ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ザ・ホークス~ハワード・ヒューズを売った男~』

2011-03-30 23:44:28 | 新作映画
(原題:The Hoax)



---- ハワード・ヒューズって、
映画のモデルになっている人だよね。
「そう。
アメリカきっての大富豪。
権力と財力を誇ったばかりでなく、
飛行機乗りで、映画もつくって、
まあ、アメリカンドリームの体現者だね。
でも、彼は人生の後半においては人前に姿を見せなくなった。
いわば、伝説の人と化していったんだね。
この映画は、そんな彼に目をつけた作家
クリフォード・アーヴィング(リチャード・ギア)が
偽りの伝記を大手出版社マグロウヒルに売りつけ、
大金を手に入れようとする…
と、こういう詐欺師のお話だ」

----そんなの無理だよ。
すぐバレるに決まっている。
「普通はそう思うよね。
ところが、なぜかこれが上手くいくんだ。
アーヴィングは、次々と自分に都合のいい理由をつけ、
しかもそれを相手に納得させるんだね」

----それって映画だからだよ。
実際にはありえない。
だって、そのハワード・ヒューズが
気がついたら、そこで終わり。
「いや。
これは実話が基になっているんだ。
もっとも最後は嘘がバレて、
アーヴィングは2年以上を刑務所で暮らしている。
実は、映画が終わるまでぼくはそのことを知らず、
なんて壮大なホラ話の映画を作ったんだろうって…。
もっとも、映画としてオモシロくなる脚色はいくつも施されている。
たとえば、実際にハワード・ヒューズと契約していることを
マグロウヒル社に信じ込ませるために、
ヘリコプターを使って彼がやってくるように見せかけるとかね…。
こういうエピソードの付加だけでなく、
映像としてもファンを楽しませる工夫が随所に見られる。
アーヴィングがヒューズの側近によって誘拐されるシーンなんか、
まるで50年代のフィルムノワールといった趣」

----フィルムノワールとはまた…。
「もっと言うなら、
この映画の基本はサスペンス。
観る方は、主人公の“悪事”に心の中で加担し、
彼の嘘が見破られないかとハラハラ見守るという構図。
アーヴィングは何度も絶体絶命に陥りながら、
そのたびに、次の手を売ってその難関を切り抜けていく。
それは、マグロウヒル社だけでなく、
妻エディス(マーシャ・ゲイ・ハーデン)に、
愛人ニーナ(ジュリー・デルピー)との関係をごまかすときや、
パートナーのディック・サスキンド(アルフレッド・モリナ)が
自分から離れていこうとするのを制止する時などに、
さまざまな形で一種の“才能”として発揮されるんだ」

----へぇ~っ。
それにしてもいろんな俳優が出ているんだね。
「うん。
他にもマグロウヒル社の社長にスタンリー・トゥッチ
ヒューズの元側近ディートリッヒにはなんとイーライ・ウォラック
そうそう、ラウル・ジュリアJr.という名前もクレジットされていたけど、
あのラウル・ジュリアの息子かなあ…」

----ところで監督はだれニャの?
「リチャード・ギアとはこの映画の後、
『HACHI 約束の犬』でも組んでいるラッセ・ハルストレム
毎回、違う作風の世界を見せてくれる彼だけど、
今回は音楽にクリ―デンス・クリアウォーター・リバイバル
たっぷり使うなど、
舞台となった70年代初頭の空気がプンプン。
まあ、それにしても、この犯罪、いまでは考えられないね。
監視の目がゆるゆる。
ファイルを体に隠して外に持ち出しちゃう。
かと思うと、ディートリッヒがプールで泳いでいる間
彼の資料を外で一枚一枚コピー。
ハラハラするけど、どこかのどかでもある。
決してスマートじゃない。
人間臭さが全編を支配する、
これは<脂汗>の映画だね」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「こういう変な男は映画向きなのニャ」身を乗り出す


※リチャード・ギアが意外にハマっている度

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『127時間』

2011-03-30 00:04:35 | 新作映画
※少しネタバレもあります。
でも、すでに知ってられる方もいるかも




(原題:127 Hours)

