ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『マイ・バック・ページ』

2011-05-31 23:49:57 | 新作映画
※ネタバレ注:ラストに触れています。


----これは、フォーンも一緒に観た映画。
えいが、とても観たがっていたし、
じゃあ、付き合ってみようかと…。
でも、ニャんだか複雑な顔してたね。
「うん。
これって、原作が川本三郎氏。
彼の実体験に基づいた話だよね。
観ていて、ああ、なるほど、
これはどうしても彼が書いておきたかった話だなと言うのは
よく分かったんだけど、
それをなぜ、映画化したのかがよく見えてこなかった。
でも、やはり監督がいま注目の山下敦弘だけあって、
さすがに巧い。
決して飽きさせることがない」

----じゃあ、その巧いと思ったところを突き詰めてみたら?
それって、監督が力を入れているという証拠でしょ。
「おっ。
いいこと言うね。
この映画が他のこの時代を扱った映画と決定的に違うのは、
東大安田講堂落城の“画”を入れていないところ。
タイトルバック前からその<音>だけを流す。
まるでハリウッドの大作みたいに…。
それで、分かるのは、
この映画の主軸が“学生運動”ではないということ。
冒頭で語られるのは、
『週刊東都』記者・沢田(妻夫木聡)の潜入取材の様子。
そこにいるタモツやキリストといったヒッピーたちは、
学生運動や政治活動からは遠く離れている。
日々を食っていくことで精いっぱい。
そんな彼らを騙して一緒にいる自分に、
この沢田は罪悪感にも似たものを感じている」

----その取材を終えてしばらくしてから
革命を目指す梅山(松山ケンイチ)なる男が近づいてくるんだよね。?
「うん。
時代に深くかかわった取材をしたがっていた沢田にとっては、
願ってもないはずなんだけど、
でも、この梅山が実に胡散臭い。
映画では、彼は“運動”に遅れてきた男で、
それでも自分がヒーローになろうとしているという描き方をされている。
話は飛ぶけど、『祭りの準備』 でも
“左翼運動”のリーダーが
それにかこつけてヒロインをモノにする様子が描かれたけど、
これも似たようなものがある。
実際に起こす事件は“自衛隊員殺人”という非道なものだけど、
あまりにも彼ら赤邦隊なる組織が子どもじみている。
一方の沢田の方は、
社会のダイナミックな動きに関わりたくとも自分は社会人。
しかも、そちらの方面を中心に扱う『東都ジャーナル』には属していない。
だからこそ、あせりもあってか、
いともたやすく、ニセモノに騙されてしまう。
つまり、ふたりともその時代の中にいながら、
核となる部分ではなく、
“周縁”のところで出逢っている。
それぞれの思惑を秘めながら…」

---でも、
原作者の川本三郎氏は、梅山の実際の姿を知らないわけだよね。
ということは、この部分は映画ならではの創作ってことなのかニャ。
「かもしれないね。
ともあれ、この描き方だと
忽那汐里演じるヒロイン・倉田眞子の。
『嫌な感じがする』というセリフが出てくるのもうなずける。
ぼくもそう思ったもの。
思惑が独り歩きしていて
どうにも、すっきりしない。
ただ、先ほどフォーンが言った
“映画の巧さ”からいくと、
この倉田の立ち位置は大きい。
映画『ファイブ・イージー・ピーセス』 を沢田と一緒に観た後、
『真夜中のカーボーイ』をも引き合いに出し、
彼に言う言葉『私はきちんと泣ける男が好き』。
これがラストのある人物との再会のシーンで生きてくる。
この構成が、ほんとうに巧い」

---フォーンは、あのシーンは胸にぐっときたニャあ。
最初の方から、彼は自分の取材に後ろめたさを感じていたわけで、
で、あのセリフ“生きていればそれでいい”でしょ。
「ここの受け止めかたは人それぞれだろうね。
ぼくは沢田が梅田を思想犯と見て、
殺人というか“命”の重さに思いいたらないのが
どうにも納得がいかなかったためか、
あそこは、フォーンとは違う見方をしたんだよね」

