーンも中居正広のこと
中居くんって言うんだ」

----あっ、ほんとだ。
やはりそれだけ一般化しているのかニャあ。
確かこれは、その中居くんがかつての名作に挑戦した映画だよね。
「うん。最初にテレビで放映されて
あまりの反響の大きさにすぐ映画化。
そのときは脚本の橋本忍が自らメガホンを取っている」

----橋本忍って
黒澤明の映画なんかでよく見かける
脚本の大御所でしょ?
「うん。デビューが『羅生門』。
黒澤映画以外でも
『切腹』(小林正樹)や『砂の器』(野村芳太郎)など、
重厚な日本映画を手がけては
右に並ぶ者はいないだろうね」

----そんな脚本の大御所が監督したくらいだから
思い入れは相当なものってことかニャあ。
「そこがオモシロいところでね。
この作品、世評は高いのに、
黒澤明は脚本を受けとると、首をひねり、掌に載せ、
目方を計るように少し上下に動かして
『橋本よ……これじゃ貝にはなれねぇんじゃないかな』と言ったというんだ」

----それ。よくは分からないけどスゴいコトバだね。
そもそも“貝になる”とはどういうこと?
「じゃあ、物語を簡単に。
高知の漁港町で妻・房江(仲間由紀恵)と
理髪店を営む清水豊松(中居正広)。
その彼の元に赤紙=召集令状が届く。
配属されたのは中部軍の部隊。
ところがそこで上官の命令に従い、
捕虜となった米軍の飛行兵を処刑したことから、
戦後、彼はMPに捕えられ、死刑を言い渡されてしまう」

----えっ、それってどこかで聞いたような…。
「そう、 『明日への遺言』だね。
実際にこの映画にも
『明日への遺言』の主人公・岡田資中将のような、
部下の罪は全部自分にありと主張する矢野中将(石坂浩二)とかも出てくる。
でも子供の頃は、そんなこと分からずにテレビを観ていたからなあ。
第一、彼が配属されたのは外地とばかり思っていたし…」

----えっ、子供の頃に観ているの?
「うん。リアルタイムではないけどね。
なにせ、その頃は家にまだテレビはなかったし…。
おそらく何度もリバイバルされて、
その中の一回だったんじゃないかな。
ただ、それがテレビ版だったのか
それとも映画版だったのかは分からない。
覚えているのはラスト、
主演のフランキー堺が処刑台をあがるところ。
その番組でぼくは
処刑台=13階段と初めて知ったんだ。
映像が陰鬱なモノクロだし、とにかく恐くって……。
その後に、『私は貝になりたい』のモノローグが流れたような…。
これは
生まれ変われるとしたら人間ではなく
海の底にひっそりといる貝になりたい。
そうすればこんな過酷な運命もない-----という
あまりにも悲痛な言葉なんだ」

----へぇ~っ。
これってそういうお話だったんだ。
しかし舞台が高知とは思わなかったニャあ。
仲間由紀恵は豪雪の中を歩いているし…。
「あれはぼくも不思議だったね。
後で調べて分かったのは
この映画のロケが日本海に浮かぶ島根の西ノ島で行なわれたということ。
ここはリアリズムよりも
その厳寒の中、減刑の嘆願署名を集めて回る
妻・房江の苦難の姿を描きたかったんだろうけど、
どうもぼくには違和感が残ったなあ。
でも、子供の頃には分からなかったこと、
たとえば実際には彼は処刑しているとはいえないとか、
目新しい発見もいくつかあったたね」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「中居くんは『模倣犯』以来の映画なのニャ」ちょっと怒るニャ

※主題歌はミスチルだ度

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『イーグル・アイ』

2008-10-20 23:33:12 | 新作映画
(原題:Eagle Eye)

----これって、先週の土曜日に公開されたんだよね?
「うん。確か試写会が一回しかなくって、
それに行った人の話だと
『どこかで観たような話ばかり…』と。
どういう意味かと思ったら、
なるほどね。
これは『2001年宇宙の旅』のHALを
全米規模に広げた話だ。
いわゆるマザーコンピュータの暴走というヤツ」

