ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『スパイダー・フォレスト/懺悔』

2005-01-29 23:44:47 | 新作映画
-------『スパイダー・フォレスト』.....蜘蛛の森かあ。
不気味なタイトルだにゃ。しかも『懺悔』なんて副題まで付いてる。
「う~ん。この『懺悔』って付ける意味あったのかどうか?
それはともかくフォーンの言う“不気味”なタイトルそのままに、
物語の方もかなりきてる。
話がややこしいので、少しプレスを引用するね。
『交通事故に遭い、脳の手術を受けた男カン・ミン。
14日間の昏睡の後、目を覚ました彼は、ほとんどの記憶を無くしていた。
覚えているのは、森の別荘で見た男女の他殺体だけ。
バラバラになった記憶をなんとか一つに紡ぎ、真実に迫ろうとする。
そして彼は、見知らぬ男から電話で呼び出され、
森へ行ったと言うことを思い出す…』となる。
で、ここからはこちらで補足すると、
やがて死んでいた女はカン・ミンの婚約者で、
男の方は彼の上司と言うことが分かり、
第一発見者であるカン・ミンに容疑がかけられてしまう。
そこでカン・ミンは病院を抜け出し、真相を探るべく森へ向かう」

-------ふうむミステリー・サスペンスですにゃ。
おそらく、これにサイコ的要素が絡むんでしょ。
「そうなんだね。
実はカン・ミンはテレビ・プロデューサー。
もともとは幽霊の噂がある“蜘蛛の森”に取材へ行っていたんだ。
その森の近くの写真屋でカン・ミンは情報提供者と会う。
と、そこには亡き妻そっくりの女性が.....」

-------ふぇ~っ。怖い!
「話はさらに続いていくけど、
これ以上聞いてもこんがらがるだけだからやめておくね。
で、整理すると、ここまででもすでにいくつもの謎が...。
(1)二人を殺したのは?
(2)男に電話してきたのはだれ?
(3)妻にそっくりな女性は?
といった調子で、そのパズルを解き明かすのがけっこう楽しい」

-------そうか。こういう映画って、“だれかの罠”とも考えられるし、
“男の嘘”あるいは“妄想”、さらには超常現象とも考えられるもんにゃ。
「そうなんだよね。だからこのままサスペンスでいくのか、
あるいはオカルトに転ぶのか......。
途中で、おおよその構図は見えてくるんだけど、
すべてが終わった後、それでもいくつも謎は残る」

------じゃあ、もう一回観るの?
「ビデオかDVDになったらね」
-----なんだ、それ?
「う~ん、もう一回、映画館で観ようという気にまではさせないところが、
この映画の弱さかな。『殺人の追憶』『オールド・ボーイ』ほどの衝撃はない。
それでも、このような映画を観てると、
韓国映画の底上げがかなり出来ていることを感じずにはいられないね」


(byえいwithフォーン)

※彷徨う度

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『マゴニア』

2005-01-28 00:10:48 | 新作映画
--------マゴニアって地名なんだって?そんなところ、ほんとうにあるの?
「いや、これは架空の国。
不運が地上に降ってくる前に一時的にとどまる場所として、
ヨーロッパに古くから伝わってるんだとか書いてあった」

--------ということは、これはファンタジーだね。
「そうなんだ。監督がオランダの女性。
しかもオムニバス風の形式で3話中の2話をグルジアで撮影しているから
なんとも不思議な感じの作品に仕上がっている」

-------えっ、オムニバスなの?
「どういったらいいのかな。
父親が日曜ごとに息子に話をする。いわば『千夜一夜物語』形式。
映画では、それらの話のうち3話を見せた形となってるんだ。
1話目が、美しい声を失ってしまった祈祷師の老人の代わりに
青年が自分の声を使ってしまったことから生まれる悲劇」

------よく分かんないな。
「うん。分からないくらいがちょうどいい。この手の話は(笑)。
2話目が、砂漠の中で車がエンストを起こして立ち往生となった外交官夫婦が、
黒人の父と息子が暮らしている家に一泊する話。
3話目が、港町でひとりの男を待ち続けている女性と
その女性をこの世界から船で連れ出す夢を語る男をめぐる話」

------どれもあんまりオモシロそうじゃないにゃあ。
「いや、ひとつひとつ細かく話せば、
それぞれがありえない不可思議な設定や描写ばかりでけっこう楽しめるよ。
で、毎日曜日ごとに話が終わると
息子は船で帰って行き、父親は門の向こうの家へ消えていく。
これが何を意味しているのかは、途中で想像はつくけど、
それでもクライマックスの思わぬ展開には目を瞠ったね」

-------でも、どの逸話もあまり子供に話すような話じゃないよね。
「そうなんだ。しかも一話ごとに性描写が大胆になる。
それでも最初の話は、遠くから女性のヌードがちらり見える程度。
ところが次の話では、女性のシャワーシーンをバストショットで見せる。
そして最後の話では、ついにセックスシーンがけっこう濃厚に描かれる。
初め、これって観客へのサービスかとも思ったくらいだ。
全体的に夢の入り口でまどろんでるような映画だね」

