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主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

第16回東方紅楼夢戦利品レビューその13-2

2023-12-28 23:09:00 | 同人誌感想
 はい、いよいよ明日が冬コミへ出発日となってしまいましたが未レビューの作品がまだ残ってます。昨日の日記ではあと2作品と書きましたが、これはあくまで第16回東方紅楼夢の作品の未レビュー数であって、実は秋季例大祭新刊の未レビュー作品があと2作品残っています。なのでもう出発ギリギリまで残りをまとめてレビューすればなんとかなるんじゃないでしょうかねしらんけど。
 
・From Dusk Till Dawn 東方夜伽合同Ⅱ(天竺煙草)
 後半戦です。未レビューどころか手をつけてもいなかったので、収録作品をひとつ読んだら感想をひとつ書くというやり方で書いてるんですがこれいいな。ページ数が多い合同誌、小説作品が多い合同誌はやはり感想を書くハードルも高くなりがちなのでなかなか手を着けられないでいることが多い……というか実際本作は2020年の紅楼夢で入手したのにずーっと手つかずのまま放置してたしな……。
 なので今後は分厚い合同誌や総集編は、読みながら感想書いたり数回に分けて書いたりという形でやっていきましょうかね。
 
・ゴーストバスターズ幽々子様(稜乃氏)
 妖夢がいつの間にかやたら攻め攻めに! 妖夢のキャラがブレるのはもはや伝統芸の趣すらあります。あわやヘタレ受けに転じてしまいそうなゆゆ様でしたがそこはカリスマ。しっかり異変を見抜いていたのはさすが。というかゆゆ様最初からノリノリじゃねーか。
・琺瑯質の目をもつ魔女(文:シンリ氏/絵:空屑RED氏)
 体を重ねつつも、どこか、そして確実にすれ違っているマリアリ。人間としての魔理沙がアリスに向ける想いと、被造物としてのアリスが魔理沙に向ける想いとのすれ違いがしっかりと作品を構築していると感じます。
・イ・ピイリク・リカビナ・イ(文:NEO氏/絵:八代京氏)
 この不思議なタイトルどういう意味かと思ってたんですが、作品解説を読んでなるほど!と思いました。淫蕩極まる被虐描写の裏にある衣玖の天子に対する想いと呼ぶにはあまりに強い執着とラストシーンはもはやホラーの域。
・サブタレイニアン・フェミニズム(ぱ氏)
 さとりおねえちゃんパーエフェクト勝利の巻。考えてみればこの対戦カードなら出来レースかと思うほどに勝敗が明白ですよね。ただ単に男性器を生やすだけではなく、男性性をも植え付けるという発想が上手い。
・我が子を食らう(文:水之江めがね氏/絵:吉岡よしこ氏)
 タイトルとテーマと表紙のすべてから結末は察せられ、正しくその通りの結末となった一作。ただひとつ思うのは、本作は「食った」のではなく「食わせた」んだなあと。山姥としての人食いの本能に抗うネムノと、人としての愛欲に従う娘との対照関係も感じます。
・good night,baby(野崎氏)
 情事を重ねる幽々子と紫との間に入るどころか一切の干渉ができない立場であるいち幽霊からの視点の作品。幽々子への想いを抱えながらもただ見ていることしかできなかった魂が最後に行き着いた先は、やはりある種の救いのような、そうでないような。ある意味輪廻転生というよりは食物連鎖に近い話なのかなあと思いました。
 
 今日はここまで。
 残り3作品、冬コミ出発までに書き上げるぞ!
 
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