----あらら、いきなり核心だね。
「もう公開されてるんだから、
それくらい許してよ。
で、アクション・シーンとかも
『ダイ・ハード4.0』などと似ている。
いわゆるトンネル内での危機一髪。
しかしなあ……」

----浮かない顔だニャあ。
「だって、申しわけないけど
ツッコミどころ満載。
このお話って、
アリアと名乗る声によって引き合わされた二人の男女が、
FBIの追跡を交わしつつ
その声に従いつつ使命へと突き進んでいくというもの。
ところがその設定にはあまりにも無理がある。
たとえば高い窓から『飛び降りろ!」との命令。
もちろん主人公は躊躇するよね。
結果、飛び降りるわけだけど、
もしもわずか1秒でも遅く行動していたら、
そこを通る電車に轢かれていた……と、
まあ、こういう
いわゆる偶然によって
コトの成否が決まってしまうことが次々と起こるんだね。
いくらコンピュータが彼らのすべてを
自分の中にインプットしていたとしても、
あれはありえないね。
(途中で申しわけ程度の
別プランの計算は出てくるけど…)。
しかも主人公はごく普通の男のはずなのに、
とんでもない“ダイ・ハード”ぶりを見せる。
その超人ぶりたるや、わずかに額に傷を負うだけ」

----手厳しいニャあ。
「うん。
映画は嘘はあってもいいし、
いや、むしろあった方がオモシロいんだけど、
その嘘を嘘と感じさせない語り口への努力は必要。
そういう意味では
この映画はぼくには×だね。
観ていて冷めてしまった。
まあ、
ぼくが言うくらいでは
さして興行の邪魔にはならないと思うから、
たまにはいいんじゃない」



       (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「あくまで、えいの意見だから気にしないでほしいのニャ」もう寝る

※ちょっと、言いすぎたかもだ度

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『コトバのない冬』(@東京国際映画祭)

2008-10-19 16:18:01 | 新作映画
(英題:Echo of Silence)

----東京国際映画祭、いよいよ始まったニャ。
「うん。この映画祭、
あまりにも部門が多すぎて
ちょっと分かりにくくなっている気がしないでもないけどね」

----もう、ニャにか観たの?
「俳優の渡部篤郎が監督した『コトバのない冬』というヤツ。
主演が高岡早紀のこの映画、
なんとコンペティション部門にノミネートされているんだ」

----へぇ~っ。確か初監督だよね。
スゴいニャあ。
「『ヒート・アフター・ダーク』では
企画・製作も兼ねていたし、
いつかは映画監督という夢のようなものは
あったんじゃないかな。
ある意味、個性的な映画に仕上がっていたよ」

----ふうん。どんなお話ニャの?
「たいして話らしい話はないんだ。
北海道で馬の世話をする仕事をしている冬沙子(高岡早紀)。
その元に東京でモデルをしている妹・早知(未希)が帰ってくる。
彼女らの母親は早くに亡くなっていて、
ふたりには調剤師の父(北見敏之)がいるだけ。
そんな中、父に頼まれて薬を届けに行った冬沙子は
雪の遊園地で言葉の話せない男・渉(渡部篤郎)と出会う」

----えっ。それだけ?
出会ってからのエピソードは?
「それを話すと、全部言うことになっちゃうから…。
でも、その結末も含めた
ピュアでイノセントな物語よりも
見どころは、監督・渡部篤郎の演出。
カメラはアップが多く、しかも手持ち。
背景となる白い雪景色はあまりにも静かなのに、
人間を写すときはなぜか騒々しい。
この落ち着かなさ、どこかで観た感覚と思ったら
『クライマーズ・ハイ』に似ていたね」

----えっ。全然違う映画のような気がするけど…。
「うん。ちょっと驚くかも。
次のシーンなんか、その典型。
食堂の女将を渡辺えりが演じているんだけど、
彼女を含めた姉妹との会話が
もう、アドリブとしか思えない。
途中、この女将が主人公の名前を間違えるシーンが…。
でも、それさえも笑いながらごまかしてしまう」

