ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『セックス・アンド・ザ・シティ2』

2010-05-29 18:20:41 | 新作映画
※ネタバレ注。見どころ、核心については伏字にしてあります。
でも、それ以外は鑑賞のお役立ちになるかもです。



(原題:Sex and The City 2)


----ニャんだか、ややこしい前ふりだニャあ。
「うん。やはりこれだけの話題作、
本来ならば情報を入れずに観に行った方がいいとは思うんだけど、
実は今回、映画マニアックな遊びが随所に織り込まれていて…。
ところが、それにもかかわらず、完成披露試写では反応がまったくなし。
ならば、ということで
『2を観る前に、この映画とかで予習しておいた方がいいよ』という、
まあ、そういう意味でのご紹介をしようと思ったわけ。
ファンからすれば、
ひいきのキャラクターたちが作り上げる世界が
そのイメージをどれだけスクリーンに引き継いでくれているか、
そこさえクリアできれば、
あまりほかは問題ないのかもしれないけど…」

----そうだね。
それとこの映画だったら、やっぱりファッションが大切。
「じゃあ、そこから始めるかな。
ファッションというと、この映画の場合、
服装だけではなく、セレブなニューヨーカーという
そのライフスタイルが重要となるんだろうけど、
実は、今回はあまりニューヨークはでてこない。
舞台のほとんどはアラブ首長国連邦のアブダビ。
もっとも撮影はモロッコだけどね。
詳しいストーリーは省くとして、
キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)、サマンサ(キム・キャトラル)、
シャーロット(クリスティン・デイビス)、ミランダ(シンシア・ニクソン)

4人は、
サマンサの元カレが出演している映画のプロデューサーに誘われて、
個室付きのゴージャスなジェットで、このエキゾチックな国へ旅立つわけだ。
ところがそこで、運命のいたずらにより、
キャリーは
その人生で愛したもうひとりの男
エイダン(ジョン・コーベット)と再会。
出獄前に夫ミスター・ピッグ(クリス・ノース)との関係が
ぎくしゃくしていたキャリーは、
そこでなりゆきのまま彼とキスしてしまう。
夫にこの真実を告げるべきか否か?
サマンサは止めろと言うんだけどね」

----ふうん。わりとありふれた話だニャあ。
舞台が中東に変わったと言うだけで…。
でも、イスラム圏って戒律とか厳しいんだよね。
この4人が行ったら浮いちゃうのでは?
「そこが、ぼくもいちばんハラハラしたところ。
タイトルからもズバリ。
この映画はセックスが前面に押し出されている。
顔を半分以上、覆った女性の前で
あまりにもそれはヤバいのではという言動がポンポン飛び出してくる…。
でも、最後はこの映画のテーマに落とし込み、
ちゃんとアラブ女性を立てていたけどね」

----そのテーマって?
アラブの女性は伝統を守りながら、自分の生き方を楽しんでいる
でも、それが出てくるのは最後の最後で、
たとえばサマンサの奔放な行為を見せつけられている
アラブ女性がどう思ったかなんかは観ていて気になったところ。
アメリカの傲慢さと言ったら言い過ぎかもしれないけど…。
あっ、ここで観ておいた方がいい映画、その1。
ホルモン剤を取りあげられようとして逆らうサマンサに対して
他のメンバーからの愛の忠告。
『あまり逆らうと「ミッドナイト・エクスプレス』になるわよ』。
これ、周囲はシ~ンとしてたけど、
麻薬の持ち込みで長い刑務所生活を送る青年の苦難を描いた
アラン・パーカー監督の名作」

----でも、あの映画の舞台はトルコのイスタンブールだけど…?
「しっ。
さて、この映画のお話が出たついでに次の映画。
実はミスター・ビッグは結婚以来、出不精になってテレビ漬け。
とりわけ古い白黒映画がお気に入り。
その夜、たの映画は『或る夜の出来事』
この中で、車を止めるためにヒロインがスカートをたくしあげ、
脚を見せるシーンがある。
このシーンは、伏線になっているので重要。
でもなあ…」

----??????
「こんなことが通用したのは1930年代だからと、ビッグはキャリーに説明。
それって、ちょっとヤバいんじゃないかなあ」

----あらら、考え込んじゃったみたい。
「うん、引っかかるところ。
で、この白黒映画もテーマの一つとなっていて、
映画は白黒でも、愛はいくつものカラフルな色があるだったかな、
そういうことが結論として導き出される。
だから、そこで流れる曲もシンディ・ローパー『True Colors』
さて、音楽の話を続ければ、
冒頭、ゲイの友人同士の結婚式で歌われるのが
男声コーラスだけの『屋根の上のバイオリン弾き』
このミュージカル志向はさらに続く。
司祭役として、登場するのがなんとあのミュージカルの大物女優ライザ・ミネリ
歌も踊りも披露してくれる。
実を言うと話題になっているペネロペ・クルスの出演シーンは1シーンのみ。
その分、こちらのほうで楽しんでほしいな」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「4人一緒に、アブダビで歌うらしいのニャ」身を乗り出す

※これはもう「アラビアンナイト」だ度

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『必死剣 鳥刺し』

2010-05-26 23:58:07 | 新作映画
----また藤沢周平
ほんと人気だね。
「うん。でも、その理由は分かる気もするな。
原作こそ読んでいないけれど、
『たそがれ清兵衛』に始まり、
最近の『花のあと』に至るまで、映画化された作品を観る限り、
そこに貫かれていているのは“ある運命”。
それもその多くは権力者によって弄ばれることが多い。
つまりは、
自分の人生を自分で決めることができない。
そのことへの静かな怒り。
我慢に我慢を重ね、
やがてそれが沸点に達し爆発を見せるんだ。
今回のこの映画にしてもそう。
『隠し剣 鬼の爪』も映画化された“隠し剣”シリーズの中でも、
傑作との誉れ高いい一編だけど、観てみて納得。
これは“死ぬことさえ、許されない”男の話なんだ」

----死ぬことさえ許されない?
よく意味分からないニャあ…。
「じゃあ。
ストーリーをかいつまんで…。
話は、主人公の兼見三佐ェ門(豊川悦司)が、
藩主・右京太夫(村上淳)の愛妾・連子(関めぐみ)を殺すところから始まる。
以後、映画は回想シーンを交えつつ、
連子の口出しにより藩が窮状に陥っているさまを映し出していく。
最愛の妻・睦江(戸田菜穂)を病で失った三佐ェ門にとって、
連子刺殺は自らの死に場所を求めての、覚悟の刀傷沙汰であったわけだ。
ところが、意外にも彼には寛大な処分が下される。
それどころか、一年の閉門後、
彼は藩主の近くに仕えることになる。しかし…」

