スポーツナショナリズムが懸念される。特にオリンピックは主催国家(本当は都市)によってナショナリズム、国益のために運営されているのが常である。今度の韓国の場合、政治オリンピックとなっていて懸念する人は多い。平和を訴え、南北合同チームがスイスに惨敗した。合同チームがアイスホッケーであったのは皮肉にも日本の植民地を思い出させるものである。日本は満州支配において開拓移民を促すために寒い凍土にアイスホッケー、スケートなどのスポーツをもって日本の近代化のイメージを定着させようとした。満洲映画はスポーツを背景にした場面を多くみることができる。私の指導を受けている林楽青氏はその満洲のイメージ形成のプロセスに迫って研究している。