----それって脚本では、どうなってるんだろう?
「公式カタログによると『ワンシーン、ワンカット、ワンテーク、NGなしで撮影』とか。
これなら分かる。
俳優たちのテンションが異常なまでに高いんだ。
オーバーアクトと自然体、その紙一重ってかんじ。
でも、それでいてどこにでも転がっているような
日常の空気感をフィルムに掬い取っているんだ。
これは監督が彼らの演技力に絶対の信頼を置いているから
可能となったことだろうね」

----ふうん。そう言われると観てみたい気もするニャあ。
「でも、この映画でぼくがもっとも感心したのは北見敏之。
周囲のハイテンションの中、
決してその中に飲み込まれることなく
落ち着いて自分の役柄を演じている。
余裕というか、プロに徹したその姿勢には脱帽したね。
そうそう、
フランス映画『シベールの日曜日』。
映画の途中でも女将の口を通して語られるこの作品を観ておくと、
本作に対する理解はより深まるかも」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「広田レオナに鈴木一真も出ているらしいのニャ」身を乗り出す

※北見敏之を見直した度

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『X-ファイル:真実を求めて』

2008-10-17 23:39:56 | 新作映画
----『X-ファイル』か、懐かしいニャあ。
「そうだね。日本でのビデオリリースが、もう10年以上も前。
当時、レーザーディスクの仕事で少し関わったこともあって、
最初の頃はぼくもけっこう観ていたけど、
この手のTVシリーズの常でいつしか観なくなっていた。
でもいま調べて分かったけど、
このシリーズ、なんと第9シーズンまであったんだね」

----それはビックリ。
確かこの『X-ファイル』って
地球外生命体に絡む陰謀話の合間に、
それとは別の超常現象のエピソードもいくつかあったよね。
「うん。前回の劇場版『Xーファイル ザ・ムービー』は
それこそ物語に直接異星人が絡んでいたけど、
今回は、いわゆる超常現象系のサスペンス・ミステリー。
ある女性FBI捜査官が失踪。
そこにジョーというひとりの神父が現れ、
そのサイキックな透視能力によって
凍てつく湖からおびただしい数の人体のパーツを発見。
捜査に進展と混乱をもたらすこの男は果たして何者なのか?
FBIは医師としてキリスト教系の病院に勤務するスカリーを通して
失踪中のモルダーに捜査を依頼。
かくして、ふたりは再び“Xーファイル”の闇の中に身を投じていく」

----ちょ、ちょっと待って。
ふたりは、もうFBI捜査官じゃないの?
「そういうこと。
TVシリーズの最後の方でモルダーは、
地球外生物の存在を隠蔽しようとするあるグループによって大きな罪を捏造され、
死刑判決を下されている。
そんな彼を刑務所から逃がすのを手伝ったのがスカリー。
以後、モルダーの居場所はスカリーしか知らない----と、
こういう前提は、知っておいた方がいいみたい」

----そうか、だんだん思い出した。
モルダーは子供の頃、妹を異星人にさらわれていたんだよね。
そんな彼とFBIでパートナーを組むのがスカリーだ。
彼女って異星人にさらわれたり、
子供を妊娠したり失ったり、いろいろあったよね。
「そうそう。
しかも宇宙人の子供では?
とか、いろいろ言われたよね。
でも、彼女のバックグラウンドが物理学と医学だから、
本人は超常現象には懐疑的」

----あと、当時気になっていたのがモルダーとスカリーの関係。
いわゆる友情以上、恋人未満。
それは変わらニャいの?
「うむ。
それもこの映画の見どころかも…。
なにせ事件が起こった先のモーテルで
ふたりが同じベッドに入っていて、
しかもきわどい会話も交わすという、
ぼく程度の『X-ファイル』ファンには
思わずぶっ飛ぶようなシーンがあるんだから」