---その“命”の重さに気づいての涙と言うのは違うと思うよ。
あれは、日々を一生懸命、
営んでいる人の嘘いつわりのないセリフが
彼の心をほどいたんだよ。
それまで重い荷物をひとりで抱えて
ずっと心を閉ざしていたわけでしょ。
ほら、その前のシーンでも、
飲み会に誘われて断っていたじゃニャい。
「確かに。
ただ、あそこはもっと複雑。
潜入取材のときに自分が言った嘘を
そのまま相手は信じていて、
それを目の前であのように喋られると…。
心を慰撫されたのじゃなく、
逆にもっとつらくなったのかもしれないよ」





                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「いろんな観方ができるのが、いい映画の条件のひとつなのニャ」身を乗り出す

※『初恋・地獄篇』のポスター、ぼくも部屋に貼っていた度

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『メカニック』

2011-05-28 23:00:41 | 新作映画
(原題:The Mechanic)



----確か、この映画はチャールズ・ブロンソンが主演した映画のリメイクだよね。
「うん。まさか、こんな映画までリメイクされるとは思わなかったね。
普通リメイクと言えば、
もっとメジャーな作品というイメージ。
でも、これはこれでけっこう楽しめるんだよね」

----ふうん。
主演が最近よくあちこちで見かけるジェイソン・ステイサム
ブロンソンとはイメージが違うけど…。
「そうだね。
同じアクション・スターでも、
あっちの方が渋味があった。
このステイサムはもっと肉体派って感じだものね。
冒頭、映画で行われる最初のミッションもプールの中」

----“ミッション”って?
この映画、諜報機関か何かのお話?
「いや。その逆で
彼、アーサーはいわゆる闇組織に属している。
証拠をまったく残さず、
機械のように完璧に暗殺を遂行するわけだ」

----あ~あ。だから“メカニック”ね。
「そう。
その彼に闇組織の雇い主サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)から下った指令、
それは親友のハリー(ドナルド・サザーランド)を抹殺すること。
車椅子生活を送るハリーを抹殺するのは簡単だが、
友人を騙すことの苦悩は大きい。
仕事をなし終えた彼はハリーの葬儀に出席。
そこでアーサーは、ハリーの息子スティーブ(ベン・フォスター)と再会する。
“父親を殺した奴に復讐したい”と言うスティーブを、
アーサーは“同期のある殺人はよせ”と諭して助手に迎えるが…。
さて、かくしてこの映画は、新たなオモシロさを獲得することとなる。
ひとつは、共にミッションを遂行しながら、
自分が彼の父親を殺した男であることを知られないようにするサスペンス。
そして、これまで『エクスペンダブルズ』のような集団アクション劇は別として、
一匹狼の役が多かったジェイソン・ステイサムが助手を持ったことで
疑似父親的な役回りを演じること。
このことも、大きく分けてふたつのオモシロさを内包する。
“メカニック”のはずの彼に人間的な情が生まれること。
さらには、そのパートナーが未熟なことから、
これまでにない危険が生まれること。
で、これらのことが複合的に絡み合いながら、
最初から腑に落ちなかった、
ハリーの殺人、その裏へと迫っていく。
アクション・シーンの数々も見ごたえあるけど、
ジェイソン・ステイサムという俳優を使って
こういった物語の構図を作り出す…
これがこの映画の特徴かな」

----ということは、リメイクの意味はあったというわけだ。
やはり、ハリウッドはそういうの探し出すの巧いニャ。



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ボート・チェスもあるらしいのニャ」身を乗り出す

※ステイサム、いろいろ出ていて追い切れない度

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『マイティ・ソー』

2011-05-27 23:12:15 | 新作映画
(原題:Thor)



----これもマーベル・コミック。
あまり、というか全然聞いたことないけど…。
「ぼくも。
でも、日本から浅野忠信も出ているというし、
いったい、どんなお話だろうって興味津々。
ところが、いきなりビックリ。
冒頭こそ現代のニューメキシコだけど、
そのほとんどは、遠い宇宙。
それも北欧神話的世界」

