崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

イェルサレムからのお土産

2007年06月13日 05時35分06秒 | エッセイ
 1年3ヶ月間イラクに滞在した人からイェルサレムでのお土産としてキャンドルと棗を貰った。クリスチャンとして聖書などで親しみのある地名の聖地イェルサレムからのもので感動した。彼は滞在の体験からテロイズムを研究したいという。今の状況ではテロは永遠になくならないであろうと言う。それは部族社会の復讐としての武装闘争、つまり愛族のためのものであるからだという。イスラムはキリスト教から派生したものではあるが、イエスが復讐行動を起こさないようにした教理はしっかり伝えていないようである。イラクの外からテロというが、逆にその内側からは愛族闘争であることを理解しなければならない難しい問題だと思う。