-------レイトショーでの公開なんだって。
「ん~、確かに夜、眠る前にはぴったりかも。
昼、観ちゃうと、映画館を出て外の太陽の光を浴びた瞬間、
現実とのバランスを取るのが難しくなりそうだしね」

-------ふうん。へんな映画。
「フォーンはいつも寝てるから関係ないかもね」
-------zzzzzzzzz

(byえいwithフォーン)

※ま、いいか度


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『あずみ2 Death or Love』

2005-01-27 09:36:34 | 新作映画
-------これもまた続編だ。
監督が金子修介に変わったんだよね。
「うん。前作の北村龍平ヴァージョン、
ぼくは高く買ってるんだけど、
けっこう厳しい評価も目にしたね」

------今回はどうだったの?
「製作のニュースを聞いたときからいやな予感はしたんだ。
ヒットしたから作るのかなって?
これ、残念ながらあたってたね」

------どういうこと?
「前回、あずみたちが殺すことを命じられた三人のうち、
実際に殺したのは二人。
つまり残るは一人なわけで、
普通に考えてもこれは明らかにパワーダウン。
しかも、あずみの仲間もほとんど死んでいて、
行動を一にするのは一人だけ。
そのため、金子監督も前作のような大アクションではなく
人を殺めるあずみの苦悩を中心に据えている。
でも、そのためどうにもスカッとしない映画に。
全体的に沈んだトーンになってるんだ。
もちろん、これじゃ持たないと、
栗山千明扮する伊賀者など新しいキャラを入れてはいるけど、
遠藤憲一が前作とは違う役で登場したりと、
どうも首尾一貫しない」

------他に見どころってないの?
「高島礼子の啖呵(?)かなあ。
顔をくしゃくしゃにして、
よくぞここまでやったって感じ。役のため女を捨ててる(笑)。
栗山千明は、“かわいいけど、実は.....”という彼女ならではの役柄。
あの目の強さから繰り出す殺人アクション。
彼女はこのポジションで他を寄せ付けないところまできているね。
あっ、あと前作のシーンが回想として挟み込まれるけど、
違う監督の撮ったショットを自分の作品に入れるって嫌じゃないのかな?
以前から、この手法を見るたびに気になってたんだ。
確かに、それだけのためにビッグネームを再び集めるのって
難しいのは分かるんだけど....」


       (byえいwithフォーン)

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猫ニュー
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『炎のメモリアル』

2005-01-24 23:30:09 | 新作映画
-----『炎のメモリアル』、この原題『LADDER 49』って?
「“LADDER =ラダー隊”のこと。と言っても分かりにくいよね。
これはハシゴ車隊のことなんだってさ」

-----ということは、これは消防隊の話?
「そう、消防隊には消火を担当する“ポンプ隊”、
そして捜索・救出を担当する“ラダー隊”があるんだ。
この映画の主人公ジャック・モリソンは、
ポンプ隊からハシゴ隊への異動を志願した男。
映画の冒頭、彼は炎の中から逃げ遅れた人を救出するものの、
自らは床の穴に飲み込まれて、
自力脱出が不可能な状態となってしまう。
仲間の救出を待つ間、
ジャックの脳裏には懐かしい日々が甦ってくる」

------にゃるほど。確かに『炎のメモリアル』だ。
「その回想は映画は彼の出勤初日のできごとに始まり、
先輩たちのジョークの洗礼や、
現場で最初にポンプを持った日の昂揚と、
比較的明るいタッチで綴られていく。
また、その一方では妻となる女性との出会い、
彼女の妊娠、出産、父親となってからの日々といった
彼のプライベート面も押さえていく。
ハリウッド映画にはよくある、ひとりの男の成長の記録だね」

------火災を扱った映画はいろいろあるけど、
それらと比較してはどうだった?
「嬉しいことに、炎は本物。
99%の火災シーンを実際に再現してるらしい。
このデジタルではない、本物の炎がもたらす
迫力はなかなかのものだったね」

-----でも、それが本当だとしたら俳優は大変だったのでは?
「主演のホアキン・フェニックスはファイア・キャンプの訓練を経て、
ボルティモア消防隊に登録し、さらには1ヶ月ラダー隊で働き、
本当の火災現場でレスキュー活動を行ったんだって。
そうそう、彼って醸し出す雰囲気が往年のハリウッドスターってところがあるね。
今のスターに見られるようなアクがない。
でもそれがこの手の<アメリカの良心>的映画にはピッタリって感じ」