----この映画、
今年のアカデミー賞に
何部門もノミネートされていたよね。
監督が『スラムドッグ$ミリオネア』ダニー・ボイル
「うん。
最初、そのタイトルからして
『28日後…』の流れを汲んだ
ゾンビ映画のシリーズ第3弾かと…。
でも、そうじゃないことはすぐ分かったけどね。
これは、落石に右腕を挟まれ、
谷底から一歩も動けなくなった若者アーロンの
極限状態における絶望との戦い、
その127時間を描いたもの。
登場人物は、ほぼアーロンひとり。
それだけに、この映画が成功するか否かは、
アーロンを演じる役者次第と言ってもいい」

----そのアーロンをジェームズ・フランコ
演じているんだよね。
「そう。
これがモデルとなっているアーロン・ラルストンと
どことなく似ているんだ」

----えっ。これ実話ニャの?
「そうなんだ、
それだけに、この映画のクライマックスとなる
ある

----でも、こういう時期だけに、
極限状態だの脱出だのという映画は、
延期とか公開中止とかになりそう。
「ぼくもちょっと、そこが気にはなったところ。
たとえば、途中、大洪水に見舞われるシーンとかあって…。
そのあまりの水の勢いに、
どうしても今回の津波を連想してしまう。
だけど、最期まで観ていて分かったこと。
この映画が言っているのは、
人と人の絆。
主人公アーロンは、
回想にも出てくるように、
どちらかというと、自分中心の生き方をしている。
このキャにオンにもひとりでやってきていて、
だれにも行き先を告げていない。
そんな彼を支えたのは、
多くの人の想い出。
そして、そこから彼の再生が始まる。
彼は悟るんだ。
人はひとりでは生きられないと…。
だからこそ脱出に成功した彼は、
力の全てを振り絞って人の助けを借りる。
『HELP!』とね。
これは、明日への希望と勇気を
人と人のつながりの中で描いた映画。
決して公開をためらう必要はない。
そう思うよ」



               (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「それでもあの“決断”は目を開けていられないのニャ」もう寝る

※腕を切るときの効果音が、鋭い痛みを感じさせる度

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『4月の涙』

2011-03-27 17:39:01 | 新作映画

(原題:Kasky)

----あれれ。この映画って、
まだまだ先の公開でしょ?
『ブルーバレンタイン』とかを
先に聞きたい気もするけど…。
「う~ん。
そうかもしれないけど、
年に何本か、思ってもいない映画に出くわすことがあって、
これは、その典型的な例。
ちょっと早めに喋ろうかと…」

----キャッチコピーが
「フィンランド内戦下に生まれた、許されざる愛――。
信念か、命か、それとも哀歌――。
彼らの衝撃的な選択を、
あなたはどう思いますか?」。
なんだか、想像ついちゃいそうだけど…。
「いやあ。
おそらく99%の人が、
途中まで“衝撃的な選択”については
考えもしないんじゃないかな。
その前に、物語を少し話すと、
これは1918年、ロシアからの独立直後のフィンランド内線が背景。
この内戦は、白衛隊と赤衛隊の間で交わされたもの。
映画は、白衛隊が赤衛隊の残党である女性兵たちを追いつめ、
集団で代わる代わる乱暴するところから始まる。
その後、無残にも彼女らは処刑される。
ところが、ただひとりリーダーのミーナが生き残る。
脱出しようとした彼女が、准士官アーロ(サムリ・ヴァウラモ)に捕まってしまう。
アーロは、他の兵士たちと違って彼女を公正な裁判にかけようと
裁判所へ船で連れていく。
ところが途中、ふたりは不毛の孤島に遭難してしまう」

----おっ。『流されて…』だ。
「ぼくも、そう思った。
物語は、この孤島の中で進んでいくと…。
事実、彼らは心が通い合い、愛し合ってしまう。
ところが、ほどなく近くを船が通りかかり、
当初の予定どおり、アーロは彼女を裁判所へ連行。
しかし、公平な裁判が評判のはずのエーミル判事(エーロ・アホ)は、
戦時下の中で、
その残虐かつ変態の本性をむき出しにしていた…」

----mmmmmmm。
ニャんだか、かつてのイタリア映画にそっくり。
「そう。ぼくも戦時下の性愛を描いた
『愛の嵐』『地獄に堕ちた勇者ども』を思い出した。
ちょっと毛色は違うけど、『ソドムの市』もね。
もっとも、それらの映画がファシズムの爛熟、頽廃をバックにしていたのに対して、
こちらは、フィンランドの小さな村。
ある意味、もっと生々しい。
と、見どころを語る、自称・映画案内人としては
このあたりでいいかな。
ネタバレしちゃうとつまんないからね」