----ええっ、それはビックリ。
「でしょ。
そこでさっそくこのシリーズに詳しい人にメール。
それで初めて分かったんだけど、
ファンの間では、ふたりが一線を越えたという説もあるようだ。
というのも、そのメールの中に
TVシリーズについてのこういう一文が…。
---事件で出向いた先のモーテルの朝。
スカリーはシャツ1枚でベッドに寝ていて、
モルダーが上半身裸だったかな、で、洗面台に立っていた
そんな風なシーンから始まった回があるのです。---

これってまるで、今回のこのシーンそっくり。
ここは明らかに、TVシリーズのファンへの目配せだね」

----他にもそういう目配せってあるの?
「そうだね。
肺がんがひとつのキーワードとなっていることかな」

----そう言えばいたニャあ。肺がん男。
変な名前だからよく覚えているよ。
でも、あれは宇宙人がらみの話だった気も…。
「うん。今回は直接の関係はないかも。
でも、この宇宙人が出てこないところが
ある意味、今回の成功に結びついている気が…」

-----そうだね。
TVシリーズでも
第8話(File No.107) 「氷 (Ice)」とか
第12話(File No.111) 「炎 (Fire)」とか
ああいうのってスゴくオモシロかったものね。

           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「TVのファンでない人にも分かるのかニャ?」小首ニャ

※おそらく大丈夫だと思う度

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『小森生活向上クラブ』

2008-10-15 21:57:20 | 新作映画
----また、変なタイトルの映画だニャあ。
どんなお話ニャのか、まったく想像がつかないけど…。
「うん。これはね。
役者でもある家積光の原作を映画化したもの。
毎日がパットしないサラリーマン・小森。
ある日彼は、
通勤電車で痴漢の冤罪をなすり付ける常習犯の女に出会い、怒り爆発!
思わずその女をホームに突き落としてしまう。
それからというもの気分は爽快、性欲も増進。
人生に活力を見出した彼は、
拳銃を入手し、街のダニを退治。
そんな彼の裏の顔を知った会社の部下たちは
小森を中心に『小森正義クラブ=KSC』を結成。
次々と制裁を加えていく……。
まあ、こういうお話だね」

----へぇ~っ。主演が古田新太というところがスゴいよね。
「うん。彼は映画初主演。
まあ、普通ならば、いわゆるイケメンをもってくることで
観客に対してのアピールを狙うんだろうけど、
これは映画としての世界観を優先したようだね。
監督・片嶋一貴の個性弾ける映画になっている」

----それって、どういうところに表れているの?
「なんと言っても画づくりだね。
いわゆるリアルな映像や叙情的な映像というものは皆無。
まるでパッチワークのように
合成に次ぐ合成を重ねて
スクリーンというキャンバスを塗り上げていく。
それはあるときは戯画的な背景であったり、
それぞれに色がついたバックでの画面分割であったり。
そうかと思うと、演劇的な構図や、
長回しでの撮影など、
ほんとうにやりたい放題」

----でも、そういうのって
映像優先になって
物語が置き去りにされてしまうことが多いよね。
「いや、ところがこれが意外なことに
よどみなく話が進んでいく。
どうやら美術監督に木村威夫を迎え、
コンセプト作りの段階から
彼にアドバイスをもらったらしい。
そのアドバイスというのも、
一つひとつの細かいシーンではなく
映画全体の世界観の作り方なのだとか。
これがうまく作用したんだろうね。
ただ、少し話が長すぎて
後半、だれてしまったけどね」

----他にはどんな俳優が出ているの?
「小森の妻役に有森也実。
20代の頃に比べて、
痩せた-----と言えば聞こえはいいけど、
ちょっとやつれた感じ。
林美智子のようでもあり、樫山文枝のようでもある。
いわゆる日本的な妻。
でも、夫婦夜の営みのシーンが絶品(笑)。
その行為自体を見せるわけでもないのに、
そこになだれ込むまでの表情や声で
フェロモンを映画全体に漂わせる。
これが大げさな表情で見せる古田新太と対になると、
見てはいけないものを見ているような
不思議なおかしさを醸し出すんだ
あとは、栗山千明の余裕の変身」

