------柳楽優弥って、確か昨年のカンヌ国際映画祭で
史上最年少の主演男優賞を獲得した人だよね。
『誰も知らない』は大の問題作だったけど、
これってヒューマン・ドラマって感じがするなあ。
「確かに。主人公は日本初のゾウ使いの少年、哲夢。
ここで描かれるのは20歳で夭折した彼の成長と、
彼を見守る家族のドラマ。
しかもこれは実話に基づいている。
文字通りのファミリー・ピクチャーなんだ」
------ゾウ使いって、動物園なんかの飼育係とは違うの?
「うん。ぼくもこの映画で初めて知ったんだけど、
ゾウは仲間同士でかなり発達したコミュニケーションを行なう動物らしい。
で、タイにはゾウ学校と言うのがあり、そこで訓練することで、
人間もゾウとのコミュニケーションが取れるようになると言うことのようなんだ」
------調教とは違うのかな?
「これはプレスに載っていたんだけど、
この前のスマトラ沖地震のときにも、
重機が入れなかったり行き届かない場所での
残骸の整理や遺体の発見などに活躍したらしい。
これはもはや調教と言うレベルじゃないと思うな」
-----ふうん。でも、こういうことを喋っても
あまり映画の話にはならないのでは?
「そこなんだよね。ここに描かれるのは人と動物、自然との共生....。
監督がテレビドラマで名をあげた河毛俊作。
本作が劇場デビューとなるわけだけど、
安全と言えば、これ以上ない安全なテーマ。
特に映像で凝ったことをするわけでもなく、
一つひとつのエピソードを丁寧に処理していく。
おそらく一番苦労したのはゾウの演技じゃないかな」
------でも、もともと演技ができるゾウを使ってるんでしょ?
「多分、そうだとは思うけど....。
ただ、なかには、ゾウが人間の命令を聞かないなんてシーンも出てくるわけ。
これって、けっこう難しかったのでは....と、思うんだよね。
もうすでに、人間とは仲良くなっているゾウを使うわけだから」
-----なんだか、今日は歯切れ悪くない?
あまりノッてないでしょう?
「鋭いなあ(笑)。
こういう良心的な映画は、ほんとうに紹介しにくい。
先日観た反戦アニメ『あした元気にな~れ!』もそう。
ただ、一つだけ苦言を呈せば、
このタイトルは一考あってほしかったな。
ラスト、どうなるか教えちゃってるもの。
原作がそうなんだから仕方ないんだろうけどね」
(byえいwithフォーン)
※夢に生きる度
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史上最年少の主演男優賞を獲得した人だよね。
『誰も知らない』は大の問題作だったけど、
これってヒューマン・ドラマって感じがするなあ。
「確かに。主人公は日本初のゾウ使いの少年、哲夢。
ここで描かれるのは20歳で夭折した彼の成長と、
彼を見守る家族のドラマ。
しかもこれは実話に基づいている。
文字通りのファミリー・ピクチャーなんだ」
------ゾウ使いって、動物園なんかの飼育係とは違うの?
「うん。ぼくもこの映画で初めて知ったんだけど、
ゾウは仲間同士でかなり発達したコミュニケーションを行なう動物らしい。
で、タイにはゾウ学校と言うのがあり、そこで訓練することで、
人間もゾウとのコミュニケーションが取れるようになると言うことのようなんだ」
------調教とは違うのかな?
「これはプレスに載っていたんだけど、
この前のスマトラ沖地震のときにも、
重機が入れなかったり行き届かない場所での
残骸の整理や遺体の発見などに活躍したらしい。
これはもはや調教と言うレベルじゃないと思うな」
-----ふうん。でも、こういうことを喋っても
あまり映画の話にはならないのでは?
「そこなんだよね。ここに描かれるのは人と動物、自然との共生....。
監督がテレビドラマで名をあげた河毛俊作。
本作が劇場デビューとなるわけだけど、
安全と言えば、これ以上ない安全なテーマ。
特に映像で凝ったことをするわけでもなく、
一つひとつのエピソードを丁寧に処理していく。
おそらく一番苦労したのはゾウの演技じゃないかな」
------でも、もともと演技ができるゾウを使ってるんでしょ?
「多分、そうだとは思うけど....。
ただ、なかには、ゾウが人間の命令を聞かないなんてシーンも出てくるわけ。
これって、けっこう難しかったのでは....と、思うんだよね。
もうすでに、人間とは仲良くなっているゾウを使うわけだから」
-----なんだか、今日は歯切れ悪くない?
あまりノッてないでしょう?
「鋭いなあ(笑)。
こういう良心的な映画は、ほんとうに紹介しにくい。
先日観た反戦アニメ『あした元気にな~れ!』もそう。
ただ、一つだけ苦言を呈せば、
このタイトルは一考あってほしかったな。
ラスト、どうなるか教えちゃってるもの。
原作がそうなんだから仕方ないんだろうけどね」
(byえいwithフォーン)
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