-----ふうん。監督は誰だっけ。
「ジェイ・ラッセル。
『マイ・ドッグ・スキップ』というハリウッド映画らしからぬ
落ち着いたファミリー・ピクチャーを作った人。
今回もスリリングなレスキュー・アクションを
家族のドラマ部分がしっかり支えていたよ。
そうそう、この映画、高所恐怖症の人には少しキツイかも」

-----あれっ、この映画ジョン・トラヴォルタも出てる?
「う~ん。彼が出ると、どこかで悪役に化けてしまうのではと
思わせてしまうところがキャスティング・ミスかな(嘘・冗談)。
あっ、あと主題歌を元ザ・バンドの
ロビー・ロバートソンが歌ってて、
これもちょっとしたサプライズだったね」

       (byえいwithフォーン)

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『アビエイター』

2005-01-23 22:46:18 | 新作映画
-------今夜の映画は『アビエイター』。
ゴールデン・グローブ作品賞受賞作だね。
けっこう気に入ってたんじゃない?
「そうだね。この映画は映画監督でもあり、
飛行家でもあったハワード・ヒューズを描いたもの。
主演のディカプリオ念願の企画だったらしい」

-------ふうん。そうにゃんだ。
「さてところで、こういう伝記映画の場合、
作品の出来不出来は
その人物の捉え方いかんで決まってくる」

-------それってあたりまえじゃ?
監督がその人物に対して
自分の考えを語らない伝記映画なんて、ありえないでしょ?
「うん。ただ、ぼくがここで言いたいのは
その“捉え方”が“肯定でも否定でもいいんだよ”ってこと。
それが右だろうと左だろうと、善だろうと悪だろうと、
自分たちの概念のスケールでは収まりきらないからこそ、
映画はオモシロくなる。
極端に言えば、映画においては、それが、事実かどうか、
実際にあったかどうかなんてのは関係ない。
『そんなことあるわけないじゃない!』でもいいわけさ。
この人物なら、こんなことをしたかもしれない。
あるいはこう考えたかもしれない。
そのような監督による畏敬と批評の戦いこそが
伝記映画の魅力といえるわけだ」

-------ふうん。そんな紹介の仕方でいいの?
「だって考えてごらんよ。
この映画を紹介するとき、
ハワード・ヒューズという人がいて、
彼に莫大な遺産が入って、
本物の飛行機を使用した戦争映画を何年もかかって作り、
多くの女優と浮き名を流し、
一方では世界一速い飛行機作りに没頭し、
ついには飛行機会社を買収し、
政府やパンナムと戦う-----。
なんてのは、どこにでも書かれること。
でもそれに対して、日本人である僕らにはそれが本当かどうかなんて
彼とその時代に詳しくなければわかるはずもない。
そこでもしも誰かが『実際にはあのエピソードは嘘だとか、
あれは大袈裟だとか、あのエピソードが足りない』なんて
言い出したって始まらない」

-------それは分からないでもにゃいけど。
「ところが、いまの映画評って、
そういう観点から語られてることが多いんだ。
しかもその上で、その人物やイデオロギー、
あるいはその時代までを検証する-----。
これって映画の楽しさからはとても乖離してると思うな」

-------で、この映画はどうだったの?
「さすがマーティン・スコセッシ。
ハワード・ヒューズという桁外れの生き方をした人物を
その生命力、活力の満ち欠けまで、本当にいきいきと描いている。
しかもカメラワーク、編集、美術、音楽に至るまで、
まったく飽きさせることない。
演じるディカプリオも全力投入。
ぼくなんか『ジャイアンツ』のときのジェームズ・ディーンが
ダブったくらいだったよ」

-------それはあきらかに言いすぎじゃにゃいの?
また、物議を醸し出しそうだ。ん~、心配。
(byえいwithフォーン)

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猫ニュー
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『ダブリン上等!』

2005-01-22 21:43:35 | 新作映画
------このタイトルどうよ?
これだけで観る人が減っちゃうんじゃにゃいの?
「そうだよね。ぼく自身、試写に行くのに腰が引けてて、
結局、最終回まで延ばしてしまった。
この映画、いくつものエピソードをつなぎ合わせて
最後には見事にまとめるという
最近はやりのスタイルを取っているんだ」

------わかりやすく言うと?
「映画は、コリン・ファレル演じるチンピラが
レジのお金を強奪するシーンからスタート。
で、話はこの後、数珠つなぎに語られてゆく。
恋人をためそうとしてフラれてしまった男がいる。
ところが、その元恋人はさっさと家庭ある年上の男と不倫。
その夫に去られた奥さんは憂さ晴らしに行った出会い系バーで
ふられた男の友人と気が合い、関係を持つ。
一方、チンピラを追うバイオレントなデカと、
そのデカを取材しようとするTVディレクターがいて.......」

-----あ~あ、もうわからにゃい。
「そうだろうね(笑)。ただ、エピソードはまだまだ出てくる。
で、それらがピタッと収まるところに収まっていくんだ。
しかも、けっこうユーモアのセンスもあるものだから、
爆笑、爆笑、また爆笑だったね」