----変身?
「うん。
メガネをかけた仕事一辺倒のOLのように見せながら、
実はKSCに入っている男性すべてと関係を持ち、
彼らを自分の言いなりにしている。
ファッション的にもいろいろと遊んでるから
ファンはきっと楽しめると思うよ。
他にも忍成修吾、豊原功補、佐野史郎らが
それぞれ最初に出てきたイメージとは違う方向へ途中から変身。
そうか。いま喋りながら気づいたけど
これは“変身”を楽しむ映画だね」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「しかし日本映画、次々作られるニャあ」身を乗り出す

※小森のおばちゃまとはまったく関係ない度

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『ハッピーフライト』

2008-10-14 23:53:43 | 新作映画
----これって『ウォーターボーイズ』で
ブレイクした矢口史靖監督の新作だよね。
『スウィングガールズ』以来、
4年ぶりの長編だって?
どうしてそんなに撮らなかったの?
「どうやらこの映画の準備に丸2年費やしていたらしいよ。
その間、国内外の航空関係者100人以上に取材を敢行したらしい」

----飛行機の映画というと、
パニック映画か
あるいはテレビの『スチュワーデス物語』みたいなのを
連想しちゃうけど…。
「普通はそうだよね。
でもこの映画は、
航空に携わる、
もっと多くの人たちにスポットを当てているんだ。
その中にはもちろん
『狂っちゃいないぜ』に出てきたような管制官も含まれる。
一言で言えば
“空のプロフェッショナル”たちの群像ドラマというわけだ」

----ふうん。群像ドラマか…。
そうなるとストーリーの説明はややこしそうだね。
「いや、意外にそうでもないよ。
物語は、副操縦士・鈴木和博(田辺誠一)と
原田機長(時任三郎)が操縦するホノルル行き1980便を中心に展開。
鈴木和博は、これがOJTの最終フライト。
また原田機長は、機長昇格訓練教官……」

----ちょ、ちょっと待って。
ニャに、そのOJTというのは?
「あっ、そうか。
まずはそこから説明しなくては……。
OJTというのはOn the job training、
つまり実際の作業を通して行う訓練の略。
実はこの映画、
こういう専門用語がバンバン飛び交う」

----あらら。たとえば?
「CA(キャビンアテンダント)たちが
鈴木の肩章の3本線に気づき『なんだコーパイか』。
このコーパイとはコー・パイロット、副操縦士のこと。
コーパイは、
さっき話に出たOJTにパスして、晴れて4本線の機長となれるんだ。
また『アイ・ハブ』『ユー・ハブ』という会話が
何度も出てくるけど、
操縦を担当するパイロットが
『アイ・ハブ・コントロール』。
これはその略。
『ユー・ハブ』はもう分かるよね。
あとは、これが物語の重要なポイントとなるんだけど、
バードストライクでピトー管がやられてしまうんだ」

----?????ニャンのこと?
「ピトー管というのは
航空機の空気の流れの速さを計測するための測定器。
この映画では、
これがバードストライク、飛行機と鳥との衝突で起こるんだ。
それにより飛行が不安定となり、
1980便は羽田に引き返す」

----えっ、じゃあパニック映画になるの?
「う~ん。
ちょっと違うかなあ。
この映画では乗客がパニックに陥らないように
キャビンアテンダントが冷静沈着に対応。
また、それに向けてのグランドスタッフや管制官の動きも描かれる」

----ニャンだ。結局はANAの宣伝映画じゃニャい。
「いや、それがそうでもないんだ。
たとえば飛行機に乗ることを怖がる乗客を
グランドスタッフが感動的に説得。
でもそのすぐ後に、対応がまずかった部下に対して
『ビジネスクラスの飛行機代がいくらになると思っているんだ』と叱る。
また一方では、管制官が意外とのんびりしているように描かれていて、
飛行場見学の子供たちに『ヒマそう』と言われてしまう。
あるいは整備士が先輩から怒られたり、
華やかな仕事と思われているキャビン・アテンダントが
大急ぎで立ち食いしたり……」