----へぇ~っ。それじゃあ、
この後に続くと言われている『アベンジャーズ』
ちょっと絡みにくそうだニャあ。
「うん。でも、まあ
強引に持っていってたから、
いつもと同じくエンドクレジットの後まで、
席を立たないように…。
さて、この物語だけど、
その昔、
氷の王国<ヨトゥンヘイム>に住む巨人たちの侵略から
地球を救った<アスガルド>の王位継承が軸となって進んでいく。
この<アスガルド>を治める王オーディン(アンソニー・ホプキンス)の息子ソー(クリス・ヘムズワース)は血気盛ん。
長らく休戦協定が続いていた<ヨトゥンヘイム>へ殴り込みをかける」

----それって、無謀すぎ。
「うん。でも一応、ここにも理由があって、
ソーが戴冠する日、
<ヨトゥヘイム>から
王宮の警備をかいくぐって兵士数人が
<アスガルド>に侵入してくるんだ。
実は、これには
ソーの弟ロキが一枚かんでいることは、
すぐに観客に示されるけどね。
ただ、このロキのほんとうの素性はさすがに読めなかったなあ…。
と、それはともかく、このことで
オーディンの怒りを買ってソーは地球へ追放。
そこで知り合うのが、天文学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)……と、
まあ、こういう設定だ。
地球に追放されるにあたってソーは力を抜きとられ、
ハンマーのような彼の武器“ムジョルニア”も奪い取られてしまう。
このムジョルニアは遥か宇宙を超え地球へ。
ニューメキシコの岩にめり込むんだけど、
だれもそれを抜きとれない。
これは、少し『エクスカリバー伝説』を思い出したね」

----それはまた、盛りだくさんなお話だニャ。
「だよね。
この父王と息子たちの関係とか見ていると、
その中世的コスチュームのせいもあって、
どうしてもシェイクスピアのいくつかの物語が頭に浮かんでしまう。
あとで監督がケネス・ブラナーと知って、なるほどと納得。
彼はいくつものシェイクスピア劇を映画化しているからね。
さて、そういう意味では、
この映画、なかなかオモシロく観られるんだけど、
不満を少しだけ言うならば、
ソーが自己改革していく過程がよく分からないという点。
最初の方は、信じられないくらいの“オレ様”。
ところが、いつしか人間が丸くなり、
クライマックスの<デストロイヤー>との戦いでは
なんと自己犠牲の精神まで見せる。
この変貌がもう少し
しっくりと腑に落ちるように描いてくれれば
もっとよかったと思う」

----そういえば、また3D。
「う~ん。
そっちの方は、
予告で観た『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
あまりに素晴らしかったから、
すっかり見劣りしてしまったけどね。
それよりもぼくのおススメのシーンは、
アスガルドの景色。
まるで、エドガー・ライス・バローズのSF文庫の挿絵のように
金色と赤銅色。
なかでも、別宇宙へ虹の橋をかけるヘイムダルの展望台へ向うシーンは秀逸。
このシーンだけでも、繰り返し観たい感じ。
ちなみに、デストロイヤーとの戦いを撮影したのは
『シルバラード』『ワイアット・アープ』など
数々のウエスタンを撮影したトム・フォード牧場。
この対比の妙もけっこう楽しめるよ」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そういえば『火星のプリンセス』の映画化はどうなっているのニャ」小首ニャ

※そっちの方も観たい度

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『ロシアン・ルーレット』

2011-05-25 22:57:16 | 新作映画
(原題:13)



----これって
あの『13/ザメッティ』のハリウッド・リメイクだよね。
しかも監督自ら手掛けたんだって。?
「うん。ということで、
詳しいストーリーはそちらを参考にしてもらうとして、
今回、なるほどと感じたことをいくつか…。
まずはこれから。
同じ話を、、
ハリウッドで作りなおせばどうなるかということから…」

----それは興味深いニャあ?
「まず言えるのが、
物語はすでに一回語られているわけだから、
インパクトは失せちゃうってこと。
果たして、このロシアン・ルーレットで
だれが生き残るのか?
そして生き残った後、どうなるのか?
これが、すべての中ですぎてゆく。
つまり、第一作目ほどの緊張感はないんだ。
もちろん、それには前作がモノクロ、
しかも無名の役者ということもあって、
いわゆるドラマというのではなく
ドキュメンタルな要素が強かったからでもあるんだけどね」

