崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

不思議な盛況シンポ

2006年11月13日 20時42分41秒 | エッセイ
 昨日朝日ホールで「日本人の死生観」というテーマのシンポジウムで発表してきた。朝10時半からリハーサルまでかなり準備している内に学者ではなく、俳優でもなった感じがした。ただ不思議なことは「日本人の死生観」というテーマで参加希望者が1200人にもなって本講堂以外にモニタールームまで設置したという。関係者たちが控え室でなぜこんなに多くの人が集まったのか話題になった。高齢化社会になって、自分たちの死生観に関心を持つようになったこと、あるいは日本人のアイデンティティを求める現象とも言われた。特に最近中国や韓国から言われた「靖国反日」の逆効果かもしれない。そうして見ると東アジアの国際関係の変動とも言える。