----気持ちは分かるけど、
ちょっと端折りすぎ。
「じゃあ、ひとうだけ。
このエーミル判事は、
隣の部屋から、
ずっとミーナを覗いている。
さあ、その理由は…」

----ほんと。タイトルと違うニャあ。


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「カップルで観るのは気をつけたがよさそうだニャ」複雑だニャ


※ミーナ役のピヒラ・ビータラに一目ぼれだ度

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『海洋天堂』

2011-03-24 21:58:58 | 新作映画
(英題:Ocean Heaven)



----えっ。この人、
ジェット・リー
ナイナイの岡村かと思った。
「(笑)。そうだよね。
とても、あの“武の達人”とは思えない。
ここで彼が演じているのは、
妻に先立たれ、
男手ひとつで自閉症の息子を育てている
普通の市井の父親」

----それは…!
このプレスからすると、
もう、息子は20歳を超えているみたいだし、
先が大変だ。



「そうなんだ。
日本でもその問題が取りざたされている
自閉症児も含む知的障害者が成人となった後、
その自立のあり方。
親はいずれは歳を取っていく。
彼らが思うのは、
自分が先立ってしまったら、その後、
遺されたこの子供はどうなるのか?」

----そうか。学校に通っている間はいいけど、
卒業後は、誰が彼らのケアをするのか…。
これは大きな問題だよね。



「実は、ぼくもほんの少しだけど、
自閉症の人のガイドヘルパーとして、
彼らと一緒の時間を過ごしたことがある。
これは、そのときの体験から言うんだけど、
ひとつのことに固執したときの表情、
会話におけるオウム返し、
いつもと違う環境に置かれた時の取り乱し方など、
ウェン・ジャンの演技は、
時として演技とは思えないほどだった。
そして自分が死んだ後のために、
“生活のイロハ”を教えようとする父親ワン・シンチョン。
たとえば、バスの運転手に扮して、
降りるバス停名が聞こえたら
息子に『降ります』と言うよう、
その訓練を施す」

----その父親役がジェット・リーってわけか…。
それは、観てみたいニャ。
でも、なぜ、息子がこんな年になってから?
「シンチョンは
末期の肝臓ガンに侵されていることが判明。
彼には時間がなく
それで焦っているんだ」

----聞けば聞くほど、
ジェット・リーとしては珍しい役だよね。
「実は、彼は
2004年」12月26日に起こった
スマトラ沖大地震に遭遇。
長女を抱え首まで海水につかるも、
家族全員無事救出されたという体験をしている。
その際モルジブで回復を待つ間、
援助ができる人々がみな積極的に手を差し伸べる姿を見て
深く心を動かされ、
2007年4月、
1人+1ドル+1ヶ月、
賛同者一人ひとりが毎月1ドルを献金するという
“壱(ワン)基金”を創立。
その後も壱基金の活動を続け、
慈善活動をメインに動きまわっていたらしい」

----そうか。
だから、しばらくスクリーンで
彼の姿を見なかったんだ。
「そう。
2008年に起こった四川の大地震では現地に出向き、
ジェット・リー自らボランティアに交じって救助活動を。
以後、世界保健機構(WHO)の慈善大使、
国際赤十字の慈善大使に任命されるなど、
映画の活動は休止していたようだ。
その彼の筆記第一作がこれ…
とここまで聞けば、
フォーンもなるほどと思うんじゃないかな。
監督のシュエ・シャオルー
ボランティア活動をしていた自閉症施設こそ、
偶然にも壱基金が選んだNGO組織の“模範プロジェクト”の
第一回最優秀団体だったんだ」

----ニャるほど。繋がってきた。
もう少し映画の見どころを…。
「それはスタッフかな。
撮影がクリストファー・ドイル
音楽が久石譲
そしてなんと主題歌がジェイ・チョウ
その内容からはとても想像がつかない、
豪華な顔ぶれ。
ファンにはたまらないだろうね」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「なによりも大切なのは親子の絆なのニャ」いいねぇ

※こう言っては不謹慎かもだけど、ジェット・リーがキュートだ度

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『キラー・インサイド・ミー』

2011-03-22 23:45:32 | 新作映画
(原題・英題:The Kille inside Me)



----この映画って、
ラジー賞で話題になったんだよね。
「あ~あ。
ジェシカ・アルバの最低助演女優賞ね。
まあ、彼女はこの作品だけでなく
昨年の出演作、そのほぼすべてで受賞しているけどね」