----へぇ~っ。そのお殿様も分からないニャあ。
権力者であり、しかも愛人を殺されながら、
なぜ、彼を斬首しなかったんだろう?
「斬首か…。
難しい言葉を使ってきたね。
もちろん、これには裏がある。
そこが、いまの現代社会とも通じていて、空恐ろしい。
人というのは、自分の身や地位を守るためには、
平気で他の人を踏み台にする。
それどころか、その命など虫けら程度にしか考えていない…。
なんて、これ以上内容を話すと、
ネタバレになるので、映像の方に話を移そう。
実はこの映画、始終空気が重い。
それもそのはず、主人公の三佐ェ門にしてみれば、
今回の自分への処分は納得いかないことばかり。
もとより死を覚悟の振る舞いなのだから…。
心は半分死んだようなもの。
さて、その生と死のはざまを描く手法として
監督・平山秀幸が選んだのはフィルムでの撮影。
しかも、50~60年代の東映時代劇を思わせる濃青を基調とした映像。
これは、ぼくには懐かしかったね。
子供のころ、映画館にもぐりこんで観た時代劇の記憶を掻き立てられた。
そして訪れる、ラスト15分の壮絶な殺陣。
雨の中で繰り広げられるこの大立ち回りには息を飲んだね。
斬られても斬られても、また斬りかかる。
実際にはありえない」

----ということはリアルな映画じゃないということだニャ?
「血しぶきとかはリアルなんだけどね。
でも、それは鮮血の美学というのとはまた違う。
それどころかもしかして、このシーン、笑う人もいるんじゃないかと、
実はそれをぼくは危惧しているんだ。
というのも、髷を切り落とされた満身創痍の三佐ェ門が、
じりじりとにじり寄る姿は、
誤解を承知で言えば、一種のホラー。
ぼくなんかは一瞬、貞子の姿がダブったもんね」

----それ、言いすぎ(笑)。
「でも、実際にはありえないはずのそのシーンを観て、
ぼくは、平山監督は“伝説を作ろう”としているんだなと確信。
どうせ、映画を作るなら、
そういう“伝説を作る”気構えでやってほしい。
この映画の、壮絶なラスト。
これさえあれば、もう多少のことには目をつむってもいい。
そういう気持ちにさせてくれる、
これは稀有な、いや貴重な映画だったね」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「その必殺剣はどういう剣なのニャ?」おっ、これは

※それは、必死必勝の剣だ度


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『ペルシャ猫を誰も知らない』

2010-05-24 23:33:45 | 新作映画
(英題:No 0ne Knows About Persian Cat)

----ん?これってフォーンと関係ありそう。
だけど、なんでペルシャ猫ニャの?
「いやいや。
確かに猫が出てこないわけでもないんだけど、
(しかも親猫が子猫の首を加えてね…)
ここで言うペルシャ猫とは広くイランのこと。
でも個人的には、このタイトルは嬉しかったね」

----どうして?
まさか、猫が好きだからってわけじゃあ…。
「(笑)。そういうことじゃないんだ。
この監督バフマン・ゴバディは、
『酔っぱらった馬の伝説』ですい星のごとく映画界に現れ、
『わが故郷の歌』に続く『亀も空を飛ぶ』で、
その名声を確立した監督。
ただ、ぼくは以前からフォーンにも話しているように、
この中近東を舞台にした映画は
その知識不足から、思考がストップしてしまう。
そこで描かれる、ぼくから見たら超現実的にしか見えないできごと、
それらが、見慣れぬ地形によって増幅され、
どこまでがほんとうで、どこからが寓話かが見分けつかなくなるんだ。
ところが、この映画は、まさにイランの“現在”を描いている。
それも、世界共通の若者たちの表現手段、
音楽を使ってね」

----へぇ~っ。イランって音楽にも厳しそうに思っていたけど、
そうでもないってこと?
「いや。
ポップ音楽に対しては、
やはり当局は厳しく目を光らせている。
政権が変わるごとに、その規制の中身は異なっているので、
一口では言えないけどね。
でも、監督の言葉を借りれば
『この映画はイラン映画史で初めて、
反体制的な若者に対する政府の厳しい対応を
公然と批判した映画』ということらしい。
それを踏まえてこの映画を振り返ると、
少し複雑な気持ちになる」

----???
「つまりこういうこと。
この映画の中で、自分たちのやりたい音楽への渇望から
地下での活動を余儀なくされている若者、
彼ら彼女らが服装の違いこそあれ、
西洋の、あるいは日本の若者とほとんど変わりがないんだ。
あっ、ここで物語をかいつまんで紹介しておこう。
ネガルと、そのボーイフレンドのアシュカン。
彼らインディー・ロックを愛するふたりのミュージシャンは、
演奏許可が下りないテヘランを離れてロンドンで公演することを夢見る。
しかしそのためには、違法にパスポートやビザを取得しなければならない。
ふたりは、一緒にグループを組むメンバーを探す傍ら、
音楽のためなら、なんでもござれの便利屋ナデルを頼るのだが…」

---ニャるほど。そこでイランのいろんなミュージック・シーンが出てくるわけだ。
「そういうこと。
しかも、このふたりを含め、
ミュージシャンたちは自分自身を演じているだけに、
生々しいリアリティがある。
そのおかげでぼくらは
ロック、フォーク・ロック、リズム&ブルース、へヴィメタル、
はてはラップまで、イランのさまざまな
アンダーグラウンド・ミュージックを見聞きできるわけだけど…」

----それは音楽ファンにもたまらないね。
「実は、ぼくはこの映画を観ている間、
アメリカン・ニュー・シネマを思い出していた。
あの頃のアメリカの映画は反体制とロックが結び付き、
カウンターカルチャーとしての輝きを放っていた。
この映画にも似たところがある。
彼らは圧力を受けながらも
いやそれだからこそ音楽という共通の神の下、
ある種の連帯感で繋がっている。
『いちご白書』『…you…』あたりの空気といえば
分かりやすいいかな」

----となると、ラストもハッピーエンドと言うわけにはいきそうにないニャあ。
「さあ、どうだろう。
さすがにそこは、ぼくの口からは言えないけど、
かなり衝撃的であったことは間違いないよ」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「世界は同じことを繰り返しているのニャ」ご不満

※だからかなあ。なんだか懐かしかった度



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『セラフィーヌの庭』

2010-05-22 23:25:06 | 新作映画
(原題:Seraphine)



----セラフィーヌって、女性の名前だよね。
何をした人ニャの?
「実は、ぼくも映画を観るまでは知らなかったんだけど、
彼女は20世紀初頭、フランスに生きた素朴派の画家。
つまり、これは実話を基にしているんだ。
フランス映画界の祭典セザール賞では
最優秀作品賞など最多7部門を独占。
なかでもタイトルロールのセラフィーヌを演じた
ヨランダ・モローの演技に世界中が釘付けに。
ぼくも観ていて、これが演技ということをしばし忘れてしまっていた。
まさに乗り移ったとしか思えない素晴らしさだったね」

