ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』

2010-04-30 22:36:44 | 新作映画
(原題:Prince of Persia : The Sands of Time)

----『プリンス・オブ・ペルシャ』
まるでアラビアンナイトみたいなタイトルだニャあ。
これもリメイクってわけ?
「いやいや。そういうわけじゃない。
オリジナルは、AppleII用のアクションゲームとして1989年にアメリカで誕生。
日本でもスーパーファミコンなどに移植されたというから、
ある世代の人々にとっては、とっても懐かしいんじゃないかな。
トラップの多さと、
制限時間内にクリアしなければゲームオーバーというのがその特徴らしい
映画のベースとなっている『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』は、
PS2で2004年に登場。
3Dグラフィックだったらしいよ」

----らしい、らしいって?知らニャいの?
まあ、しかたないか。
えいは、その手のゲーム、なんにもやってないものね。
でもそんなんで、話は、分かったの?
「うん。以前にプロットを読んだときには、
『これは説明が大変だ』と思ったけど、
こうやって映画で観てみると、複雑なようで単純。
主人公のダスタン(ジェイク・ギレンホール)は、
ペルシャのライオンと呼ばれる勇者。
ペルシャ国の第3王子だけど、血のつながりはない。
というのも、彼は少年の頃、
その大胆な振る舞いを目にとめた
ペルシャ王から養子に引き取られた身。
さて、それから15年。
立派な青年に成長した彼はふたりの兄や叔父のニザム(ベン・キングズレー)と共に、
聖なる都アラムートを征服する。
(征服の理由がアメリカのイラク侵攻そっくり)。
ところが戦勝の宴で、王は法衣に塗られた毒で死んでしまう。
その法衣を王に贈ったのは、他ならぬダスタン。
かくしてふたりの義兄によって、彼は暗殺者に仕立てられてしまう」

----ニャるほど。
そこで、ダスタンは汚名を晴らそうとするわけだね。
でも、副題の≪時間の砂≫というのは?
「これはね。
ダスタンが戦利品として手に入れた短剣。
なんと、時を戻し、過去を変えることができるんだ。
それは、言いかえれば世界も征服できるということ。
それまでこの短剣を守っていたのが
アラムートの王女タミーナ(ジェマ・アータートン)。
かくして、ダスタンとタミーナは、冒険を共にすることになる」

----ニャるほど。
鼻っ柱が強い敵の女性がヒロイン。
いかにもハリウッドだニャあ。
「そう。それも50~60年代のね。
だからか、映画もどことなく懐かしさを感じさせる。
陰謀ありロマンスありのアクション・アドベンチャー。
ただ、とんでもないクリーチャーが出てくるわけではなく、
SFXの見どころ、そのほとんどは砂のCGに割かれている。
宮殿が砂粒と化し、アリ地獄のように人を飲み込んだりとかね。
このあたりのハラハラドキドキは
むしろ『インディ・ジョーンズ』のノリに近いかも。
あっ、それと『YAMKASHI』?」

---->『YAMKASHI』?わけわかんないや。
ところでその時間の砂は、どこまで時を遡れるの?
「おそらく、使い方によってはどこまでもいけるんだろうね。
ぼくなんか、観る前はすっかり勘違いしていて、
いろんな時代に飛ぶものかと…」

----それじゃ、タイムトラベルものじゃニャい(笑)。
「う~ん。実は現代も出るのかと…。
しかし、そんなことはまったくなかったね。
と、思ったよりもスケールは小さかったけど、
それでも、ペルシャの都の遠景などは圧巻。
最初、フォーンが指摘した言葉を引き合いに出すなら、
『アラビアンナイト』が好きだった人には楽しめると思う。
ヒミツの暗殺軍団やダチョウのレースなんてのもある。
よくいえばレトロチック。
あまり、いまの映画という感じがしない。
でもそのユルさが、ぼくはに好ましかったね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「結局、だれの陰謀なのニャ」悲しい

※この人しかいない度


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『レポゼッションメン』

2010-04-28 23:35:03 | 新作映画
ネタバレ注
最後の最後にある映画のタイトルを引き合いに出しています。
ご覧になるご予定の方は
もうしわけありませんが、
公開されてからお読みいただくことをお勧めします。



(原題:Repo Men)

「いやあ、これはなかなかよくできた映画だわ。
やはり映画は観てみなくちゃだね」

----そりゃあ、そうだよ。
でもこの映画って、
『REPO/レポ』とタイトルが似ているけど、
リメイクってわけ?
「いやあ。ぼくもmigさんからご指摘を受けるまで勘違いしていたけど、
あの映画とはまったく違う。
もっとも、近未来の臓器回収のお話という点では同じだけどね」

----臓器回収ってどういうこと?
「損傷を受けたり病気で機能しなくなった臓器。
それらはこの現代では、
通常は他の人からの移植に頼るしかない。
ところがこの映画で描かれる、
いまから20年後の世界では
医療が発達したことにより、
人工臓器が生まれている…と、こういうことなんだ」

----それは便利。
でも高そうだニャあ。
えいにはとても買えないね。
「あらら。そのとおり。
まあ、ほとんどの人が買えないわね。
でも、それだと命を失ってしまう。
そこで次なる選択として
一括支払いでなくローンという方法が生まれてくる。
ところが、このローンというヤツ、
いまの日本を見ても分かる通り、
実に危なっかしい。
たとえば、ボーナスが出ると思って組んでいたローンが、
会社の業績不振などで支払えなくなってくる」

----そうか。もし、これが家だったら、
取り上げられてしまう。
「そう。それは臓器でも同じ。
しかも一括よりローンにした方が会社は儲かる。
さて、その商品=臓器を取り扱っている会社がユニオン社。
そして主人公レミー(ジュード・ロウ)は
その容赦なき臓器取立人(レポゼッションメン)というわけだ」

----うわあ。気が滅入るような話だニャあ。
お金がない人から臓器を回収するわけでしょ。
結局、命を奪うということじゃニャい。
「うん。映像的にもかなり血なまぐさいしね。
人工の腎臓や心臓を取りあげるわけだから…。
さて、レミーはこのユニオン社のボス、フランク(リーブ・シュライバー)の信頼を得て、
親友ジェイク(フォレスト・ウィテカー)と、
回収した臓器の数を競い合っている。
妻のキャロル(カリス・ファン・ハウテン)は、
そんな夫の仕事を嫌い、
販売係に転属願を出すように勧めている。
レニーも気持ちが動かされ、いよいよこれが最後の仕事というその日、
この事件は起こった!」

