崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「教授」

2020年01月17日 06時06分33秒 | 日記

 年賀状の交換で気になる点がある。全体180枚強の中8割は相互交換のもの、その他はいただいているだけになった。ネット上での新年のあいさつなどを含めて交換したものが多い。その他毎年交換する人から来なかった人、特に高齢者たちには安寧などが気になり、健やかにと願う。
 昨日の読書会は3人だけであった。「教授」とはなにか、研究者と教師の二つの役割についての話題であった。教授は研究の成果を余分の時間で自由に語るような講義、一方カリキュラムの目的、方法に合うように教えるのが主である教師、つまりリサーチとテーチング(research,teach)の両面がある。東アジアでは「先生」として品位が求められる。西洋では研究者や技術者に重み、東洋では訓導のイメージが強い。読書会のメンバー古本氏から最新拙著『帝国日本の植民地を歩く』を10冊注文を受けた。読者が増えることは嬉しい。さらにどんなコメントが来るかも楽しみにしている。