----それって、かわいそう。
「う~ん。でもこの作品に関しては仕方がないかな。
映画の持っている雰囲気と、彼女の存在感があまりに違いすぎる。
まるで別の映画から借りてきたかのよう。
さて、その話の前に、まずはプロットから…。
この映画、主人公は保安官助手ルー・フォード。
ハンサムで紳士的なはずの彼が、
若く美しい情婦ジョイスと出会い
激しいセックスに燃えたことから、
内なる殺人衝動が表面化する」

----そして、そのジョイスを演じているのがジェシカ・アルバってワケだね。
「そういうこと。
ジョイスは
いわばこの映画のキーとなる存在。
それだけに、なるほどルーを狂わせたと
みなを納得させるものがなくちゃいけないわけだけど、
普通の蓮っ葉なお姉ちゃんにしか見えない。
妖艶だのファムファタルだの言う言葉からはほど遠い」

----確か、ケイト・ハドソンも出ていなかった?
「うん。彼女は
ルーの愛人エイミーを演じている。
愛人と言っても、こちらは教師。
ジョイスがバッドガールならエイミーはグッドガール。
まあ、ケイト・ハドソンがグッドガールというのも、
ちょっとあわない気もするけどね」

----じゃあ、ダメじゃん。
これはキャスティングのミス。



「まあ、抑えて抑えて。
主演のケイシー・アフレックはよかったよ。
この映画の原作は、ジム・トンプスンのノワール小説。
この手のモノを映画化する場合、
内容よりも、
どれだけその雰囲気を出しているかがポイント。
そこでケイシー・アフレックは
常に眠たそうに演じてみせるんだ。
ぼくは、このけだるい演技を見て、
あの『さらば愛しき人よ』
ロバート・ミッチャムを思い出したね」

----そうか。
彼の愛称はスリーピング・アイ…。
「そう。
この映画、監督がマイケル・ウィンターボトム
ロバート・ミッチャムへのオマージュを込めたとしても
何ら不思議はない。
でも、それだけに、なぜジェシカ・アルバなのか?
経営サイドからの要求でもあったのかな…。
ちょっと、もったいない映画だったと思う」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「田舎町の犯罪は、いつも奇妙なのニャ」もう寝る

人間関係が特別だからかもだ度

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『SOMEWHERE』

2011-03-19 18:07:52 | 新作映画
(原題:SOMEWHERE)




----これってソフィア・コッポラ』監督の映画だよね。
確かヴェネチア国際映画祭金獅子賞だったような…。
「うん。
実を言うと、
あまりノレた映画じゃなくって、
いったんはスルーしようかと思っていたんだけど、
今回の地震で思うところがあって…」

----あんまり関係なさそうだけど…?
「そう思うよね。
じゃあ、まず簡単にストーリーを。
主人公はセレブ生活を送る俳優のジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)。
映画の冒頭は、彼がフェラーリを乗り回すシーンが延々と描かれる。
実は、この導入部で、
あっ、これは自分のタイプじゃないなと…」

----でも、それって意味あるんでしょ。
「まあ、最後にもきちんと繋がってくるしね。
さて先を進めると、
ジョニーは、パーティでは酒と女に溺れ、
一方では、セクシーなポールダンサーを部屋へデリバリーしたり。
なんだか、80年代の名残りって感じで、
どうでもいいや、こんな話し…って思ったころに、
前妻レイラと同居する11歳の娘クレオ(スティーヴン・ドーフ)が登場。
最初は一時預かりのはずだったのに、
レイラが突然家を空けるため、
クレオはジョニーの元で暮らさなければいけなくなる」

----ニャるほど。
これは父と娘の絆の回復のお話だニャ。
「そういうこと。
ジョニーは美形の俳優だし、女性からの誘いも多い。
そちらの方をこなしつつ、
父親としてもふるまわなくてはならない。
映画祭の授賞式に出るためにはイタリアまでも行かなくちゃならないし…。
で、そんなセレブ・スターと娘の日常が
ある意味、淡々と描かれながら、
いわゆるクライマックス、見せどころが突然やってくる」