----じゃあ、あまりノレなかた…?
「ところが、ここが
映画の持つオモシロさで、
今回、主演のサム・ライリーよりも有名な俳優が脇でふたりも出演。
ひとりは病気の兄(レイ・ウィンストン)をプレイヤーに仕立てる弟役のジェイソン・ステイサム
もうひとりは、刑務所から無理矢理出所させられ、
プレイヤーに仕立てられる役のミッキー・ローク
実は、正直に言うと、
彼らのエピソードが前作にあったかどうか覚えていないんだ。
ところが、今回は間違いなく
長く記憶に残る。
これがハリウッドでリメイクする意味のひとつだなと…。
もちろん、主人公のドラマだけにスポットを当てた方が、
生活に窮した男の現状脱出という物語を
より浮き上がらせることは間違いないんだろうけど、
このような横への広がりを持たせるのも、
これはこれでオモシロい。
ミッキー・ロークは相変わらずの汚れ役。
一歩のジェイソン・ステイサムは『フレンチ・コネクション』
ポパイを思わせる服装。
いろいろ言われるかもしれないけど、
ぼくは、なかなかよかったと思うよ」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「でも、このゲームだけは勘弁だニャ」もう寝る

※ストーリーは『13/ザメッティ』を参考にしてほしい度

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『デンデラ』

2011-05-20 23:34:10 | 新作映画
----あれっ。この映画、
確か、観ないとか言っていなかったっけ?
「うん。最初はとても観る気が起こらなくって…。
だって、これって姥捨伝説が基になっている話じゃない。
確かに、今の高齢化社会のことを考えるには、
テキストとして重要なのかもしれないけど、
酷すぎて正視できないと…」

----だから「軟弱」って言われるんだよ。
でも、それなのになぜ?
「ひとつは、この映画が
姥捨て伝説の傑作『楢山節考』を世に遺した
今村昌平監督の長男、
天願大介監督の作品ということ。
それと、これはどこかで目にしたんだけど、
どうやら姥捨てにあった婆たちのテロの映画らしいと…」

----それはまた穏やかじゃないニャあ。
どういうこと?
「つまり、婆たちが
自分を捨てた村の人たちに復讐に行くんだ。
主人公は、斎藤カユ(浅丘ルリ子)。
姥捨てに会った彼女が気づくと、
なぜかそこには既に姥捨てに会った、
つまりはあの世に旅立ったはずの婆たちが大勢いる。
『ここは極楽?』
しかし、そうではなかった。
ここは姥捨てに会った婆たちが共同で生活し、
生き延びているデンデラという場所…」

----へぇ~っ。よく生き延びられたね。
みんな歳とっているはずだし、
それに雪深い山奥で
見るからに寒そうじゃニャい。
「そこに、この映画のひとつのポイントがある。
彼女ら婆たちは、他の村の人たちを生かすべく、
つまり喰いぶちを減らすべく
姥捨てという目に遭う。
自分で働くこともできなくなっているし、
もう無用の存在というわけだ。
しかし、実際はこうして生き延びている。
木の実や虫を食べ、冬は、干し魚などを備蓄する。
食べるものがないと嘆きあきらめている村の男たちより、
はるかに逞しい。
しかも、村を襲撃するために、
日々、体を鍛え武闘訓練に励んでいる」

----でも、現実的じゃニャいなあ。
「確かに。
でも、この映画に出演している女優たちは
みんなかなりの高齢。
倍賞美津子、山本陽子、山口果林、赤座美代子らは
みんな60代後半。
このデンデラを作り上げた
100歳のメイを演じる草笛光子至っては77歳。
そんな彼女らが、氷点下にもなる山形県庄内の極寒の地で、
飛んだり跳ねたり走ったり、
かなりのアクションを見せてくれる。
だから、嘘っぽさが消えてゆくんだ。
それどころか小気味いい」

----ニャるほど。
他に、どんな女優さんが出ているの?
白川和子、山口美也子
ふたりは、初期の日活ロマンポルノを
背負って立った女優さんたちだ。
さて、話を先に進めよう。
このデンデラには、復讐を誓うメイたちのほかに、
“意気地なし”と呼ばれる者たちがいる。
彼女らは、ここで暮らしてゆけばいい。
なにも、人を殺めに行くことはないという立場なんだね。
だが、それは少数派。
ついに決行の日がくる。
しかし…」

