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一茶を読む:七番日記(44)


■旧暦1月9日、金曜日、、建国記念日

(写真)遠山

今日は、春の雪。エアコンがフル稼働で、故障してしまった。終日、家で作業。「TPP」関係のウェブサイトなどを見る。これは、小泉の「民営化改革」を徹底させるもので、(米国)資本による生活世界の侵略を深刻化させるものだと思う。農業だけの問題ではなく、医療や福祉、教育など、公的セクターが担うべき領域に、市場競争の原理が持ち込まれる。小泉のときも、メディアはいっせいにちんどん屋になったが、今度も、同じ現象が見られる。「TPP」のネガティブな側面や生活への影響について、ほとんど報道がなされないままに、ムードだけ盛り上げている。メディア、経団連・財界、米国といった、押しが強く声のでかい連中が、小泉のときと同じように、危機感を煽っている。菅政権は、「TPP」の成立を、おそらく一つの大きな政権目標にして成立したのだろう。「国民の生活が第一」と言って政権交代したのだから、公的詐欺ではないか。これは、日本社会のアメリカ化(階級社会の固定化)であり、アメリカ資本による現代の植民地化と言えるのではないか。エコノミストの議論を読むと、TPPでグローバリゼーションに適応するか、TPP以外で適応するか、という議論に大別されるように思うが、この問題は、そもそも、「グローバリゼーション/鎖国」以外に選択肢は、本当にないのか、という問題を提起しているように思える。

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思出し思出してや春の雪   文化十一年

■芭蕉の「さまざまのこと思い出す桜かな」を思わせる。確かに、春の雪の降る様子も、過去に向って降っているような気がする。











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