私はアメリカの大統領選に強く関心を持っている。アメリカには数回訪問したことがあっても環境整備などの点は日本より良いとは感じなかったにもかかわらずアメリカンドリームのようなものを持っているのはなぜだろう。自問する。それは民主主義と英語への憧れだといえる。それはまた私の朝鮮戦争時代に遡る。一時的にわが村に米軍が駐屯して日本語単語交じりの英語を聞き、日本語以外の外国語の英語に関心をもった。高校時代の英語の先生の指導からは英語の関係代名詞、仮定法などで難しく嫌な感じを受けた。しかし一時期高校で英語とタイプライターの科目を担当をし、米軍将校とコミュニケーションをしなければならずブロックンイングリッシュへ、それがいまに至っている。
長く待っていたアメリカの大統領のディベートにブロックンイングリッシュの私は集中した。私は以前から黒人大統領、女性大統領のアメリカの歴史を期待してきている。しかし一党の長期政権は望ましくないと思い、トランプ氏にも期待している。したがって私の心は半分半分、このディベートに関心があった。その心はアメリカの国民も同様ではないかと思われる。司会者がいても多少の反則は許され、ルールはゆるい。トランプ氏からクリントン氏の話し中にわり込みが多かった。それは挑戦と防衛の90分余であった。私は今週からの公開講座の担当者として多くのチームティチング、司会を努めなければならない。不安と期待が交差している。