----ゴックン。
「次々と思いもかけぬ出来事が彼女らに襲いかかるんだね。
食べるモノがなく冬眠ができなくなった熊の出現、
行く手を阻む雪崩…。
つまり、人間の思惑とは別のところで“生きるための闘争”が行われ、
大自然の猛威が振るわれている。
今回の大震災。そしてそれ以降の人々の営み。
偶然とはいえ、これは今の時代とリンク。
“生きる”ということについて
改めて考えさせられる映画であることは間違いないよ」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「親子で一つのテーマを連作したわけだニャ」身を乗り出す

※それにしてもパワフル。女の生命力強しだ度

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『ファースター 怒りの銃弾』

2011-05-16 22:49:43 | 新作映画
(原題:Faster)



「ごめん。
今日は、チャチャッとやっちゃうね。
この映画は、いわゆるリベンジアクションもの。
刑務所を出たばかりの男“ドライバー”が
自分と兄を陥れた者たちに復讐をするというもの。
小手先に頼らない、
一昔前を彷彿とさせるアクションだね」

----いまの時代のアクションと
どう違うの?
「一言で言えば、ゴッツイんだね。
ガンアクションもカーチェイスも
ぐいぐい、ただひたすら力で押していくって感じ。
シャープさよりもダイナミズム、
華麗さよりも剛腕」

----主演は誰ニャの?
ザ・ロックの通り名でも知られるドウェイン・ジョンソン
“ドライバー”の名に恥じず、
この映画での彼のドライブ・テクは超人的なものが。
とりわけ、冒頭、強盗を犯した兄貴たち仲間を乗せて
車を猛スピードでバックさせて
パトカーを振り切るシーンは圧巻。
このシーンだけでも、おつりがくるって感じ」

----そういえば、久しぶりに
ビリー・ボブ・ソーントンが出ているよね。
こういうアクション映画への出演って珍しい気も…。
「彼が演じるのは、
定年間近(これはよくある設定ではあるけど…)の初老の刑事(コップ)。
もちろん、せっかく彼を使うのだから
それだけじゃもったいない。
この刑事はヤク中で結婚に失敗したという設定。
もうひとりの主要人物、
ドライバーを狙うキラー(オリヴァー・ジャクソン・コーエン)と対比させる形となっている。
こちらは、経済的に大成功を収め恋人と悠々自適の生活。
一方で、自分のハードルを高く掲げ、
それを乗り越えることに生きがいを感じている。
だが、それもほとんどやりつくし、
虚しさが彼を襲い始めている」

----そのキラーとやらは、
なぜドライバーを狙っているの?
「彼はドライバーのターゲットから雇われたわけだ。
消される前に消してしまえということだね。
さて、シンプルな構成でありながら、
それぞれに、複雑な(でもないか)事情を肉付けしたことが、
この映画に吉と出たか凶と出たか?
それは観てのお楽しみ…」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「なんかもったいぶっているニャ」ご不満

※キャスティングで裏が想像がついちゃうのが、少し問題かもだ度

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『まほろ駅前多田便利軒』

2011-05-10 23:48:00 | 新作映画
----『まほろ駅前多田便利軒』って、
この連休に2回も観に行ったんだよね。
ツイッターでも、暫定邦画ベスト1とか言っていたみたいだけど…。
「うん。
まず、個人的にこの空気が好きということもあるけどね…。
まるで70年代の日本映画を思わせるような、
起こっていることが自分の周囲のことばかり。
で、その小さな世界の中に、
それでもいろんなことが巻き起こって、日々を生きていく。
最初に観たのがMOVIX昭島という、いわゆるシネコンだったけど、
なんだか、一昔前の文芸地下にいるような錯覚を感じたものね」