----ということは、
見どころは彼女の演技ということ?
「そうだね。
ストーリーの方は実話を基にしているわけだから、
それを知らない自分が脚色についてなど語れるわけもない。
ただ、監督たちが映画にしたくなるのも分かる。
そうとうにドラマチックな生涯ではあるね」

----じゃあ、その生涯というのを簡単に…。
「セラフィーヌは家政婦として働き、
食べることもままならない生活を送っていた。
彼女の孤独な日々を支えたのは、
草木に話かけ、聖歌を歌い、
そして手作りの絵の具で花や葉、果実の絵を描くことだった。
そんなある日、素朴派の画家アンリ・ルソーを発見し、
ピカソをいち早く評価したドイツ人画商ヴィルヘルム・ウーデ(ウルリッヒ・トゥクール)が
彼女の絵に目を留め、援助を申し出るようになる。
ところが…」

----ゴクッ。ニャ二が起こるんだろう?
「第一次世界大戦が激化し、ウーデはドイツに帰らなくてはならなくなる。
しかし、そんな社会情勢とは無縁に生きているセラフィーヌは、
自分がいいように弄ばれ、見捨てられたと思いこむ。
実は、映画はこのあたりからトーンが変わってくる。
それまで淡々としたセラフィーヌの日常を静かに見つめていたキャメラ。
ところが、彼女の絵を我々の前に提示したのをきっかけに、
それを生みだしているセラフィーヌの内なる魂の秘密にでも触れたかのように、
内面からほとばしる感情をスクリーンいっぱいに映し出していく。
その感情のうねりが映画にもダイナミズムをもたらしていくんだ」

----魂の秘密?
「うん。
やはり、稀なる才能を天から与えられた人は、
どこか常人とは違う。
もとよりセラフィーヌが絵を描き始めたきっかけは、
天使のお告げがあったから…」

----そんな!ありえニャい。
「もちろん、これは彼女自身がそう言っているだけであって、
周囲はだれもそんなこと信じちゃいない。
でも、その強い思い込みがセラフィーヌに筆をとらせる。
だからスランプだの、描きたくなくなるなどということは
全くありえない。
彼女は神に選ばれた“花嫁”となることを願っている。
それが最後には、ある悲劇をもたらすわけだけど、
この一種の狂気こそがセラフィーヌの絵の魅力という気がぼくはしたね。
おそらく、他の人の時空とは違うところにいる。
同じものを観ても違って見えているのではないか?」

----そんなことってあるのかニャ?
「セラフィーヌの遺した絵を見たらフォーンも納得すると思うよ。
自然、絵、そして神。
それ以外についての常識、
たとえば社会情勢の認識、金銭感覚等に欠けている。
だからウーデからの援助を前に、笑いながらこう言う。
『私も有名になったら、きれいな車がいるわね』。
事実、セラフィーヌは以後、とんでもない散財を始めるんだ。
高価なものを次々に購入。
その中には、なんと屋敷までも…。
しかし、そこに世界恐慌が訪れたことからウーデのビジネスにも陰りが…。、
彼はセラフィーヌに対して
これまでのような援助ができなくなる」

----うわあっ。まるで今の時代みたいだね。
どうニャるんだろう?
「ね。ドラマチックでしょ。
なんて、軽い言い方したらいけないのかもしれないけど、
世の中には、ぼくの知らない天才の話が
まだまだあるんだろうなと、改めて思ったね。
そういえば数学者のガロアとか
その生涯は映画化されているのかなあ」



     (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「普通の感動作とは違うんだニャ」複雑だニャ


※ヨランダ・モローに尽きる度

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『アイアンマン2』

2010-05-21 23:29:37 | 新作映画
(原題:Iron Man 2)

----この映画、スゴく気に入っているみたいだニャあ。
「うん。
映画って、その中に入り込もうと思って観ていても
ときどき、ふと関係ないことが頭をよぎったりとかすることがあるもの。
現実の中で、ちょっと気になることを抱えていたりするとね。
でも、この映画に関してはそんなことがまったくない。
最初から最後まで映画の世界に入りこませてくれるんだ」

----ふうん。でもそれって
自分が集中力に欠けているからだけじゃニャいの?
「あらら。痛いところ突いてくるね。
まあ、確かにそういうところもあるのかもしれないけど、
この映画は、とにかくリアル。
そこが観ていてたまらないんだなあ」

----えっ。それっておかしいよ。
だって、これは原作がコミック。
パワードスーツを着たトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)が超人として活躍するお話…
リアルなんて言葉からはほど遠いのでは?
「いやいや。
ぼくの言っているのはあくまで映画世界の中のリアル。
この映画では、
前作『アイアンマン』で自分がアイアンマンであると正体を明かしたトニーに対して、
国からパワードスーツの没収が命じられる。
しかもその彼の前に、
ライバルの武器商人ジャスティン・ハマー(サム・ロックウェル)
そしてロシア出身のアイヴァン・ヴァンコことウィップラッシュなどが
立ちはだかる」

----そのアイヴァンなんとかっていうのを
ミッキー・ロークが演じているんだよね。
予告でも、なにやら怪しげな武器を振り回していた。
「そう。彼はトニーに対して深い恨みを抱いていて、
一撃で金属を真っ二つにする武器(エレクトリック・デス・ウィップ)を身につけ、
執拗に彼を追い回す。
その最初の舞台となるのがモナコ・グランプリ。
実はトニーはドライバーとしてこのレースに出場しているんだ」

---また、とんでもない場所だニャあ。
しかもトニー自らレースに出るなんて、
いくら正体を知られているとはいえ、
それこそ、ちっともリアルじゃないと思うけど…。
「いやいや。ところが、それにはちゃんとワケがある。
トニーは、もとよりエグゼクティブではあるものの
ジャンクフードと女が好きな普通の男。
それが、ひょんなことからパワードスーツを着たアイアンマンとして
スーパーヒーローの道を選ぶことに。
ところがパワードスーツのエネルギーの源である、
胸に埋め込んだリアクターの悪影響で体中に毒素が回り、
命の危険にまでさらされているんだ。
そんな追い詰められた状況の中、
アkレは優秀な新人女性社員ナタリー(スカーレット・ヨハンソン)の助言もあって、人生を謳歌しようとする。
このモナコGPなどはまだいい方で、
夜を徹して飲めや歌えやのドンチャン騒ぎ。
それもパワードスーツを着たままだから、たちが悪い」

