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芭蕉の俳諧:猿蓑(8)

■旧暦6月4日、土曜日、

(写真)朝顔

午前中、歯医者。午後、掃除。

リフレッシュすることの英語表現は、一般に「to re-charge one's battery」と言うようだ。これは、若い人だけが使うわけじゃく、一般的な表現だという。これを聞いたとき、のけぞってしまった。これじゃ、サイボーグになったような気分になるではないか。そう言ったら「get re-vitalised」という言い回しがあると言う。これは、「命の洗濯」に近いかもしれない。環境を変えることで気分を変えるという意味では、I'd like a change of scenery.がいいかもしれない。これは、今の環境を逃げ出す、というニュアンスもあるらしい。



デイヴィッド・G・ラヌーによる一茶の英訳

cricket on a frosty
night...
bragging!

ko^rogi no shimo yo no koe wo jiman kana

こおろぎの霜夜の声を自慢哉

by Issa, 1820




水底を見て来た貌の小鴨哉
   丈艸

鳥共も寝入てゐるか余吾の海
   路通

■やはり丈艸はいいと思う。味がある。路通の句は、夜の余吾の海を見ての感慨だろう。昼間は、鳥の楽園なのかもしれない。蕉門では路通はずいぶん評判が悪いが、人間としては、興味を惹かれる。友人には遠慮しておきたいが。


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