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一茶を読む:七番日記(7)

(写真)阿佐ヶ谷のガード下

■暑かった。諸々、動きだしたな。仕事の体制が徐々に固まってきた。夏はどこか、旅に出たいなあ、ぼーっとしに。芦屋の虚子記念文学館から虚子編の歳時記を取り寄せる。新型インフルエンザに罹って監禁された担当者が、見事! 生還して送ってくれたのである。しかし、昨日のD屋の初鰹の刺身は旨かったが、鎌倉産だろうか。もう鎌倉では鰹漁はしていないか。鰹は生姜醤油に限ると思ってきたが、大蒜もなかなかこくが出ていけた。月に一回打ち合わせに行くかね。ワッフルも旨いし。

鎌倉を生て出けむ初鰹   芭蕉



斯う居るも皆がい骨ぞ夕涼

■この覚めたまなざしには、凄味を感じる。これを言っちゃあおしまいよ、という気もするが、一茶には、風流を破壊する衝動を感じことがある。この衝動はどこから来ているのだろうか。現代俳人たちが一茶に注目したのも、このあたりに関係があるような気がする。

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