ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『家族はつらいよ』

2016-01-24 17:01:22 | 新作映画

『家族はつらいよ』。日頃の憂さを晴らしてくれるという意味では、やはり山田洋次。
いくらベタな話だろうと、手練れの演出の前に、あれよあれよと乗せられてしまう。
ただ、キャスティングには観る人の好みもあるし、そこが引っかかるところ。



----いまごろになってようやく今年最初のブログ。
まさかの山田洋次でくるとは…?。
「うん。
かつては“寅さん”が盆と正月の定番だったからね。
なにから始めようかと思ったとき、
お昼前のワイドショーが目には入って…。
そうだこれで行こうかと…」

----ワイドショー?
あまり山田洋次と結びつかない気が…。
「そう、そこなんだ。
まったく結びつかない。
『男はつらいよ』にはあれだけ
とらやのお茶の間が出てくるのに、
みんなテレビを見てはいない。
いや、まったく見ないわけじゃなくて、
年末の年越し番組、
あるいはニュースなどは観ている。
昭和といえば、
テレビを囲んだお茶の間のイメージが強いけど、
『男はつらいよ』ではそれを徹底的に排していた。
それはなぜか?
つまりテレビを見なくても、
そこにはそれに代わりうる<家族の会話>があったからなんだ。
この『家族はつらいよ』
『男はつらいよ』と同様、
家族間の会話がドラマを盛り上げていく」

----ニャるほど。
どんなことが交わされるの?
「それには、まず物語を説明しなくては…。
と言っても、これが信じられないほど単純。
結婚50周年を迎えようとする平田周造(橋本功)・富子(吉行和子)夫婦。
ふたりは幸之助(西村雅彦)・文枝(夏川結衣) の長男夫婦とその息子2人、
まだ独身の次男・庄太(妻夫木聡)と一緒に暮らしている。
彼らには他に金井泰造(林家正蔵)の元に嫁いだ長女・成子(中島朋子)がいる。
まあ、それぞれまったく問題がないわけではないけど、
それでも普通に平和に暮らしていた。
ところが、妻の誕生日にプレゼントをしようと
欲しいものを聞いた周造は、
富子から思いがけない言葉を聞く。
なんとそれは『離婚届』。
まさかの“熟年離婚”に子供たちは大慌て。
急きょ、家族会議が開かれることになるが…」

----ニャるほど。
確かに目新しい話じゃないニャあ。
「うん。
ところがそれがなぜか楽しい。
この“熟年離婚”というモチーフ。
この平成の時代だったら、
いくらでもシリアスに、
あるいはどぎつくなる要素を持っている。
とりわけ
日曜のお昼前のアクの強いワイドショーに出ているタレントたちの手にかかればね。
でもそれこそ、
ここではまるで昭和のホームドラマを観ているかのように、
ちょっとハラハラしながらも安心して観ていられる。
いや、山田洋次だって
これをいくらでもシリアスに描くことはできたはず。
現代の視点からで<家族>を描いた映画はこれまでにも
いくつも作ってきているわけだし。
しかしここでは、あくまで<喜劇>を前提に物語を紡いでいく」

---ホームドラマの復権というわけだニャ。
でも古めかしく感じなかったの?
「いや、
時代が殺伐としているからこそ、
こういう作品はあってもいいと思うよ。
もうこれはいわゆる<名人芸>。
落語がいつまでも滅びないのと同じ、
山田洋次お茶の間喜劇として楽しむもの。

ぼくはそう思うよ」


フォーンの一言「パロディなんかも多いらしいのニャ」身を乗り出す

林家正蔵は父・三平の物まね。映画の中には山田洋次監督作『東京家族』のポスターも出てくる度
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