----ゴクッ。ニャに?
「人工心臓を停止させる電気ショック装置がショート。
レミーは吹き飛ばされて、
気がつくとベッドの上。
しかもなんと人工心臓に繋がれていた」

----つまり、彼自身がユニオン社に支払う側に回ったということだね。
でも高額とは言え、
レニーの仕事ぶりだったらすぐに完済できそうだけど?
「普通は、そう思うよね。
ところがレニーが、いざ仕事に取りかかろうとすると、
なぜか体が拒否反応を起こしてしまうんだ。
成果を上げられぬまま時は過ぎて、支払いは滞り、
ついに最後通告が届く」

----ニャるほど、
追う側から追われる側に。
でもよくある話のような気がしないでも…。
「確かに。
ただ、この映画、
それだけではなく
映像としての見どころが実に多い。
たとえば、
レニーが多くの債権者と共にレポメンの襲撃から逃げるところの横移動のカメラワーク。
あるいは、臓器を作っている白一色の部屋のシュールな美しさ。
そして、一見、場にそぐわないような音楽の挿入。
アクションにしても、
よくある派手なドンパチの銃撃戦というのではない。
レニーは突如、二丁のナイフを持って敵を切りつけていく。
で、実を言うと、これが劇画チックすぎて、
ツッコミどころがないわけでもないんだけどね。
なぜ、敵の武器もそのとき銃からナイフ類に変わるのか…とかね。
レニーと一緒に逃げるベス(アリシー・ブラガ)が
落ちぶれたクラブ歌手で
その体力も落ちているはずなのに、
いつしかアクション・ヒロインとして活躍していることもそう。
で、その極が、
マザー・コンピュータ(でいいのかな?)をだますために、
互いの臓器をお互いにスキャンするクライマックス。
麻酔もなしに体を切り裂くわけで、まずありえない。
と、疑問を抱きながら観ていて、
最後に全て納得。
そう、これはもう一つの『未来世紀ブラジル』…。
おそらく好きな人にはたまらない映画と言えるだろうね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「あらら、それを言っちゃだめニャ」悲しい

※脱出あり、潜入あり。飛行場のシーンなんかゾクゾクする度


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『あの夏の子供たち』(お知らせ=前売特典&母の日)

2010-04-25 23:35:22 | 新作映画
母の日アレンジメント母の日・2


-----今日は、久しぶりにフォーンからのお知らせ。
映画『あの夏の子供たち』の初日が5月29日(土)に決定。
ニャんで、この映画だけ取り上げるかって、
それはコトリ・ロゴコトリ花店と関係が…。
実は、この映画が上映される恵比寿ガーデンシネマで前売り券を買うと、
「“夏のガーデン” 春蒔き種のアソート 素焼きのポット」をプレゼント(数に限りあり)。
サマーガーデン
で、そのセットを提供しているのがコトリ花店ってわけ。

ということで、ここでコトリ花店の宣伝もやっちゃおう。
もうすぐ母の日
コトリ花店では、いつものアレンジメント(上の写真)に加えて
今年はプリザーブドフラワーも。
母の日・プリザーブド母の日・プリザーブド蓋

このプリザーブド、さっそく小学校の頃の友だちからオーダーいただいたとかで、
えいは、舞い上がっていたよ。
もし、まだ決めてない人がいたら、よろしくね。
               
                    (byフォーン)

※メールはinfo@haljion.comまで
お母さまの住所等をお知らせいただければ、
「ラムの大通り」読者の方に限り、送料無料にて送らせていただきます。
          

「ラムの大通り」と入れてくれれば送料無料なのニャ」2009.4.7フォーン


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『ソフトボーイ』

2010-04-24 22:03:32 | 新作映画
「う~ん。まさか、この映画に泣かされるとは?」
----えっ、それウソでしょ?
だってこの映画って、
佐賀県の高校生が全国大会に出てヒーローになるるために
男子ソフトボールを作ったという話だよね。
「うん。ほとんどそれだけの話。
でも、それでも実話を基にしているのだとか…。
そんなことあるのかなって、
最初、プロットを読んだときは思ったけどね。
でも、ふと思い出したんだ。
ぼくも高校の頃、
県にひとつしかないというヨット部に入ろうかなと、
考えたことを…。
だって、旅行できるんだもの」

----ニャんて不純な。
でも、結局は映画研究会(笑)。
「あらら。
で、この映画はあの頃の気持ちを思い出して、
そうか…と、急に親しみを感じてしまったってわけ。
さて、お話としては、ただそれだけのものだけど、
舞台が、ぼくの通った高校がある福岡の隣の佐賀県。
太陽に照らされる干潟が出てくるだけで、
また嬉しくって…」

----なかなか、映画の話にならないニャあ。
なぜ、泣けるの?
「そうだね。
10代後半の若者たちの気持ちがストレートに、
てらいなく描かれていることかな。
もとより動機が不純なだけに
全国大会以前に部員を集めること自体が難関。
それでも、あの手この手で人集めに成功。
さらには、全国大会前の大きなハードル、
大分代表との戦いも、ある幸運によって勝利を収める。
しかし、全国大会ではその力が通用するはずもなく…。
さあ、ここから、
ぼくがこれまでの映画では観たことがない
感動の『あと一人』が訪れる」

----それについては
あまり聞かない方がいいみたいだね。
ところでだれが出演しているの?
「フレンチのシェフを夢見る主人公のオニツカには
瑛太の弟としても知られる永山絢斗
その幼なじみで男子ソフトボール部創設を提案するノグチに賀来賢人
他にもユニークな若手が大挙出演。
しかし、さすがにこのオチは読めなかったなあ」

----オチとかある映画ニャの?
「うん。
なぜ、そのオチが出てきたか?
それを理解するためには
エンドクレジット後のエピソードを観ることが必須」

----ふうん。意外とオモシロそうだニャあ。
監督は?
「知る人ぞ知る豊島恵介
これまでもっぱらホラーを手掛けていた彼に、
この作品のメガホンを任せた製作陣の目利きもスゴいし、
そのチャンスを生かした豊島恵介もさすがだと思うよ」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「青春映画には甘いのニャ」もう寝る


※それは確かだ度


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『ダブル・ミッション』

2010-04-23 23:06:32 | 新作映画
(原題:The Spy Next Door)