-------でも、それってオバカな笑いじゃにゃいの?
「いやいや、シチュエーションがもたらす笑い。
けっこう楽しめると思うよ。
そう、それとこういう映画って、
ラストをどう締めくくるかがけっこう難しいものだけど、
それも『あっ、このエピソードが残ってたか』と、
納得の終わらせ方をしてくれる。
さらに、エンドクレジットでも、
もう一つとんでもないオチを見せてくれるしね。
音楽のノリもいいし、かえすがえすもこのタイトルが惜しまれるな」

        (byえいwithフォーン)

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『渋谷物語』

2005-01-21 00:44:38 | 新作映画
-----今日はフォーンが久しぶりに聞き語り。
お題は『渋谷物語』といっても、
シブヤ系と騒がれた若者たちの話ではありません。
戦後、渋谷に安藤組を作った
安藤昇という人の自伝的映画なんだそうです。
なんでもこの人のことを描いた映画は数え切れないくらいあるのだとか。
で、監督がベテラン梶間俊一だけに
安定した作品に仕上がってるのだそうです。
えいは、この監督の『オサムの朝』がとても好きで、
何年か前、それを観て泣いていたのをフォーンは知ってます。
(「知ってるはずないだろ。まだ生まれてなかった」byえい)
その映画もそうだったとのことですが、時代考証がしっかりしてて
今回もよくぞここまで頑張って
戦後の東京を再現したとほめたくなるほど、
昭和20~30年代の街の風景・風俗が描かれてるのだそうです。
で、なぜ、今日えいが喋らないかと言うと、
『アビエイター』を観て、
その超弩級の凄さにぐったりしてるからなのです。
で、この映画『アビエイター』は、また後日喋るそうです。
フォーンでした。


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『ローレライ』

2005-01-20 00:16:11 | 新作映画
------『ローレライ』って潜水艦の映画だよね。
どうだった? おや、顔が暗い。
「映画って、数多く観れば観るほど
記憶として蓄積されていくだろ。
すると、どうしても同ジャンルの映画、
同テーマの映画と比較せざるをえなくなってしまう。
たとえばこの『ローレライ』だと、
過去の潜水艦映画が自然に頭に浮かんでしまう」

------それは仕方がにゃいかもね。
「潜水艦映画はどこに魅力があるかといえば、その閉息的状況。
深海に沈んでしまったらほぼ絶望という極限状況だからこそ、
そこで生まれるドラマも厚みを持つ。
そしてもう一つは敵艦とのスリリングな攻防だね。
こちらの居場所が敵に分からないよう、
艦内の音一つ取っても
最新の注意を払うわけだ。
ところが、なんなんだろうこれは?」

------おや、お怒りだにゃ。
「ローレライ。
これはナチスが人間の超能力を開発して作り上げたシステムで、
海底地形や敵艦配置図を狂いなく3次元ビジュアル化し、
果ては魚雷の誘導までする。
まあ、そのSF的設定はいいとしよう。
しかし、その頭脳となる女の子が
かん高い声で朗々と歌い上げる。
それが敵艦に恐怖を与えてるということのようだけど、
普通に考えたらこちらの居場所を教えてるだけ。
敵艦との攻防にしても、サスペンスがまったくない。
“こっちが撃った、あっ敵も撃った”---だけで、
たいした駆け引きもなければ、
魚雷に命中するか否かのスリルに至っては皆無」

------だけど監督が特撮界の大物・樋口真嗣。
「そうなんだよね。堤真一が役所広司を呼びつける導入部は
なかなか凝った映像。
俳優たちも楽しそうで、同時代の監督の演出を楽しんでるように見えた。
でも、それが大きな落とし穴で、
あの『69 Sixty-nine』が60年代ごっこをしてるようにしか見えず、
時代の空気感が全くなかったように、
ここでも潜水艦ごっこをしてるようにしか見えない。
おそらく、当時を知ってる年配の方のブーイングはすごいのでは?」

------でも、映画ってリアルである必要はないって言ってなかった?
ハリウッドには戦争アクションと言うジャンルもあるし....。
「もちろんそう。嘘を語るのはいい。
でも、映画の中ではその嘘を信じさせてくれなくちゃ。
艦長は左遷から久しぶりの職務復帰。乗員も寄せ集めばかり。
そんな彼らが、なぜ接収した“ドイツ潜水艦”を
訓練もなしに操舵できるの?
互いの連係が芽生えるだけでも大変なのが普通では?
なのに、敵艦との戦いは楽々(にしか見えない)クリアー。
緊張感がなく、退屈退屈。
しかも見え見えのミニチュア。
これは『亡国のイージス』に期待するしかないかな」


(byえいwithフォーン)

※困ったちゃん度


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猫ニュー
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『エレニの旅』