----出演が松田龍平ということもあるのかな。
「うん。
彼の演技はこれまの中で一番好きだな。
あの“ひひっ”という変な笑いも含めて、
このキャラクター作りをどうやって見つけたんだろうと…。
勝手に想像するに父・松田優作
エキセントリックな演技を自分なりに噛み砕いてみたということじゃないかと…。
演じていて、これは楽しかっただろうな。
演技で言えば、主役の瑛太もそう。
クライマックスで自分の過去を独白するシーンは
これまでの彼の演技の集大成。
ワンショットであの長台詞を喋りきる。
そしてここで見逃せないのが
それを受けての松田龍平の微妙な仕草。
慰めの言葉をかける寸前、
体がビクッと震えるんだ。
あれは、瑛太の演技に呼応しての自然なものなのか、
それともその告白の中身にブルッときたと見るべきか。
で、キャメラは、彼の顔を写さない。
髪に隠れてもしかしたら泣いているかも…と、
観客に想像させる写し方を選び取っているんだ」

----ちょ、ちょっといきなりクライマックスの話じゃ、
なんのことか分からないよ…。
「ごめんごめん。
じゃあ、簡単に。
主人公は、まほろ駅前で便利屋を営む多田(瑛太)。
その彼が、あるとき再会したのが
中学校時代の同級生・行天(松田龍平)。
ふたりには、ある過去がある。
それは、まったく喋らない行天を喋らせようとした多田のせいで、
彼が指に大きな怪我をしたというもの。
いまや、そのことをギャグにしてしまう行天の変貌に
多田は戸惑いを隠せない。
で、彼はずるずると行天を部屋に置くことにするのだが…」

----ニャるほど。友情モノってわけか…?
「いや、それだけじゃない。
ふたりのセリフ一つひとつが
研ぎ澄まされていて無駄がないんだ。
一見、ずぼらなように見えて、
なにかコトがあると、
彼らの口をついて出るのは、
いつも人生の含蓄を含んだ言葉。
で、これは何かあるぞ…と、思いながら見ていると、
次第次第に彼らが負っている傷が浮かび上がってくる。
この構成が実に巧い。
もとより、個性的な生き方をしている人たちの現在を描き、
彼らを現在進行中の事件にぶつからせることで、
その過去を浮かび上がらせる。
いやあ、ダイナミックな映画だ。
しかも、そういう過去の傷を負った男たちが、
じゃあ、これからどう生きていくか、
自分なりにその回答を模索している。
彼らは、決して人生を捨ててはいない。
その回答が正しいか正しくないかは分からないし、
また、自分の信条通りの人生を歩んでいるわけでもない。
その姿勢が嬉しい」

----(笑)。一気に喋ったね。
まるで瑛太だ。
あっ、見てくれは全然違うけどね(爆)。


                    (byえいwithフォーン)

※追補
この映画は父親になれなかった男と親に愛されなかった男、
ふたりの疑似的父子関係が根底に流れていることを書き逃してしまいました。
また、いかにもシリーズ化されそうな終わり方ですが、
そうなったとしても、すでにふたりの過去が明らかになってしまったことから、
2作目以降はまったく違うモノにならざるをえないでしょう。
そう、さくらが結婚してしまった『男はつらいよ』のように…。


フォーンの一言「でも、ふたりはこの映画の設定には若すぎるニャ」もう寝る

※瑛太が尊敬する俳優は、松田優作と松田龍平らしい度

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『あぜ道のダンディ』

2011-05-08 22:04:34 | 新作映画
----あれっ。『まほろ駅前多田便利軒』 じゃないの。
ツイッターで、ひとりで盛り上がっていたみたいだけど…。
「いやあ。あれはもう一回、観る予定。
すでに始まっているし、
ここで喋るのはその後に…。
ということで、まだ喋っていない作品をチェックしたら、
これがあったってわけ」

----ははぁ。そういうことか。
これは確か
『川の底からこんにちは』で話題になった石井裕也監督の新作だよね。
「うん。
さすがだなと思ったのは、
『博多っ子純情』で主役デビュー以来、
脇役一筋の光石研を主役にしたこと。
映画には、こういう歴史を作ることも
ひとつの意味があるとぼくは思う」

----主役は33年ぶりだっけ。
どんなお話ニャの…。
「彼が演じるのは、
妻を早くに亡くし、
ふたりの子どもと暮らしている宮田という男。
子どもたちとの会話はいつもかみ合わない。
楽しみは仕事帰りに真田と居酒屋でひっかけるビール。
あっ、この真田を田口トモロヲが好演。
いいキャスティングだと思う。
でも、物語がなあ~」

