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飴山實を読む(77)

■旧暦7月29日、金曜日、

(写真)朝顔

さっきから秋雷が鳴っている。シーツを二枚洗うが干せない。さて、鎮魂の八月も終わり、季節は又三郎の待つ九月へ。




もろこしの苗にもつとも風青し
   「花浴び」

■なかなかできない表現だと思う。ある程度、俳句を書いていくと、表現が型にはまっていくのが自分でもわかるが、實の句は常に自在であり、その柔軟性に惹かれる。「もろこしの苗」で初夏。実際に畑仕事もしていた人らしい実感がある。「もつとも風青し」という言い回しには驚いた。
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