2005-01-19 00:54:48 | 新作映画
-------今夜は充実の顔だにゃあ。
苦手のテオ・アンゲロプロスの上に2時間50分もあるから
てっきり苦虫つぶしたような顔で帰ってくると思ってた。
「そうだよね。ぼくも心配だったけど、
途中から体乗りだし、目を見開いて観てたね。
物語は話し出すと長くなるからはしょるけど、
1919年。オデッサで両親を失った孤児のエレニが
別の家族とともに避難民として
ギリシャに帰国するところから始まる。
スピロスの養女として育った彼女は
彼の息子アレクシスと通じ、双子をもうける。
この件はスピロサに知られないよう隠し通すものの、
エレニは妻を失ったスピロサの後添いにされようとする。
そこで彼女は結婚式の日に、アレクシスと駆け落ち。
そこからエレニの追放と死のドラマが始まるわけだ」

------うわあ、頭痛くなりそう。
「うん。でもね。監督のイマジネーションと
それを<画>にする力がとにかく素晴らしい。
たとえば、この映画のために100人の村と200人の村、
計2つの村を作っている。
しかも、そのうちの一つは二段階に水没させるという凄まじさ。
もちろんCGなんて使っちゃいない。手作り。
他にも、水上の葬儀、白布の丘での別れの演奏、
見せしめに吊された大量の羊など、
その一つ一つの映像が実に強烈」

-----水没した町といえば
『ラテンアメリカ・光と影の詩』があったよね。
「あれは確かすでに生じている現象を利用しての撮影だったと思う。
でもこの映画はわざわざその<災害>を作り出してるんだ。
白布の方は物干し竿で揺れるシーツ。
この効果は『灰とダイヤモンド』以来じゃないかな。
あと、今日気づいたんだけど、この映画はいわばアフタービート。
新しいシーンが出てきても事象を映し出すだけで、
最初は何が起きてるか分からない。
で、シーンの最後になってようやくその事象の説明がなされる。
全編、このリズムで進むから、それに慣れると
あとは、ギリシャ=陽光のイメージを覆す
ダークな空で統一された映像の中に身をゆだねるだけでOK。
後半の思いっきりシュールな展開にも
戸惑うことなく入っていけるだろうね」

-----そういえば印象的なセリフがあったとか?
「『もう、思う人が誰もいなくなった』だったかな。
クライマックスでのエレニの慟哭前に出てくる言葉。
映画で人が泣き叫ぶのは好きじゃないけど、
この映画に限って言えば別だね」

------あんなに『旅芸人の記録』にノレなかった人とは思えない
持ち上げぶりだにゃあ。

(byえいwithフォーン)

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『ロング・エンゲージメント』

2005-01-18 01:18:51 | 新作映画
-------この映画知らないにゃあ。
「だけど今に話題になるだろうね。
監督がジャン=ピエール・ジュネで主演がオドレイ・トトゥ。
つまりは『アメリ』の黄金コンビ」

------ということは、またまたこだわりの映像が観られるわけだ。
「そう。しかも今回は思いっきりレトロ。
アンティーク屋さんにおいてある写真のノリだね。
というのも舞台が第一次世界大戦の頃。
20年代のパリの映像なんてCGとは思えないほどに、
スーパーリアルに再現されてたよ」

------こんどもラブストーリーなの?
「う~ん。基本はそうなんだけど、スケールが段違いにアップ。
オドレイ演じるヒロイン、マチルドは
婚約者マネクが戦死したと知らされる。
でも、彼に何かあれば、私には分かるはずと、
その直感だけを頼りに、彼女は恋人を探す旅に出るわけだ。
予告を観てると、これって世界中を旅するように見えたけど、
そんなファンタジーものじゃなかった。
なんとミステリー。
マチルドはまるで探偵のように、その戦場で何があったかを
一つ一つ解き明かしていくわけだ」

-------見どころはどこなの?
「やはりジュネのこだわりの映像だろうね。
それと、戦場のシーンかな。
『プライベート・ライアン』とはまた違う形で、
戦場の恐怖を生々しく描いてくれる。
そもそも、マネクが戦死したとされたきっかけは、
彼を含むフランス兵5人が恐怖の戦場から逃れるため、
自らの身体を故意に傷つけたことにある。
そのため死刑を宣告され、敵陣との中間点に放り出されるんだ。
戦闘はさらに激しくなっていく。
果たしてその中で彼は死んだのか否か?」

-----ふうん『アメリ』とはかなり違うにゃあ。
「いや、そうでもないんだ。
ベースにあるのはやはり“愛”だからね。
そもそも、個人に立脚した愛と国家に殉じる戦争とは相反する。
サミュエル・フラーの『最前線物語』じゃないけど、
戦場で一番大切なのは生きて帰ってくること。
このメッセージを久しぶりに観た気がする」