----おやおや、雲行きが怪しいニャあ?
「なんと言っていいか、
前作に比べて、まっとうすぎるんだ。
彼は、あるとき自分を胃がんと思いこむ。
最近の映画の特徴で、
それが彼の思い込みだということは、
すぐにわかるけどね…」

----確か、『僕らのワンダフルデイズ』もそうだったよね。
「で、彼はダンディに生きたい。
子どもに悟られることなく
弱みを見せずに日々をやり過ごそうとするけど、
もともと、そんなカッコいいタイプの人種じゃない。
ということで、そのおかしみが映画のトーンとなっていく。
で、もう一つの軸として、
子供も親の生き方は分かっているという。
これも、今の時代ならではの描き方」

----じゃあ、いいじゃニャい。
「う~ん。
でも、前作ほどの突き抜けというか、
この時代ならではの、
もっと言えば、この監督特有の視点がなあ…。
宮田は言う。
『こんな時代にオジサンやってんだぞ』。
この“こんな時代”を、もう少し浮き上がらせたら、
またまた見ごたえある作品になったと思うよ。
なあんて、偉そうに言いすぎたかな」




                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「今回、歌は出てくるのかニャ」小首ニャ

※歌どころかダンスまで出てくる度

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『少女たちの羅針盤』

2011-05-05 19:50:25 | 新作映画

----これって、女子高の演劇部で起こった殺人事件の謎をめぐるお話だよね。
ちょっと、気にかけていたみたいだけど…。
「厳密に言うと演劇部じゃないけどね。
この演劇をしている女子高生4人は
学校の演劇部とは別に自分たちで劇団を持ち、
ストリートで公演している…。
と、そのことは後で触れるとして、
監督が長崎俊一
彼って学生映画を撮っていた頃から
そのハードボイルドというか道徳の乾いたタッチで名を馳せていたけど、
一般映画に進出してからは幅広い作品を…。
とは言え、 『西の魔女が死んだ』を撮るとはね…」

----でも、だからこそ逆に観たくなる…。
「そういうことだね。
この映画の話を聞いて、ぼくが思い出したのは
彼の初期の代表作『ロックよ、静かに流れよ 』
こちらは男闘呼組を起用し、男子高校生4人でロック。
これを撮る直前、長崎俊一はサンダンス・インスティチュートに招かれている。
あのあたりから、彼の映画のフィールドが広がっていったような気がする。
さまざまなジャンルの映画にチャレンジしていくんだ。
で、その中のひとつに
『死国』というホラーがあるんだけど、
今回の撮り方が、そのときより遥かに怖い(個人的にだけど…)。

さて物語は、新進女優の舞利亜が、
ネットシネマの撮影のため生まれ故郷に戻ってくるところから始まる。
周りには話していないはずなのに、
監督(前田健)はなぜか
自分が伝説の女子高生劇団“羅針盤”の一員だったことを知っていた。
羅針盤は4年前に瑠美(成海璃子)を中心に活動し、
話題を呼んだ劇団。
高校の演劇部の先輩や先生(戸田菜穂)と巧くいかない彼女は
仲間の梨里子(森田彩華)、かなめ(草刈麻有)そして違う高校に通う蘭(忽那汐里)を誘って新しい劇団を立ち上げる。
映画は、現在の舞利亜を襲う奇妙な出来事と、
4年前の回想とが交互に描かれる」

----うわあ。ちょっと構成がややこしそう。
「確かに。
この作品、まるで2本の映画を観ているかのよう。
高校時代のエピソードを
いかにも青春映画というノリで描きながら、
それを現在のパート=心霊現象すれすれのホラーで断ち切っていく。
あとで考えると、
この現在のパートは少しやりすぎというか、
ここまでオカルト色を出すと、
結末がすんなり入ってこないきらいがあるけど。
でも、切り離して観ると、
これはこれでなかなか楽しめるよ」

----で、かつて何が起こったの?
「あるひとりの少女が死んでいるんだね。
と、ここまで聞いて想像つくと思うけど、
その亡くなったのはこの4人のひとり。
そして、現在のパートでは
舞利亜が誰かということと共に、
その犯人探しへとつながっていくんだ。
つまり、一種のミステリー」