----だ、だれニャの。このメガネ・エプロンのさえない人?
「だれあろう。
これはジャッキー・チェン その人なんだ」

----うわあ。信じがたい。
ということはコメディ映画ということ?
「そうだね。
いわゆるアクション【ファミリー】コメディ。
実は、ぼくはこの映画を見ている間、
ある一本の作品がずっと頭から離れなかった。
それは
エリート軍人に扮したヴィーン・ディーゼル
トラブルメーカーの子供5人のハウスシッターをする
ミッションを受ける『キャプテン・ウルフ』

----確かあれは
『ジェームズ・ボンドとメリー・ポピンズが出会ったような映画』って言われたよね。
「そう。
この『ダブル・ミッション』ではジャッキーが凄腕のCIAエージェント、ボブに。
ロシアとの諜報戦を戦いつつ、
一方で、隣家の子供たち3人に手を焼かされるというお話になっている」

----なぜ、隣りの子供たちが登場するの?
「うん。
彼ら3人はボブ最近が付き合い始めた女性、ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)の子供たち。
この子供たちからすれば、ボブは、
ここで紹介している壁紙に代表されるように
ただのダサいおじさん。
そんな中、子供のひとりがボブのパソコンを勝手にいじり、
ロシアの極秘情報にアクセス。
しかもiPodにダウンロードしてしまう。
で、彼ら子供たちに危険が迫るというわけ」

----ニャるほどファミリー・ムービーだ。
「でしょ。
ジャッキー映画らしく、スゴく親しみやすいお話。
あの『新宿インシデント』とは真逆だ。
映像も、悪く言えば平板。よくいえば毒気がない」

----それって、“よくいえば”になっていない。
「しっ。
さて、本作の見どころは、
やはりジャッキーならではのアクション。
子供が脚にしがみついたまま敵と戦う、
あるいはフライパンや冷蔵庫のドアを武器にする…
といった、この映画のストーリーに沿った演出が随所に見られる。
こういうのを違和感なくやれるのは、
世界広しといえども、
今日の映画界ではジャッキーくらい。
そうそう。オープニング映像では
『プロジェクト・イーグル』『ラッシュアワー』『ラッシュアワー2』『タキシード』が使用。
映画の中では『プロジェクトBB』で歌っていた歌が再び。
なあんて、これはぼくにはまったく分からなかったけどね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「自転車、脚立、エスカレーターでのアクションも出てくるらしいのニャ」身を乗り出す

※屋根の上の猫さんも軽々と降ろしてくれた度

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『レギオン』

2010-04-21 23:59:26 | 新作映画
(原題:Legion)

---- レギオン
ついにガメラ もハリウッド進出か…。
「うん。感慨深い…。
なんて、そんなわけないだろう。
この映画は、一種の黙示録的な内容。
人間を滅ぼす命令を受けた天使ミカエル(ポール・ベタニー )が
それはできないと、あの方(神)に反抗。
自ら、その両翼を引きちぎり、
銃を手に人間と共に戦うというもの」

----なんで天使が銃を持つのよ?
そんなの使わなくても、もっと他の力があるでしょ。
人間じゃないんだから…。
「いいところに気づいたねえ。
この映画は、フォーンが言うように、
その前提からしておかしい。
そしてこのことに限らず、
ほかにもツッコミどころが満載なんだ。
それを証明すべく、話を先に進めよう。
この世の運命を握るのは、
砂漠のわびしいダイナーに働くウエイトレス(エイドリアン・パリッキー)…ではなく、
そのお腹にいるひとりの赤ちゃん。
なんでもその子が将来、人類を率いるリーダーとなるんだそうな…」

----おなかにいる子がリーダーに?
あれっ。どこかで聞いたような…。
分かった。『ターミネーター』だ。
「そうなんだ。
実は、この映画、そのラストも含めて
一作目の『ターミネーター』をかなり意識している。
ヒロインのモノローグ、
そして最後に彼女が見せるそのファッションもね」

----あわよくば続編も…ってわけかニャあ?
「どうだろう。
だとしたら、この一作目の位置づけも分からないでもない。
なにせ、その戦いのフィールドがあまりにも小さい。
その砂漠のダイナーに閉じ込められた8人との戦い。
それで、人類の未来を決めようってわけだからね。
基本はアクション・スリラー。
彼らを最初に襲うのは、見るからに気色悪い老婆。
『おなかの赤ちゃんは地獄に堕ちる』と、
不愉快なことを笑って言いながらレアステーキにかぶりつく。
その暴言を諌めようとした相手には、
いきなり首筋に噛みつき、
しかも天井をスパイダーウォークして逃げ回る!
やがて空一面に蠅の大群が現れる…」

----その発想って『スペル』 『ミスト』じゃん?
「いやあ、こちらはもっともっとB級だけどね。
続いてあちらこちらから何かに操られたように人々の群れが…。
彼らはゾンビのように
このダイナーを取り囲み、中に入って襲いかかろうとする。
銃を撃ちまくって追い払うミカエル。
そして、いよいよ、もうひとりの大天使ガブリエルが
神の命令を実行に移すべく現れる!」

----ええっ。
だったら、最初から現れて、さっさとそのウエイトレスを
ダイナーもろとも消せばいいのに…。
「だよね。
で、このガブリエルが高速回転。
鋼鉄のような羽で銃弾を撥ね返し、
しかもそれを武器に変え、相手を鋭く斬り裂いてしまう。
そうそう、言い忘れたけど、
このダイナーの経営者を演じているのがデニス・クエイド
他にもチャールズ・S・ダットン
ルーカス・ブラックらも出ている。
と、実は見どころはいろいろあるわけ。
途中、カーニバル風に現れるアイスクリームの売り子のシーンなんて、
ちょっとゾクゾクしたし…」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「しかし、よくこんな話考えるニャ」なにこれ?