-----そういえばハリウッドのビッグスターが出てるんだって?
「そうなんだ。なんとジョディ・フォスター。
ところがプレスでは彼女をまったく取り上げてない。
カメオってわけでもないのにちょっと不思議だったな」


(byえいwithフォーン)

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猫ニュー
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『ビフォア・サンセット』

2005-01-15 10:57:34 | 新作映画
--------これって前にも言ってた
『恋人までの距離<ディスタンス>』の続編だよね。
「そう。前作はウイーンで一夜だけをともに過ごし、
別れの時、半年後の再会を約束した
アメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌふたりの
夕方から夜明けまでの14時間を描き、
公開当時、けっこう話題になったんだ。
監督のリチャード・リンクレイターはその後、
『テープ』『ウェイキング・ライフ』『スクール・オブ・ロック』と、
一作ごとに趣向を変えた映画を作っている」

-------そういえば『ウェイキング・ライフ』にも
『恋人までの距離<ディスタンス>』そっくりのシーン出てたよね。
「うん。そこで監督、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーの3人が
再会したことがこの映画の企画のきっかけとなったらしい。
で、今回はそれから9年後のお話。
かつての出会いと別れ。
そのいきさつを書いたジェシーの本を読んだセリーヌが
パリの本屋で行われたジェシーのサイン会に現れるところから物語は始まる。
映画のランニングタイムはわずか82分。
物語もその時間に沿ってリアルタイムで進んでいく」

-------まるで『24 TWENTY-FOUR』みたいだにゃ。
でもなぜ85分?
「うん。ジェシーの飛行機がニューヨークに発つのは今夜。
空港に向かう時間が85分しかないんだね。
リアルタイムで進行する映画は多いけど、
ほとんどがサスペンスがらみ。
このようなラブストーリーでこの手法は珍しいよね。
で、ふたりはカフェや街角、ボートの上で、
かつての想い出を基調にこの数年間のことを語り合っていく。
そこがとてもリアル。
最初はジョークを交えながら、次第に本音が出てくる。
それぞれお互いの気持ちを探り合ってるわけだ。
しかも、沈黙が怖いからかふたりの会話はとぎれることがない」

------ふうん。脚本が上手いんだ。
「監督が出したテーマにホークとデルピーが
それぞれダイアローグを考え、
最終的には、デルピーが考えたダイアローグをたたき台に、
ホークが脚本の一部を書いたらしい。
映画には信じられないほど素晴らしいダイアローグがいっぱい。
なかでも『結婚してるくせに少年の心でパリに来た。最低よ。』には
思わず熱いものがグッとこみ上げてきたね。
映像も、サンセットまでの凝縮された時間で展開するため
最初から最後までほんのり赤みがかった夕景の色。
いやあ、満たされた時間を過ごしたね」

------今日は、久しぶりにストーリー以外のことを喋ったね(笑)。
「それ、言うなって。気にしてたんだから」

(byえいwithフォーン)

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『Uボート・最後の決断』

2005-01-13 23:50:50 | 新作映画
---------Uボートの映画って多くない?
「そうだね。このUボートってドイツ軍の潜水艦。
第二次世界大戦の潜水艦映画を作ると、
これが出てこないわけにはいかないんだ」

---------でも、空間が限られてるわけだから、
どれもこれも似たような話になるんじゃない?
「うん。そこでこの『Uボート・最後の決断』は
考えられるだけの要素を、
これでもかというようにたくさん織り込んでいる」

--------たとえば?
「じゃあ簡単にストーリーを説明しよう。
アメリカの潜水艦ソードフィッシュがUボートを発見。
魚雷を浴びせるものの、自らも被弾してしまう。
ところが別のUボートによって、
彼らソードフィッシュの乗組員は救助される」

--------えっ、どういうこと?
「ここは映画もうまく描いてないんだけど、
そのUボートの艦長は、ソードフィッシュとの遭遇直前に
自分の娘が通う学校が空襲に遭い、
娘は絶望というこ無線連絡を受ける。
つまり、彼はそれによりかけがえない命の大切さに目覚めたわけだ。
敵でも命あるものは助けようと....。
ところがアメリカ側の乗組員にはある問題があった。
なんと、致死性の伝染病に冒されていたんだ」

-------うわあっ。すごい話。
「で、アメリカ兵を人質にしたはいいけど、病は味方にも広がるし、
『なぜ敵を殺さないんだ』と、Uボートの乗組員は自分たちの艦長に不信を抱く。
そんな中、Uボートはアメリカの駆逐艦を発見。
魚雷を発射して艦を沈めようとする。
どうにかしてこれを妨害しようとするアメリカ兵の捕虜たち。
この小競り合いの中、Uボートは長距離航行が不能となってしまう。
まあ、ここもあまりよく描けてないけどね。
で、ドイツ側艦長はさらなる驚きの提案をする。
それは残ったドイツ兵とアメリカ兵で協力。
比較的近いアメリカ領内の陸地に向かい、
米軍に助けを求めようというものなんだ。
これまで我慢していたドイツ兵たちも、
この提案で怒りが爆発。
反乱を起こし、アメリカ兵の捕虜を殺そうとする。
ドイツ側艦長はその行為を止めようとして背中を刺され息絶え、
あとの指揮は副長に託される。」