----つまり、この続編はトニーの人間的な弱さをもきちんと描いている。
そこがリアルってこと?
「もちろんそれもある。
そして決定的なのは、
アイアンマンを絶対的な超人とはしていないこと。
トニーは、パワードスーツを付けなければ、それこそただの人。
先ほどのモナコGPでは
横転したトニーの車からガソリンが漏れる。
そこにエレクトリック・デス・ウィップで火花を散らさせながら近づくウィップラッシュ。
引火すれば一巻の終わり。
もし、これが他のヒーローだったら、
こんなスリル感を味わうことなんてとても無理」

----それはそうだけど、
その程度でここまで誉めるなんて肩入れしすぎ…。
「いや、
こういうベースがしっかりしてこそアクションは生きてくる。
映画が進むにつれて、
パワードスーツを軍に持ち帰ったローディ(ドン・チードル)とのアイアンマン対決、
さらにはウィップラッシュが操る多数のアイアンマンとの戦いなど、
次々とバトルシーンが出てくるけど、
疲れたり飽きたりすることが全くない。
それも、その根底にウィップラッシュにとっての<戦う理由>があるから」

----ニャるほどね。
あれっ、そう言えばナタリーとは戦わないの?
フォーンは、彼女はてっきりバットマンにおける
キャットウーマンのような存在だと思ったけど…。
「それが違うんだなあ。
原作コミックを知っている人なら、
あたりまえのことなんだろうけど、
この設定にはぼくは驚いたね。
そうそう、前作に引き続きサミュエル・L・ジャクソンも登場。
今度はもっと出番が多いから、ファンはきっと嬉しいと思うよ」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そういえば、アベンジャーズ計画はどうなったのニャ」身を乗り出す


※それもひとつのポイントだ度


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『アデル ファラオと復活の秘薬』

2010-05-18 00:16:36 | 新作映画
アデル ファラオと復活の秘薬
(原題: Les aventures extraodinaires d'Adele blanc-sec"

----この映画って、リュック・ベッソン監督の作品ニャんだって?
あまり、そんな感じしないニャあ。
「そうだね。
ぼくなんか、観る前はフランソワ・トリュフォー
『アデルの恋の物語』のリメイクかと勘違い。
ところが、宣伝サイドの言葉を借りれば
いわゆる“女性版インディ・ジョーンズ”。
でもそれをベッソンが撮るなんてありなのか?って…。
主人公はルイーズ・ブルゴワン演じる
“戦う女性”アデル・ブラン=セック。
このヒロイン・アクションというのは
『ニキータ』『レオン』『フィフス・エレメント』『ジャンヌ・ダルク』と続く、
ベッソンお得意の世界。
よくよく考えると、
ある意味、これは彼らしい作品なのかも。」

----ニャるほど。
今回はそれをアドベンチャーの世界に移し替えたってわけだね。
「うん。
アデルは、若手美人ジャーナリスト。
その彼女が、最愛の妹を救うため、
古代エジプトのファラオの侍医を
この世に蘇らせようとする」

----女性小説家の冒険と言えば、
『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』ってのもあったよね。
「うん。でも、こちらは
もっと自発的に冒険の中に飛び込んでいく。
それに、あの映画の根底に流れていたようなロマンスなんて微塵もない。
どちらかというと、おこちゃま向け作品」

---えっ?そんな言い方あり?
「いいんじゃないかな。
この映画は、
ベッソンが最近手がけている『アーサー』シリーズと同じく、
子供を含むファミリーを対象とした映画。
ある意味、ゆるくてのんびりしている。
ヒロインが危機に見舞われても、
突然、この映画世界だけのルールを持ち出して、
すべて丸く収めてしまう。
実はツッコミだしたらキリがないし、
劇中、くどいほどに使われる
いわゆる繰り返しギャグも、
笑いとしての効用をさして発揮してはいない。
でも、おこちゃま向けと思えば怒る気にはならないんだ」

----子供向けか?
そういえば、お話のほうもよく分からないニャあ。
プレスには“翼竜プテロダクティルス事件”って書いてあるけど、
古代ジュラ紀の恐竜がなぜパリにでてくるの?
「まあ、観ていれば分かるけどね(あたりまえか)。
でも最初のうちは、
エジプト王家の谷とパリ。
ふたつの場所で起こるふたつの事件が、
とてもひとつに繋がりそうには見えずハラハラ。
ところが後半、ミイラの復活で全てが納得。
そう、これは近年稀に見る珍作なのだとね。
言いかえればナンセンス・ムービー。
復活したミイラにしてもおとぼけキャラ。
そのキャラに合わせてか、動きも
まるで『アルゴ探検隊の大冒険』の骸骨のよう。
とてもCGを使っているように見えないんだ。
アデルが翼竜に乗るシーンにしてもそう。
まるで人形で撮影しているかのよう。
だけど、ベッソンはこういう遊びをやりたかったんじゃないかな。
ヒロインの宿敵を演じるマチュー・アマルリック
本人の面影をまったく残さない彼の特殊メイク姿などを見ていると、
どうも、そうとしか思えなくなってくるな」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「これは物議をかもしそうだニャ」ちょっと怒るニャ

※エンドクレジットの途中にワン・エピソードある度


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『小さな命が呼ぶとき』

2010-05-15 21:42:04 | 新作映画
(原題:Extraordinary Measures)

----もしかしてこれって、難病の子供の映画?
タイトルからすると、そんな感じ受けちゃうけど…。
「うん。それはそうなんだけど、
いわゆる“涙、涙の感動作”にはなっていない。
原題からも想像がつくように、
主人公のジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)は、
体内に蓄積されたグリコーゲンが全身の筋力低下を引き起こす
“ポンぺ病”という難病に冒されている子供たちの命を救うため
ある“尋常ではない手段”に出ちゃうんだ」

----えっ。子供“たち”って?
病気にかかっているのは、ひとりじゃないの?
「うん。、
彼には8歳の娘メ―ガンと6歳の息子パトリックがいる。
平均寿命はわずか9年というこの病気に治療薬はない。
残された時間は、あと1年。
苦悩の中、彼はポンぺ病の権威である
ロバート・ストーンヒル博士の研究に唯一の希望を見出す」

----そのストーン博士を演じるのが
ハリソン・フォードってことだね。
「そう。ところがこの博士は、
いわゆる理論こそ先進的であるものの、
医者として実際に患者を看ているわけじゃない。
薬だってまだできてないしね」

---それじゃ、博士にコンタクトをとっても無理なのでは?
「もし、ストーンヒル博士の理論に基づき薬を作るとしたら、
その実験費だけで50万ドル。
『残された時間を子供たちと過ごした方がいい』と諭す博士。
しかし、ジョンにしてみればそう言われたからって
簡単に引き下がるわけにはいかない。
彼は、妻アイリーンとともに知人らに働きかけ、
自分たちが設立したポンぺ病の財団への寄付を募る。
集まった資金は目標額にほど遠い9万1,250ドル。
ところがそれを受け取ったストーンヒル博士は思わぬ提案をジョンに出してくる。
その提案とは、
バイオ・テクノロジーのベンチャー企業を共同で設立するということ」

