崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

問診

2015年10月21日 04時44分56秒 | 旅行
 先日私がフィリピンに調査旅行に行くとき健康に配慮してくれた韓国の崔所長が急病で予定通りに下関に来れないと連絡を受けた。早速彼に電話をした。心配である。私も最近は体調がよくなく、常に持病の気管支が弱っていると感じている。家内は私の健康を気にして観察し、医師と相談して対処しているので安心している。心電図やX線ではそれほどの変化はなく、まずは食生活に注意することにしている。家内の意見で昨日は病院に行った。来週ソウルへ行くに当たり韓国でマースが再発生したというニュースを聞いてインフルエンザの予防注射を受けて行くほうがいいのではないかと相談に行ったのである。しかし、有効期間などを考慮していただき、帰ってからにすることにし、肺の機能に注意する話ともうひとつ気になっていた血液検査をした。結果は帰ってからである
 そもそも私は自分自身で「呼吸困難だ」と症状を訴えたが間違えたのではないかと思う。「胸が痛い、苦しい」というべきであったと悔やむ気分になった。どうしても自覚症状の表現が間違いのようである。「胸が痛い、苦しい」ということは心が苦しい、あるいは文学的な表現であり、病気の症状を表現する言葉ではないという先入観を持っていた。私の自覚症状の表現が適切ではなくても医師は客観的な資料に基づいて診断してくれると信じている。しかし医師は家内の話や意見を聞き、家内は私の言葉を信じて医師に話しているようである。家内いわく診断は問診が一番重要であると。占い師は客の言葉によらず生年月日などをもって占うのが名師と言われる。私は医師を占い師と混同してしまっていたようである。