----“淡々”は、『ロスト・イン・トランスレーション』でもやってたでしょ。
あっちは気にいっていたじゃニャい?
「そうだね。
あれとこの映画は、ある意味同根。
スターの孤独、空白を描いている。
ただ、観終わって後を引くのは、
娘の寂しさの方。
これがジワリジワリくるんだ。
それでも、まあ、
ちょっとよくできた、気取った映画という感じでしかなかった。
しかし、3月11日以降、
この映画のことを考えることが多くなった。
すごくシンプルな話なんだけど、
この映画が描いているのは
喪われた家族とその中にいる娘の寂しさ。
ぼくらは、ある程度の年齢を重ねてきている。
そしてそれぞれが経験を重ねてきた中から、
自分なりの家族観、夫婦観、親子観を語るけど、
子供たちはそうはいかない。
彼らは人生を選択できないし、
また、社会的にも無力。
そんな子供たちがいちばん望むのは、
家族で一緒にいたいということ…。
ぼくらは、そんな子供たちの声に
もっと耳を傾けなくてはいけない。
家族主義を保守的とかいう前に、
もう一度、原点に返らなくてはと…ね」



フォーンの一言「フォーンも、家族選べないのニャ」
もう寝る


※いえいえ、あなたはやっていける度


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フォーンから、えいとフォーンの近況について…。

2011-03-17 18:54:27 | 映画
-----フォーンから、久しぶりのご挨拶。
左のカレンダーを観ても分かるように、
えいは、全然、映画のお話をしてくれない。
電子書籍「シネマグランプリ」の原稿をアップして、
ホッとしたのもつかの間、
青色申告やら、コトリ花店のパイロットショップの話やら、
はたまた、ワークショップ、
さらには、他の雑誌やウェブでの原稿執筆など、
いろいろと忙しかったことに加えて、
あの、大きな揺れに始まる一連のできごと。
津波、原発事故、そして計画停電。
えいの長い人生でも、
こんなことは初めてと言っていた。
おそらく、これから先、
日本という国は大きく変わってゆくんだろうと…。
で、とてもブログにまで手が回らなかったんだって。
でも、故郷の福岡や、
あるいは海外、ノルウェーからまで
ご連絡、コメントをいただきながら、
なにも話さないままでいるのでは
かえって、みんなにご心配をかけてしまうだけ。
そこで、まずは「生存報告」。
この後、TBをいただいた方たちのところにお伺いして、
ブロガーさんたちの無事を確認するって言ってた。
いまは、試写会中止や公開延期など、
映画界を取り巻く状況は厳しいけど、
観ていながら話していない映画、
まだまだあるんだとか。
フォーンも、様子を見て聞くつもりだから、
もう少し待っててね。

          (byフォーン)

「早く落ちつけばいいのにニャあ」2009.4.7フォーン


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『ミスター・ノーバディ』

2011-03-06 22:41:52 | 新作映画
(原題:Mr. Nobody)


----ん?どこかで聞いたことがあるタイトル。
マカロニウエスタンだっけ?
「それは『ミスター・ノーボディ』
こちらは、『ミスター・ノーバディ』。
なんと、これがSF。
しかも驚くことに『トト・ザ・ヒーロー』『八日目』
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督の作品なんだ」

----どんなお話ニャの?
「2092年。
そこでは、医学の進歩で
もはや人は死ななくなっている。
主人公のニモ(ジャレッド・レト)は118歳で、
世界最高齢で最後の“死ぬ”人間。
死を目前としたニモに世界が注目する中、
ひとりの新聞記者が質問する。
――不死となる前の世界は?」

----そ、それは、フォーンも興味が惹かれるニャあ。
「ぼくも同じ。
さて、これを映画としてどう見せるか?
そこでドルマル監督が提示したのは12通りの人生」

----どういうこと?
確か『スライディング・ドア』でも
ふたつの人生が描かれていたけど…。?
「そうだね。
もし、こちらの人生を選んだらという、
この発想はそんなにも目新しいものではない。
ただ、この映画の場合、
最初に彼が出会った3人の女性、
それぞれと結婚した場合のその後が、
そのときに口にした一言、
あるいは、相手の家へ行った時間的なタイムラグ、
そして、離婚する両親のどっちに自分がついていったかなど、
こと細かに枝分かれした形で見せてくれるんだ。
しかも、映画の中では、
そのうちのどれが事実であったかを探ったりはしない。
それどころか、ある人生が、
枝分かれの中の、
ひとつの人生を生きているニモの夢かもしれないという含みを持たせる」