----おおっ。確かに尋常ではない展開だ。
「さて、映画はここからグッと加速を増してゆく。
ジョンはもとよりビジネスマン。
そのキャリアやノウハウを基に投資家に話を持ちかける。
当然、彼ら投資家は厳しい条件を付けてくる。
しかし、それまで研究施設内でのみ仕事をして、
一般社会との接点はゼロに近いストーンヒル博士にとって、
それらが面白かろうはずはない。
一方、ジョンは、子供たちの命がかかっているわけだから、
なんとか丸く収めようとする。
そして、そのふたりの出発点と目標の違いが、
ゆくゆく大きな軋轢を生みだしていくんだ」

----軋轢って?
「さらなる資金を確保するために、
ジョンは自分たちの研究施設を大手製薬会社に身売り。
しかし大企業になればなるほど、博士にとっては自由が利かなくなる。
会社のシステムにまったく馴染もうとせず、
かたくなに自分のやり方での研究に没頭するストーンヒル。
かくしてジョンは、社内で孤立した博士と上層部の間で板挟みに。
しかしそこで彼は、
これまで恩義があるストーンヒル博士サイドに立とうとはしない。
ジョンの目的は、あくまでも薬を完成させ、自分の子供たちを救うこと。
ところがそこまで会社に尽くしても、
彼の前には、また別の大きな“会社の理論”が壁となって立ちはだかる」

----ニャるほど。
「難病もの、そして実話だけに
こう言っては失礼かもしれないけど、
生き残りをかけたジョンの戦いは壮絶。
“パートナーである博士を切り捨ててまで子供たちを救おうとする。
だけど…。”
と、こういう流れの映画は、これまであまり見たことがない。
もちろん、最後にはある落としどころがやってくるし、
権威が失墜するばかりの博士の活躍の場もあるにはあるけれど…。
いずれにせよこれは、
世の中というのは善意だけでは通用しないという、
今の時代を象徴するような映画だったな」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「現実は厳しいのニャ」悲しい


※ハリウッドの難病モノも変わった度


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『ボックス!』

2010-05-13 23:40:55 | 新作映画
----一『ボックス!』って、
確か、『運命のボタン』の原題がそうじゃなかったっけ?
「あらら。いきなりこけちゃうようなことを…。
まだ、『BOX 袴田事件 命とは』を思い出すならともかく…。
このボックスというのは、
ボクシングで、試合が硬直しているときにレフリーがかける言葉。
“戦え!”みたいな意味かな」

----ということは、
主演の市原隼人高良健吾がライバル役を演じるってわけ?
「いや。そういう単純な話でもないんだ。
市原隼人演じる鏑矢は、ボクサーとして天性の素質を持っていて、
先輩なんか相手にしない唯我独尊の男。
一方、高良健吾が演じる木樽は、
彼とは幼なじみで進学科の秀才。
子どものころから腕力にはまったく自信がなかった彼だが、
鏑矢に誘われてボクシング部に入る。
ところが、木樽はめきめき上達。
隠れた才能を発揮していく。
ふたりはそれぞれに、
超高校級のモンスターと恐れられる
宿命のライバル・稲村(諏訪雅士)を倒すべく、
さらに過酷な訓練を続ける」

----えっ。でも、それじゃあ、
決勝までにふたりが戦うということもあるんじゃニャいの?。
「そういうこと。
やがて木樽は鏑矢を抜いてしまう。
でも、ふたりの間の友情は、
そンな程度で崩れたりはしない。
ここがこの映画、(いや原作ものだから物語かな)のよさだと、
ぼくは思ったね。
映画の中には、常に爽やかな涼風が流れている。
負けたことを引きずったとしても
それはいつまでもというわけじゃない。
自分の力を木樽が抜いたと見た鏑矢は、
こんどは彼をサポートする側に回る。
そして、忘れてならないのがふたりを取り巻く周囲の人々」

----周囲の人々?
あれっ、これって筧利夫
こっちは宝生舞だ。
「うん。ぼくは筧利夫を最後まで中村育二と勘違い(汗)。
やせたなあ~と(笑)。
宝生舞のほうはすぐ分かったけど、
でもまさか、鏑矢の母親役とはねぇ~。
コテコテの大阪弁で、しかもパンチパーマ。
彼ら以外の登場人物も、まるで『おばちゃんチップス』状態。
あちこちにワケの分からない大阪弁標語が書かれている
その暑苦しさが、彼らふたりの友情の爽やかさを際立たせているんだ。
実は、この映画のファイト・シーンは、
ぼくのようにボクシングを知らない人間から見ると、
『ロッキー』なんかよりも
よっぽどリアルに見える」

----へぇ~っ。監督は誰ニャの?
『デトロイト・メタル・シティ』で一躍有名になった李闘志男
最近、『てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡』も公開されたけど、
ぼくは、彼の映画監督デビュー作
『お父さんのバックドロップ』を思い出したね。
『バックドロップ』の親子の情愛、『ボックス!』の友情と人情…。
彼は“情”の監督だと、ぼくは思うな」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「市原隼人の坊主頭も話題なのニャ」もう寝る


『嗚呼!!花の応援団』みたいに剃りを入れた頭にもなる度


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『告白』

2010-05-09 19:02:36 | 新作映画
----ニャに。この変なハート?
「超話題の映画『告白』の試写でいただいたもの。
あまりに緊張感がスゴイので、これを握って…ってことらしい。
実はこの映画、
ずいぶん前に、とある仕事の関係で
その内容を調べてみたことがあったんだけど、
どこにもストーリーが紹介されていない。
ほんの導入部だけ。
そういうこともあって、ぼくは内容をすっかり勘違い」

----どういう勘違いをしていたの?
さっきホームページ覗いてみたけど、
これって、
生徒に娘を殺された先生がホームルームで犯人を告発する、
そういう内容じゃニャいの?
「それはそのとおり。
ただ、ぼくは自分勝手に、
主人公の森口先生が生徒と一緒に犯人探しをしていくミステリーかと…。
ところが始まってすぐに映画は森口先生の口を借りて、
犯人があるふたりの少年であることを明らかにしてしまう。
で、その『告白』が終わったら、
次は新任の教師ウェルテル(岡田将也 )の告白に…。
一瞬、これは連続したオムニバスで
いろんな衝撃の告白を見せていく映画かと…またまた勘違い。
それにしては、松たか子は早々と消えちゃうし、
この演技くらいで、そんなに評価されるのってどうなの?……って」