※ある意味、恐れを知らない映画でもある度


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『春との旅』

2010-04-20 22:29:58 | 新作映画
----これって3年連続カンヌ国際映画祭の快挙を果たした
小林政広監督の大作だよね。
「そう。実はぼくは『殺し』がDVDリリースされるとき、
ライナーノーツを書いたことがあって、
そのときに、いろいろ調べたんだけど、
彼は、かつてフォーク歌手としてアルバムも出している。
その師ともいえるのが故『高田渡』
今回は、おそらくその時以来の仲と思われる
佐久間順平が音楽を担当。
彼の紡ぎ出す旋律が冒頭から映画を満たし、
テンポのいいカッティングにのって、
観る者をあっという間に映画の中に引きずり込んでいく。
しかし、主演の仲代達矢
自分が出演した150本のうち5本の指に入るという
脚本の素晴らしさもさることながら、
この計算された映像、
それに、もう感服するしかない」

----どういう点が、そんなにいいの?
もう少し噛み砕いて話してよ。
「うん。じゃあ、
その前提となるあら筋から。
主人公は仲代達矢扮する老漁師・中井忠男。
そして彼と一緒に旅をする忠男の孫娘・中井春(徳永えり )。
春は母親が自死して以来、
忠男と二人暮らし。
ところが自分が給食係をしていた学校が廃校に。
職を失った彼女は東京で新しい生活をと考える」

----でも、それじゃあ忠男は困っちゃうよね。
「うん。
兄弟のところに身を寄せたら…と、
そう、春が祖父に話してしまったものだから、
忠男は、自分が言いすぎたと思いとどめようとする春を振り切って、
いまは散らばっている兄弟姉妹のもとを訪ねる。
この設定にぼくは
ジュリアン・デュヴィヴィエ『舞踏会の手帖』 を思い出したんだけど、
まあ、これは小津安二郎『東京物語』 を引き合いに出すのが自然だろうね」

----ということは、あまりいい旅にはならないわけだね。
「そういうこと。
忠男は、かつてニシンがもうかると聞き、
周りのことは考えずに
家を飛び出し北海道に渡ったという過去を持つ。
そんな彼がいまは居候させてくれと頼みに来る。
兄弟たちにすれば、
自分の好きに生きていながら何をいまさら…」

----うわあ。
そんな邪険に扱われる姿を孫に見られるのは
忠男にとっても嫌だね。
「だと思うよ。
いきなり端折っちゃうけど、
それでも、兄弟との本音のぶつけ合いの中に、
血のつながり、絆を春は見てとるんだ。
それが、後半の彼女の“ある行動”へとつながり、
映画は一気にクライマックスを迎える。
このふたつの大きな人生を軸に、
ふたりが訪ねる先の
それぞれに、自分の人生を生きている人々の
一生懸命な、それでも決してままならぬ姿を、
いまの時代の抱える諸問題と照らし合わせながら描いていく。
ぼく自身も、いい加減というか、
好き勝手に生きてきた方だから、
この映画は観ていて辛かった。
自分が責められているような…」

----ニャるほど。それは応えるね。
で、さっき話していた計算された映像と言うのは…?
「たとえばキャメラ。
最初のうち、そのほとんどがフィックス。
そしてその中を、
足を引きずる忠男と、
これまた前かがみでガニ股気味に歩く春。
その動きだけでも映画だ。
しかも、その春の服は真っ赤な色のダウン。
もし、これが普通の地味な服だったら、
ここまで目に焼き付いてはいないと思う。
まるで60年代中期のゴダールのように赤と青がポップ。
色ひとつとっても実によく計算がなされている」

----メチャぼめだね。
「配給、宣伝の方も自信があったんだろうね。
実は、試写開始前にコメント記入カードを渡されたんだ」

----へぇ~っ。
ニャにか、書いたの?
『この時代を生きていくことの厳しさと覚悟。
小林監督の人間洞察力が一流のスタッフ、キャストによって
フィルムに焼き付けられた傑作』

いま考えると、人間洞察力だけでなく、
時代そのものを観る目をも併せ持っているんだけどね。
いずれにしろ、これは2010年を代表する日本映画だ。
ぼくの好き嫌いとは別にしてね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「今年は見ごたえある日本映画が多いようだニャ」身を乗り出す

『生きる道。きっとある』 関根忠雄さん、さすがのキャッチコピーだ度


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『川の底からこんにちは』

2010-04-19 23:04:09 | 新作映画
----いま話題の満島ひかり主演作。
彼女の映画にしては楽しそうなタイトルだね。
「いやあ。これがなかなかシビア。
でも、前向きな映画であることは確かだね。
満島ひかり扮する主人公、OLの佐和子は
上京して5年。仕事も恋愛もうまくいかず、
妥協した毎日を過ごしている。
そんな中、父親(志賀廣太郎)が病に倒れたことで、
水辺の町にある“しじみ工場”の後を継ぐことに。
ところが、その工場で働くおばちゃんたちは、
『父親を見捨てて、駆け落ちして出て行ったくせに…』と、
佐和子のことをバカにしている」

----あらら。そんなんじゃ、仕事もやりにくいね。
「うん。しかもそこに、
一緒に工場の跡継ぎをしたいと東京からついてきた
バツイチの彼氏・健一(遠藤雅 )の物語も関わってくる。
この男の物語が、映画を重層的にし、
オモシロさを深めているんだ」

----どういうところが?
「健一は、佐和子の帰郷の話を聞き、
よし、自分もこれからはエコライフだと、
あっさりと会社を辞め、子供を連れて一緒に彼女の田舎についてくる。
ところが、田舎の生活はそんなに楽なものではない。
トイレは汲み取り式便所。
毎朝、食物などを植えている畑に糞尿を巻く佐和子の姿に尻込み。
挙句の果ては、佐和子の幼なじみと浮気し、東京へ舞い戻ってしまう」

----あらら。
「しかも、そのことをを知ったおばちゃんたちは一斉に、
『また、男に振られたんだよ』『これじゃ会社もダメだ』…。
佐和子にとってはまさに四面楚歌。
ところが彼女は決してめげない。
適当に生きてきたOL時代とは打って変わって、
開き直って叫びきる。
『私なんて、所詮中の下ですから』
いやあ、カッコいいのなんのって。
その姿勢は、あの『フラガール』に繋がってゆく」

----そういえば、あの映画でも
男よりも女たちが頑張っていたっけ。
「そういうこと。
『フラガール』でも『川の底からこんにちは』でも、
女たちは
『これは自分が本当にやりたいことじゃない』とか、
『ここは自分が本来いるはずの場所じゃない』とか、
ぐちぐち言う前に、まずは行動を起こす。
だって、生きて行かなくてはならないんだから」

----ふうむ。でも、聞いていると、
物語ばかり語っているような…。
「あらら。
でも、実際にこの脚本はよくできている。
田舎に戻った女性の、どん底からの浮上。
その前に現れる障壁を“笑い”という形で見せることで、
映画としての奥行き、ふくよかさを出しているんだ」