----うわあ。こんがらがりそうだ。
「ところが、
これが巧く交通整理されているんだね。
たとえば、ニモの結婚相手アンナ(ダイアン・クルーガー)の着る服は赤。
彼女とは相思相愛だけど、子供の頃引き離されて
なかなか会うことができない。
エリース(サラ・ポーリー)は青。
彼女はニモを本当には愛していない。
そのこともあってか、彼女は精神的な病を抱えてしまう。
そしてジーン(リン・ダン・ファン)は黄色。
彼女はニモを愛しているけど、
ニモはジーンをエリースの代わりとしか見ていない」

----ニャるほど。
「この基本的な設定がしっかりしているから、
たとえば、そのシーンに登場する人物全員が
アーガイルチェックを着ているようなシュールな設定も、
火星に向かう宇宙船の冷凍睡眠装置のような
目を見張るビジュアル・イメージも、
いずれも身をゆだねて楽しむことができる。
映画の世界の中に入り込みやすいんだね。
人生の“もしも”を描いたこの作品、
深く考えるのもいいけれど、
まずは監督の提示した壮大なイマジネーションを
楽しむことをぼくは薦めるね」



フォーンの一言「フォーンだって、もし拾われなかったら
どんな一生送っていたか分からないのニャ」
小首ニャ

※ギクっ。それが出会いと運命だ度


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『ザ・ライト 【エクソシストの真実】』

2011-03-05 18:25:44 | 新作映画
※ちょっと、ネタバレ部分もありますので、
映画鑑賞ご予定の方はその後の方がいいかも。




(原題・英題:The Rite)

----へぇ~っ。『エクソシスト』シリーズに、
ついにアンソニー・ホプキンスが出るんだ。
「いや。配給は同じワーナーだけど、
『ビギニング』まで生んだ、あのシリーズとは別モノ。
なにせ、この映画はじっさいにあったことが基になっているしね」

----えっ、そんなことってありえるの?
「ぼくも知らなかったけど、
エクソシストとは、バチカン公認の正式な職業なのだとか。
で、バチカンにはエクソシスト養成講座が存在し、
そこで学んだ者たちが悪魔祓いの儀式を遂行する。
昨年11月には、ローマにカトリック司教たちが招集され、
その折のある司教からの
『悪魔は存在する。戦いに備えよ』という呼びかけが
ニューヨークタイムズの紙面を飾ったのだそうな」

----そんな話、日本にいたら
まったく分からないよね?
「そこだね。
この映画のポイントは。
もとより、悪魔というのはキリスト教において、
天界から追放された存在となっている。
これまで作られた映画を観ても、
悪魔が乗り移るのは、キリスト教文化圏の人たちだ。
これはこういうことだと思う。
悪魔としては、神に戦いを挑んでいるわけだから、
キリスト教自体が存在しないところに現れても意味はない…と。
この『ザ・ライト【エクソシストの真実】』)では、
アメリカの神学生マイケル(コリン・オドノヒュー)が主人公。
信仰を見失い、司祭になる道を捨てようとしていた彼は、
恩師に引き留められてローマに渡り、
バチカンのエクソシスト養成講座を受けることになる。
で、この講座シーンが、なかなかユニーク。
バチカンという響きからはほど遠い近代的な建物の中で、
最新設備を使った授業を行っている。
宗教施設というよりもアカデミーだ」

----その先生のひとりを演じるのが
アンソニー・ホプキンスってわけだね。
「いや、そうじゃない。
話を先に進めよう。
いまだ、悪魔の存在を信じようとはしないマイケルは、
“一流のエクソシスト”ルーカス神父を訪れるよう勧められる。
そこで彼は、
ルーカス神父による、16歳の少女への悪魔祓いの儀式を目にする。
突然、別人の声で喚きはじめる少女。
しかしマイケルには、
彼女が見せるその異様な変貌が、
精神の病、統合失調症からきているものとしか思えない。
首が360度回転することもなければ、
緑のゲロを吐くこともないからね」




----ふざけないの。
「いや、ふざけてなんかいないよ。
実際にこの二つのキーワードは
ルーカス神父が劇中で口にするくらいだからね。
『首の回転や緑のゲロが見られると思った?』とね。
さて、その後も、ルーカス神父の儀式に立ち会う彼だが、
マイケルは神父がマジックで欺いているのではないかとの疑いを抱きはじめる。
だが、少女は、原因不明の大量出血で死亡。
かくして、悪魔は神父の言葉どおり“別の誰か”に憑依する…」

