教育基本法改正に「愛国心」が議論されている。韓国では聞き厭きるほど聞いた言葉だが日本では余り耳にすることがなかった。しかし、目下日本で頻繁に聞くようになって懐かしくも感ずる。人が家族や故郷を愛し、国を愛することは自然であって教育するには問題はない。しかし「愛」には「毒」が含まれていることに注意しないといけない。つまり愛には憎しみが含まれている。「愛憎」は表裏である。その愛を政治家に任せることは大変危険である。それは純粋に教育者が議論すべきである。愛国よりは多少曖昧なようであっても教育法には愛国心よりは「人類愛」にすべきである。