----笑いも多いんだ…。
「うん。
ヒロインを取り巻く従業員のおばちゃんたちが、とにかく強烈。
佐和子に対して、ほとんどいじめにも近い態度を取るんだけど、
その個性によって、それは笑いへ転化していくんだ。
笑いと言えば、映画の中で歌われる
『木村水産新社歌』は絶品。
笑いころげながらも、思わず涙がにじんでくる。
そして、ラスト。
ヒロインが叫ぶ、対となるふたつの単語。
それが何かは、ここでは明かせないけど、
満島ひかりの表情と共に
ぼくは一生忘れることができないな」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「この社歌とやら、フォーンも歌いたいのニャ」身を乗り出す

岩松了がまたオモシロい度


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『クレイジー・ハート』

2010-04-17 21:44:52 | 新作映画
(原題:CRAZY HEART)

----これってジェフ・ブリッジスが、
アカデミー主演男優賞に輝いた作品だよね。
「そう。主題歌賞も受賞、
しかしそれにしても『ラスト・ショー』のあの少年が57歳の男を演じるんだから、
自分も歳をとったというか、
なんとも感慨深いものが…」

----50代の男が主人公か…。
アメリカの観客に希望を与えたと聞くけど、
この映画、いったいどんなお話ニャの?
ミッキー・ローク主演の『レスラー』と、似たような設定。
かつて一世を風靡した伝説のカントリー・シンガー、
バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は、
孤独なドサ回りの歌手にまで落ちぶれていた。
そんなバッドとは対照的に、
彼の弟子でもあったトミー・スウィートは、
今やトップ・シンガーとして人気を博している。
これは、そのバッドの再生の物語」

----あらら。それで終わり?
他にも何かあるでしょ?
第一、そのトミー、
だれがそれを演じているの?
「これが驚き。
アメリカではそれこそサプライズにしたかったようで、
ビリングにも彼の名前は載っていない。
日本ではプレスには、小さく名前は記されているけどビジュアルはなし。
でも、トレーラーを観ると、
それが誰かは分かるんだけどね」

----回りくどいニャあ。
プレスにあるなら、喋ってもOKじゃニャいの。
「はいはい。答はコリン・ファレル
この映画がオモシロいのは、
そのコリン演じるトミーが、
いまなおバッドを尊敬していて、
彼と共演したがっている。
しかも新曲まで彼に頼むんだ。
昔の恩を決して忘れない。
弱肉強食、下剋上が当たり前のようになってしまった昨今の風潮の中、
この関係性がとても心地よかったね」

----でも、それってバッドにとっては複雑。
「そうなんだよね。
共演とは言ってもトミーの前座なわけだから。
それでもマネージャーのジャック(ポール・ハーマン)に説得され、
バッドはしぶしぶ出演に応じる。
さて、そんな彼が新しい恋に出会う。
地方紙の音楽記者ジーン・クラドック(マギー・ギレンホール)。
彼女はシングルマザーで、
この男(バッド)に惹かれてはダメという内心の声と葛藤しながら、
結局は、深い仲に陥ってしまう
一方、バッドは彼女やその息子との出会いの中、
4歳の時から会っていない28歳になる息子のことを思い出し、
彼に電話をする」

----ニャるほど。
バッドは父親らしいことをしてこなかった…。
これは確かに『レスラー』ミュージシャン版だ。
ということは、彼の体もボロボロ?
「そのとおり。
アルコール依存症のため、
このままでは、バッドの命もそう長くない。
さて、物語を語るのはここまでにしておこう。
実はこの映画、
ここまで『レスラー』とそっくりな展開でありながら、
その後の人生の選択が、あの作品とは大きく異なってくる。
どこがどう違うかまで話しちゃうと、
それこそルール違反になるから止めちゃうけど、
この映画は、『レスラー』とはある意味、対極。
男の生き方にもいろいろあることを教えてくれる。
世が世なら、
この2本を名画座なんかで組むとオモシロいんだけどね」

----ニャるほど。
そのほかの見どころは?
『すべての美しい馬』バリー・マコーウィッツが捉えたアメリカの原風景、
主題歌賞受賞の『The Weary Kind』を作った
ライアン・ビンガム、T=ボーン・バーネットの出演シーンなど、
いくつもあるけど、
ぼくは、コリン・ファレルとジェフ・ブリッジスが
一緒に歌うシーンが好きだね」

----そういえば、Mさんからメール来てたでしょ。
「ラストについて話したいことあり…」って。
「そうそう。それを話さなくっちゃ。
実はこの映画のラスト、
ぼくは、ただ『切ないな。でもこれが人生』と思って観ていたんだけど、
彼の解釈によると、これはハッピーエンド。
そのヒントは指輪と、やはりジェフ・ブリッジスが出演している
『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』
でもそれらについては、まだ明かす時期じゃない。
早くだれかにこの映画を観てもらい、そこについて語りあいたい。
いまは、そんな気持ちでいっぱいだよ」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「う~ん。気になるニャ」小首ニャ


※ほんとはすぐにでも話したい度


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『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

2010-04-16 22:20:08 | 新作映画
※ネタバレ注!
※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



(原題:復仇 Vengeance)

----これは前から観たがっていたジョニー・トーの映画だよね。
彼の作品って、、
大好きか、そうでもないかに分かれていたみたいだけど…。
「うん。彼の作品は振幅が大きい。
あまりにもさまざまなジャンルの映画を手掛けているんだ。
そんな中で、これは『エグザイル/絆』などと同じハードボイルド・アクション路線。
さらに前に作られた『ザ・ミッション 非情の掟』も加えて
それらの続きという見方もできるんだ。
本来はこの三部作の最終章にしたかったらしい。
そのため、キャストも前二作とほぼ同じ。
アンソニー・ウォンなんて、
またまたクワイという名前だしね」

----でも、今回はフランス人が出演…。」
ジョニー・アリディ
彼はよかったね。
もっともジョニー・トーは
最初アラン・ドロンにオファーしたらしいけど…。
まあ、それはそれで観てみたかったな。
もっとフィルムノワールっぽくなっていた気がしないでもないし。
そう、ジャン=ピエール・メルヴィル映画のように…」