----おおっ。やっとオカルトっぽくなってきた。
「うん。
さて、このあたりから話は急展開。
マイケルの父親(ルドガー・ハウアー)が倒れ、病院に運ばれる。
その知らせを聞いて、父親と電話で会話をするマイケル。
だが、実は、彼はすでに死んでいた」

----ゾクッ。
「まあ、想像つくだろうから、
憑依される相手まで一息に話しちゃうと(※ここがネタバレ)、
これはルーカス神父。
またまた、アンソニー・ホプキンスが
とてつもないメイクと大仰なまでの目を剥いた演技で
悪魔に憑かれた男を演じてくれる。
で、マイケルは悪魔と戦うわけだけど、
ここに問題がひとつ。
彼は、神への疑いを抱いている。
そのため、悪魔の存在も本気では信じていないことになる」

----ニャるほど。マイケルにとっては存在しない相手。
勝ち負け以前の問題というわけだね。
「そう。
マイケルが真っ向から戦うためには、
心底から神を信じなくてはならない。
この内なる信仰の目覚めを描いたのがこの映画。
そう言ってもいいだろうね」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「誰もがエクソシストになれるわけではないのニャ」もう寝る

※悪魔と戦うには相手の名前を知らなければいけないらしい度

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『孫文の義士団』

2011-03-04 19:10:12 | 新作映画
(原題・英題:十月圍城Bodyguards and Assassins)

----これって、最初、
あまり気乗りしていなかった映画だよね。
「うん。歴史モノで
偉人の伝記を描くのかと…。
ところが、これがまったくといっていいほどの創作。
中国と香港合作による一大エンターテイメント。
第一、主人公は孫文でなく
彼を守ろうとした8人…」

----あっ、だから
英語のタイトルが『Bodyguards and Assassins』。
ということは、暗殺者も出てくるわけ?
「そうなんだ。
映画は、武装蜂起計画の密談をするべく
日本から香港に船で渡ってくる孫文と、
その情報をキャッチした、
西太后の命を受けて暗殺しようと待ち構えている一味との攻防戦を描く。
ただ前半は、孫文を護衛するための義士団が結成されるまでを、
それぞれの過去の事情と、現在彼らが置かれている状況を描くことに費やされる。
実は、ここが少し長すぎるかな…とも思って観ていたんだけど、
観終わった今となっては、
それぞれの人物をじっくりと掘り下げたことによって、
後半のアクションへ弾みがついたという気持ちが強くなっている」

----そのメンバーって?



「理想に燃える活動家チェン・シャーバイ(レオン・カーフェイ)、
革命活動に資金提供をする商人リー・ユータン(ワン・シュエチー)、
暗殺団のスパイとして働くギャンブル狂の警官シェン・チョンヤン(ドニー・イェン)、
愛する人との結婚を誓った車夫アスー(ニコラス・ツェー)、
過去の罪にとらわれ物乞いとなった元御曹司リウ・ユーバイ(レオン・ライ)、
父の復讐を誓う少女ファン・ホン(クリス・リー)ら。
この映画が人物設定が巧いという、そのてい例を少し出すならば、
商人の妻ユエル(ファン・ビンビン)は警官シェンの元妻。
彼女は夫のギャンブルによる赤貧生活をじっと耐えていたものの、
子供ができたことからその将来を案じ、別れている。
だが、当のシェンはその女の子が自分の子供だということを知らず、
孫文到着の前日に初めて知り、改心するという設定。
また、暗殺団の首領(フー・ジュン)は、
チェン・シャーバイの教え子で欧米の民主主義を学んでいる。
なのになぜ?…
というように、この映画は彼らの抱えている個人的な事情と想いが
幾重にも絡み合うことで、映画に奥行きを持たせているんだ。
でも、やはり見どころは、後半の約1時間に及ぶ孫文護送。
実は、ここで護送されている孫文は
彼が同志と密談している間の目を逸らすべく用意された影武者、替え玉。
敵の襲撃を受けながら街を行くその役に選ばれたのは
リー・ユータンのひとり息子リー・チョングアン(ワン・ポーチエ)。
さて、そこに次々と暗殺団が襲いかかる。
この描き方が、
先日話した『SP 野望篇』をパワーアップさせた描き方」

