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どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「モーテル」「ワンワン騒動記」

2009年08月07日 | 映画
久々にDVDで映画を鑑賞。「モーテル」っていうサスペンス・ホラー系映画。主演はケイト・ベッキンセールとルーク・ウィルソン。不仲の夫婦が道に迷って車がエンコして喧嘩しながらも仕方なくモーテルに泊まる事に。
部屋にあったビデオを何気なく見てみるとホラー映画のような映像が・・殺人を撮ったスナッフビデオです。
よく見るとそのビデオに写っている部屋って・・このモーテルの今いる部屋と同じじゃないか!と気が付き、その後2人は恐ろしい目に合う事になる・・。っていう筋。どんどん悪い方悪い方へと展開してゆく過程が適度に丁寧にあまり間延びせず描かれるので飽きずに見れました。出演者も少なく限定された空間だけでの物語なのでアイデア勝負な内容。なかなか面白かったんだけど時々、突っ込み所はあったな。実際にこんな状況になっちゃうとどうしたらいいのか分からなくなりそうだが、こんな映画を見てると逃げる事よりもとりあえず状況的にまず武器かなんか探してそれを持ってから逃げようよ。とか思っちゃいましたよ。そういう描写も後にちゃんと出てきたので良いのですが順番が逆の方がいいんじゃない?っていう展開でしたね。危機的状況に陥るも、なんやかんやで無事助かる展開はまぁ映画ならではというか、そこはハリウッド映画っぽい印象でした。
何か強烈なインパクトみたいなものには欠けたがシンプルな話をよくも飽きずに展開させ見せ切ったという点は評価出来ると思う。この手のモーテルもののホラー系映画って結構アイデアが詰まっていて面白いものが多く好きです。「サイコ」「アイデンティティ」「悪魔の沼」「地獄のモーテル」「ストレンジャーズ」等。
スナッフ映画もののジャンルも面白い映画が多いね。「テシス 次に私が殺される」「ミュート・ウィットネス」等。どれも共通してるのは低予算系な映画です。低予算映画を面白くするアイデアを生かすのに良い題材なんでしょうね。(この作品は低予算といっても結構金かかってそうでしたが・・)
オープニングとエンディングのタイトルワークがなかなか凝っていて面白いし良かった。けど作品とうまくマッチしてるかというと微妙。タイトルワークだけが別の意味で印象的で目立ってます。


あ、それから明るい内容の短編映画も鑑賞しましたよ。「アメージング・ストーリー」のボックスセット2の中から唯一のアニメ作品を。「ワンワン騒動記」っていう作品。ティム・バートンが絡んでた作品かな。
日本で劇場公開された時には「いじわる家族といたずらドッグ」だったかそんな邦題だったような気がする。
キャラクターのデザインが良くて犬の動きや仕草なんかが面白い。動物を飼った事がある人ならなんか分かるような気のする動物の仕草みたいなものが動物視点で見れてちょっと自虐的なユーモアを感じれる気がする。
この映画を見るのは劇場で見て以来で随分と久しぶりだったけど、今年の頭に作った自分の自主アニメ映画「誕生日プレゼント」の犬のキャラクターとか動きで本来目指していた方向性はこの映画みたいなものだった事がとてもはっきり分かった。記憶にイメージは残ってたんですね。
ただこの映画途中一カ所の急な展開に何も説明も無い為、何か変な違和感を感じる所はある。もっと短い作品だと思っていたんですが案外長い映画でした。24分あります。
Youtubeで見つけました。英語版だけど動きで内容は分かるし面白いので見てみては。この前半パートが僕は好き。
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