----でも、基本は香港の暗黒街ものでしょ?
どういう形でフランス人が絡むの?
「アリディが演じるのは、
フランスでレストランを経営する初老の男コステロ。
マカオに住む娘一家を何者かに殺害された彼は、
見知らぬその地に一人降り立ち、
そこで復讐を誓う。
偶然にも、コステロはある殺人現場に居合わせたことから、
殺し屋たちと知り合い、彼らを高額で雇う…。
と、ここまでだったら、ありがちな話。
だが、物語は、ここから大きく展開。
殺し屋たちが探し当てた犯人たちのボス、
ファン(サイモン・ヤム)は
自分たちのボスでもあった…」

----う~ん。それくらいじゃあまり驚かないニャあ。
いわゆる想定内。
「じゃあ。これはどう?
銃の扱いに慣れているコステロは、
殺し屋たちと一緒に復讐に向かうんだけど、
銃撃戦の最中、なぜか呆然と立ち尽くしてしまう。
そこで明らかになった事実。
なんと彼は、20年前まで殺し屋稼業をしており、
銃撃戦で脳に銃弾が残っている。
そのため定期的に記憶を失くしてしまうんだ…」

----ニャるほど。
それがキャッチコピーの
「記憶を失くした男に、復讐の意味はあるのか」に繋がるんだ。
「そういうこと。
彼らは、最終的には自分たちのボスを狙うわけだからね。
そこに、香港映画特有の“友情”というモチーフが絡み、
哀しいまでに美しい男たちの生きざま、
いや死にざまを謳いあげてゆく」

----でも、復讐というからには、
本来ならば、自分でやり遂げたいよね。
「そう。
そこがこの映画、最大の見どころ。
ちょっとネタバレになるけど、
殺し屋たちが全員死んだあと、
記憶を失くしかけている男コステロが、
いかにして犯人を見つけていくか?
一つひとつの銃撃戦も、
かつてのサム・ペキンパーを思わせるほど、
スタイリッシュで見ごたえあるけど、
もっとも記憶に残るのはそのラスト。
コステロがひとりで大勢の敵に立ち向かいながら、
ボスを見つけ出す過程は、
よくぞここまで考えた…という見事さ。
この映画『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』は、
まさにそのタイトルを地で行く中身。
観終わって、誰もがなるほどと思うこと間違いないと思うよ」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ちょっとキザなタイトルだニャ」いいねぇ

※でも、ジョニー・トーの中ではいちばん好きだ度


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『BOX 袴田事件 命とは』

2010-04-14 22:56:28 | 新作映画


「疑わしきは罰せず」はどこへ!?

この映画は、実際に起こった、ある事件を基に作られている。
その事件とは、昭和41年6月30日未明に、
静岡県清水市で味噌製造会社専務の自宅が放火され、
一家四人が殺害された、通称<袴田事件>だ。
静岡県警は、容疑者として
従業員で元プロボクサーの袴田巌(新井浩史)を逮捕。
巌は、犯行を頑強に否認していたが、拘留期限3日前に一転自白。
一方、熊本典道(萩原聖人)は、
主任判事としてこの事件の裁判を担当。
しかし、巌は裁判で犯行を全面否認。
典道もまた長時間に渡る取り調べや、
供述が二転三転することから警察の捜査に疑問を抱き始める…。

死刑確定後の現在もなお、
冤罪を叫び、再審請求が続けられている、この袴田事件。
この手の映画を語るのは実に難しい。
かねてより、同事件に深い関心を寄せていない限り、
この映画で与えられた情報でのみ、
すべてを判断してしまうという危険性を内包しているからだ。

自白の強制、犯行後一年経って現れた新証拠の不自然性…
おそらく、この映画を観たほとんどの観客が、
映画終了後、こう思うこと間違いない。
袴田事件は冤罪だ!
だが、わずか2時間ほどの映画の情報でぼくらが
安易に判断していいのか?
監督・高橋伴明も、
そのことの危険性は十分に承知していたはずだ。
しかし、それでもあえて、
彼はこの映画を“今”作った。

そう、高橋伴明はこの事件を
昨年にスタートした裁判員制度への疑問として
現代を生きる我々に提示する。
もし、ぼくらが、この事件の裁判員だったら、
果たしてどこまで真実を追求しえただろうか?
“悪は罰せねば”などという正義感を振りかざし集中攻撃。
徹底的に人を成敗する現代の風潮。
だが、その被告がほんとうに犯人かどうかを、
どうやって冷静に客観的に
法の素人のぼくらが見極めるのか?
警察が逮捕し、検察が起訴したという、それだけのことで
“被告は有罪である”としてしまってはいないか?


被告=犯人だという先入観。
もしそれが間違いだったら…?
そのとき彼の人生に対する責任を、
ぼくらがほんとうに取ることができるのか?


事件から44年。
袴田巌は現在74歳。
長い拘禁生活、厳しい監視と死の恐怖に耐えきれず
精神に異常をきたし、
事件や最新準備などの裁判の話題については
彼とはまったくコミュニケーションが取れないという。(敬称略)


                   (byえい)

※剛速球!の社会派映画だ度

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『さんかく』

2010-04-13 22:36:15 | 新作映画
----あれっ。久しぶりの日本映画だ。
しかも平仮名で『さんかく』
これって、どういうこと?
「一言で言えば三角関係。
ただ、それだけの話。
ところが、そのそれだけっていうのが
もう、泣きたくなるほどオモシロい。
この三角関係のひとりは
AKB48の小野恵令奈演じる中学三年生の桃。
彼女は、29歳の姉・佳代(田畑智子)と、
その同棲相手・30歳の百瀬(高岡蒼輔)が同棲している部屋に
夏休みを利用して転がり込んでくる」

----えっ。中学生?
それって、いんこうとかいう奴じゃニャいの?
「いやいや。
そこまで事態は発展しない。
と、いま、そう言ってみて気づいたけど、
この映画の魅力のひとつは
この“ぎりぎり”にあるかも。
若者カップルを描いた現代の映画だと、
ちょっと気があったら、
バァ~ッと行くところまで行っちゃうけど、
相手がこの年代だと、そういうわけにはいかない。
で、ひとり悶々。
その感情のすくい上げが、この映画のキモかも」

----へぇ~っ。でも15歳って、
そんな年が離れた人を本気で好きになるものニャの?
「そこもポイントのひとつ。
30歳の百瀬にしてみたら、
彼女が本気で自分を好きなのかどうか?
不安と心配で心葉いっぱい。
で、それがまた恋心を盛り上げていく。
しかも、ある夜、なりゆきでキスまでしたものだから…」