-------これまた現実味にゃいなあ。
「そうなんだよ。
でもこのクーデターあたりから
映画は緊迫してきたね。
ほどなく彼らはアメリカの駆逐艦に出会う。
ところが(まったく“ところが”が多い映画だ)、
無線で艦と交信してると、どこからか妨害電波が!
ジャジャーン!なんとそこに別のUボートが現れたわけだ。
駆逐艦への無線を傍受したこの新たなUボートは
アメリカへ向かおうとする“裏切りUボート”を沈めようとする。
さあ、どうする米独乗組員?.....というお話さ」

--------いやあ、「簡単に」と言いながら長かったにゃあ。
「でも、結局最大の見どころはここ。
ここを語るためには長い長い前ふりが必要だったってわけ。
“裏切りUボート”は、自分たちが助かるために仲間に魚雷を向けるのか?
果たしてその最後の決断は?
ま、そんなとこかな」

-------「そんなとこかな」って、他に見どころは?
「最初と最後に『24 TWENTY-FOUR』の
ザンダー・バークレーが出ているよ」

--------だれ、それ?

(byえいwithフォーン)

※決断困ったな度


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『MAKOTO』

2005-01-12 22:11:00 | 新作映画
------これって監察医の話とか?
TVでやってた「きらきらひかる 浪速美人監察医物語」と
同じ原作者の漫画を元にしてるんだって?
「説明ありがとうフォーン。
その原作を『踊る大捜査線』『恋人はスナイパー』の
人気脚本家・君塚良一が監督したってわけ。
脚本を書いている間、クランクインに備えて
現場スタッフのスケジュールを押さえてたというから、
周囲の彼にかける期待は相当なものだということだね。
いや、大物脚本家の監督デビューだけに
単に気を使ったということかも知れないけど…」

------初監督か...どうだった?
「う~む。
ファーストカットが海に佇む東山紀之。
“あんたは平成の斎藤耕一か”という叙情的なショット。
ところが本筋に入ると、一転して、死体解剖を騒々しく描く」

------騒々しく?
「そうなんだね。監察医役がベッキーと室井滋。
このふたりの無駄話とも思える会話が必要以上に多い。
それによってリアリティを出そうとしてるんだろうけど、
映画のリアリズムってのはそんなんじゃないよね。
なんでもかんでも現実らしさを出せばいいというわけじゃない。
で、そのスタイルはその後の哀川翔を加えた食事のシーンの会話でも続き、
ベッキーがどうでもいいことをいろいろと喋るもんだから
本筋の会話が聞こえてこない」

------ちょっと待って。ストーリーを語ってよ。
「これは実に簡単。
主人公の監察医・白川真言には死者が見えるという<力>がある。
しかし彼の前に姿を現す死者はみんなこの世に未練を残している者ばかり。
で、彼に何かを訴えようとするんだ。
ところが彼ら死者は言葉は発することができない。
そこで真言は彼の<力>を知っている四条刑事と組み、
彼らの死因を明らかにし、事件を次々と解決していくわけだ。
さて、死因がハッキリと分かると、そこで初めて死者は実体化。
他の人にも姿が見えるようになるんだね。
で、彼ら死者は生者と言葉を交わしてからあの世へ。
成仏したというわけだね。
ところが、真言は死者の願いを次々と聞こうとし、
そのあまりの忙しさに、結婚して数年の奥さんが彼に不満を抱く----」

------分かった。ところがその奥さんもすでに死んでた。
あちゃ、こんなこと言っていいのかな。
「大丈夫。その事実はすぐ明らかにされるから。
ネタバレでもなんでもない。
問題は、この奥さんが死んだ後、ずっと真言の側にいること。
彼女の死因は普通の交通事故なのに、なぜ?
ジャジャーン!
やがて、この奥さんのとんでもない秘密が明らかになる」

------でも、この映画の法則でいくと、
奥さんは、最後は真言と言葉を交わしてあの世に消えていくんだよね...。
「そう。ハイライトはここ。
さあ、彼女はいつどこで実体化して真言の前に現れるか?
ここだけは、なかなかうまい映像処理だったよ。
でも演出が平板であまり盛り上がらなかったな。
そこが『いま、愛』との大きな違いだね」


(byえいwithフォーン)

※めいる度



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『アナコンダ2』

2005-01-11 23:48:01 | 新作映画
-------おっ、ついに出た『アナコンダ2』。
待ちに待ってたア・ナ・コ・ン・ダ(笑)。
「うんそうだよ。アナコンダ(笑)。
こういう映画って一般的にはバカにされて、
だれからも相手にされないけど、
でも映画の本質の一つ<見世物性>を持ってると思うんだ。
だからってわけじゃないけど、ぼくにはどうしても無視できない。
だって、最初に映画を好きになった頃って、
難しい理屈も何もなく、
こんな単純な映画にハラハラドキドキしてたはずだもの」