----へぇ~っ。犯人、そんなに早く分かっちゃうんだ。
だったら、警察に捕まって終わりじゃないの。
「いや。
すでに彼女の娘の死は事故として処理されている。
そして、そこにもうひとつの問題が…。
彼らふたりの少年は13歳。
もし、彼らが犯人だということが公になったとしても、
刑法41条・少年法によって守られている。
そこで、彼女は自ら制裁を下すべく、ある行動に出る」

----それって三池崇史監督『太陽の傷』にもあったよね。
「うん。でも、
あちらの主人公は男(主演は哀川翔 )。
しかしこちらは女性教師。
非力な分、頭脳を使って復讐するんだ。
でもその方法は、話さない方がいいんだろうな」

----かもね。
この映画、監督は 『パコと魔法の絵本』などの中島哲也 だよね。
これまで映像のギミックが目を楽しませてくれたけど…。
「確かに、今回もミュージカルっぽいシーンを取り入れたりはしている。
で、最初の見どころは冒頭、森口先生の告白部分。
生徒たちは誰も彼女の話に耳を傾けちゃあいない。
でも、実はまったく無視しているというわけでもなく、
ちょっとしたキーワードに敏感に反応。
互いに『犯人が分かった』とメールしあったり、
先生の言葉を逆手に取って授業をエスケープしたり。
ぼくらの時代とは全く違う、いわば超人類
そういう自分には理解不能なざわざわした10代の姿を
ぼくが最初にスクリーンで観たのは庵野秀明監督『ラブ&ポップ』
でもその後、ほんとうにエスカレートしていったんだなと…。
この実態が事実だったら、ちょっと空恐ろしいな」

----少年少女の不気味さは、
『嫌われ松子の一生』でも描かれていたよね。
「そうだね。
この映画は、あの延長にある気もする。
ここに描かれる13歳の少年少女は、理論立てて自分や他人を分析。
ある部分では大人顔負け。
でも、その実は、それぞれにコンプレックスを抱えていて、
どこかに助けや救いを求めている乳離れできていない子供。
ほんとうはまだまだ未熟なのに、
あたかも自分は超人であるかのように周りを見下して動く。
ここが身震いするほど怖い」

----また、話がテーマの方に行っちゃう。
これって仕方がないのかニャあ。
「内容が内容だからね。
でも、やはりこれは中島監督ならではの映画だと思うよ。
劇中、『大切なものが消える音、ぱちん』という印象に残るセリフがある。
そこにシャボン玉を持ってくるセンスなんかにしてもそう。
もしかして原作にもあるのかもしれないけど…。
で、やはり最後に言わなくてはならないのは松たか子の演技。
ラストで見せる、悲しみと怒りが達成感へと昇華する複雑な笑み
演技に厳しいことには定評のある中島監督も
これには大満足だったろうことは想像に難くないね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ほんとうに辛い映画なのニャ」悲しい


※こういう映画が作られる時代というのが悲しい度


コトリ・ロゴ今日は母の日でした。ありがとうございました。

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『リアル鬼ごっこ2』

2010-05-08 18:52:24 | 新作映画
----あれっ。タイトルに『2』って付いている。
これ、聞いた記憶がないんだけど…。
「ごめんごめん。
実は前作は、ぼくにはどこがいいのかさっぱり分からず、
喋りようがなくてそのままにしていたんだ」

----じゃあ、一応は観ているんだね。
その前作って、どんなお話だったの?
「これがまた変な話なんだ。
“佐藤”姓の人がさまざまな死因により、
次々と亡くなっていく現代の日本。
一匹狼の不良高校生・佐藤翼(石田卓也 )は、
幼なじみの佐藤洋(三浦翔平 )のグループにつかまり、
あわやというとき、その前から姿を消してしまう。
気づくと、そこは日本によく似たニッポン国。
そこでは国王の命によって、
全国の“佐藤さん”は“鬼”に捕まると死刑になるという
殺人ゲームが行われていた

----いわゆるパラレルワールドだニャ。
「そう。
そこ(ニッポン)で殺された“佐藤さん”が
こちらの日本でも怪死していたというわけだ。
まあ、詳しくはDVDなどでチェックしてもらうとして、
この前作は、そのラストで、
翼がまた別のパラレルワールドに飛ばされるところで終わる。
で、『2』はその新たな世界でのお話。
翼は謎の独裁者に対抗してレジスタンス運動を続けていた。
ところが、なぜか、気づくと元いた日本へ。
しかし喜びもつかの間、彼は鬼をも連れてきてしまう!」

----そうか。
今度はふたつの世界での戦いということだニャ。
「そういうこと。
翼は、向こうで一緒に戦っていた洋や他のレジスタンスの面々、
妹の愛(吉永淳)、佐藤美沙(渡辺奈緒子 )、佐藤明(蕨野友也)らに
鬼やパラレルワールドについて説明しなくてはならない。
しかし、その間も、翼は向こうの世界からやってきた鬼、
そしてその鬼が引き起こした殺人事件の容疑者として
警察からも追われてしまう。
この“追われながら事情を説明して分からせる”という構図は、
あの『ターミネーター』 と同じ。
翼が、向こうの世界では救世主 と呼ばれていることからも、
これは相当に意識していると見たね」

----そういえば、鬼もどことなく
ターミネーターっぽいよね。
「うん。前作のどちらかというと
ジャワ族(『スター・ウォーズ』)を思わせる頭巾をかぶった鬼よりも、
メタリックな今度の鬼の方が見るからに強そう。
息づかいなどは、ダース・ベーダー風でもあるし…」

----ニャるほどね。
でも、それだけじゃまだ食指が動かないニャあ。
「それはそうだね。
実は、ぼくがこの映画で最も感心したのはアクションなんだ。
鬼から追われる翼たちは市井の人の住居へと闖入。
部屋から部屋へと通り抜けながら逃げ回る。
部屋の中には、ボケたような老人がいたり、
無邪気な幼い兄弟姉妹がいたり。
しかもそれらの部屋は乱雑で生活臭がプンプン。
こういうのって、香港映画なんかではよく観られたけど、
日本映画では、ついぞ御目にかかったことはなかった。
それだけでも新鮮だったね」

----なぜ、これまでなかったの?
「それはこの映画を観てよく分かったね。
日本の民家は、なんと言っても部屋が狭すぎる。
カメラを置きづらいんだ。
ところが、本作はそれを逆手にとって
逆にオモシロい映像効果を出しているんだ。
狭くて急な階段を使ったアクションとかね。
この階段を使ったアクションは
他にも廃工場などで試みられている。
主人公たちを上下から鬼が挟み撃ち。
そんな中、高所飛び降り続出のフィジカルアクションが続出。
もしかしたらスタントも多かったのかもしれないけど、
見ごたえはあったね。
そうそう。
踏切を使って鬼をだまし打ちにするシーンも秀逸
鬼を引き寄せ電車に轢かせるんだ」