----えっ、キスまで?
「さっきも話したように、
昔と違って、キスだのセックスだのの持つ意味は軽くなってきている。
でも、相手が中学生ということで、
百瀬は、桃が自分に本気だと勘違いしてしまうんだ。
この映画の監督は、あの 『純喫茶磯辺』吉田恵輔
男の思い込みの強さ、身勝手さは、
あの映画に通じるところがあるね」

----ニャるほど。でも、佳代は彼と妹の関係に気づかないの?。
「気づくのは、ずっと先のこと。
とはいえ、佳代の存在は重要。
彼女の焦りが映画を別の方向へと導いていく。
ちょっとした行き違いから、百瀬との仲にヒビが入り、
売り言葉に買い言葉で、
ふたりは“別れ”まで話が進んでいく。
でも、それは佳代の本意ではない。
あわてて、元のサヤに戻そうとする佳代。
だけど、自分は新しく桃と…と決めてかかっている百瀬は、
あっさり佳代と別れようとする。
さあ、ここからが大変。
ひと昔前の言葉で言うところの
佳代の“シチュー女”状態が始まり、
ついには自殺騒ぎまで起こしてしまう。
しかし、それは百瀬にとっては逆効果…」

----でも、そういうのって
ちょっと前なら、映画やテレビによくあったような設定。
「うん。でも、
その“▲”の一角が中学生というのは珍しい。
田舎に戻った桃は、いつも留守電にしてしまい、
桃からの電話には出ようとしない。
あっくして百瀬の焦りは、どんどん昂じて…」

----情けないなあ。
分からない気がしないでもないけど…。
「吉田恵輔映画の魅力、
それは台本に書かれた会話の間を
役者の演技によってスリリングに見せていくこと。
しかもワンショットでの撮影が多いため、
緊張感はずっと持続。
普通、ワンシーン、ワンカットの映画って、
ロングのことが多いけど、
ここはバストショットが基本。
そのことも映画としてのダイナミズムというか、
躍動感に貢献していると思うよ」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「けっこう、身につまされる話らしいのニャ」おっ、これは


※高岡、田端の演技がいい度


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『闇の列車、光の旅』

2010-04-11 16:27:07 | 新作映画
(原題:Sin Nombre)

----これってアメリカとメキシコの合作。
製作総指揮に
ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナのふたりがクレジットされているけど、
監督はキャリー・ジョージ・フクナガだっけ。
フクナガって、ちょっと日本人っぽい名前だね?
「うん。彼は父方の先祖が日本人という、
いわゆる日系アメリカ人。
この映画は、そのフクナガがサンダンス映画祭で監督賞を受賞。
サンダンスというと、少しすましているというか、
オフビートなイメージを抱いていたけど、
これはその真逆だね」

----ふうん。でも、この日本語タイトル、
ちょっと文芸っぽい香りがするニャあ
「そう。
実はぼくもそれが理由で、
少し敬遠していたんだけど、
これが、もう火傷しそうなくらいに熱い。
物語は、冒頭、
ふたつの異なる国のエピソードの並列によって進んでいく。
ひとつは、ホンジュラス出身の少女サイラの物語。
彼女は、約束の地アメリカをめざし、父と叔父と共に故郷を旅立つ。
もうひとつは、メキシコのギャングの一員カスペルの物語。
彼は、リーダーであるリルマゴの言いつけに背き、
仕事を放り投げて、恋人のマルタと逢瀬を重ねている。
しかしほどなくそれは組織にバレ、
マルタはリルマゴに犯されそうになる。
抵抗し、頭を打って死んでしまうマルタ。
落ち込むカスペルに対し、
何食わぬ顔で、ホンジュラスからの移民たちが乗る列車に
強盗へと誘いだすリルマゴ。
列車の屋根の上。
リルマゴは、サイラに暴行を加えようとする。
恋人の死が頭をよぎったカスペルは、とっさに彼を殺し、
その結果、裏切り者として組織から追われてしまう…」

----ニャるほど。
カスペルとサイラは、運命の出会いだニャ
「まさしくそう。
カスペルに命を救われたサイラの心には、
彼への信頼と共に淡い恋が芽生え始める。
このあたりは、まあ、ありきたりではあるけどね。
さて、凶悪なリルマゴを殺したカスペルだが、
それでもホンジュラス人から見れば
彼が危険な人物であることは変わりがない。
列車の屋根の上、彼らはカスペルを突き落とそうと狙う。
このサスペンスが、実は本作を貫くトーン。
テーマとしては、移民の問題を
アメリカとメキシコ、メキシコと中南米、
それぞれの差別意識をえぐり出す中で描いている、
いわば問題提起型の映画でありながら、
ロードムービーの中に、
エンターテイメントの要素をもたっぷり詰め込んでいるんだ」

----そうか。ギャングも出てくるしね。
「うん。
でも、このギャングという言葉がクセモノ。
ぼくたち、日本人がギャングという言葉に抱くイメージは、
『名探偵コナン』に出てくるような黒づくめの男たち(人によっては違うかな)。
ところが、この映画のギャングは同じギャングでも、ストリート・ギャング。
まだ、少年たちなんだ。
だけど、その残虐性は思わず目をそむけたくなるほど。
敵を殺して一人前。
そしてその敵の死体は、犬の餌となる!」

----ひぇ~っ。もう、いいよ。
「じゃあ。あと少しだけ。
実は、映画の中盤に
敵の組織から追われるシーンがあるんだけど、
ここには、本物のギャングメンバーも出演しているんだとか!?
さて、この設定でぼくが思い出したのはウォルター・ヒル監督『ウォリアーズ』

----そういえば、
あれは敵のギャング組織の中を自分の陣地へと命がけで戻る…
そんな話だったよね。
久しぶりに観てみたくなったニャあ。、



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「監督は、実際に列車の屋根にに乗って旅してみたらしいのニャ」ぱっちり


※どの国も、命を長らえるのは大変な時代だ度


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『ザ・ウォーカー』

2010-04-10 16:30:15 | 新作映画
※カンの鋭い人は注意。
※映画の核に触れる
部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



(原題:The Book of Eli)

