一年以上は爽やかに朝を迎えたことがない。目覚めと同時に身体の重みを感じてトイレに行く。もっとも、もぉ1年以上も夜間頻尿で何度もトイレに発つ。酸素チューブに繋がれた夜だから仕方ないかと思うものの、目覚めて一日の計画が脳裏を駆けないのが寂しい。頼ってばかりいた愛妻賢妻剛妻フジさんが隣りに居ないので朝が余計に苦痛である。
3月に逝ってしまったフジさんの後を追うように、4月から自宅酸素療法になってしまった。4月の訓練入院から欲張った想いで退院した。はずみでエアロバイクまで購入してしまった。1か月も経たないうちに、寝室の邪魔ものになっておる。睡眠時を含め睡眠時も鼻に酸素カニューレ生活が半年におよぼうとしている。しかし、呼吸機能の劣化は覆いようもなく動作への苦しさは増すばかりである。今は洗濯物干しやお風呂掃除は担当しておるが、もぉ、止めたいとも思う。ソファやベッドで1日中延びていたい。脳細胞も伸びております。