----でも、これって原作があるんでしょ。
確か水生大海という人…。
ということは、映画化に当たっては初めに結論ありきだね。
「うん。そういうこと。
問題は、どのように見せるか…。
この映画、
演劇に賭ける少女たちの夢、
友情と葛藤、そして嫉妬など、
青春にまつわるさまざまな感情を
それこそヴィヴィッドに描いている。
その中で起こる殺人。
果たしてそれは、
それらの感情のどの部分から起こっているのか?
後半、いや~な展開を予想させながら、
見事に覆すこの物語。
ぼくは、けっこうノレたね。
帰りこぬ時間への想いが
甘酸っぱさと切なさの中で描かれ、
でも、そこに拘泥させないために、
ミスリードも含めたミステリーという形を取る。
原作がそうだからと言ってしまえば身も蓋もないけど、
よくできた映画だと思うよ」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「少女たちの演技はどうなのニャ」小首ニャ

※成海璃子が自分をかなぐり捨てるかのような大熱演だ度

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『東京公園』

2011-05-02 23:30:47 | 新作映画

----青山真治 監督か…。
なんだか、ずいぶんと久しぶりって気がするニャあ。
「そうだね。
『サッド ヴァケイション』以来だから、約4年ぶり。
ただ、これまでのソリッドなテイストとはかなり違う。
物語のキーとなる場所が公園ということもあって、
春の陽だまりのような温かさに包まれた映画だね」

----どんなお話ニャんだっけ。
「東京の公園で家族写真を撮り続ける大学生の光司(三浦春馬)。
幼いころに亡くした母親の影響でカメラマンを目指している彼は、
ある日、ひとりの男(高橋洋 )から
『彼女(井川遥 )を尾行して、写真を撮ってほしい』と頼まれる。
そして、それがきっかけとなり、
彼は、その周囲にいる女性たちと
真剣に向かい合わなくてはならなくなる」

----ニャんか、すごく端折ってるニャあ。
どうして、そんなことで、
向かい合うようになるの?
「それが、
この映画の語り口の巧いところ。
彼には、母親が異なる姉・美咲(小西真奈美 )がいる。
その美咲は、実は光司を男として意識している。
それを気づかれないようにしている美咲だったが、
光司から年上の女性を撮影していることを聴かされたことから、
心中穏やかではなくなる。
そして、その美咲の気持ちををズバリ彼に教えるのが
光司の友人・ヒロ(染谷将太 )の元カノ・美優(榮倉奈々 )。
とまあ、こういう関係性だね」

----ニャるほど、彼のストーカー的撮影が
周囲にさざ波を引き起こすんだね。
「ストーカーは言いすぎ(笑)。
むしろこれを観て、
映画ファンならばすぐに頭をよぎるのが
キャロル・リードの遺作『フォロー・ミー』
もっとも、監督は真っ先に『シルビアのいる街で』が思い浮かんだみたいだけど。
原作者の小路幸也 もこの本を『フォロー・ミー』に捧げているとかで、
やっぱりね…と。
しかし、この映画、それらと並ぶもう一本…というより、
もうひとりの映画人を意識している節がある。
それは、小津安二郎

----え~っ。それは…。
あっ、でもタイトルがそうか…。
「小津の映画って、そのほとんどが家族の関係を描いたもの。
父と娘とか、母と娘とかね。
でも、それをそのまま焼き直しても
あまり意味がない。
そこで、ここでは血のつながらない姉弟の中で、
その“想い”を見つめている」

----それだけ?
そんな映画だったら、いくつもあるよ。
「もちろん。
でも、それは美優に扮する榮倉奈々の演技を見ればわかる。
彼女の『きみぃ~』という古めかしい中年男の言葉遣い、
そして相手の目を見つめるときの目の輝き具合。
これらは、ぼくは笠置衆を女性で演じさせようという
大胆な試みに見えてしょうがなかった。
もちろん、それを捉えるキャメラはローアングル。
正面からのバストショットで
セリフのあるなしに応じた切り返し。
ぼくはいつの間にか、
昭和のあの時代に戻っていたね」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ニャんでも音があちこちから聞こえるらしいのニャ」おっ、これは


※まるで一昔前のサーカムサラウンドみたいだった度


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