-------おおっ、とんでもない理論武装(笑)。
「あのスピルバーグだって彼をスターにしたのは
『JAWS・ジョーズ』。
ただ、あれ以降、動物パニック映画は
彼の描き方をお手本にし、そこから抜け出せないけどね」

-------たとえば?
「最初からモンスターの全身を見せず小出しにする。
モンスターからの視点で描く。
この映画でも、スピルバーグに敬意を表して
『JAWS・ジョーズ』のテーマを流してた。
もっともさらに故きを温ねれば
ヒッチコック『鳥』に行き着くけど...」

-------じゃあ、新しいところは全くないわけ。
「いや、そういうわけでもない。
たとえば、ペットとして飼われているサルを出して、
そいつをアナコンダに襲わせたり、
あるいはそのサルの視点でアナコンダに襲われる人間を描いたり。
また、舞台は密林。加えて雨期という
人間の動きが取りにくいシチュエーションを作ってる。
しかもクライマックスは夜。視覚も効かなくなるんだ」

------その恐怖、まるでホラーだにゃ。
「レニー・ハーリンの『ディープ・ブルー』だったかな。
あれも確か密室ホラーだった。
それともう一つ、この手の映画には<お約束>がある。
つまり、メンバーがどの順番に殺されていき、
だれが最後まで生き残るか.....ということ。
だいたい、チームワークを乱す奴から殺されていく」

------たとえば?
「すぐ女に色目を使うような奴だね。
でも一番の悪は最後の最後までしぶとく生き残る」

-------えっ?
「他の連中の足をクライマックスで引っ張るために
真の悪は残しておかなきゃいけないわけだ。
まあ、こういった<お約束>を楽しみながら観ると、
この手の映画もけっこう楽しいものに変わる。
そうそう、8年前に前作『アナコンダ』を観たときに
『CGにはこんな使い方があるんだ』と、
妙な感心をしたのを覚えてるな。
もう、いまではすっかり見慣れてしまったけどね」


(byえいwithフォーン)

※B級わくわく度


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「2004キネマ旬報ベストテン」

2005-01-09 22:59:00 | 映画
「今夜は『キネマ旬報ベストテン』の話でもしようかな」
-------にゃに?そのキネマ旬報って....。
「うん。日本でもっとも古くからある映画専門誌のこと。
だんだんと柔らかくはなってきてるけど、
やはり権威という面ではいちばんかな」

-------権威?いやな言葉だにゃあ。
「じゃあ、こう言い換えよう。
日本のアカデミー賞、またはカンヌ映画祭みたいなもの」

-------ちょっとムリがない?
「確かに(笑)。
でも、まあそういう<お祭り>だってこと。
ふだんは『キネ旬』は買わない僕だけど、
このベストテン号だけは、
古本屋で買ったのも含めてなんと40冊近く持ってる」

-------うわあ。オタクじゃない?
「それは言い過ぎだろう(笑)。
ま、それはともかくとして、今年は
【日本】(1)誰も知らない(2)血と骨(3)下妻物語
(4)父と暮せば(5)隠し剣 鬼の爪(6)理由
(7)スウィングガールズ(8)ニワトリはハダシだ
(9)チルソクの夏(10)透光の樹
【外国】(1)ミスティック・リバー(2)殺人の追憶
(3)父、帰る(4)オアシス(5)ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
(6)オールド・ボーイ(7)モーターサイクル・ダイアリーズ
(8)シービスケット(9)春夏秋冬そして春(10)ビッグ・フィッシュ
○監督賞=崔洋一○脚本賞=崔洋一、鄭義信
○主演男優賞=ビートたけし○主演女優賞=宮沢りえ
○助演男優賞=オダギリジョー○助演女優賞=YOU
○新人男優賞=柳楽優弥○新人女優賞=土屋アンナ
○外国映画監督賞=クリント・イーストウッド」

--------で、長年「ベストテン号」を見てきた上での感想は?
「日本映画に関して言えば、
例年になくバランスとれてると思う。
社会派あり、エンターテイメントあり、時代劇あり。
青春映画もあれば、官能的な大人の映画もある。
外国映画は、あいかわらずイーストウッド人気高しだね。
それとやはり目立つ韓国映画ってことかな。
なんと4本も入ってるんだもの」

--------個人賞は?
「やはり特筆すべきは新人女優賞の土屋アンナ。
『下妻物語』の彼女を観ると、
だれも文句言えなくなるよ」


(byえいwithフォーン)

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キネ旬ベストワン「誰も知らない」主演男優賞たけし (夕刊フジ) - goo ニュース
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