goo

詩的断章「まるで」







まるで



しろいワイシャツ

地味な
ネクタイ

夏帽
をかぶると
へんな
気分

ひと
じゃ
ないみたい

話まで
しづかで
まるで
わたしの葬式


の高いところは


仕事
をやめると

は早い

月の道
ひとつの
誤解

夏帽の影
は大きくなつて
昼間より


重い






初出「浜風文庫」





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 一日一句(1670) 一日一句(1671) »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。