なぜか今ふと、こっぺり の音が頭に浮かんだ。亡き父母が時々使っていた、すっかり・残らず全部の意。今ググると、やはり蒲生氏郷の近江とは縁が切れないのか滋賀方言のページが第一等。ついで四日市方言とある。三重の各地で挙げられてある。東海、福井くらいの範囲かな。母がよく使ったかな。父も母もこれからの季節の雨の降り方を”こちる”と使っていて、なんとなく道真公の歌が浮かぶ。知恵も粘りもないのでやはりググると、なんと”雨の言葉”http://www.ameagari.jp/ame/ame_kotoba.htmlに行き当たりビックリするほどの言葉が挙げてある。雨東風=あまこち=雨を含んで東方から吹いてくる風 なるほど。
で、かるく脱線。稲作が忙しくなり始める頃よく聴いた父の言葉。
①朝雷に川越するな、夕雷に水戸?(ミト)建てよ=朝の雷は大雨の前兆 うかうかと川を越えると戻ってこれないぞ、夕べの雷は晴天続きの前兆、田圃の水を大切に=一滴も漏らすな
②女と東の空の明るいのは役にたたん=女は黙って仕事にいそしむが(妻が)好い、東の空が明るいのは晴天を保証するものでない と。今時期、禁句ですな。
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