----へぇ~っ。そのシナリオででよく撮影を許可したよね。
「そうなんだよね。
しかも格納庫で実際のB747-400を使って撮影。
機内もこれまでの通例を破ってモックアップ(実物を模した実物大模型)ではなく
実機を使っての撮影。
そのため、なんとジャンボ機の先頭から最後部までが
ワンフレームに収まるという贅沢な画まで撮れている。
ただ、同時録音のためエアコンも入れられず、
ライトで熱された機内は灼熱地獄だったらしいけどね」

----それはスゴいや。
でもANAはどうしてそこまで協力したの?
「おそらく監督の“飛行機愛”が伝わったんだろうね。
ただ、この映画、
これまでの矢口史靖作品のような弾けるコメディを想像すると
少ししっぺ返しを喰らうかも。
さっきも言ったようにこれは群像ドラマ。
それもトラブルを起こした飛行機を無事着陸させるという
共通目的に向ってのね。
和製ロバート・アルトマンというと、少し褒めすぎかな」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「機長と副機長は同じもの食べてはいけないのニャ」身を乗り出す

※ある意味、伊丹十三の流れを汲むマニュアル映画でもある度

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『その木戸を通って』

2008-10-13 19:09:03 | 新作映画
----市川崑監督の幻の名作?
それって、どういうこと?
「うん。彼の生涯の中で、ただ1本だけ未公開となっていたということらしい」
----でも、もとはテレビ用だよね?
「そう。
これはハイビジョン試験放送のため、
日本初の本格的長編ハイビジョンドラマとして作られたんだ」

----じゃあ、未公開という言い方はおかしいのでは。
市川崑監督はテレビドラマの方も
いくつも作っているんでしょ?
「それはそうなんだけどね。
実はこの作品、
1993年8月に完成した直後、
ヴェネチア国際映画祭ではフィルム上映されているんだ。
今回の劇場上映も35ミリフィルムフォーマットによるものらしいよ」

----それは、確かに観てみたくなるね。
原作は、山本周五郎だっけ?
「そう。
市川崑監督は晩年、
山本周五郎原作を積極的に映画化。
『どら平太』『かあちゃん』なんかがそうだね。
でも、これはそのような殺陣回りが激しい作品でも
市井のドラマでもない。
ある日、主人公・平松平四郎(中井貴一)と
彼の元に、
ふらり現れた記憶喪失の娘ふさ(浅野ゆう子)との出会いと
別れを綴る哀切の物語なんだ」

----ふうん。その“木戸”には
なにか意味があるの?
「ふさは、記憶を喪失しているものの、
ときおり何かに憑かれたように
自分がやってきたときのことを
一点を見つめながら喋ることがある。
『これが、笹の道で、そしてこの向こうに木戸があって……』」

----ぶるっ。
それって少し恐いニャあ。
「うん。ある意味、幽霊譚のようでもあるね。
その幻想性は、市川崑監督にピッタリ。
オープニングのマジカルな映像、
それに続く緑の竹林、銀色に煙る雨、
そして江戸時代の暗い屋敷-----。
改めて彼は光と影の作家だと思ったね。
初めて『悪魔の手毬唄』を観たときの記憶が
脳裏に甦ってきた。
ほんとうにスタイリッシュな作家。
でもその中に、人間の心の機微を織り込むんだよなあ」

----で、35ミリフィルモへのフォーマットってどうだった?
「いや、残念ながらぼくが観たのはハイビジョンマスター。
だから、その感想しか言えないけど、
最初にハイビジョンが登場した頃に
よく言われた
『3Dのようにくっきり』の言葉を思い出したね。
まるで立体映画みたいだ。
これはそのままで観た方がいいような気がしないでもないなあ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そうか、今年はふたりの“市川”監督が亡くなったんだニャあ」悲しい