「これはもう珍作。
そう呼ぶしかないね」

----えっ。それはまた挑発的な…。
デンゼル・ワシントンの超大作に
その言葉は似合わないんじゃニャいの?
「この映画の場合、
その“超大作”にしたのが、そもそもの間違い。
本来ならば堂々とした(?)B級として作るべき映画。
ぼくとしては、名画座とかで出会いたかったね。
今の時代無理だけど…。
あっ、ぼくはこの映画そのものを否定しているわけじゃないよ。
物語は、世界が崩壊して30年後の世界。
ウォーカーと呼ばれる、あるひとりの男が、西を目指して歩き続けている。
彼は、天啓に導かれ、ある本をその地まで運んでいるんだ」

----あらら。その本が何かはすぐ分かっちゃうニャあ。
「でしょ。
間違ってもこれは『西遊記』の経典じゃない(笑)。、
さて、旅の途中、彼が立ち寄ったある町では
カーネギー(ゲイリー・オールドマン)という名の独裁者が君臨。
彼もまた、ある本を探していた。
その本を手にした者は、世界を支配できるというんだね。
文明は崩壊し、多くの本は焼却。
しかも、彼の手下は字が読めず、
なかなか探すことはできない」

----で、そのふたりの決闘になるわけだ。
「そういうことだね。
その荒廃した世界観は『マッドマックス』のようでもあり、
マカロニウエスタン風でもある。
おそらく監督の頭にはセルジオ・レオーネがあったんだろうな。
何度も『ワンス・アポ・ア・タイム・イン・アメリカ』の旋律が流れる。
もっとも、こっちはウエスタンじゃないけども…。
あと、主人公のキャラ設定には
『アフロサムライ』があるような気がしたね。
とにかく、デンゼル・ワシントンの殺陣がはやい!
それをロングに引いたシルエットの画の中で一気に見せちゃうという
そのスタイリッシュさは、
この映画の特徴のひとつだろうね。
そういえば、最初はウォーカーがもつ武器として日本刀も検討されたとか。
最終的には、動きやすくて仕舞いやすいということで
中南米の山刀(マチェーテ)に似た形になったらしい」

----ふうん。銃とかはまったく使われないの?
「もちろん。敵はバンバン撃ってくるよ。
クライマックスの老夫婦の家では
ガトリング砲とか言ったっけ?
『続荒野の用心棒』並みに撃ちまくり、
家が一軒壊れてしまう」

----その、老夫婦って?
「ここがぼくは、最高にオモシロかったところ。
マイケル・ガンボン、フランシス・デ・ラ・トゥーアのふたりが演じるその夫婦は、
この時代を必死で生き延びている。
年老いているのになぜ、生き延びているか……。
そのヒントが、このお婆さんが運んでくる紅茶カップを持つ手の震え…」

----ニャに言っているか分からニャいよ。
「うん。分からない方がいい。
ここは、ゾッとする。
いわばホラーになるところ。
そういう意味でもB級臭ぷんぷん。
『ウルヴァリン X-MEN ZERO』の老夫婦とは話が違う。
さて、この映画、実を言うと、
ラストの方で、とんでもない展開を見せる。
ひとつは主人公の正体に関するもので、
さすがに、これはぼくの口から言えない。
ただ、それはこの本に関係あること。
そして、もうひとつは悪玉、大ボスの最期。
●●に倒れる大ボスと言うのは、ぼくは初めて観た気がする」

----いよいよ、ニャんのことだか…。
「だよね。
主人公は撃たれても死なないし、
ぼくは途中から、神が出てくるなどの、
とんでもないことが起こるのかなと思ったけど、
そういう、“なんちゃって”な逃げはない。
同じ文明崩壊映画でも
『アイ・アム・レジェンド』よりはいいと思うよ。
もし、キリスト教を絡めなければ、
堂々たるカルトになったかも。
惜しいなあ」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「だけど、30年も歩くなんて出発点はどこなのニャ?」小首ニャ


※どこか分からなかった度


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『タイタンの戦い』(2010年版)

2010-04-09 23:18:08 | 新作映画
(原題:Clash of the Titans)

----これって、昔作られた映画のリメイクってほんと?
「うん。ただ、前作はいま巷で言われているほど
当時、騒がれてはいないんだ。
確かにダイナメーションの神様レイ・ハリーハウゼンが
久しぶりに特撮を担当したということで話題にはなったけど、
作品自体の出来としては『アルゴ探検隊の大冒険』
『シンドバッド七回目の冒険』には遥かに劣る。
いま、思うに、あの世界観は
ハリーハウゼンのストップモーション・アニメには合わなかったのかも…」

----どういうお話ニャの?
「これもいわゆるギリシャ神話。
人間の傲慢に怒ったゼウス(リーアム・ニーソン)が
兄のハデス(レイフ・ファインズ)にそそのかされ、
海の魔物にして、無限大の大きさを誇るクラーケンを放ち、
都を滅ぼすことに同意。
それに対して、反旗を翻したのが
ゼウスの息子でもあるペルセウス(サム・ワーシントン)。
彼は、人間を食らうというグライアイの魔女から、
クラーケンの退治法を聞きだし、
地獄の果てまで旅を続ける…」

----ギリシャ神話と言えば、つい最近も
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』があったね。。
「うん。特撮レベルだけ言えば、
こちらの方が上。
先ほどのクラーケンに限らず、
スコーピオン、カリボス、精霊ジンなど、
あの映画には登場しなかったキャラが勢揃いするし、
見た目の楽しさもある。
でもなあ……」

----でも?
「う~ん。
なんと言ったらいいのだろう。
60年代にたくさん作られた古代スペクタクルを
現代のSFXで観ている感じ。
懐かしさはあるんだけど、
いわゆる見せることに精いっぱいという感じで、
物語としてのダイナミズムに欠ける気がする。
もとより、ペルセウスが生まれたいきさつとか、
そういうのは変えようがないだけに、
なにか、新しい機軸がないと…

----新しい機軸?
「たとえばイタリアのピエル・パオロ・パゾリーニなんかは、
『アポロンの地獄』にしても
『王女メディア』にしても
土臭さ、埃っぽさを出すことで
独特なリアリズムを獲得していた。
ところがこの映画は、昔ながらのギリシャ神話のイメージ。
ペルセウスを支えるイオ(ジェマ・アータートン)の
純白の衣服にそれは象徴されていた気がするな。
ただ、ペガサスが黒かったのは新しかったけどね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「この映画はは2Dを3Dに変換したらしいのニャ」なにこれ?

※でもメデューサはこっちの方がスゴイ。なにせ、胴も蛇だ度


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