昨日の危険度MAXのトークイベントの興奮も冷めやらぬまま、翌日の今日はTSUTAYA尼崎つかしん店にてトークライブが開催!というわけで当然のごとく行ってきました。
TSUTAYA尼崎つかしん店に行くのは今回が初めて。事前にイベントの席予約のために行くつもりだったんですがなんやかんやで行けなかったので今回は立ち見です。
初めて行くところだったのでわかりやすいルートで行こうということでまずはいつも通り塚口に行き、そこから線路沿いに真っすぐ行っ店舗が入っている「グンゼタウンセンターつかしん」に徒歩で向かいます。
ここ最近ヨレヨレの引きこもりだったので久しぶりに長時間歩いた気がします。やはり外出しないとメンタルに良くない。と思いましたが今日やたら暑かったので参りました。でも昼間これだけ暑くても夜には冷え込んだりするんだよなあ……。令和ちゃんはもうそろそろ日本刀の焼入れみたいな寒暖差をどうにかしてほしい。
でもまあ外を歩くのは気分転換になっていいなあ。特に初めて歩く場所は新鮮でよかった。会場は塚口から程よく歩く距離なのでたまに行ってみるのもいいかも。
到着したときはイベント開始まで1時間ほどあったので1階のフードコートで食事を取ることに。久しぶりにまともな食事を取った気がする……。唐揚げうめえヒレカツうめえ。
わたくし人形使いは人混みはあまり好きではありませんが、たまには休日に人で賑わっている場所に行くと活力をもらえる気がします。外出が億劫になると活力もなくなっていくからな……。
食事が終わった後も多少時間があったので会場であるTSUTAYA尼崎つかしん店内を回ってみます。
最近はポイント目当てで本の購入はほぼ全部通販にしていますが、やはり本好きとしては実店舗に来るとテンション上がります。そして会場では塚口の悪行実績の数々が展示されています。
改めてこうして見ると明らかに映画館の仕事ではなくて笑ってしまいます。ここほんとに映画館?(いつもの)
とかやっているうちに時間がきたのでイベントスタート!
今回登壇するのは、我らがシネマイスター☆トムこと戸村支配人と、塚口サンサン劇場をモデルにした映画館が登場する小説「波の上のキネマ」を執筆された増山実先生。写真撮影はもちろん関西キネマ倶楽部さんです。
イベントの規模や人数は昨日のトークイベントよりも控えめでしたが、イベント開始時間付近、そしてイベント開始後の拍手に何も知らないパンピー(一般ピープルの意)の方が振り向いていたり、立ち見エリアに足を運んだりしていて嬉しい気持ちになりました。これをきっかけにサンサン劇場の沼に沈んでほしい。
さてトークイベントは、先日めでたく発売された「まちの映画館 踊るマサラシネマ」の内容を振り返りつつサンサン劇場の思い出を語るという感じでした。昨日のトークライブに比べると実に常識的な内容で小さなお子さんも安心して聞けます。
「波の上のキネマ」の作中では、サンサン劇場をモデルにした「塚口ルナ劇場」、そしてその経営者が「戸田」といいうネタが仕込まれています。増山先生の話によれば「尼崎を舞台にした作品を書こうとしたときに、塚口に明らかに様子がおかしい変わった映画館があると聞いて取材に行った」とのこと。その結果、あまりにも大量のおもしろエピソードが出てきたせいで1章まるごとサンサン劇場のエピソードで埋まってしまったとか。そりゃあこんなおもしろ映画館のエピソード聞いたら宜なるかなと言った感じです。
また印象的だったのが、戸村支配人からも増山先生からも「映画離れは映画館離れではない」という言葉が出たこと。だからこそサンサン劇場は「映画館」という場所に価値を持たせるというアプローチを行ったわけですね。
そして昨日のトークイベント、そしてこれまでのトークイベントでも戸村支配人が再三に渡って「体験」を非常に重視していることを強調しておられましたが、サンサン劇場はまさに唯一無二の体験を提供してくれる映画館だと改めて思いました。具体的には映画を見に来たのに筋肉痛になるとか映画を見に来たのに喉がガラガラになるとか映画を見に来たら腰痛が治るとか……。もうサンサン劇場は業態を映画館としているのに無理があるような気がします。
いやーしかしこれまでも戸村支配人が登壇するトークイベントに参加していましたが、本当に映画という文化、そして映画館という場所を大切にされているんだなあと感じます。本当に唯一無二の映画館ですよサンサン劇場。いろんな意味で。
トークイベントが終了して戸村支配人と増山先生が退場されるときには店内に響かんばかりの拍手が。もうこれだけでサンサン劇場の愛されっぷりがわかるというもの。
2時間くらいのトークショーでしたが、充実の内容でした。
「まちの映画館」のほうはまだ読了してないので、読み終わったらあらためて感想を書いていこうと思います。
これからも推します、サンサン劇場。
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