崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

池上彰氏の大学講義と「ハーバード大学の勉強虫たち」

2012年01月04日 04時35分36秒 | エッセイ
 
 有名ジャーナリスト池上彰氏の信州大学での講義をテレビで視聴した。朝鮮戦争の講義はさすが分かりやすく説明してくれた。特に私がよく知っているところであるので実感がわいてきた。中国人民解放軍の「義勇軍」350万人の人海戦術で、国連軍は膠着状態になり休戦し、現在に至る過程がよく分かる。学生たちも居眠りせず私語も少ない。学生たちの質問時間はない。
 大学講義をテーマにした映画のThe Paper Chase (1973) - SON OF A BITCH KINGSFIELDを思い出す。韓国では「ハーバード大学の勉強虫たち」と訳され非常に人気のあるものとして一般化されている。ハーバード大学の講義を紹介している。この講義では学生が登場し、スタディグループによって調べて発表するのが主である。私はこの映画を参考にしており、学生たちに研究グループを作ることを勧めて来た。その一つが広島大学大学院の「アジア社会文化研究会」である。池上氏の注入式講義とは非常に対照的である。

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