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『ラースと、その彼女』

2008-10-12 15:25:41 | 新作映画
(原題:Larse and the Real Girl")


----「彼が恋に落ちたのは…等身大のリアルドール!」。
このリアルドールというのがよく分からないんだけど?
人間そっくりに作ってあるってこと?
「ゴホンゴホン。
まあ、そういうことだね。
ぼくも観る前は
男の子が小さな人形に恋をする
キュートなファンタジーかと思っていたけど、
実は人形は人形でも等身大の人形。
この映画ではそういうことはないけど、
その本来の目的は……ちょっと、ここでは止めておこう」

----じゃあ、ファンタジーじゃないわけだ。
人形に恋しているというのに?
「いや、これも一種のファンタジーだろうね。
アメリカ映画って、
ときどきこんな田舎町を舞台にして、
そこの住人たちの善意や悪意を
うまく物語に生かした作品を届けてくれる。
ある意味、都会の文化に毒されていない世界。
『シザーハンズ』や『ステップフォード・ワイフ』みたく
これも一種の戯画化された世界だね」

----で、どうしてこのラースは人形に恋しちゃうの?
「ラース(ライアン・ゴズリング)は人との付き合いが苦手。
長年自宅のガレージを改装した部屋に一人、
寂しく暮らしている。
そんなある日、仕事の同僚から教えられた
インターネットのサイトでビアンカと知り合い、家に招待する。
兄ガス(ポール・シュナイダー)と義姉カリン(エミリー・モーティマー)は
彼女を見て大ショック!」

----つまり、そのビアンカが人形だったんだね。
どうして、みんなそれをはっきり言わないの?
「そこがこの映画の特徴。
ラースがおかしくなったのでは?と心配しながらも、
それを変に問いつめたりしないで、
旧知のバーマン医師(パトリシア・クラークソン)に相談。
バーマン医師は
ラースの真意は分からないが、
すべては彼が作り上げた妄想なので、
ラースに話を合わせて成り行きに任せるように助言するんだ。
そこで兄夫婦は町の人たちに協力を要請。
やがてビアンカはラースの想像の外でも生きるようになる」

----ん?言っている意味がよく分からないニャあ。
「つまり、ビアンカはデイケアやボランティアに参加。
コミュニティのメンバーとなるんだ。
町の人たちも“車椅子”の彼女の面倒を見るために団結。
ビアンカに子供を抱かせる人もいれば、
美容院で彼女の髪を切る人も。
このあたりの描写が実に楽しい。
ビアンカの存在によって、
町の人々の結びつきが
それまで以上に深まっていくんだ。
ところが、そのことが
かえって彼をいらつかせる。
自分の知らないところでビアンカはナニをしているんだ?」

----男の嫉妬ってヤツだニャ。
そこまでいくと、かなり本格的。
でも、こういう映画作るの楽しそうだよね。
監督は誰ニャの?
「これが監督デビューとなるCM作家のクレイグ・ギレズビー。
彼は、この作品でアカデミー賞のオリジナル脚本賞にも
ノミネートされているんだ。
でもそれも納得。
物語の顛末に向けての話の運びも実に自然。
ビアンカとラースの愛の行方に対しても
観る者にいつしか感情移入させてしまう」

----もしかして人形の表情とかも変えているのかニャ。
「シーンによって、
目や顔の表情に微妙に変化を付けているみたいだよ。
ぼくも、このドール、
ほんとうにきれいだと思ったもの」

----もしかして欲しくなった?
「はい(笑)。
あっ、あと俳優がおしなべて素晴らしい。
『きみに読む物語』と同一人物とは思えない
ライアン・ゴズリングのとぼけた味。
さらには、ポール・シュナイダー、エミリー・モーティマー。
このふたりもそれぞれにラースへの思いやりと、
自分の中における葛藤とを見事に表現。
雪が降り積もる小さな町の小さな奇跡。
12月にカップルで観るのに最適だね」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ライアン・ゴズリング、ちょっとおじさんっぽいニャあ」小首ニャ

※妄想と幻覚は違うらしい度

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