崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

タブーな話

2016年09月05日 06時17分25秒 | 旅行

 今朝下関は台風圏内にある。今は風雨があるが関門大橋は正常とおりである。その関門大橋がNHKテレビに映っていて、報道が若干大げさと思える。昨日から町中が台風12号の直撃になると思い、緊張していた。礼拝が終わって信者たちが速足で帰宅した後、韓国から来られた信者たちと一緒に数日後行われる日韓合同礼拝のためにテーブルや椅子などをセッティングした。ある人は関東大震災による朝鮮人被害についてテレビで見た話を長々と話をした。
 昼食を共にしながら世間話をした。映像メディアやネット時代になってから人の話は広くなったが深みはないと感ずる。情報は広く多くなったが判断力や思考力は強くなっていない。むしろ弱くなった気がする。食事中の話題には政治や宗教の話はタブーとされているが、ある人のネットの話から慰安婦問題になって不都合になってしまった。韓国からの人は日本政府が謝らないと言いながら日本では日本人たちが日本政府に訴えるデモを例に挙げた。私は韓国で韓国人が韓国政府に反して日本の見方をするデモが可能であろうか、と質問した。それは絶対ないという。それほど韓国社会が自由社会からまだまだ遠いことを意味する。私は日本に住み自由に書けることを幸せと言った。