崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

私の全集出版の状況

2018年02月08日 06時11分07秒 | 日記

 古い友人であり同僚である金田晉教授が私の恢復状況を見て冗談で「なかなか死なないね」と、一昨年の死境をさ迷う手術を思い出してくれた。今度の出血の時も家内が出勤直前であって救急車で運ばれたのである。長い人生を振り返ってみると数回死境があったが残された。誰か私の人生ドラマの脚本家(神様)が存在すると思う。そのような状況に周りの人は私に残された仕事がまだ残っているからだと慰めてくれる。昨日韓国ソウルの民俗苑社長と相談した。私の全集出版の状況などが分かった。去年私が企画、日韓両語の7冊セットの『絵葉書から見る近代朝鮮』(写真)が高価にも関わらず日本で多く売れていること、韓国でその3分の1ほどの売れ行きだという。本の製作はもちろん、販売について苦言を言った。一緒に書店に寄った。私の本が店頭と地域など3か所に平積に置かれている。この人口が少ない下関で、すでに数十冊が売れたということは私がこの町で愛されていると感じた。電話で私の出版記念会に下関の前田晋太郎市長が来られ、ご挨拶をしてくださるとの連絡があり、本当に嬉しかった。