----つまり、『ウォリアーズ』ってことだね。
「そう。
でも、ぼくは
これが香港映画だからということもあるからだと思うけど、
『ブルース・リー/死亡遊戯』)を思い出したね。
あれは、五重の塔を上の階に進むにつれて新たな敵が待ち構えているという、
いま思うに、パソコンゲームのハシリみたいな感じだったけど、
これは、街全体を使って、横移動でそれをやっている。
それも、これまでの香港カンフー映画の総決算という感じ。
たとえば、馬を殴り倒すということで有名になった
あの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地覇王』もビックリの
人間と馬の大激突!まで出てくる」




----そういえば、このセットもスゴイや。
「なんと、製作に8年かかったらしいよ。
それは大規模なセットを建てて20世紀初頭の香港を再現するという、
監督テディ・チャンのこだわりによるもの。
当時の写真を参考に、
すべての建物の、何人住んでいるか。
男女別の人数、世帯数、そして家族構成や職業など
徹底的なディテールが決められたのだとか。
この映画にも出ているエリック・ツァン
『今まで見たセットの中で、最も大きく最も美しいと絶賛』。
噂を聞いたダニー・ボイル、スティーヴン・ダルドリー
らも訪れたらしいよ」




----やはり、同じ監督同士。
気合いが入っているのが
海を渡って伝わったってわけだね。
「そうだね。
さっき話したように
この映画は、これまでに作られた映画の記憶がいっぱいに詰まっている。
なかでも驚いたのがクライマックスの階段を転げ落ちる人力車。
これは明らかに『戦艦ポチョムキン』、オデッサの階段
そこで気づいたんだけど、
この映画は“革命”がテーマ。
監督がエイゼンシュタインを意識していないはずはないと思うね。
タイトルに『10月』を入れ、
映画の設定を10月にしたのも、
エイゼンシュタインの同名映画への目くばせだと…。
ちょっと穿ちすぎかもしれないけど…」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「孫文はほとんど出てこないらしいのニャ」小首ニャ

※後半一時間だけでも、観ないと損だ度

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『4デイズ』

2011-03-01 22:22:55 | 新作映画
(英題:Unthinkable)

----「4デイズ」。
4日間のお話か。
何から何までが4日なの?
「核爆発まで。
この映画は、
イスラム系アメリカ人のテロリストが
国内3ヶ所に核爆弾が仕掛け、
死を覚悟してあえて捕まる。
そこに、凶暴な"尋問のスペシャリスト"が送り込まれるというお話」

----その尋問のスペシャリストが
サミュエル・L・ジャクソンってわけだね。
「そう。
で、テロリストを演じるのがマイケル・シーン
彼もイギリス首相をやったり(『クィーン』)、
元大統領へのインタビュアーをやったり(『フロスト×ニクソン』)…
ある意味、カメレオン俳優だね」

----あれっ。キャリー=アン・モスは?
「彼女は、FBI捜査官ヘレン。
しかし、これは変な映画だったね。
まず、Hと呼ばれる
このプロの尋問官の位置づけがよく分からない。
政府によって、なぜか保護されていて、
大きな権限が与えられている。
彼のやることには、だれも口出しできないんだ。
で、彼は生ぬるいやり方ではだめと、
目を覆いたくなるような拷問を始める。
それはまずいと止めるのが、
女FBI捜査官の役どころ。
というわけで、この映画は、
核爆発というギリギリの状況の中、
果たしてテロリストへの拷問は許されるのか?
という、国際法規や条約とのせめぎ合い、
そしてその中における
FBI捜査官・尋問官・テロリストの息もつかせぬ駆け引きを描いていく」

----なるほど。
「核が爆発することの重大さ。
その前には、人権なんて関係ないというのが尋問官Hの立場。
確かに、爆発すれば
ここにいるみんな消滅しちゃうわけだしね。
最初、もしかしてこの映画、
延々と拷問を見せるのかと危惧したんだけど、
テーマのベクトルがそちらに向いたことから、
ぐっとスクリーンに惹きつけられていった。
最後は、テロリストの妻、
それに子供まで利用した拷問をしちゃうし、
ある意味、これは挑発的な映画だったね。
でもなあ…」

----ん?
「このエンディングはどうだろう?
ネタバレになるから詳しくは言えないけど、
アメリカではブルー例が発売されていて、
実は今回のエンディングではない別ヴァージョンがメインになっているらしい。
そのことを堂々とプレスに書いてあることも驚きだったけどね」




                (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「原題の意味は“考えられないこと”なのニャ」ご不満


※映画も、ちょっと考えられない度

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