----これぞまさしく鬼ごっこだね(笑)。
「実は、鬼の武器である高圧電流の使い方など、
ツッコミどころもないわけじゃないけど、
これはそれらを超えるオモシロさを有している。
この映画、あとで振り返るほど、得点が高くなってきたな」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そんなに誉めちぎっていいのかニャ」小首ニャ

※二つの世界の「鬼ごっこ」もラストでうまくまとめてある度


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『FLOWERS フラワーズ』

2010-05-07 23:51:52 | 新作映画
----これって6人もの女優が共演している映画だよね。
なにかで原稿書かなくちゃいけないときに、
短い中には収めにくいって言ってなかった?
「うん。だって1936年に始まり、1964年、1969年、1977年、2000年、2009年と、
あまりにも多くの時代が登場。
その中で3世代の女性たちの生きざまが語られるんだから。
まとめるのが大変。
でも、実際に観てみるとこれが意外に単純。
会ったこともない相手との結婚に悩む凛(蒼井優)。
その娘・薫(竹内結子)、翠(田中麗奈 )、慧(仲間由紀恵)や
孫・奏(鈴木京香)、佳(広末涼子)が
それぞれ恋や結婚、出産にめぐり会うお話。
で、それぞれのエピソードが古色蒼然としていて、
これまでどこかで観たことがあるようなものばかり。
これはあえて、長々と紹介するほどではないやね」

----そ、それって言いすぎなのでは…。
これから観る人の意欲をそいじゃうよ。
「いやいや。
それはあくまで物語の部分であって、
見どころはもっと別にある。
おそらくこの映画最大の売りは、
さっきフォーンも話した<現代日本を代表する女優たちの共演>。
でもね、ある意味、映画そのものが
女優たちの共演にも増して贅沢なんだ。
冒頭に語られる昭和11年のエピソードはモノクロ。
しかもその写し方が、ローアングルでフィックスと、
あきらかに小津安二郎を意識している」

----でもその小津へのオマージュって、
みんなよくやりたがるよ。
「確かに。
でも、ぼくがもっと驚いたのは
昭和40年代のパート。
ここのエピソードに登場する竹内結子は日活青春映画の女優風
一方、田中麗奈は東宝サラリーマン喜劇風
この二つのエピソードは、それこそその時代の映画のカラーテイスト。
プレスによると、これらは
テクニカラー娯楽映画のような色調や
文芸芸術作品のような照明設計で表現したらしい。
しかも衣装、美術、ヘアメイク、言葉遣いまで
その時代に合わせた作り込みをしているんだ。
いまは名画座が少なくなったから、
若い人たちの中には、この時代の映画は、
おそらくCSなどでしか観たことがないという人も多いと思うけど、
当時の映画の記憶がある人には、
もうこれはたまらないプレゼント。
ちょっと時代があと、昭和50年代の仲間由紀恵のパートも、
東宝70年代青春映画といった趣のカラー」

----へぇ~っ。監督は誰ニャの?
『ガチ★ボーイ』小泉徳広
彼はROBOT所属らしいけど、
この分野では、しばらくはROBOTの時代が続きそうだな」

         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「演技もその時代っぽいのニャ」身を乗り出す


※このプレスは保存版だ度


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『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

2010-05-04 17:58:04 | 新作映画
(原題:The Hangover)

----ニャんとも、ふざけたタイトルだニャあ。
「だよね。
でも、これでも昨年度の全米興行収入ランキング第6位。
しかもゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門で
作品賞を受賞しているんだ」

----どんなところが受けたの?
「そうだね。
一つは、そのミステリアスな語り口かな。
この映画は、そのタイトルどおり、
“消えた花ムコ”の謎が物語を牽引していくんだ。
冒頭、結婚式場で花ムコを待つ新妻。
そこへフィル(ブラッドリー・クーパー)から電話が入る。
『もうダメだ。間に合いそうにない』」

----そのフィルが花ムコってわけ?
「いや、それがそうじゃないんだ。
新郎はそのフィルの悪友ダグ(ジャスティン・バーサ)。
フィルは、そのタグをはじめ、
同じく悪友のステュ(エド・ヘルムズ)、
そして花嫁の弟アラン(ザック・ガリフィアナキス)の4人で、
ラスベガスにバチェラー・パーティーに向かった…。
と、これも追い追い語られるという構成」

----ニャんだっけ。
そのバチュラー~ニャんとかっての?。
「簡単に言えば、結婚前夜祭。
独身最後の夜のバカ騒ぎだね。
そういえばトム・ハンクス主演の映画に
『独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティー』 というのもあったな。
さて、話を続けるね。
高級ホテルのスイートでしこたま酒を浴び、バカ騒ぎする男たち。
だが朝目覚めると、ダグの姿は消え、
代わりにいたのは一頭の虎と謎の赤ん坊…。
彼らには昨日の記憶が全くない!
一体、昨晩彼らに何が起きたのか?
花婿は消えたまま結婚式は刻一刻と迫る」

----ニャ、ニャんだそれ?
赤ちゃんはともかく虎には相当な無理がある。
「確かに。
ぼくもこのあたりまではあんまりノレなかったんだけど、
部屋に残された証拠品を基に、
彼ら残された3人が
謎を求めて“動き”始めてからは俄然オモシロくなる。
外に出れば、ホテルマンは彼らの車としてパトカーを持ってくるし、
の歯科医ステュに至っては前歯が一本なくなり、
しかも、ストリッパーと結婚式まで挙げた(らしい)。
このストリッパーを演じているのが
一時期、ぼくがいれあげていたヘザー・グラハム
そうそう、この役は最初はリンジー・ローハンにオファー。
ところが脚本のバカバカしさに出演を断ったとか…」

----ふうん。大ヒットしただけに、
彼女、きっと後悔してるよ。
でも、その気持ちも分からないでもいないニャあ。
確かにこの話、ありえなさすぎる。
いくら酔っぱらっても部屋に虎はニャいのでは?
「ところが、そこも巧く理由をつけてある。
この映画のオモシロさ。
それは、普通には絶対にあり得ないようなことを、
シチュエーションとして提示し、
それでいて、登場人物の捜査(?)により
全て観る者に納得させるところにある」

----ニャるほど。
確かにこれはミステリーの楽しみだニャ。
「そう。この映画は世にも珍しいミステリー・(クライシス)・コメディ
で、
真実が一枚一枚ヴェールをはがされるように明らかになり、
ワケの分からない事態、その謎が回収されていく楽しさ。
そういえば、
途中、マイク・タイソンが本人の役で出演していたなあ」

----これぞ、ほんとの酔狂だね。

         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「最初は日本公開は未定だったらしいのニャ」悲しい

※2500を超える署名で急遽公開だ度


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画像はドイツ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
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『ボローニャの夕暮れ』

2010-05-02 22:21:31 | 新作映画
※意外と言っては失礼ですが思わぬ拾いモノ。
ネタバレを避け、あまり詳しく書いていません。ご了承を。



(原題:Il papa di Giovanna)

----おっ。珍しいニャあ。
これってイタリア映画だよね。
「うん。タイトルとビジュアルから連想するのは、
ほっこりするような幸せ家族の映画。
ところがところが…」

----全然違ったというわけだ。
「うん。よくもまあ、こんなお話を考え付いたもの。
フライヤーには
『第二次世界大戦下イタリア、ボローニャ。
ある家族の再生を通して綴られるのは、
ほろ苦くも温かい、人間そのもの』と書いてある。
でも、これは“ほろ苦い”どころの話じゃない。
実を言うと、この驚きを味わうには、
何も知らずに映画に臨んだ方がいいんだけどね」

----でも、ここまで話したんだから、
もう少しくらい喋ってくれなくちゃ。
「それはそうだ。
主人公は、美術教師のミケーレ(シルヴィオ・オルランド)。
彼には繊細で引っ込み思案な娘ジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)がいる。
ジョヴァンナは、美しく闊達な母親デリアに憧れと劣等感を抱いている。
ミケーレは、あの手この手でジョヴァンナを励まそうとする。
ところがそれが行きすぎて、
ついには、学年の人気者ダマストリに
『キミが進級できるかどうかは、私の一存にかかっている』と、
彼に好意を寄せている娘に親切にするよう、持ちかける」

----それって、教師にあるまじき行為だ。
「だよね。
そんなこととは知らず、思いがかなったとはしゃぐジョヴァンナ。
一方、現実を見据える目を持っているデリア(フランチェスカ・ネリ)は、
人気のある男子生徒が冴えないジョヴァンナに興味を持つはずがないと、
ミケーレがそそのかしたのではないかと睨む。
そして、その事件は起こった」

----えっ。ニャにが起こったの?
「う~ん。
ここが思案のしどころ。
これを言っちゃうと、結局は全部を言わなくてはいけなくなる。
でも、それじゃ、あまりにネタバレになるから、
今回は止めにしておこう。
ただ、このエピソードから推察してみて。
ある夜、ミケーレは洗面所で
壁とタオルに血のようなシミが付いているのを見つけ、
胸騒ぎを覚える」

----えっ。それって自殺未遂?
ダマストリ(騙す鳥)だけに
ジョヴァンナはふられてしまったとか…。
「(笑)変なこと言わないの。
まあ、いずれにしろ全然違うけどね。
で、この後は、家族の崩壊劇が始まる。
う~ん。やっぱり、この映画は全部言うか言わないか。
ただ、これは言っておいた方がいいかな。
物語は、ムッソリーニのファシスト政権の世相を背景にしている。
市井の人々の暮らしを描きつつも、
それらを、きちんと見せているところが映画を深みのあるものとしている」

----にゃるほどね。監督は誰ニャの?
「ボローニャを拠点に映画を撮り続けているプーピ・アヴァーティ
プレスに寄稿している川口敦子さんの言葉を借りれば
この映画の主人公“ジョヴァンナのパパ”(原題)は
彼の映画が慈しむ純情男の系譜に属するらしい。
美人妻に対して堂々と男らしい態度をとることができない。
妻が彼の友人に思いを寄せていると娘に知らされ、
自ら身を引いたりもする。
その一方、妻デリアは、この夫公認の愛人がファシストと糾弾され
銃殺に合う場面に遭遇しながら、声もあげずに傍観する。
ラストの映画館で、夫と娘に出くわしたときは、
毛皮を身につけ、いかにも裕福そう。
そのとき彼女の唇に浮かぶ笑み。
ここにはゾクッ。
もはや妻の面影はない。
川口さんの言葉を再び引用すれば
『ノワールな瞬間がそそり立つ』
まさに言い得て妙だと思ったね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「みんな不器用だけど、どこいとおしいのニャ」悲しい

※くどいけど、何も知らないで観てほしい度

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『グリーン・ゾーン』

2010-05-01 23:17:57 | 新作映画
※かなり辛口です。各ファンの方は、ご覧になるまではスルーしていただいた方がいいかも。


(原題:Green Zone)

----この監督ってポール・グリーングラスだよね。
タイトルにもグリーンってあるけど、関係あるの?
「(笑)いや。それはないと思うよ。
フォーンはレッド・ゾーンという言葉は知っているよね」

----もちろん。「危険地帯」でしょ。
あっ、そうかこれは「安全地帯」だ。
ということは玉置浩二…って、これも関係ないか?
「今日は脇にそれるなあ。
この映画のグリーン・ゾーンとは
イラク中心部における米軍駐留地域を指している。
主人公のロイ・ミラー上級准尉(マット・デイモン)は、
この街のどこかに隠された大量破壊兵器を見つけるという極秘任務に就く。
しかし探せども探せども、兵器の痕跡すら発見できない。
国防総省の動きを不審に思ったミラーは、
同じく疑念を抱いていたCIAのブラウン(ブレンダン・グリーソン)の協力を得て、
部隊を離れ単独で捜査を開始。
しかし、国防総省のバウンドストーン(グレッグ・キニア)は、
そんなミラーの動きを血眼になって妨害する。
果たしてなぜ?」

----オモシロそうなお話じゃニャい。
あれっ、渋い顔してる。
「う~ん。
もし、これが映画の背景となっている2003年ごろに作られていたら、
よかったんだろうけど、
実は、大量破壊兵器は存在しなかったというのは、
もう、すでにみんなが知っていることだから、
先が見えてしまうんだね」

----でも、その裏で何が起こったかを
推理している映画と見ればいいのでは?
「確かに、それはあるんだけど…。
この映画自体は、いわゆる陰謀ミステリー。
特に、真実に基づいているというわけじゃない。
そこでこんどは、実際はどうだったの?
という別の“もやもや”が湧いてくる。
お話としては、悪くないし、
撮影に『ハート・ロッカー』の戦場描写で絶賛されたバリー・アクロイドを迎えているだけに、
ハンディカメラを多用したアクション・シーンもそつがない。
でも、いまだ現在進行中の社会情勢を描きながら
アクション・エンターテイメントにしているという
その構図があるだけに、どうしても引っ掛かってしまう。
そこが同じ監督&撮影コンビによる『ユナイテッド93』とは大きく異なる点だね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「マット・デイモンって、アクションでもすっかり名を成しているのにニャ」小首ニャ


※この監督とは『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』で組んでいる度


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